【ベンチャー就活】新規事業とは?新規事業の魅力を紹介

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はじめに

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新しいことに挑戦するのが好きという理由から、新規事業を行う企業へ就職を希望する方は多いです。

新規事業は大きな可能性を秘めており、誰もが経験したことがない仕事に携われるという大きな魅力もあります。

ただ、新卒者がすぐに新規事業を任されるケースはほとんどないため、事前にしっかりした準備が必要です。

また、新規事業には向き不向きもありますので、自己分析も行っておかなくてはなりません。

本記事では、新規事業の魅力、どんな人が向いているのか、過去の事例、準備すべきことなどをご紹介していきます。

【新規事業】そもそも新規事業とは?

そもそも、新規事業についてきちんと理解していますか?

なんとなく新しいことにチャレンジしてみたくなったから、新規事業へ興味を持ったという方もいるのではないでしょうか。

そのようなぼんやりとした理由だけでは、就活を成功させるのは難しいです。

まずは、新規事業についての理解を深めておくようにしましょう。

新規事業がどんなものなのか具体的に説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ新規事業を立ち上げるのか

企業が新規事業を立ち上げる目的は、「新しい収益の仕組み」を作るためです。

時代や環境の変化とともに、顧客のニーズもどんどん変わっていきます。

順調に売れていたものでも、環境の変化によって突然売れなくなってしまうことも珍しくありません。

どんなに優れた商品やサービスを生み出したとしても、その収益の仕組みが永遠に続くことはあり得ないのです。

もし、企業が従来の事業だけに頼ってビジネスをしていたとしたら、いつの間にか時代の波に取り残されて、事業が先細りになってしまうことでしょう。

新規事業は、企業の成長や存続にとって必要不可欠なものであり、非常に重要な役割を担っています。

そのような理由から、企業は継続的に新規事業立ち上げていく必要があるのです。

既存事業もかつては新規事業だった

新規事業を理解するためには、既存事業に対しても、目を向けることが大切です。

なぜ、今ある事業のことまで知らないといけないのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

その理由は、既存事業もかつては新規事業だったからです。

現在ではさまざまな事業を行う企業が存在していますが、それらの事業も昔は新規事業扱いされていた時代があったのです。

企業が新規事業を立ち上げるためには、他社よりも早く新しいことに注目しなければなりません。

そして、常に試行錯誤を繰り返しながら、新規事業に取り組み、既存事業へと成長させていくのです。

既存事業がどのように成り立って行ったのか、その歴史を学ぶことで、新規事業に対する理解もより深まっていくことでしょう。

【新規事業】新規事業に向いている人の特徴

新規事業のお仕事には、向き不向きがあるのも事実です。

どんなにやる気があったとしても、新規事業に向いていないタイプだと就職後に苦労することやこんなはずではなかったと後悔することもあるかもしません。

新規事業に向いているタイプは、大きく分けると、「何に対してもとりあえずやってみる人」「曖昧な目標に対して取り組める人」です。

以下の項目も参考にしながら、自分が新規事業に向いているかどうか冷静に分析してみてください。

何に対してもとりあえずやってみる人

「何に対してもとりあえずやってみる人」は、新規事業向きです。

なぜなら、新規事業では、新しい仕事にどんどん取り組んでいくことになるため、チャレンジ精神が高い人材が求められているからです。

どんなことにも興味を持って、積極的に挑戦しようとする人であれば、新規事業は大きなやりがいを感じる仕事となるでしょう。

反対に、慎重に行動するタイプは、あまり向いていません。

新規事業を成功させるためには、チャレンジ精神だけでなくスピード感も重要だからです。

もたもたしていては、ほかの企業に先を越されてしまうおそれもあります。

慎重な人よりも、とりあえずやってみるという積極的な精神を持っている人材のほうが新規事業に向いているのです。

曖昧な目標に対して取り組める人

「曖昧な目標に対して取り組める人」も、新規事業に向いている人材と言えます。

基本的に、新規事業では既存事業のようにはっきりとした目標が定まっていない状況の中でお仕事を進めていくケースがほとんどです。

そのため、曖昧な目標から自分が何をすべきかをよく考えて、行動できる人材が必要とされています。

また、新規事業では、参考になるような前例が少ないことから、失敗を恐れずに行動できる人材も重宝される傾向です。

失敗をいちいち気にするタイプだと、新しいことにチャレンジするのは厳しいでしょう。

万一新規事業がうまくいかずに立ち止まったときでも、自分なら失敗を恐れずに行動できるかどうかよく考えてみてください。

【新規事業】新規事業の例

次は、これまで企業が行ってきた新規事業の例を見ていきましょう。

今では当たり前に存在している有名企業の事業も、かつては新規事業だった時代があるのです。

新規事業の仕事に携わっていくためには、各企業事例についてもよく勉強しておくことが大切です。

どのようなストーリーで作られたのか、どのように成功していったのかを調べてみると良いでしょう。

本記事では、「スープストックトーキョー」と「遺伝子検査サービス」の2つの事例をご紹介します。

三菱商事「スープストックトーキョー」

スープストックトーキョーは、「食べるスープ」をコンセプトに店舗展開しているスープ専門店です。

今ではショッピング施設、駅構内、空港などさまざま場所で見かける有名なお店となりましたが、一昔前まではスープ専門のチェーン店は珍しい存在でした。

スープストックトーキョーの新規事業がここまで大きく成長した理由は、女性客が一人で気軽に入れるファストフードが少なかったことに注目したからです。

「秋野つゆ」という女性キャラクターを作り出し、「働くバリバリのキャリアウーマン」「都内在住」「37歳女性」といった人物像を設定して、女性が気軽に来店しやすいお店づくりを行ってきました。

その結果、80億円もの売上を上げる会社へと成長していったのです。

DeNA×東京大学「遺伝子検査サービス」

DeNAの子会社である株式会社DeNAライフサイエンスは、東京大学医科学研究所と共同研究を行い、MYCODE(マイコード)という新規事業を立ち上げました。

MYCODEは、一般消費者を対象とした遺伝子検査サービスのことです。

申し込みを行うと、ご自宅へ専用検査キットを郵送される仕組みとなっており、病院へ行くことなく遺伝子検査を行うことができます。

ガン、肥満、生活習慣病などさまざまな検査項目が用意されており、誰でも気軽に利用できることからあっという間に人気のサービスとなりました。

遺伝子検査は病院で行うものという固定概念に囚われずに、新規事業を立ち上げたことで、DeNAは新たな分野でも成功を収めることになったのです。

【新規事業】新規事業で実力を発揮するために準備することは?

最後に、新規事業の仕事で自分の実力を発揮するために、準備しておくことをご紹介いたします。

基本的に、新卒者が新規事業を任されることは稀です。

ほとんどの企業では、新人はまず既存事業を覚えることからスタートするからです。

既存事業の仕事を覚えてステップアップしていき、新規事業に参加するという流れが一般的です。

ただ、事前にしっかりと準備をしたうえで、やる気をアピールしておけば、もしかしたら最初から新規事業プロジェクトへ参加できるチャンスが巡ってくるかもしれません。

ビジネスモデルに詳しくなる

新卒で新規事業にチャレンジしたいのであれば、ビジネスモデルを勉強しておきましょう。

ビジネスモデルの勉強が必要な理由は、新規事業では需要の予測やターゲティングが重要となってくるからです。

各企業のこれまでの事業の例を知っておけば、状況を冷静に分析できるようになり、自分の実力も発揮しやすくなることでしょう。

ビジネスモデルに詳しくなる方法としては、ビジネス関連の書籍を読むインターネットで検索するなどのやり方があります。

国内企業の事例だけでなく、海外企業の事例についても目を向けてみると良いでしょう。

企業がどのような事業を立ち上げてどんな成功を収めたのか、あるいは、どうして失敗したのかを学んでよく調べてみてください。

新規事業立案型インターンに参加する

新規事業で実力を発揮する準備として、学生のうちからインターンを経験しておくのもおすすめです。

新規事業立案をテーマとしているインターンへ参加すれば、働きながら多くのことを学ぶことができます。

頭であれこれ考えるよりも、実際に参加したほうが新規事業の仕事のイメージも掴みやすくなることでしょう。

また、インターンに参加することで、先輩社員、上司、インターン生同士など、さまざまな人たちと出会うチャンスも得られます。

ただ、新規事業立案型インターンは、一般的なインターンよりも難易度が高めです。

高い分析力、豊かな発想力のほかに、論理的な思考力も求められます。

スタートアップ企業での長期インターン

スタートアップ企業のインターンに参加するという方法もあります。

スタートアップ企業は、新しいビジネスを立ち上げて、成長を目指している企業のことです。

新しい事業に挑戦している企業であるため、自分の実力を試してみたい方には、最適な場と言えます。

大手企業のように組織が確立していない企業も多く、個人裁量が大きいこともスタートアップ企業の特徴です。

もしかしたら、インターン生でもやりがいのある仕事を任せてもらえるかもしれません。

スタートアップ企業のインターンへ参加する際は、短期よりも、長期を選ぶのがおすすめです。

長期インターンといっても、3ヶ月間、半年、1年間など、各企業によってインターンの期間が異なるため、よく調べてからエントリーしてみてください。

まとめ

今回は、新規事業について、ご紹介しました。

新規事業に向いているのは、「何に対してもとりあえずやってみる人」や「曖昧な目標に対して取り組める人」です。

自分がこのタイプに該当すると思ったら、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

新卒者がいきなり新規事業を担当することは、ほとんどありません。

まずは、ビジネスモデルについて勉強することから始めてみると良いでしょう。

また、新規事業立案型インターンスタートアップ企業の長期インターンなどに参加して、学生のうちに経験を積むという方法もあります。

本記事でご紹介した企業の事例なども参考にしながら、自分が本当に新規事業に興味があるのかどうかよく考えてみてください。

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