ミドルベンチャーの企業例5選を紹介!今後成長が見込まれるミドルベンチャーの事業内容を踏まえて解説します

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はじめに

やりがいや夢を持ち、自分を成長させながら活き活きと働きたいと考えて、ベンチャー企業への就職を志望する人は少なくありません。

しかし、ベンチャー企業といってもさまざまな会社があり、企業の規模や成長ステージによってその実状はそれぞれ異なります。

多くのベンチャー企業は、不安定さをはじめとする数々のリスクを持っており、イメージだけで就職してしまうと後悔することになりかねません。

誰もが知っているメガベンチャーは非常に魅力的ですが、それだけに就職先として人気が高く難関です。

ベンチャー企業で働くことに何を求めるかは人により異なることと思いますが、ある程度の安定性を求める場合には、ミドルベンチャーがおすすめと言えます。

今回は、今後も成長が見込まれるミドルベンチャーを紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

【ミドルベンチャーの例】ミドルベンチャーとは

世の中にあるベンチャー企業は、さまざまな視点から分類されています。

就職の際の志望企業として考える場合は、「アーリーベンチャー」「ミドルベンチャー」「メガベンチャー」の3つに分類されることが一般的です。

たとえば、ミドルベンチャーは事業が軌道に乗り、企業規模もある程度大きくなった段階の企業を指します。

また、アーリーベンチャーは起業早期の創業期にある企業のことを指し、大企業に成長を遂げたベンチャー企業がメガベンチャーです。

ミドルベンチャーの定義

一般的には、従業員数が100人から1000人ほどの企業がミドルベンチャーと呼ばれることが多いです。

そもそも、ベンチャー企業という言葉自体に明確な定義はありません。

革新的なアイデアや技術をもとに、新しい事業を展開する比較的若い企業をベンチャー企業と呼ぶことが多いようです。

はじめは小さく不安定でも、新しい事業が世間に広く受け入れられ、収益モデルが確立すれば急成長が見込まれます。

数百人から1000人くらいの人材を確保できる規模に成長した段階では、すでに倒産の危機を脱したミドルベンチャーと言えるでしょう。

また、そこから大企業へと変貌を遂げる可能性もあるため、メガベンチャー未満のベンチャー企業とも言えます。

なお、詳しくは後述しますが、誰もが知っているクックパッドや、最近目にすることが多くなったSpeeeやレバレジーズなどもミドルベンチャーにあたります。

ミドルベンチャーの特徴

ベンチャー企業は、経営が不安定であるのが大きなデメリットです。

一方、メガベンチャーであれば、倒産のリスクは払拭できますが、組織が大きくなることでスピード感をはじめとしたベンチャー特有の魅力が薄れてしまっていることも考えられます。

ミドルベンチャーは、事業が軌道に乗り収益モデルが確立しているため、スタートアップやアーリーベンチャーと比べ倒産の危険性は少ないでしょう。

それでいて裁量権の大きさや意思決定の早さ、成長できる環境などベンチャー特有の風土の中でやりがいを感じながら仕事に取り組めることが特徴と言えます。

人が足りていないからこその裁量権の大きさ

事業規模がある程度大きくなっている一方、企業の成長に採用が追いついていかず、十分な労働力が確保しきれていないことが多いのもミドルベンチャーの特徴と言えるでしょう。

そのため、若手のうちから大きな仕事を任せてもらえる可能性があります。

責任は重いですが、やりがいを感じて働けることは、ミドルベンチャーで働く大きなメリットとも言えます。

アーリーベンチャーも同様に、人手不足である場合がほとんどであり裁量権は大きいです。

しかし、利益の出ない状況では、仕事の量に見合った収入は望めません。

ミドルベンチャーは、そのような状況からは脱して一歩先の段階にあるので、忙しくても仕事へのモチベーションを保つことができるでしょう。

【ミドルベンチャーの例】ミドルベンチャーの例

最後に、急成長を遂げ今後もさらに成長が期待できそうなミドルベンチャーを紹介しますので、企業研究の参考にしてみてください。

企業研究の目的は、その企業の特徴を理解することです。

まずは、その企業の業態や商品やサービスの対象、規模などを調べてみましょう。

この場合、企業価値や規模を評価する際の指標となるのが時価総額です。

気になる企業を見つけたら、社風や勤務条件などさらに掘り下げて調べて、自身が働くことに合っているか、相性を見極めて志望企業を選びましょう。

クックパッド

料理レシピサイト最大手であるクックパッド株式会社は、1997年10月に有限会社コインとして設立され、料理レシピの投稿や検索を中心としたインターネットサービス「kitchen@coin」を開始しました。
その後、1999年にサービス名を「クックパッド」に変更しました。
2004年9月に現在のクックパッド株式会社に組織変更し、2009年7月には東京証券取引所マザーズに上場します。
そして、2011年12月には東京証券取引所の市場第一部に市場変更、2022年には東京証券取引所のスタンダード市場にと順調に市場変更しています。
Yahooファイナンスによると、平均年収は791万円、平均年齢は34.6歳と比較的若い社員が多いです。
また、2023年1月12日終値の時価総額は210億5600万円です。
「毎日の料理を楽しみにする」ことで、人・社会・地球の健康を実現することをビジョンとして掲げています。

Speee

株式会社Speeeは、2007年11月にモバイルSEO事業で設立したITベンチャー企業です。
現在は、それに加えマーケティングインテリジェンス(市場分析情報)事業、デジタルトランスフォーメーション(デジタル技術を用いた業務改革事業)を主軸としています。
SEO事業から始まり、2013年にデジタル広告の「トレーディングデスク」事業、2014年に中古不動産売却におけるマッチングサービスである「イエウール」事業、2015年には外装リフォームにおけるマッチングサービス「ヌリカエ」事業と次々と新事業を開始しています。
企業規模の指標となる時価総額は、東京証券取引所スタンダード市場、2023年1月12日終値で144億400万円です。
従業員数は385人、平均年収は567万円、平均年齢29.4歳となっています。
新卒採用に力を入れている会社ですが、転職者の人気も高いのが特徴です。

レバレジーズ

レバレジーズ株式会社は、2005年4月にシステムエンジニアリングサービスを主軸とする事業で設立された資本金5000万円の企業です。
2007年には看護師紹介事業をスタートさせ、2015年には、エネルギー系メディア「エネジョイズ」を新事業として開始しました。
現在は、人材関連事業、システムエンジニア事業、自社メディア事業の3つを主軸としています。
未上場なので、時価総額の計算はできませんが、2022年7月時点で従業員数はグループ全体で1455人、創業から17年で年商649億円に急成長を遂げている会社です。
平均年収は公表されていませんが、OpenWorkでの回答者の平均は490万円となっていました。
なお、Great Place to Work(GPTW)からライセンスを受けた、株式会社働きがいのある会社研究所の調査では、「働きがいのある会社ランキング」で5年連続ベストカンパニーに選ばれています。

ネオキャリア

株式会社ネオキャリアは、2000年11月に設立された人材ベンチャーです。
中途採用支援・求人広告事業からスタートし、翌年2001年には中途人材紹介事業、技術者派遣事業を開始します。
2004年には新卒採用支援・求人広告事業、2005年に新卒紹介事業へと事業を拡大しています。
未上場ですので、時価総額の計算はできません。
従業員数は、グループ企業と非正規従業員も含め3391名です。
平均年収は公表されていませんが、OpenWorkの回答者の平均は399万円でした。
全国に87の拠点を持ち、「HR Tech」、「Healthcare」、「Human Resource」、「Global」の4つの領域から、新卒・中途採用における採用業務に関するコンサルティングをはじめ採用アウトソーシングなど、人材サービスを主軸としたさまざまな事業を展開しています。
具体的には、保育士の転職をサポートする「保育ひろば」「保育Fine!」の運営、海外就職・転職支援サービス「REERACOEN」、海外向け情報発信プラットフォームの運営が挙げられます。

GA technologies

株式会社GA technologiesは、日本最大級の不動産投資プラットフォームである「RENOSY」の運営、不動産業向けSaas製品の開発・販売を中心に事業を行っている会社です。
2013年の設立から2年後の2015年には売上高30億円を達成、2016年には売上高54億円を達成、2017年96億円、2018年には東京証券取引所マザーズ市場へ上場し売上高200億円と急成長を遂げています。
その後も順調に業績を伸ばし、2020年、2021年と連続で、経済産業省と東京証券取引所が共同で選ぶ「DX(デジタルトランスフォーメーション)銘柄」に選ばれています。
2022年10月末時点でのグループ会社を含めた従業員数は967人です。
Yahooファイナンスによると平均年収は680万円、平均年齢は30.3歳となっています。
また、2023年1月12日終値による時価総額は438億7100万円です。

まとめ

ベンチャー企業は、若手の方でも裁量を持って仕事ができ、企業の成長を感じながらやりがいを持って働くことができるイメージがあるため、熱意のある学生の就職先として人気があります。

その反面、経営面や福利厚生面をはじめとするデメリットも少なくありません。

そのデメリットの多くは、企業が大きく成長していくに従って払拭されていきますが、同時にベンチャー企業特有の魅力も薄れてしまいます。

また、誰もが知るメガベンチャーとなれば、就職は狭き門となります。

ベンチャー企業の魅力を十分に感じながら働きたいと考えている方は、ミドルベンチャーがおすすめです。

自分が気になっているミドルベンチャーにフォーカスし、じっくりと企業研究を行ってみましょう。

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