はじめに
就活生や転職者に人気を集めるベンチャー企業は、大企業にはない楽しさやおもしろさが数多くあります。
今回は、ベンチャー企業ならではの特徴を挙げて楽しさについて解説していきます。
どんな点に魅力があるのか?といった点のほかにもデメリットについても紹介しますので、ぜひ参考にし就職活動や転職活動に役立ててください。
【ベンチャーの楽しさ】ベンチャーの楽しさ
近年、ベンチャー企業の注目度や関心度が高まっています。
しかし、将来性や安定性だけに注目するのではなく働くうえでの楽しさやおもしろさにも重視したいものです。
ベンチャー企業の社員として活躍し、仕事を楽しみながら自己成長を感じたいのであれば、まずはベンチャー企業の楽しさに目を向けてみましょう。
どんなところが楽しいと感じられるのかを早速確認してみてください。
ルールが作れる
社員数が多い大企業と比較して少ない人数で仕事をしているベンチャー企業では働き方の制度に面倒なルールがありません。
固定概念に囚われることなく独自のルールを作ることができます。
社員が社長に意見を伝えることもタブーとされておらず、企業の一員として活躍することができるのもベンチャー企業のおもしろさと言えます。
社長と社員が同じ空間で仕事をすることも多く、積極的にコミュニケーションを図れるのもベンチャー企業ならではです。
互いに意思疎通を図り自分たちが働きやすいルールを作れるなど柔軟性の高さを実感することができるでしょう。
職場環境が魅力的
ベンチャー企業に転職後に福利厚生のおもしろさを実感する方も少なくありません。
大企業のほうが福利厚生の手厚さは感じられますが、ユニークな制度を設けているのもベンチャー企業ならではです。
たとえば、アニバーサリー手当金を6万円支給することや結婚記念日や家族の誕生日に休暇が取れるサンクス休暇が用意されているなど、大企業にはないちょっと変わったおもしろい福利厚生が用意されているのです。
また、堅苦しいルールが少ないため、オフィスがおしゃれなことや居心地の良い環境で仕事ができます。
仕事といえどもリラックスできる環境で時間を過ごしたいという方も楽しみながら仕事ができるでしょう。
事業内容が多様
新規事業に取り組みながら成長を続けていることから、他企業では経験できないような新しい分野でビジネスチャンスを掴めます。
これまで目にしたことのないような新規事業に取り組み、新しい技術やビジネスモデルを提案しているのも特徴です。
ベンチャー企業は、常に成長し続けており、革新性があります。
新商品を開発するだけでなく、生産を行いながら急速成長を目指さなければいけません。
業種分野は、製造業や卸売業のほか、サービス業などさまざまです。
一つの事業に長く携わるのではなく、さまざまな事業に取り組みながら日々成長を感じたいという方にもベンチャー企業がピッタリです。
成長機会が多い
前述したようにベンチャー企業は、事業内容が多様であることから自然とさまざまな仕事に触れることができます。
大企業と比較してみても圧倒的に社員数が少ないこともあり、一人ひとりのやるべきことは多くなりますが、その分、仕事の幅が広がるといったメリットがあります。
また、一つの仕事に向き合うのではなく多数の仕事に携わる機会が用意されているため、急速に自身の成長を高めることができます。
もちろん個人の成長だけでなく仲間と一緒に成長を感じられ、仕事の楽しさを実感できるはずです。
ベンチャー企業で働く人の多くが個人の責任の大きさを感じながら仕事に向き合っています。
自ら成長するという強い意志を持っているため、勉強意欲が高く急速に成長できるのもメリットです。
【ベンチャーの楽しさ】仕事をしていく中で楽しさは見つけられる
さまざまな事業に取り組み成長を日々感じられることから、長くベンチャー企業で働いたとしても楽しさやおもしろさが失われることはありません。
ベンチャー企業の特徴を活かしながら仕事に携わることで入社後でも十分に楽しさを見つけることができます。
ここからは、入社後に仕事を楽しむコツを解説していきます。
目標設定をする
どんな仕事に就いたとしても仕事を楽しみながら続けていくことは大変です。
新入社員の時は希望に満ち溢れていても入社してから時間が経過すると仕事の楽しさを感じられなくなってしまったと悩む方も少なくありません。
しかし、入社後に仕事を楽しむコツはたくさんあります。
たとえば、目標を立てて仕事にやりがいを見つけることもそのひとつです。
目標は小さなもので構いません。
大切なのは、目標達成を目指すことであり、コツコツとやり遂げることで新たな仕事の楽しさやおもしろさに気付くことができます。
ただ与えられた仕事をなんとなくこなすのではなく、時試行錯誤しながら目標をクリアしていきましょう。
周りとの関係づくり
ベンチャー企業は、大企業と比べると社員数が少ないのも特徴です。
そのため、仕事を円滑に進め楽しむために上司や同僚との関係づくりに力を注ぐことも忘れてはいけません。
社員数が少ない分、一人ひとりに与えられる仕事は多くなる傾向があり、さらに責任も重くなります。
しかし、周囲の人間と円滑にコミュニケーションが図れていると仲間とともに成長していることを感じられます。
どんな小さなことでも相談し報告することは社会人の基本ですが、チームワークを大切にし人間関係を良くすることにも目を向けながら仕事をすることで、より仕事の楽しさを感じられるようになります。
【ベンチャーの楽しさ】楽しいだけではなく厳しい一面もある
大企業と比べてもベンチャー企業の仕事は楽しくておもしろいという声を聞きますが、ベンチャーならではの厳しさもあります。
実際に働く前にメリットだけでなくデメリットにも目を向けておくことで仕事に誠実に向き合えるだけでなく、精神的な苦痛も軽減できます。
ここからは、ベンチャー企業の特徴を掴みながら、どんなところが厳しいと感じるのかを確認してみましょう。
責任が重い
ベンチャー企業は、社員数が少ないため、一人ひとりの責任が重いと感じてしまうことがあります。
社員一人あたりの業務量が多くなる傾向にあり、労働時間が長くなりがちです。
また、新規事業に取り組んでいることから責任を感じて精神的に大きな苦痛を感じてしまう方もいます。
ベンチャー企業は大企業と比べると成長途中であり、多数の社員を確保できないところがほとんどです。
一人に任される仕事量が多くなることでプレッシャーやストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
ベンチャー企業で働くうえでの責任の重さやストレスを軽減するには、求められることで成長できると考えることや新しいことを作り出すことに楽しみを見つけることが大切です。
次々と事業が展開していくため、スピード感を楽しめる方こそ、ベンチャー企業向きと言えます。
給料が安定しない
ベンチャー企業は、給料が高いといったイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、実際には給料が安定しておらず、あまり高くないのが現状です。
実際に大企業からベンチャー企業に転職したことで大幅に給料や年収が下がったと実感している方も少なくありません。
特に設立されてから日が浅いベンチャー企業の場合、福利厚生が整っていないことから安定した給料を得ることは難しくなります。
大企業の場合、福利厚生が整っているだけでなく、残業代や家賃補助などの制度がしっかりと整っているため、安定した給料を得られる傾向にあります。
ベンチャー企業は、給料や年収よりも成長やスキルアップできることを重視している方に向いていると言えるでしょう。
【ベンチャーの楽しさ】楽しいは人それぞれ
ベンチャー企業であれば固定概念に囚われることなく、自由なルールの中で楽しく働けるのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに大企業とは違った自由度があり、堅苦しいルールに縛られにくいといった特徴があります。
また、さまざまな事業を手がけることができ、自身の成長やスピード感を楽しめます。
しかし、大企業と比べると安定した給料を得られないといったデメリットもあり、すべての人が楽しく仕事ができるとは限りません。
ベンチャー企業への就職や転職を考えている方も多いかもしれませんが、入社後に「こんなはずではなかった」と後悔してしまうことがないように、まずは就活や転職に役立つサービスを利用してみることをおすすめします。
自分が楽しく働ける仕事を見つけるためのサポート体制が整っているので、失敗リスクを軽減したい方も安心です。
【ベンチャーの楽しさ】まとめ
ベンチャー企業は、大手企業よりも仕事の責任が重いだけでなく給料が安定せず大変ということがわかりました。
しかし、さまざまな事業に取り組み自身の成長やスキルアップにつながることは間違いありません。
現在、ベンチャー企業は、注目度や関心度が高まっていますが、就活や転職活動を進める際には、楽しさやおもしろさだけに目を向けるのではなく給料や仕事の責任の重さなどにも目を向けて自身に合っているのかを見極めてみることも大切です。