成長するベンチャーの特徴とは?成長のプロセスから解説

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はじめに

ベンチャーは、若い人が修行する場として最適だと言われます。

つまり、成長できるということなのですが、本当にベンチャーに行くと成長できるか疑問の人は多いでしょう。

成長できないくらいなら、大企業に行ったほうがいいんじゃないかという人もいるかと思われますので、これは難しいところでしょう。

今回は、ベンチャーで本当に成長できるかをしっかりと理由を付けて紹介します。

【成長するベンチャーとは?】本当にベンチャーで成長はできるのか?

まずは、ベンチャー企業にはどういった人が成長する要素があるのかを確認します。

人が成長できるかどうかは、その企業が持っている要素が大きく関係してきますので、それを具体的に確認していきましょう。

ベンチャーと大手での成長の違い

ベンチャー企業に行くことで、その人物が成長できる理由として、それは会社の成長力にあるでしょう。

会社が成長するので、それに伴って人も成長することが多いのです。

ただし、ベンチャー企業すべてが成長するというわけではなく、中には成長できずに脱落していくベンチャーもあるのです。

企業が急成長するポイントとして、急成長する業界にあるかどうかというのは大きいでしょう。

もしくは、成長する技術を扱っているかというのもポイントです。

こうした条件を満たせば、企業力によっては大きく成長することができるかもしれません。

そして、こうした企業に身を置くことによって、自分自身も成長することができるのです。

【成長するベンチャーとは?】ベンチャーの成長プロセス

ベンチャーが成長する一つの指針として、その企業がどの段階にあるのかというのは大きなポイントです。

どのステージに属するかによって仕事内容も変わってきますので、これは非常に重要になります。

また、その企業のステージがわかれば、その上のステージにはどんなものがあるのかも一目瞭然ではないでしょうか。

シードステージ

企業の成長段階として、シードステージというものがあります。

これは創業前の段階になっていて、ビジネスモデルやコンセプトが決まっているが、明確な製品やサービスが確立していないという状況です。

この段階の企業の活動内容としては、事業計画を立てることや経営チームビルディングをしている、ほかには市長調査や開発などをしていると言えるでしょう。

アーリーステージ

シードステージの次には、アーリーステージというものがあります。

創業直後の段階を指していて、認知度や売上が十分とは言い難いでしょう。

また、企業にとって、最も大変な時期だと言えるでしょう。

シードステージにはたくさんの夢や希望がありましたが、実際に創業してみることによって、予想以上に大変なことがわかるのは珍しくありません。

もちろん、売上が少ないので、資金も限られ事業リスクも高くなってきます。

案外、この段階を乗り切ることができれば、経営が安定することも多いです。

この段階の企業にとって、資金調達は目先の目標になっています。

企業の段階としては非常に大変なステージになっていますが、自分を厳しい場所において成長したいのならば、このステージほど最適なステージはないでしょう。

また、この段階の企業に入り、それを乗り切れば、会社にとって非常に貴重な人材とみなされる可能性があります。

ミドルステージ

ミドルステージに入った企業は、とりあえずの安定を手に入れたと言っても過言ではないでしょう。

それには事業の伸びは大前提なので、それなりの売上なども確保できているはずです。

このタイミングで企業が考えるのが、サービスの充実であることや売上の拡大といったものです。

しかし、そこを目指すためには、設備投資や人材の確保といったことが必要不可欠なので、最も資金が必要になってくる時期だと言えるかもしれません。

また、このタイミングで判断を誤ることによって、大きく傾く企業も多いので、経営陣は慎重な判断を下さなければなりません。

レイターステージ

レイターステージとは、シードステージに抱いていたビジネスモデルが完全に確立し、企業が成熟した姿だと言えるでしょう。

経営はもちろん安定していて、組織の拡大もかなりのものになっているはずです。

企業によって新規事業を始めるようなことも多いです。

レイターステージにまでたどり着くと、ある意味ではその企業はベンチャーとは言えないかもしれません。

また、ベンチャー企業がこの段階までたどり着くためには、かなりの困難を乗り越える必要があるでしょう。

【成長するベンチャーとは?】特徴

企業が成長していく過程をわかったら、今度は成長するベンチャーにはどういったものがあるのかを紹介します。

成長するベンチャーの多くが満たしているような条件を紹介していきますので、ぜひ確認してみてください。

市場が伸びている

これは大前提の問題です。

市場が伸びている場所にあるベンチャーでなければ、成長は見込めないでしょう。

そもそも、ベンチャー企業とは、これから伸びていく業界に飛び込んで、急成長をするような特徴を持っているのです。

そのため、こういった業界になければ、話にならないと言っても過言ではありません。

または、市場全体が停滞しているとしても、これから爆発的な需要を見込めるような新技術を開発しているような企業も成長するベンチャーになれる可能性があります。

成長するベンチャーを探したい場合には、これを基本的な概念として、まずは広い視野で探すようにしてみると良いでしょう。

ミッション・ビジョンがある

成長する会社には必ずあるのが、ミッションやビジョンです。

合理的なミッションを数々こなして、ビジョンを達成するというのが理想ですが、そもそもビジョンが狂っていると、成長するのが難しくなっていきます。

特定の業界で成長する企業というのは、自分たちの企業が成長した姿を最初から想像していることが多いです。

こういった会社をビジョンが明確な会社と言います。

また、社員もミッションやビジョンに向かって進んでいきますので、これがはっきりしていなければ、社員たちのモチベーションも維持しにくいです。

モチベーションが維持するからこそ、少数精鋭であっても生産性が向上します。

競合の強さ

ベンチャー企業は、常にたくさんのライバルたちと戦っています。

中には、同じく成長途上の企業もあるでしょう。

そういったライバルたちと切磋琢磨して成長していくのですが、上には上がいるもので、場合によってはまったく太刀打ちできない可能性もあるのです。

これは常に考えておかなければなりませんが、そのライバルに市場で勝てる見込みがあるのかも考える必要があります。

もし、どんなに頑張っても勝てないライバルが存在するのならば、その企業は考える必要があるかもしれません。

しかし、凝り固まった考え方には注意したいところで、なぜならば、市場で生き残れるのは1社だけではないからです。

永遠の2番手、3番手であっても、十分な経営が成り立つような業界もあります。

社員がやりがいを持っているか

ベンチャーが安定したパフォーマンスを発揮するためには、社員のやりがいやモチベーションの維持は重要になってきます。

社員がどのくらいの熱意を持って、仕事に臨んでいるかで、その企業の成長はある程度予測できる可能性があります。

さらに、社員が安定したパフォーマンスを発揮するためには、誰と働くかも重要になってきます。

切磋琢磨できる戦友のような存在が多く企業内にいれば、その企業のパフォーマンスも同時に高まることでしょう。

【成長するベンチャーとは?】成長するための業界とは?

ベンチャーが成長する要因の一つとして、成長する業界にあるかというものがあります。

ここでは、その業界をピックアップして紹介していきますので、成長途上の業界とはどういったものがあるのかを把握しておくと良いでしょう。

IT業界

IT業界は引き続き成長基調です。

ここまでずっとIT企業は伸びてきましたが、新たな技術などによって、さらに伸びていくことでしょう。

また、新型コロナウイルスの影響もあって、これまでよりも急激に伸びているような状態です。

スマホやパソコンなどのデバイス系も強いですし、インターネットを利用するデジタルマーケティングなどは驚異的な伸びを見せています。

電子・半導体業界

スマホやパソコンなどのデバイスが伸びているということは、それを作るために必要な業界も伸びると言えます。

そして、電子や半導体業界がまさにそれです。

現在、供給に対して需要が上回っているので、今後も伸びを期待できるでしょう。

医療業界

医療業界も日々進化していく業界になりますので、基本的には伸びていきます。

ただし、ベンチャーにとっては参入障壁が高いので、しっかりと企業を選ばなければ、なかなか伸びないといったこともあるかもしれません。

新型コロナウイルスの影響でそれに関する研究が非常に注目されています。

ほかにも、ヘルスケアの分野がとても注目を集めている点も見逃せません。

EC業界

EC業界は、今最も伸びている業界と言えるかもしれません。

その原因が新型コロナウイルスによる特需になっていて、外出自粛によって、ECサイトで商品を購入する人たちが激増しました。

また、これによってECサイトの利便性に気付いた人も多いので、今後も、実店舗での買い物からネット店舗での買い物にシフトする流れも止められないでしょう。

販売だけではなく、販売でも伸びていて、ネットで気軽に物を売れるようなサービスを提供している企業も大きな利益を上げています。

EC分野は、まだまだ伸びる余地を残していますし、ベンチャー企業の激戦区でもありますので、そういったライバルたちとしのぎを削っていくのもやりがいにつながるかもしれません。

また、最小限のリスクで起業できてしまうという点も大きいです。

【成長するベンチャーとは?】まとめ

成長するベンチャー企業の特徴について理解できたのではないでしょうか。

成長するベンチャー企業を探す際には、いきなり企業を探すのではなく、まずは業界、気になる企業のステージ、企業そのものといったように段階的に見てくと良いでしょう。

いきなり企業から見てしまうと、実は成長を見込めない業界に属している企業だったということも考えられますので、選択を失敗してしまう結果になってしまうかもしれません。

また、ベンチャーの成長プロセスを確認することができれば、十分な成長の可能性があることもわかりますし、それに伴って自分が成長できる可能性もあるとわかるのではないでしょうか。

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