はじめに
外資系のベンチャーが気になっている人も多いかもしれません。
外資でさえ不透明な部分が多いのに、それもベンチャーなんて、よりわからないという人も多いはずです。
ここでは外資ベンチャーの特徴を紹介します。
最初に外資の特徴とベンチャーの特徴を紹介したうえで解説していきますので、わかりやすいのではないでしょうか。
【外資系ベンチャーに就職したい】外資ベンチャーとは
まずは外資ベンチャーについて紹介していきます。
外資系のベンチャーということになりますが、そもそもベンチャー企業に明確な定義は存在しないため、外資ベンチャーにも明確な定義は存在しません。
ただし、ある程度の特徴はあり、ベンチャー企業というのは、新しい分野に投資をすることによって、収益を上げようとする企業であることが多いです。
最近では、ITとなんらかのジャンルを組み合わせるということが多くなります。
少し前に流行ったフィンテックなどはその先駆けと言えるでしょう。
外資系企業とは
続いて外資系企業について確認してみましょう。
外資系企業とは、海外の法人である場合や外国人が一定の水準以上の出資をする日本の企業を指しています。
海外企業の100%子会社、日本法人、海外企業と日系企業の共同出資、日系企業が買収されて外資系企業になったという3つのパターンが存在しています。
英語力は必須?
外資系企業と聞くと、気になるのは英語力です。
外資ベンチャーに入社するためには、英語力は必須かどうかは、状況によって異なります。
ただし、大前提として、英語はできないよりはできるのが良いと考えたほうが良いでしょう。
外資系ということで、海外を主戦場に戦っている企業も多いので、英語は当たり前という感覚の人が多いです。
ただ、外資系企業にもいろいろあり、国内の拠点となっているオフィスや高いポストには外国人がいても、社員のほとんどは日本人というケースも多いです。
このような場合には社員同士のコミュニケーションは日本語で行われるわけなので、普段から英語力を求められるということはあまりありません。
また、ベンチャー企業は、実力のある人材を積極的に確保します。
そのため、英語はできずとも、それを補って余りある能力を持っていると認めてもらえれば、英語力は不問としてもらえる可能性もあります。
ただし、こちらも新卒の場合は、そういったスキルを持っていない場合も多いので、やはり英語はできないよりできたほうが有利だと言えるでしょう。
【外資系ベンチャーに就職したい】外資ベンチャーの特徴
ここでは外資ベンチャーの特徴を紹介します。
外資ベンチャーには、どんな風潮があるのか、福利厚生部分はどうなっているかなど、さまざまな秘密に迫りますので、ぜひ確認してみてください。
特に、外資ということで、日本の昔からの企業体質を受け継ぐ企業とはまったく異なる存在であることがわかりますので、その点を比較しながら確認すれば、意味のある時間になるのではないでしょうか。
「組織」より「個人」を重んじる傾向
まず外資ベンチャーの特徴として、組織より個人を重んじる傾向があるという点です。
これは日本企業の古くからの体質とは真逆の部分なので、ここを受け入れられるかが大切なポイントになってきます。
これにはしっかりと理由があって、社員一人ひとりの役割が明確な場合が多いです。
つまり、外資ベンチャーは、無駄な採用は一切しないと考えたほうが良いでしょう。
この人材なら、ここで活躍できるという役割を踏まえたうえで採用するので、だからこそ個人を重視しやすいのです。
そのため、自分がする仕事はきっちりと決まっていることが多く、曖昧な線引はほとんどありません。
日本にはこういった曖昧な線引も多いので、この部分も人によって相性が違ってくるでしょう。
成果主義の風潮
外資ベンチャーは、完全な実力主義です。
ベンチャー企業がもともと実力主義という風潮の強い世界ですが、外資の場合はそれに輪をかけて、実力主義の風潮が強いと言えるでしょう。
つまり、実力のない人は、やがて淘汰されると言えるでしょう。
また、そんな実力主義に疲れて、淘汰される人もいます。
実力主義、成果主義が主流なので、インセンティブはしっかりとしていて、働き方によっては、入社間もない時期に大きな給料をもらえるという場合も多いです。
外資の考え方で大きなところは、企業に貢献してくれた分は、わかりやすく金銭的なメリットで示すというものになっています。
この部分は、あまり日本の企業には見受けられない風潮なので、実力のある人にとっては、素晴らしい環境になってくれる可能性があるでしょう。
有給休暇取得率が高い
外資ベンチャーは、有給休暇に対する意識も、日本人のそれとはまったく違います。
基本的に、こういった企業で働いている人たちは、有休をきっちりと使う人が多いです。
また、日本では有休を消化しないのは美徳ですが、外資では非難の対象になることもあります。
なぜならば、有休を消化しないということは、仕事の効率が悪いとみなされ、仕事ができない人とレッテルを貼られてしまうのです。
このように有休については、日本とまったく文化が違っていますので、外資ベンチャーに行く場合にはしっかりと把握しておきたいところではないでしょうか。
ただ、これについては外資系企業全般に言えることであり、ベンチャーだからといったわけではありません。
さらに、海外の人は、休暇を非常に大切にしており、この部分も日本人との大きな違いだと言えるでしょう。
【外資系ベンチャーに就職したい】外資ベンチャーに向いている人
外資ベンチャーの特徴を把握したら、今度は外資ベンチャーに向いている人を確認していきます。
基本的には、外資ベンチャーの特徴をすんなりと受け入れることができ、柔軟に対応できる人ならば、向いているということになるでしょう。
自分で判断し、主体性を持って動ける人
外資ベンチャーで活躍できる人の条件としては、まず主体性が挙げられるでしょう。
主体性がなければ、このような企業でやっていくのは難しいです。
自分で物事を判断して、正しい判断を下せる人が重要になってきます。
また、このためには自分の役割をしっかりと把握していることも重要になってくるでしょう。
外資ベンチャーは、このような点では非常に厳しいので、置いていかれている人を助けてくれるようなことはありません。
だからこそ、主体性を持って、意欲旺盛に仕事に取り組むことが重要になってくるのです。
変化や想定外の出来事に動じない人
外資ベンチャーには、相応の柔軟性が求められます。
なぜならば、環境の変化や想定外の出来事が普通にあるからです。
これはベンチャーの宿命という点でもあり、新しい分野に切り込んでいるからこそのリスクでもあるでしょう。
そうしたリスクに臆することなく必要な対処を淡々としていけるような人材であれば、外資ベンチャーに向いていると言えるでしょう。
また、外資ベンチャーはそうしたリスクと常に向き合っている企業なので、実行や撤退などの上層部に意思決定がスピーディーです。
これに振り回されることによって、疲れ果ててしまう人も多いので、この点は体力というよりかは、精神力が重要になってきます。
現状維持をこよなく愛するような人には、あまり向いていない職場だと言えるでしょう。
自分のキャリアを自分で築いていく人
自己キャリアを自分で築いていくことが好きな人には向いていると言えるでしょう。
企業の手柄になるよりは、自分の手柄を得たいという野心的な人にも向いています。
自分がキャリアを積めば、会社はその分だけ成長する可能性があるのがベンチャーなのです。
そのため、自分の頑張りによって会社を成長させたい人にもおすすめです。
逆に安定を求めて、勤続年数が長くなればなるほど、勝手にキャリアがついてくるような環境を求めている人には、あまり向かない職場だと言えるかもしれません。
向上意欲や上昇志向というのは、とにかく外資ベンチャーでは重要になってきますので、それが自分にあるのかないのか、今一度考えてみると良いでしょう。
まとめ
あなたは外資ベンチャーで働けそうな予感がしてきましたか。
外資ベンチャーは、従来の日本型企業はまるで違う風潮が醸成されていますので、向かない人はとことん向かないです。
しかし、日本の企業の風潮には向かないけれども、外資ベンチャーには見事に合致するというタイプも存在しますので、これについては相性と言えるでしょう。
外資ベンチャーで重要になってくるのは、徹底的なポジティブ思考と、困難に立ち向かっていくチャレンジ精神だと言えます。
もちろん、仕事をしっかりとこなすだけの個人の能力も求められます。
チームプレーよりかは、個人技が重視される企業なので、この点もしっかりと踏まえたいところでしょう。