ベンチャー企業の就活スケジュールとは?

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はじめに

そろそろ就活をスタートさせようかと考えている矢先、ベンチャーはスケジュールがかなり早いと聞いて、急に焦っている就活生もいるのではないでしょうか。

事実、ベンチャーは業界を問わず採用スケジュールがかなり早く、就活生はスタートダッシュが肝心だと言われています。

情報がなかなか表に出てこないため、スケジュールがかなり把握しにくいというデメリットもあり、気付いたら手遅れになってしまう人も少なくありません。

ここではベンチャーを狙う際に重要となる就活スケジュールについて解説します。

【ベンチャーの就活スケジュール】ベンチャー企業の就活スケジュールについて紹介

ベンチャーは経団連に属していないため、採用活動にも縛りがなく、かなり自由に行われています。

中には年間を通じていつでもOKというところもありますが、いずれにしても情報把握は早急にしておかなければなりません。

また難しいのが企業ごとにかなりマチマチで、内定までの流れもバラバラな点です。

おおむねのスケジュールは把握しておくとしても、個別対応は必須となることは覚えておきましょう。

ここでは一般的な流れを時期ごとにまとめます。

大学3年の4~6月 夏インターンへのエントリー・選考

この時期から就活を本格的に始めようとする学生が多いでしょう。

どこから手をつければ良いかわからない人は、まずは夏のインターンへのエントリーを狙って動き出すべき時期です。

具体的な準備としては、Webテストの対策やしっかりとした中身のESを作れるようになっておくことが先決になります。

ここで基礎を固めておくと、その後の就活がかなり楽になるのでおすすめです。

Webテストは自分で勉強できますが、ESは初めて書く場合、どう書けば良いかまったくわからないという人も少なくないでしょう。

相手企業の採用担当者は、まずはESだけで自分を審査するのだということを忘れずに、あらゆるアドバイスをきちんと調べて書き慣れることが大切です。

大学3年の8月~9月(夏休み) 夏インターン

この時期はかなり重要な時期であり、内定直結型のインターンの場合、すでにここで内定が出ることもあります。

狙う企業からならもちろんのこと、たとえ本命ではないとしても大学3年で内定が取れればかなり心理的に楽になることは間違いありません。

内定直結型じゃない場合でも、夏インターンへの参加実績は本選考において優遇されることが多いため、ぜひ積極的に参加したい就活イベントです。

ベンチャーは、いつどのようにインターンの募集がかかるか、何人くらいでどれくらいの期間実施されるか、ほとんど情報が出ない場合も少なくありません。

大学の就活センターや就職した先輩、エージェントなども活用し、とにかく早く情報を得ることがカギとなります。

大学3年の9月~11月 秋・冬インターンのエントリー・選考

インターンは夏が本命とは言われますが、秋・冬にもエントリーは行われますので、情報を逃さないようにしましょう。

夏と違って大学の学期中に開催されるため、エントリーする企業の選定や開催日程に特に気を付ける必要があります。

学業が疎かになってしまっては本末転倒ですので無理はいけませんが、ぜひ狙っておきたいイベントです。

選考を経験するだけでも就活のノウハウが身につきますので、得られるものに大きな差が出ます。

また、インターンに参加する人数が多いのは8月と2月が例年なので、その時期を外して参加するほうがより印象に残してもらえる可能性もあります。

大学のイベントなどもある時期なのでなかなか難しいですが、ぜひスケジュールの合う企業を探してみましょう。

大学3年の12月~1月 秋・冬インターン

この時期のインターンは、本選考の時期に近づいているため、実は夏以上に採用を意識したインターンシップになっていることが大半です。

企業側もそうした目で学生を見ますし、良い印象を残せれば大きなアドバンテージになります。

企画を実際にやってみるなど、ビジネスの現場を知ることのできるプログラムも少なくありません。

ここでの参加経験は、大学4年に進級してすぐにプラスに働く経験になるはずです。

大学3年の1月~4月 本選考

日系大手の選考前にベンチャーの内定を持っておきたい就活生は、この時期がラストチャンスとなります。

夏のインターンなどからコツコツと就活を進めてきた人は、培った経験をすべて活かして本選考に臨みましょう。

Webテストの本番や各社単独の会社説明会、面接なども目白押しです。

あっという間に過ぎてしまう3ヶ月ですので、気を抜かずに最後まで走り抜けてください。

大学4年の5、6月~ 二次募集・通年採用

この時期は、日系大手から内定が出た学生がベンチャーの内定を辞退するタイミングにあたるため、2次募集を行うベンチャーがどっと増える時期です。

もちろん通年採用を行っているベンチャーも多いのですが、この時期はあらゆるベンチャーが積極的に採用活動を実施するのが例年の習いです。

ここまで何もせずに引っ張ってしまった学生はいないでしょうが、改めて気持ちを入れ替え、一から就活を始めるつもりで臨むのがおすすめとなります。

ここはベンチャーも大手も関係なく採用活動が行われる時期で、本選考が開始され、10月に内定を出すという基本的な流れがオンスケジュールです。

【ベンチャーの就活スケジュール】大手の就活のスケジュール感とは?

大手企業は経団連に加盟している企業が多く、就活ルールに則って採用活動が行われています。

大学3年の3月に説明会が解禁され、大学4年の6月から面接の解禁、結果が10月に内定となり、採用通知書が手元に送られてくるというスケジュールです。

大学院で修士課程まで修了する学生の場合は、大学院1年の3月に説明会が解禁となり、大学院2年の6月に採用面接などの選考が解禁となります。

この就活ルールは、2021年卒の学生以降は撤廃すると2018年に発表されていますが、2023年卒までは現行のまま行われる見通しです。

いずれにしても当面はベンチャーに比べるとかなりタイミングが遅いことがわかるでしょう。

おおむね1~2ヶ月程度、各選考のタイミングが遅くなっており、こちらをターゲットにしていると、間違いなくベンチャーのスピードには乗り遅れてしまいます。

逆に言えば、大手を狙う前にベンチャーで内定を獲得しておき、精神的な余裕を持って大手の本選考に臨むことができるとも言えます。

【ベンチャーの就活スケジュール】大手志望向け!練習のために受けるベンチャー企業を選びポイント

本命は大手企業でも、就活に慣れるため、ノウハウを身につけるため、度胸をつけるためにベンチャーを受けようとする学生は少なくありません。

それではこうした練習のためのベンチャーを受ける際に、どのような企業選びをすれば良いのでしょうか。

ポイントをまとめておきましょう。

ポイント①:とにかく日程が早いベンチャーを受ける

どこでも良いとは言いませんが、とにかく早い日程で選考を受けておくことで、そこであったミスや足りない点、改善すべき事項の修正に充てられる時間が増えることになります。

また、こうしたアクションは就活に早くから取り組んでいる優秀層が好んで取る手法のため、そうした高いレベルの就活生から良い刺激をもらえるというメリットもあります。

人よりも一歩先に動き出すことで、意識の高いグループに入ることができますので、ぜひ実践してみてください。

ベンチャーの動きは外資系企業の動きと非常によく似ていますので、あわせて調査するのも一つの手段です。

もっとも、ベンチャーの中には大学1年から長期インターンのプログラムがある場合や大学2年でも内定を出すようなところもあります。

もちろん通年募集のところもありますし、ベンチャーの場合、スケジュールはあってないようなものです。

あまり焦って振り回されるのはよくありませんが、自分で本格的に就活を始めるタイミングを決めたら、そこから直近で参加できるイベントにエントリーするのが良いでしょう。

ポイント②:受ける大手と同じ業界のベンチャーを選ぶ

ベンチャーを練習にするのであれば、本命と同じ業界のベンチャーを選ぶのが最もおすすめする方法です。

いくら練習といっても当然就活は就活ですし、相手企業のことも業界のこともしっかり研究して臨まなければやる意味がありません。

業界研究にかかる時間はそう軽くはありませんので、本命と同じ業界を選ぶことで業界分析が一度で済むことになります。

当然そのほうが効率的ですし、理解がより深まるので大きくプラスになるでしょう。

【ベンチャーの就活スケジュール】ベンチャー就活の注意点

ベンチャーの就活で気を付けるべき点はさまざまありますが、ここでは特にあらかじめ頭に入れておくべき注意点をまとめておきましょう。

一番いけないのは、本命は大手なのでベンチャーは気軽にやれば良いと甘く考えることです。

目的はどうあれ、企業に相対して就活をするというのは、いつでも真剣勝負です。

本気で実施するつもりがないなら受けるべきではありませんし、自分の身にもならないため、しっかり肝に銘じておきましょう。

企業分析を怠らない!

自分は練習のつもりでも、面接官は今後の会社を支える存在として真剣に採用を行っています。

企業分析が甘いと当然志望度が低いと思われ落とされますし、冷やかしだと捉えられれば、人として社会的信用を失うことになります。

業界研究はもちろんですが、ベンチャーの企業研究も手を抜かず、しっかり行ってから臨んでください。

とりあえず内定がほしいだけという気持ちで安易に受けると、なんの経験にもならないうえにマイナスのレッテルを貼られることになります。

ベンチャーによっては、インターネットにもあまり情報がなかったり、詳しい事業内容があまりよくわからなかったりする場合もなくはないでしょう。

ただし、その場合でも自分なりに調べてわかる範囲で情報をまとめ、逆に疑問に思うことを面接の場で質問できるレベルにしておくことが大切です。

面接官にもきちんと調べて真面目に受けに来ている学生だと評価してもらえるよう、準備をしてください。

落ちたとしても引きずらない!

実は最も注意すべきなのが、練習のつもりで受けたベンチャーで落ちてしまい、想像以上の精神的大ダメージを受けてしまうことです。

もちろんベンチャーだからと甘く見たり、下に見たりする気持ちがあるようでは話になりませんが、自分としてはきちんと準備して臨んだはずなのに、手痛い失敗になってしまうこともあります。

そもそも基本的にベンチャーは大量採用を行っていませんし、能力のある人材だと感じても、企業キャパシティの問題で不採用とする人数も多くなりがちです。

また、経営者の自社に対する思い入れが極端に強いベンチャーも多く、才能があっても自分のカルチャーに合わないと感じたらあっさり落とされることもあります。

こればかりは相性やタイミングなどもありますので、どのような理由で落とされたにせよ、落ちても気持ちで引きずらないことが大切です。

残業だけれどたまたま縁がなかったと考え、次の就活へ気持ちを切り替えましょう。

まとめ

ベンチャーは経団連に加盟していない企業がほとんどのため、足並みを揃えるための就活ルールに縛られる必要が一切ありません。

そのため企業によって採用活動のスケジュールは実にさまざまです。

おおむね大手企業より早いタイミングでスタートしますが、時期に関係なく通年採用している企業もあります。

いずれにしても前もって調べておくことが重要であり、大学3年になったら春からすぐにスケジュールは確認するようにしましょう。

最初のイベントは夏のインターンのエントリーですので、間に合うように準備が必要です。

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