【例文3選】自己PRで行動力をアピール!ベンチャーから高評価されるためのポイントやNGを徹底解説

【例文3選】自己PRで行動力をアピール!ベンチャーから高評価されるためのポイントやNGを徹底解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・自己PRの書き方
・自己PRを行動力で書く書き方

この記事をおすすめしたい人

・自己PRの書き方がわからない人
・自己PRで行動力を書きたい人

はじめに

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就活において自己PRが重要です。

学生時代に経験したことを紹介して、「行動力」を伝えたい方もいることもいると思います。

一方で自身のもつ行動力を、どのようにアピールしたらよいのかわからない方もいるでしょう。

アピールの仕方を間違えると、採用担当者に印象を残せない場合もあるので注意が必要です。

そこでこの記事では自己PRにおいて、行動力をアピールする方法に関してご紹介します。

誰でも簡単に実践できる方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【自己PRで行動力をアピールするには】就活で企業が評価する「行動力」とは

そもそも行動力とは?
行動力とは、自らが設定した目標に対して取り組める力のことです。

一般的な例として、旅行やアウトドアなどのイベントを開催する際に、率先して企画や準備を進めたり、参加するメンバーに対して的確な指示を出せたりする人があげられます。

就活においては、スムーズにプロジェクトを進めるために必要なことを考えて動ける能力や、指示待ちにならず成長のためにさまざまなことにチャレンジしていける人間が評価されます。

どんな場面で行動力を発揮してきたのかを分析するとよいでしょう。

注意点として、計画や準備はするものの途中で投げ出してしまう人については行動力があるといえません。

行動力には目標に対して、きちんとやり遂げる能力も含まれています。

ベンチャー企業に行動力は高評価

ベンチャー企業はあなたが主体的に何ができるかを見ています。

大手企業に比べてベンチャー企業は一人ひとりの裁量権が大きいことが魅力です。

裁量権があり主体的に行動する機会が多いため、行動力があることはベンチャー企業で働くための必須条件です。

主体的に動くことができなければベンチャー企業での活躍は難しいでしょう。

仕事の裁量権がある分、どんどん行動して案件を進めていかないと膨大な業務に追われてしまい、最悪の場合、第一線から退かなければいけなくなります。

行動力があることをアピールすればベンチャー企業から高評価を得られます。

【自己PRで行動力をアピールするには】行動力をアピールする際におさえるべきポイント

行動力を重視して採用活動をする企業は多いため、就活でも行動力を積極的にアピールするのが重要です。

ただし、やみくもにアピールすればマイナスの印象を採用担当者に与えるおそれもあります。

行動力をアピールする際には、前もって戦略を立てておくのがよいでしょう。

ここでは行動力をアピールするときに、おさえるべき3つのポイントをわかりやすく解説します。

誰でもすぐに実践できるポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

アピールする際におさえるべきポイント
  • どのような場面での行動力かを明確にする
  • 目的や考えをもったうえでの行動であることをアピール
  • エピソードには自発的にとった行動を用いる
  • エピソードはチームに貢献したものを用いる

どのような場面での行動力かを明確にする

行動力とは抽象的な言葉であり、受け手によってイメージするものが異なります。

さまざまなことに挑戦した経験を行動力だと捉える人もいれば、1つの物事に対して真剣に取り組んだ経験を行動力だと置き換える人もいるでしょう。

そこで自己PRで行動力をアピールするときには、どんな場面で行動力を発揮したのか明確にします。

状況に応じて、適切な行動をとる能力なのか、速い判断で実行までが速い能力なのか、周りに働きかける力なのかを明確にすれば、採用担当者に強い印象を残せるでしょう。

具体的には極度のプレッシャーの中でも失敗をおそれずに発揮したエピソードや、限られた時間の中で瞬時に的確な決断をしたエピソードなどがあげられます。

複数の場面をピックアップしてから選定するのがよいでしょう。

目的や考えをもったうえでの行動であることをアピール

行動力と聞くと思考を後回しにして、行動を優先するイメージをもつ方もいますが、実際にはそうとも限りません。

プロジェクトが与えられたときに綿密な計画を立ててから取り組む人もおり、与えられた課題を確実にこなすことも行動力といえるでしょう。

多くの企業では計画性を重視しています。

リスクマネジメントをしながら、与えられたプロジェクトを確実に達成できる能力が備わっている人を採用すれば、企業にとって大きな戦力になるでしょう。

一方で考えなしに行動したことをアピールすると、計画性がないことを強調してしまうため、マイナスの評価を受けかねません。

行動力をアピールする際には特定の状況において、どのようなリスクを想定したのか、どのように計画を立てたのかを説明できるようにしましょう。

エピソードには自発的にとった行動を用いる

エピソードを披露する際に、他人に強いられてとった行動をアピールするのは避けます

人にいわれてからおこした行動は行動力の根拠にはなりません。

エピソードを選定する際には注意が必要です。

たとえば商品の売り上げが低下しているという問題が生じたときに、店長や先輩にいわれたことをすぐに実行しただけでは、行動力が備わっているといえないでしょう。

行動力をアピールしたい場合は、自分で売り上げ低下の原因を見つけてから解決方法を下調べして、独自のデータによって解決したという経験を披露しないといけません。

さらに経験を通してどのように会社で活かせるのかをアピールできれば、自分で考えて行動する能力があることを伝えられるでしょう。

エピソードはチームに貢献したものを用いる

自分の利益になると思って行動する場合と、チームに必要と思って行動する場合があると思いますが、チームに貢献したエピソードを選ぶようにしましょう。

会社は、チームで作り上げるものです。

個人の活躍も重要ですが、それよりもチームへの貢献が重要になります。

会社の一員として働く以上、周囲のメンバーと協力し合いながら仕事を進めていかなくてはいけません。

例えば、スポーツで勝つための戦略を率先して提案したり、仕事が効率的になるような取り組みをすること等が考えられます。

チームのためになったと思う行動があればアピールしていきましょう。

【自己PRで行動力をアピールするには】行動力をアピールする上での注意点

行動力をアピールする上で注意すべきポイントが2点あります。

アピールする上での注意点
  • 思いつきで行動していると思われないようにする
  • 自分の考え以外の根拠を示す

行動力は無いよりあるに越したことはありませんが、場合によってはマイナスの印象を与えかねません。

注意点を踏まえることで的外れなアピールになることを防げます。

思いつきで行動していると思わなれないようにする

行動力があると言っても、何でも手当たり次第動けば良いというものではありません。

思いつきばかりで行動していると、感情のままに行動したと思われてしまいます。

自分がこうしたいからこうした、というだけでは評価される行動力にはなりません。

「では、どんな行動力であれば評価されるの?」と疑問に思われた方もいらっしゃるでしょう。

ポイントは、目の前にある問題を解決しようとした行動であるかどうかです。

「このままではいけない」「何とかしたい」という問題意識に向き合って行動したかどうかです。

問題解決に向かうには下記4点が必要です。

・目標設定

・計画性

・論理的思考

・行動する根拠

これらを明確にすることで説得力が増します。

自分の考え以外の根拠を示す

行動する上で自分の考えがあることは非常に重要ですが、自分の考えだけで行動したと思われてもいけません。

明確な根拠や周りからの意見の聞き取りなどをしっかり行い、全体のためになると思って行動したと思われることがポイントです。

自分の考え以外の行動の理由も示せると、企業側からの高評価につながります。

先述しましたが、企業の一員として働くことは周囲のメンバーと協力して仕事を進めていかなくてはなりません。

ベンチャー企業は裁量権があるというものの、独りよがりの考えだけで仕事を続けていては、最終的に会社に不利益をもたらします。

周囲の意見・アドバイスに耳を傾けることをアピールすると、良い印象を与えられます。

【自己PRで行動力をアピールするには】行動力を別の言葉で言い換えた際の例

行動力という単語は多くの就活生が用いています。

「行動力があります」とアピールするのも可能ですが、別の就活生も同じことをいっていたという印象を与える可能性もあるでしょう。

自己PRで行動力をアピールする場合には、別の単語を使うのもおすすめです。

行動力を別の単語で言い換えた例として以下のものがあります。

・目標から逆算して考え数手先を見据えた行動ができる
・失敗してもそれを糧に何度も挑戦する
・判断から行動までが早い
・現状に満足せずに努力できる
・チャンスを逃さない
・バイタリティがある
・できることからはじめる

ありきたりの表現を用いると採用担当者に強い印象を残せません。

さまざまな表現を用いてアピールするのがよいでしょう。

【自己PRで行動力をアピールするには】行動力をアピールする際に気を付けるNG例

何でも行動すれば良いというわけではないことは先述しましたが、特に気を付けるべきNG例があります。

気を付けるべきNG例
  • エピソードが抽象的である
  • 成果や貢献を明確にしない
  • 自分の強みや経験を結び付けない
  • 企業や職種の特徴に合っていない
  • 面接で話せるように練習しない

具体的に解説していきます。

エピソードが抽象的である

具体的なエピソードは、場面を想像してもらうには十分な材料であり、共通認識が得やすいのです。

しかし、エピソードが抽象的であると何が言いたいのかボヤけてしまい、いまいち内容が伝わりません。

強みとしての行動力をアピールするにしても、下記を見比べてどちらに説得力があるでしょうか。

・「自分は何でも臆することなくトライすることが強みです。」

・「〇〇という思いがあり、〇〇(行動内容)に挑戦しました。〇ヶ月間やってみた結果、〇〇という結果が出ました」

明らかに後者ではないでしょうか。

このように、行動力をアピールする際は抽象的なものではなく具体的なエピソードを交えましょう。

成果や貢献を明確にしない

行動力をアピールする際、成果や貢献について必ず明確にしましょう。

どれだけ行動やプロセスを長く書いたところで、その成果や自分の役割による貢献が伝わらなかったら意味がありません。

企業側があなたの強みを知りたい理由は、その強みによっていかに自社に貢献してくれるか知るためです。

自己PRの強みと企業の成果が結びつかないようであれば採用にはつながりません。

行動力が自己満足に終わっているのか、何か成果を出したり他者に貢献できたのかによって、企業側に与える印象は変わってきます。

行動力によってどのような結果が生まれたかを洗い出してみてください。

自分の強みや経験を結びつけない

採用されないエピソードとは、自分の強み・経験が結びついていないものです。

行動力で例をあげると、「友人に誘われたからやってみた」「指示されたからやってみた」というのは行動力には該当しません。

行動力とは、自ら「主体的」に考えて行動に移すことであり、受動的に行動することではありません。

自己PRのエピソードに対して自分の強みが活きた部分を書きましょう。

ここでいうと行動力が活きた経験は何でしょうか。

それが説明できると、入社後どのように貢献できるのか企業側は想像しやすくなります。

企業や職種の特徴に合っていない

自分の強みが企業の職種・特徴に合っているかどうかも確認することが必要です。

自分の特性をアピールしても企業の社風と合っていないアピールであればマイナスな印象を与えるだけです。

完全歩合の営業職として働くのであれば、個人でどんどん新規開拓していく必要がありますし、チームで進めるプロジェクト案件であれば仲間との連携が重要です。

新しいことに挑戦していくことが得意な人であれば営業職や新規プロジェクトの立案が向いていますし、守りを固める方が得意な人は、総務経理などの事務職、データ分析・解析といった仕事が向いています。

自分の特性を理解して、それに合った企業・職種を選びましょう。

面接で話せるように練習しない

どんなに文章が完璧であったとしても、「言語化」ができていなければ意味がありません。言語化とは、実際に話す際にまとまっていなかったり、深堀りができていない等といったことです。

面接で話せるシミュレーションをしていないと必ず失敗します。

本番は思っている以上に緊張しますし、目に見えないプレッシャーで頭が真っ白になりやすいのです。

発表や説明に慣れていないうちは台本を準備したり、声に出して話す等、対策をしておきましょう。

本番前には身近な人など誰でも良いので、発表内容を聞いてもらいましょう。

そして質問やツッコミを受けて準備・対策をすることで、本番では力を発揮できます。

【自己PRで行動力をアピールするには】自己PRの書き方を紹介

行動力をアピールしたいものの、文章力がないと不安に感じる方もいるでしょう。

採用担当者に強い印象の残せる文書を作るためには、以下の順番でエピソードを組み立てるのが重要です。

①強み
②発揮したエピソードの概要
③課題
④解決策
⑤結果
⑥会社にどう貢献できるか

自己PRで大切なのは、具体的なエピソードです。

どんな行動をとったのかだけでなく、どうして行動したのかをしっかりと伝えられればプラスの評価を期待できます。

【自己PRで行動力をアピールするには】例文の紹介

行動力には自信をもっているものの、アピールの仕方がわからない方もいるのではないでしょうか。

自己分析をしてからエピソードを作成するのは誰にでも難しいことです。

ここでは下記6つのポイントをおさえた、自己PRで行動力をアピールするときの例文を3つご紹介します。

・強み
・発揮したエピソードの概要
・課題
・解決策
・結果
・会社にどう貢献できるか

例文を参考にして独自のエピソードを作成しましょう。

例文①

私の強みは現状に満足せずに努力できることです。
学生時代に住んでいた地域にできるだけ貢献したいという思いから、友人と共同でボランティア団体を立ち上げました。
しかし設立当初は参加するメンバーが不足していたために、活動が限られていたのです。
そこでボランティア活動を広げるためにInstagramやFacebookなどの、ソーシャルメディアを利用してメンバーの増員をはかりました。
さらにゲーム感覚で楽しく清掃活動ができるイベントを企画したことで、知名度を高められたのです。
活動を普及させるための具体策を講じたことで、メンバーを増やすだけでなく、雑誌やテレビなどのメディアにも紹介してもらえるまでに成長しました。

この経験は貴社でも活かせると考えており、新人の売上実績の1位を獲得するために頑張っていきたいと考えています。

上記の例文では単に積極的なボランティア活動をしてメンバーを増やしただけではなく、ボランティア活動における問題点を自己分析しています。

またメンバーを増やすための具体的な方法を紹介しているため、採用担当者には計画を立ててから実行させる行動力を備えていることが伝わるでしょう。

さらに培った経験を企業でどのように活かせるのかも書かれています。

例文②

私のセールスポイントは目標達成する方法を、熟考してから行動に移せることです。
学生時代に本屋でアルバイトをしていましたが、店の売り上げが少しずつ落ちていると気がつきました。
付近に大型店が進出したため、利用する顧客の減少が原因だったのです。
私はどの年齢層のニーズが多いのかを調査して、どのようなジャンルの本に興味をもっているのかを分析しました。
加えて店長の許可を得てから特設コーナーを設けて、利用者にアピールするためのチラシを友人と一緒に作成しました。
魅力のある書店作りを目指した結果、大型店が進出した前の時期よりも売り上げを2倍に伸ばせたのです。
アルバイトでの経験は御社の商品をPRする際に役立てられると思っています。

上記の例文では、売り上げが落ちた原因を分析してから具体的な対策を講じたことが述べられています。

対策方法もわかりやすく書かれているため、目標を立ててから実行できる行動力をもっているという印象を与えられるでしょう。

働きはじめてから売り上げが落ちたことを記載していますが、売り上げが落ちた原因や対策を述べることでプラスの評価につなげられます。

セールスポイントを紹介する際には、行動力ではなく具体的な能力を述べるのも大切です。

例文③

私の強みは失敗しても何度でも挑戦できることです。
大学時代は野球部に所属していましたが、控えの選手として起用されていました。
部長から練習メニューは与えられていましたが、単に練習をこなすだけでは選手として成長できないことに気がついたのです。
そこで基礎的な練習に加えて苦手な走力や瞬発力などのフィジカルを補うために、筋力トレーニングを積極的に取り入れました。
その結果レギュラーメンバーとして採用されるようになったのです。
チームとしてのモチベーションを高めるために、積極的に部員にコミュニケーションをとることでチームワークを高めました。
さらにチームとして問題点を分析してから、克服するための練習メニューをメンバーと一緒に作成しました。
これらを徹底した結果、秋季大会で優勝できたのです。
この経験を活かして個人として、またチームとして何をすればよいのかを考えて、行動に移したいと考えています。

上記の例文はスポーツ活動における経験を強みにしたものです。

レギュラーの獲得やチームの勝利を目標にして努力したことが述べられています。

具体的な解決策も述べられているため、採用担当者に行動力があるという印象を与えられるでしょう。

まとめ

自己PRを作成する際には内容に注意しましょう。

単に行動力があるというだけでは、プラスの評価はもらえません。

行動力をアピールするには目的や考えをもったうえでの行動であることや、自発的にとった行動であることを述べましょう。

行動力を文書でアピールする場合は、強み・発揮したエピソードの概要・課題、解決策・結果・会社にどう貢献できるかなどのポイントをおさえます。

例文を参考に、企業がどんな人材を求めているのか分析しながら自己PRを作成しましょう。

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