高学歴はベンチャーに行くべきなのか?メリットや行くべき人を高学歴向けに紹介!

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はじめに

ひと昔前と比べると、ベンチャー企業に就職する高学歴な学生が増えました。

そろそろ就職先を考えなければと思っている方の中にも、ベンチャー企業、いわゆるスタートアップを視野に入れている方も多いのではないでしょうか。

しかし、高学歴でベンチャーに行くともったいないのではないか、大企業に比べたメリットはあるのだろうかとさまざまな疑問を抱えているかもしれません。

一般的にベンチャー企業では、大企業に比べると採用選考時に学歴は関係ないといわれています。

ある程度就活の方向性を決めたうえで、ベンチャーに就職するか、大手に就職するかを学歴に関係なく自分がやりたいことで決めるのが、就職先を絞るために大切でしょう。

今回は、高学歴の学生に向けて、ベンチャー企業に行くメリットや選択肢について詳しくご紹介します。

【高学歴はベンチャーに進むべきか 】高学歴のベンチャー就職の実態

高学歴の学生がベンチャー企業を選ぶ理由はいくつかあげられます。

たとえば、成功したときのインパクトの大きさを求めている場合です。

大企業で成功するより、ベンチャー企業で結果を出すほうが何倍も大きなインパクトを社会に与えられます。

それにともなって大きな報酬を得ることもできるでしょう。

また、自分自身がチームプレーに向いていないと感じる高学歴の学生もベンチャー企業を志望する傾向にあるといえます。

大企業に勤めるOBから、出世してもそこまで稼げるわけではない、さまざまなしがらみや人間関係の中で業務に関する調整しなければならないなどという話を聞き、より個人の力が影響するベンチャー企業を選ぶというパターンです。

このように、価値観の変化やベンチャー企業が活躍の幅を広げたことにより、ベンチャー企業への就職を考える高学歴の学生が増加傾向にあります。

しかし高学歴だからといって安易にベンチャー就職を選ぶべきではありません。

ここでは、ベンチャー企業の実態について詳しく見ていきましょう。

高学歴のベンチャー就職は増えている!

東京大学や京都大学といった大学生の中でベンチャー企業へ就職する人は1/3〜半分程度となっています。

大手企業では、就職後に研修からはじまり下積みの時間は必要ですが、ベンチャー企業では若手のうちから最前線に出て働く機会があります。

そのような責任を負う立場で仕事に取り組むと、おのずとスキルアップにつながるのです。

特に、優秀な高学歴の学生が求める環境とマッチしているといえるでしょう。

完成された組織の中で与えられた仕事をこなすよりも、自分自身で成功をつかむ方がやりやすいと感じている学生も多いからです。

さらにベンチャー企業は大企業に比べると柔軟性があり、開かれている場合が多くあります。

海外も視野に含め、国際的な活躍をしたい学生にとっては、大きな魅力的の1つであるといえるでしょう。

ベンチャーにも段階がある

ベンチャー企業と一言でいっても、立ち上げたばかりのスタートアップ企業から、世間でもよく知られているメガベンチャーまでさまざまな段階があり、4つのステージに分けられています。

・ベンチャーを立ち上げるための準備期間である「シード」

・事業が軌道に乗るまでのおおよそ5年間の間を指す「アーリー」

・世間に認知し始める「ミドル」

・黒字化しさらな新規事業拡大を目指す「レイター」

レイターであれば、倒産のリスクが低く安定しているといえるでしょう。

高学歴でベンチャー企業が気になっているけれど、倒産リスクや危険はおかしたくないという学生は、サイバーエージェントやDeNAといったメガベンチャーがおすすめです。

メガベンチャー

メガベンチャーとは上記でいうレイターの段階にある成熟した企業を指します。

業績が安定し始め、これからさらに事業拡大を狙っているベンチャーで、会社の規模も大きくなります。

倒産のリスクが非常に低く、社風はベンチャー企業そのものであることが多いです。

安定は欲しいけれどベンチャー企業の社風の中でキャリアアップに挑戦したいという学生に人気を集めています。

スタートアップのベンチャー企業と比べると、福利厚生やキャリアアップ制度、教育制度が整っている場合も多く、労働環境のよさも大きな魅力であるといえるでしょう。

スタートアップ

事業を始めたばかり、もしくは事業を始めてから5年以内のアーリー段階にある企業をスタートアップと呼びます。

成長段階にあり、猛スピードで変化を遂げていく時期にあります。

顧客を増やし、世間に認知してもらうことが一番の目標です。

しかし、運転資金や設備投資のために多くの資金を必要としているため資金不足に苦しむ企業も少なくありませんが、軌道に乗るまであとひと押しという段階でもあります。

企業の急成長の中で自分自身の速い成長を期待できるでしょう。

のちに起業を考えている人にとっては、この時期のベンチャー企業と関わることは、間違いなくのちに活きる貴重な経験となるでしょう。

【高学歴はベンチャーに進むべきか 】高学歴がベンチャーに進むメリットとデメリット

ベンチャー企業にも、さまざまな段階の企業があるとわかりましたね。

それでは、高学歴の学生がベンチャー企業をあえて選択する場合はどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

ベンチャーの方が人気だからなど安易な気持ちではなく、それぞれのメリットとデメリットを知ったうえで、慎重に検討することが大切です。

メリット

まずは、高学歴の学生がベンチャー企業に就職するメリットを説明します。

大きく分けて、就職時に評価されやすい、独立しやすくなること、スキルを早く身につけられることの3つがあげられます。

大企業に就職した場合とも比べながら、自分の希望するライフプランやキャリアプランに沿ってメリットを考えてみましょう。

就職時に評価されやすい

ベンチャーは学歴フィルターがあるわけではありませんが、高学歴の学生はよい印象を与えられます。

なぜなら、ベンチャー企業に就職する学生の中でも2つの学生に分かれます。

大企業にいけなかったので仕方なくベンチャー企業に入社したという学生と、あえて大企業にはいかずにベンチャー企業を選んだという学生の2つです。

高学歴を持っていると、働き方や仕事内容にひかれてそのベンチャー企業をわざわざ選んだと感じられるため、高い評価を得られるでしょう。

独立しやすくなる

規模の小さい企業は、経営者や管理職との距離が近いといえます。

そういった人たちの身近で働くと、経営者やリーダーとしての目線や振る舞い方も自然と学べるでしょう。

また、取引先の経営者と出会う機会も多く、業界内・外に関わらず人脈を広げられます。

のちに独立を考えているという場合に、大きなアドバンテージになることは間違いありません。

スキルを早く身につけられることが多い

新規事業の立ち上げや、取引先との交渉、マーケティングなどのさまざまな仕事を任されるため、スキルを早く身につけられるのもベンチャー企業で働くメリットの1つです。

特にスタートアップの会社であれば、人材不足もあいまって一人がカバーする仕事の範囲が広くなる傾向にあります。

高学歴でレベルの高い学習をしているからこそ、さまざまな種類の仕事においてスキルを身につけるスピードが速くなり、結果的にその後のキャリアプランにおいて自分自身の市場価値を高めることにつながります。

デメリット

ベンチャー企業で働くにあたって、良いことばかりではありません。

特に、立ち上げたばかりのスタートアップ企業では、大手企業に比べると環境の面では劣っている点も見受けられます。

デメリットを理解し納得したうえで企業選びをしましょう。

給料が大手に比べ安定しない

大手企業は、若手のうちからある程度の給料が保証されるうえに、年功序列で給料は上がっていくのが一般的です。

しかし、ベンチャー企業では、事業の成長が第一優先です。

固定給はそれほど保証されていない場合も珍しくありません。

大きな成果をあげた場合や、持っているスキルによってはインセンティブ報酬も期待できますが、企業によって給料形態が違ったり、経営が安定しなかったりという点はデメリットといえるでしょう。

教育環境が整っていない

大手の企業が新入社員に新人教育をし、数ヶ月の下積みを経て業務に取り組むのに比べると、ベンチャー企業では新人であっても即戦力としての力が求められます。

手取り足取り丁寧に教えてもらえるような教育環境が整備されていません。

自分で調べて解決を試みたり、自分から動いて聞きに行ったりする姿勢が必要不可欠といえるでしょう。

指示がないと動けない、決まった仕事をこなす方が得意という学生は、教育環境が充実している大企業を選ぶ方がよいでしょう。

福利厚生が整っていない

大手の企業が、住宅手当や退職金など、豊富な資金をもとに充実した福利厚生を提供しているのに比べると、ベンチャー企業はそこまでの財務体力がない場合も多く、福利厚生や待遇の面で劣ってしまう可能性があります。

とはいえ、仮眠スペースや娯楽スペースを取り入れたり、失恋休暇を取り入れたりと、それらをユニークな福利厚生で補おうとするベンチャー企業も多く存在します。

【高学歴はベンチャーに進むべきか 】ベンチャーに行くべき人と行くべきでない人の違い

ここまでベンチャー企業の労働環境について、大企業との比較をしながら説明してきました。

はたして、自分はベンチャー企業に向いているのだろうか、どちらに的を絞って就職活動を進めたらよいのだろうかと疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、ベンチャー企業か大企業かを選ぶ際の目安となるポイントを紹介します。

成長したいならベンチャーに行くべき!

ベンチャー企業は大企業に比べると少人数であり、裁量権を与えられたり、責任のある仕事を任されたりという傾向にあります。

また、カバーする仕事の幅も多く、さまざまなスキルを身につけたり、大企業ではできないような経験ができるでしょう。

将来的に、転職を考えている場合は、実績をあげると自分の市場価値を高めることにもつながります。

また、将来的に自分で起業したい、事業を起こしたいと考えている方もいるかもしれません。

そんな方にとっては、まさに企業が猛スピードで成長していく姿を内側から見ることができ、必ず将来活かせるでしょう。 

安定を求めるなら大手に行くべき!

生活の安定やライフワークバランスの充実を一番に重視しているという方は、高学歴を活かして大手の企業に就職するのがおすすめです。

給料や福利厚生の面で安定しているので、プライベートの時間や家族との時間を充実させるられるでしょう。

また、教育制度も充実していることが多いため、しっかりと研修を受けたうえでスキルを伸ばしながら成長できます。

【高学歴はベンチャーに進むべきか】ベンチャーに学歴は関係ない!

ベンチャー企業は、大企業に比べると、学歴重視というわけではありません。

どうしてもつけたい力がある、自分の力を試してみたい、将来起業を考えているなどのはっきりとした目的がある場合には、ベンチャー企業への就職がおすすめです。

特にやりたいことがない、なんとなくみんなが選んでいるからという理由で選んでしまうと、現実とのギャップを感じてしまうことになりかねません。

自分がどうしてベンチャー企業に行きたいのか、そこでどういった仕事に携わりたいのかを明確にしたうえで就職活動を進めるのが大切です。

【高学歴はベンチャーに進むべきか】まとめ

今回は、高学歴の学生がベンチャーに進むべきなのかに焦点をあてて、ベンチャー企業の実態やメリット・デメリットについてお伝えしました。

自分の人生において、一番大切にしたいことはなんなのか、どういったキャリアプランを手に入れたいのかなど、仕事の面からだけでなく、総合的に考えることが大切です。

高学歴を活かして大企業に就職するのも、やりたいことを優先してベンチャー企業に就職する道も、どちらも自分次第で活躍できる可能性が必ずあるはずです。

この記事を参考に、自分にあった就職先を見つけてみてください。

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