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・バイオベンチャーとは?
・バイオベンチャーに向いている人
・注目されているバイオベンチャー企業例
・バイオベンチャーに興味がある人
・理系学部の人
・ベンチャー企業に興味がある人
目次[目次を全て表示する]
- ▶ はじめに
- iHeart Japan株式会社
- タカラバイオ株式会社
- 株式会社ツーセル
- DAIZ株式会社
- Heartseed株式会社
- 株式会社リバネス
- QDレーザ株式会社
- 株式会社ちとせ研究所
- エディットフォース株式会社
- クオリプス株式会社
- 株式会社Revorf
- 株式会社イムノセンス
- 株式会社komham
- メタジェンセラピューティクス株式会社
- 株式会社chromocenter
- 株式会社Epigeneron
- 株式会社メタジェン
- 株式会社Epsilon Molecular Engineering
- アメリエフ株式会社
- Genomedia株式会社
- ▶ 【バイオベンチャー企業とは】バイオベンチャーに将来性はある?
はじめに

新型コロナウイルスのワクチン開発をはじめ、医療分野に世界が注目する中、バイオベンチャーの存在にも注目が集まっています。
就活においても、これまであまり関心がなかったバイオベンチャーに興味を持つようになった人も少なくないでしょう。
バイオテクノロジーは医療分野に限らず、これからあらゆる産業を支えていく期待の高い技術です。
その中でも時代の最先端を行くバイオベンチャーについて、どのような事業を展開しているか詳しく解説します。
【バイオベンチャー企業とは】バイオベンチャーとは?
バイオベンチャーは、バイオテクノロジーを用いて医療や産業の発展に貢献するベンチャーです。
バイオロジー(生物学)とテクノロジーからなる造語がバイオテクノロジーですが、これまでにもすでに生物の持つ能力を活用した医療や食糧確保、環境保全などの事業が多数確立されました。
国として統一された定義はなく、一般財団法人 バイオインダストリー協会が動向調査を行ううえで、一定の定義を設けています。
それによるとバイオベンチャーは、
・バイオ関連事業を主な事業とする(デジタルヘルス、医療機器なども加える)
・独自の技術基盤を有する(販売輸入仲介や開発受託、医薬品製造受託は除外)
以上のものが定義となります。 一般的にはこの定義に加えて「設立から20年未満」という条件も入りますが、こちらの調査ではあえてそれは外されています。
こちらの調査結果では、2019年4月時点までに把握された数は2,010社でした。
参考:一般財団法人 バイオインダストリー協会 「国内バイオ関連ベンチャーの現状調査と分析」
【バイオベンチャー企業とは】注目されているバイオベンチャー企業
注目されているバイオベンチャー企業として、どのような企業が挙げられるのでしょうか。
ここでは、注目されているバイオベンチャー企業を紹介します。
iHeart Japan株式会社
iHeart Japanは、心臓病治療に特化した再生医療ベンチャーです。
iPS細胞技術を応用し、重症心不全患者向けの細胞シートの開発を進めています。
この細胞シートは、損傷した心臓組織を再生させることで、従来の治療では難しかった心機能の回復を目指します。
超高齢化社会において、心疾患の患者数は増加傾向にあり、iHeart Japanの技術は、多くの患者の生活の質の向上に大きく貢献すると期待されています。
タカラバイオ株式会社
タカラバイオは、遺伝子技術を基盤とした研究試薬、受託サービス、遺伝子治療薬の開発などを幅広く手掛ける企業です。
特に、遺伝子治療分野では、がんや遺伝性疾患に対するウイルスベクターを用いた治療薬の開発に力を入れています。
また、新型コロナウイルス感染症のPCR検査試薬の提供でも貢献し、バイオテクノロジーの社会実装を加速させています。
その多様な事業展開と実績は、バイオテクノロジー分野におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。
株式会社ツーセル
株式会社ツーセルは、再生医療分野において軟骨再生治療薬の開発を進めている企業です。
自家細胞を用いた軟骨再生治療薬「軟骨細胞シート」は、膝などの関節軟骨損傷の治療に用いられ、患者自身の細胞を培養して移植することで、自然な軟骨組織の再生を目指します。
スポーツ外傷や変形性関節症など、軟骨損傷に苦しむ多くの患者に新たな治療選択肢を提供し、生活の質の改善に貢献することが期待されています。
DAIZ株式会社
DAIZは、植物性肉代替食品の開発を手掛けるフードテックベンチャーです。
独自の「落花生発酵技術」を用いることで、大豆など植物性タンパク質の風味や食感を飛躍的に向上させ、本物の肉に近い代替肉を開発しています。
健康志向の高まりや環境問題への意識向上から、植物性食品市場は世界的に拡大しており、DAIZの技術は持続可能な食料システム構築に貢献するとして注目を集めています。
Heartseed株式会社
Heartseedは、iPS細胞から作製した心筋細胞シートによる重症心不全の再生医療を目指す企業です。
慶應義塾大学の研究成果を基に設立され、損傷した心臓に直接移植することで、心機能の回復を促します。
心臓移植以外の新たな治療法が求められる中で、Heartseedの技術は、重症心不全患者のQOL向上に大きく貢献する可能性を秘めています。
グローバルな展開も視野に入れ、開発を進めています。
株式会社リバネス
株式会社リバネスは、科学技術の社会実装を加速させる「知識製造業」を掲げるユニークなバイオベンチャーです。
研究者と企業、自治体、教育機関などを繋ぎ、ディープテック分野のスタートアップ支援、人材育成、研究開発プロジェクトの企画・推進を行っています。
生命科学、医療、農業、環境といった幅広い分野で、新たな知見や技術が社会に還元される仕組みを構築し、社会課題の解決に貢献しています。
単なる研究開発に留まらず、その成果をいかに社会に実装するかという視点で、多角的な事業を展開している点が特徴です。
QDレーザ株式会社
QDレーザは、半導体レーザ技術を基盤とした医療機器開発で注目を集めるバイオベンチャーです。
特に、網膜に直接映像を投影する網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA Display」は、視覚障がい者のQOL向上に大きく貢献する可能性を秘めています。
加齢黄斑変性や緑内障など、従来の眼鏡やコンタクトレンズでは視力矯正が困難なケースでも、独自の技術で網膜に鮮明な映像を届けます。
医療分野だけでなく、AR(拡張現実)技術への応用など、新たな市場開拓にも期待が寄せられています。
株式会社ちとせ研究所
株式会社ちとせ研究所は、藻類や微生物を活用したバイオマスの研究開発を専門とするバイオベンチャーです。
特に、微細藻類を大規模培養することで、食料、飼料、燃料、化学品などの製造を目指しています。
CO2を吸収して成長する藻類は、持続可能な社会を実現するためのクリーンな資源として注目されており、ちとせ研究所はその生産性向上とコスト削減に成功しています。
環境問題や食料問題の解決に貢献するだけでなく、新たな産業の創出にも繋がるとして、国内外から高い評価を得ています。
エディットフォース株式会社
九州大学発のベンチャーとして注目を集める同社は、独自のDNAおよびRNA編集技術であるPPR技術をコアとしています。
この技術は、タンパク質の一種であるPPRタンパク質を設計することで、ゲノム上の特定の配列をピンポイントで認識し、書き換えや制御を行うものです。
既存のゲノム編集技術と比較して、標的への結合特異性が高く、より精密な制御が可能であるという強みを持っています。
創薬、農業、化学など幅広い分野への応用が期待されており、特に遺伝子疾患に対する新たな治療法の開発において世界的な注目を集めています。
国内外の製薬企業やアカデミアとの共同研究を積極的に推進し、次世代のゲノム編集プラットフォームとしての地位を確立しようとしています。
クオリプス株式会社
大阪大学の優れた研究成果を基盤に、iPS細胞を用いた心筋シートの開発に注力している再生医療ベンチャーです。
特に重症心不全の治療を目的としたiPS細胞由来の心筋細胞シートは、心臓の機能を回復させる革新的な治療法として期待されています。
同社は、高品質な細胞を安定的に大量培養する技術と、それを製品化するための厳格な製造管理体制を強みとしています。
再生医療製品としての承認獲得に向けた治験を加速させており、心臓移植や人工心臓に頼らない新たな選択肢を患者に提供することを目指しています。
心筋以外にもiPS細胞の応用範囲を広げる研究を進めており、日本の再生医療分野を牽引するフロントランナーの一社として高く評価されています。
株式会社Revorf
人工知能とバイオテクノロジーを高度に融合させ、創薬のプロセスを根本から変革することを目指す企業です。
膨大なゲノムデータやオミクス情報をAIで解析することで、疾患の原因となる標的分子の特定や、最適な新薬候補物質のデザインを驚異的なスピードで行います。
従来の実験主導型の創薬に比べ、開発コストの大幅な削減と成功確率の向上を実現できる点が最大の特徴です。
特定の疾患に限定せず、がんや免疫疾患、難病など多岐にわたる領域でプラットフォームを展開しています。
製薬会社との共同開発に加え、自社パイプラインの構築にも積極的であり、データサイエンスの力で医療の未来を切り拓く次世代型のバイオテック企業として存在感を示しています。
株式会社イムノセンス
名古屋大学発のベンチャーであり、独自の免疫測定技術であるGLEIA法を核とした革新的な検査システムの開発を行っています。
この技術は、ウイルスやタンパク質などの微量な物質を、高感度かつ短時間で検出できるものです。
従来の大がかりな検査装置を必要とせず、小型のデバイスで場所を選ばずに迅速な診断を可能にするため、救急現場や在宅医療、感染症の蔓延防止などへの応用が期待されています。
特に迅速性と正確性が求められる医療現場において、診断の質を向上させ、適切な治療方針の決定を支援するツールとして注目されています。
検査の民主化と効率化を通じて、人々の健康維持に貢献するヘルスケア分野の期待の星です。
株式会社komham
微生物群の力を活用した環境バイオテクノロジーを展開するスタートアップです。
独自の微生物群「コムハム」を用いて、生ごみなどの有機廃棄物を高速かつ安定的に分解・減容化する技術を提供しています。
この技術は、従来の堆肥化技術に比べて分解効率が非常に高く、悪臭の発生を抑えることができるため、都市部や商業施設での導入に適しています。
単なる廃棄物処理にとどまらず、処理過程で生じる熱エネルギーの活用や、残渣の資源化など、サーキュラーエコノミーの実現に向けたソリューションを提案しています。
環境負荷の低減と資源循環の両立を目指す姿勢が、SDGsへの意識が高い企業や自治体から強い支持を得ています。
メタジェンセラピューティクス株式会社
腸内細菌叢を用いた医療の社会実装を目指す大学発ベンチャーです。
健康な人の便を患者に移植する「便微生物移植」に関連する技術や、特定の細菌を医薬品として活用するマイクロバイオーム創薬を主軸としています。
腸内細菌の乱れが、潰瘍性大腸炎などの中格疾患だけでなく、がんや免疫疾患、神経系疾患など多岐にわたる病気と深く関わっていることに注目し、新たな治療法の確立に挑んでいます。
ドナーからの便を安全に管理・提供するためのバンク構築や、最先端の解析技術を用いた治療効果の予測など、科学的根拠に基づいた医療提供体制を整えています。
腸内環境の操作によって難病を克服するという、新しい医療のパラダイムシフトを主導しています。
株式会社chromocenter
鳥取大学発のバイオベンチャーであり、独自の染色体工学技術をベースにしています。
中でも人工染色体ベクター技術は、巨大な遺伝子を壊さずに細胞内に導入し、安定的に維持・発現させることができる画期的なものです。
これにより、従来の手法では難しかった複雑な機能を持つ遺伝子の導入や、より精密な遺伝子治療、バイオ医薬品の効率的な生産が可能になります。
医薬品開発の基盤となる細胞株の構築や、安全性評価のための動物モデル作成など、製薬産業を支えるプラットフォームを提供しています。
遺伝子・細胞治療が高度化する中で、その基盤を支える染色体操作のスペシャリストとして、国内外の研究機関や企業から厚い信頼を寄せられています。
株式会社Epigeneron
エピゲノム制御を標的とした創薬および診断技術の開発に特化した企業です。
遺伝子の塩基配列そのものではなく、その働きを調節するスイッチの役割を果たすエピゲノムの変化に着目しています。
独自の技術を用いて、特定の疾患に関わるエピゲノムの状態を解析し、それを正常な状態に戻すための薬剤を開発しています。
特に、これまで治療が困難であった疾患や難治性がんにおいて、新しいアプローチからの治療薬提供が期待されています。
疾患の早期発見を可能にする診断マーカーの開発も並行して進めており、予防から治療までを一貫してサポートするエピゲノム医療の確立を目指しています。
生命現象の本質に迫る高い専門性が強みです。
株式会社メタジェン
慶應義塾大学と東京工業大学の研究成果を基盤に、腸内環境をデザインすることで病気ゼロを目指すベンチャーです。
独自の茶ノ内環境解析プラットフォーム「メタジェニックス」を活用し、個人ごとに異なる腸内細菌叢や代謝物の情報を精密に可視化します。
このデータを基に、個々の体質に合わせた食事指導やサプリメントの提案、未病段階での疾患リスク予測などを行っています。
製薬、食品、化粧品メーカーなど幅広い企業と共同研究を行い、科学的根拠に基づいた健康食品やサービスの開発を支援しています。
腸内フローラ研究を日常の健康管理に繋げ、パーソナライズされたヘルスケアの普及に大きく貢献しています。
株式会社Epsilon Molecular Engineering
埼玉大学発のバイオベンチャーで、進化分子工学に基づいた独自の創薬プラットフォームを展開しています。
中でも、ラクダ科動物が持つ特殊な抗体を模した「VHH抗体」の設計・開発に強みを持っています。
この抗体は従来の抗体に比べてサイズが非常に小さく、安定性や浸透性に優れているため、これまで薬剤が届きにくかった標的へのアプローチが可能です。
AIを活用した抗体設計と高速スクリーニングを組み合わせることで、高性能な次世代抗体薬を迅速に生み出します。
感染症、がん、自己免疫疾患など幅広い領域での創薬を加速させており、国内外のパートナー企業と共に、これまでにない革新的なバイオ医薬品の開発に挑んでいます。
アメリエフ株式会社
バイオインフォマティクスの専門集団として、ライフサイエンス分野のデータ解析を支援する企業です。
次世代シーケンサーから得られる膨大なゲノムデータの解析を中心に、創薬研究や臨床検査の現場で必要とされる情報解析パイプラインの提供やコンサルティングを行っています。
自社開発の解析ソフトウェア提供に加え、研究者が自ら解析を行えるような教育支援や環境構築にも注力しています。
ゲノム解析の民主化を掲げ、複雑なデータを価値ある知見に変換することで、個別化医療の進展や新薬開発のスピードアップを強力にサポートしています。
データサイエンスの力で、生物学的発見と実用化の橋渡しをする重要な役割を担っています。
Genomedia株式会社
ゲノム情報と臨床情報を統合・解析し、医療現場での活用を促進するゲノム医療のプラットフォーム企業です。
全ゲノム解析やパネル検査から得られる膨大なデータを効率的に処理し、医師が診断や治療方針の決定に活用しやすい形に整理する情報システムを提供しています。
がんゲノム医療や難病の遺伝子診断において、最適な治療薬の選択や個別化医療の実現を支える情報インフラを構築しています。
製薬企業向けには、ゲノムデータを活用した治験の効率化や創薬標的の探索を支援するソリューションも展開しています。
高度なセキュリティと解析技術を両立させ、日本のゲノム医療の実装をITの側面から支える中核的な存在です。
【バイオベンチャー企業とは】バイオベンチャーに将来性はある?
誰もが知るとおり、現在全世界は、新型コロナウイルスのワクチン開発・健康寿命の維持など、バイオテクノロジーが不可欠な時代にいます。
現在バイオベンチャーは、大手製薬企業やベンチャーキャピタルなどからまとまった資金提供を受けたり、共同開発を行ったりするなどして、事業活動をさらに活発化させています。
このコロナ禍が過ぎた世界でも、人々は暮らしをより豊かにするために、バイオテクノロジーを求めるでしょう。
バイオテクノロジーは人類の先端技術のひとつであり、事業化することで投資家からも十分な資金を引き出せる実力を持っていることは間違いありません。
つまり、しっかりとしたバイオベンチャーはしっかりとした経営力も持っており、今後成果物の需要も増え続ける予測があります。
将来性を疑う余地はないでしょう。
【バイオベンチャー企業とは】バイオベンチャー仕事内容とは?
バイオテクノロジーの活用は幅広いため、バイオベンチャーの事業も多岐にわたります。
医療や食品、化学分野のほか、農業・環境・情報分野でもすでにバイオテクノロジーは活用されており、利用される分野は多いです。
ただ日本国内では、ヘルスケア分野で事業を展開しているバイオベンチャーが多く見受けられます。
前述の調査でも、全体の6割がヘルスケア関連となっており、メインは創薬、IT・デジタルヘルスです。
次いで研究支援(試験/実験機器/試験・製造受託)が2割となり、調査から5年以内に設立したもっとも近年起業が盛んだったジャンルは、IT・デジタルヘルスという結果となっています。バイオベンチャーでの具体的な仕事内容や必要なスキルは?
日本国内では医療系バイオベンチャーが多いとはいえ、分野によって仕事内容も求められるスキルも大きく異なるため、一概にいえません。
ここでは大きく分野で大別し、一般的な仕事内容や必要スキルについてまとめます。
医療分野
医療分野では、再生医療やがん予防などに関する研究やワクチン開発などが主に行われています。
こうしたベンチャーに求められるのは、化学・生物学に関する専門知識です。
医学とまではいいませんが、大学の専攻で薬学・毒性学などの知識を持っていると、重宝されるでしょう。
製薬会社や食品会社など、一般企業の研究職に近いイメージですので、基本的に理系のスキルとなります。
また、ベンチャーは基本的に即戦力を求めていますので、博士課程の学生は歓迎されやすいです。
食品分野
食品分野もかなり幅が広いですが、食品系のバイオベンチャーでは現在、発酵や醸造で培ってきた技術を化粧品や医薬品の開発に活かしていこうという動きが盛んです。
たとえばトクホや機能性表示食品などの開発を行うベンチャーも多く、商品化を目指すためには臨床試験が必要なものも多くなります。
こうしたことから、各種試験の計画を立てられる人や、生物学・統計学の知識を持つ人が歓迎されるでしょう。
医療分野と同様に、食品分野でも一般企業の研究職に近いイメージで、理系スキルが求められます。
環境分野
環境分野は、地球環境に負荷がかかりにくい製品やシステムを開発するのがメイン業務です。
生物学以外にも化学や工学などの知識を持つ専門家と協力し、新たな製品を生み出す過程が多くなります。
医療分野や食品分野に比べ、製品やシステムをよりよくする画期的なアイデアを出す力が求められるのが特長です。
一般企業でいうと企画職に近い仕事を行うことが多く、基本的に理系ですが、より柔軟な発想力やマーケティング力のある人材が求められます。
【バイオベンチャー企業とは】バイオベンチャーに向いている人は?
バイオベンチャーは、革新的な技術や製品で社会貢献を目指す一方で、研究開発の長期性や不確実性といった特性を持つため、特定の資質を持つ人が活躍しやすい環境です。
学習意欲がある人
バイオサイエンスの分野は日進月歩で進化しており、常に新しい発見や技術が登場します。
バイオベンチャーでは、昨日まで常識だったことが今日には通用しなくなることも珍しくありません。
そのため、自身の専門領域だけでなく、関連する最新の研究動向や技術、さらにはビジネスモデルや市場トレンドまで、幅広く深い知識を貪欲に吸収し続ける学習意欲が不可欠です。
新しい情報にアンテナを張り、積極的に学び続けることで、変化の激しい環境に適応し、自身のスキルと会社の成長を両立できるでしょう。
好奇心旺盛な人
バイオベンチャーでの仕事は、未知の領域を探索し、誰も解決できなかった課題に挑むことの連続です。
既存の枠にとらわれず、「なぜそうなるのか」「どうすればもっと良くなるのか」といった純粋な好奇心が、新たな発見や革新的なアイデアを生み出す原動力となります。
予期せぬ結果や失敗に直面した際にも、それを単なる問題として捉えるのではなく、探求の対象として興味を持ち、その原因や解決策を粘り強く追求できる人は、バイオベンチャーの環境で大きく成長できます。
計画力のある人
バイオベンチャーにおける研究開発は、膨大な時間とコストを要し、多くのリソースが投入されます。
限られた資源の中で最大の成果を出すためには、明確な目標設定と、そこに至るまでの綿密な計画力が極めて重要です。
実験のスケジュール、必要な予算、人員配置、そして予期せぬトラブルへの対応策まで、多岐にわたる要素を考慮し、論理的かつ現実的な計画を立てる能力が求められます。
計画に基づき着実にプロジェクトを推進し、進捗を管理できる人は、成功への道のりを切り開く上で不可欠な存在となります。
まとめ
バイオベンチャーは、医療分野や食品分野、環境分野など幅広い分野で事業を展開しており、その将来は非常に大きく拓けているといえます。
それぞれが独自の技術で画期的な製品やサービスを開発し、全世界が注目するような成果を収めている国内のバイオベンチャーも少なくありません。
コロナ禍でも、ポストコロナ予測でも、バイオベンチャーには大きな期待があります。
各社とも千差万別ですので、就職を希望するのであれば、自身の専攻を活かしてどういった分野でどのように活躍したいか、マッチングをしっかり見極めることが重要です。
