【例文3選】自己PRで学業はアピールになる?効果的に伝えるためのポイントを解説

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大学や専門学校に通う学生にとっては、当然のことながら学業が本業になります。

面接での自己PRにおいて、学業を頑張った強みをアピールすることはできるのでしょうか。

アルバイトやサークル活動と違って、学業は当たり前のことなので自己PRに使っても良いのか悩む就活生もいるかもしれません。

ここでは学業を自己PRに使えるのかどうか、そして使うとするとどういった点に気を付けるべきなのか解説していきます。

そしてより効果的な自己PR作成のポイントを伝授するので参考にしてください。

この記事を読んでわかること

・学業でアピールできる強み
・学業をアピールする際のデメリット
・学業を自己PRにする際のポイント
・自己PRで学業のエピソードを用いた例文

この記事をおすすめしたい人

・学校の勉強に自身がある人
・学業を自己PRにしたい人
・学業をアピールする際のポイントを知りたい人
・例文を参考に自己PRを作りたい人

学業は自己PRに使える?

学生時代、特にサークルにも入らずアルバイトも短期で少しする程度で、とにかく勉強に力を入れた人もいるでしょう。

学業を必死で頑張った人は、そのことを自己PRに書きたいものです。

学業を自己PRに使うのは、問題ありません。

ただしここで気を付けなければならないのは、アピールの仕方に工夫が必要ということです。

まず言えることは、学業はインプットですが、仕事はアウトプットも必要となってくる点です。

つまり学業は教授の講義を受けて学ぶインプット作業ですが、ビジネスとなるとインプットしたものをいかにアウトプットできるかが求められます。

それゆえに自己PRにおいても、受け身に学んだ姿勢ではなくいかに能動的に積極的に行動したかをアピールすることが重要です。

成績における結果ではなく、それに至るまでの過程における強み、かつ再現性のあるものをアピールしましょう。

資格習得経験もぜひとも取り入れたいところです。

企業が自己PRを聞く意図とは?

まずは企業が応募者に自己PRを聞く意図を押さえておきましょう。

この部分を押さえておくことで、どのように自己PRでアピールをしていけばよいのかが見えてくるため、しっかり確認しましょう。

企業が求める能力があるかを見るため

まず自己PRでは企業が求める能力があるのかどうかを見ています。

自己PRで応募者の強みに関するエピソードを聞き、自社の業務内容や働き方と照らし合わせて、どのように自社で強みを発揮できるのかイメージしながら確認しています。

重要なのが、具体的なエピソードを交えて話すという事です。

いくら優秀な人でも企業側に自社で活躍するイメージを持ってもらうことができなければ、よいアピールにはつながりません。

具体的なエピソードを用いて、企業側がイメージしやすいように工夫しましょう。

応募者の人柄を見るため

自己PRでは応募者の人柄も見ています。

自己PRで取り組んだエピソードを通して、応募者がどのような人柄で、どのような価値観で、どのように考える人なのかが分かります。

それらの人柄や価値観などが自社の理念や企業文化に合致しているのか、求めている人物像に当てはまるのかなどを採用側は見ています。

自己PRはその人の能力だけでなく、物事に対してどのように考え取り組むのかが分かるため、これらの部分が重視されます。

学業のエピソードでアピールできる強み

次は学業のエピソードでアピールできる強みを紹介していきます。

学業には関係のない強みを書いても説得力がなく、採用側は「本当にこの強みを持っているのかな?」と疑問に思います。

そのため、これから紹介する強みを使って、説得力のあるジオPRを作りましょう。

忍耐強さ・粘り強さ

忍耐強さ・粘り強さをアピールすることができるでしょう。

学業は目標が分かりやすい反面、結果がすぐには出ません。

例えば、定期試験で9割の点数を目標にする、TOEIC800点を目指すなどがあります。

そのため、学業のエピソードを用いると、忍耐強く・粘り強く取り組んだなという印象を持たれます。

勤勉さ

学業のエピソードで勤勉さもアピールすることができます。

学業は日ごろから手を抜かずにコツコツと勉強を進めることが必要です。

そのため、真面目な部分やコツコツ努力しているところから、勤勉な印象を与えることができます。

コツコツ取り組んだ経験を入れて、勤勉さをアピールしましょう。

計画力

学業では計画力もアピールすることができます。

学業では受験日や試験日から逆算をし、計画的に1日の勉強内容や時間を決めていくことが重要です。

このようなところから、計画性が高いといった印象を与えることができます。

計画的に取り組み、成果を上げた経験があるとよいでしょう。

継続力

学業では継続力をアピールすることができます。

学業では目標に向けて、何か月、何年と勉強を続けていかなくてはなりません。

そのため、継続して取り組むことができ、最後までやり抜いてくれそうという印象を持たれます。

学業で長期間取り組んだ経験を入れて、継続力をアピールしましょう。

好奇心・探求心

好奇心や探求心もアピールできます。

まず、学業を極める際には、専門分野や科目に対する純粋な好奇心や「もっと知りたい」と望む探求心が必要です。

そのため、好奇心が高く、新たな事業や取り組みに積極的に参加してくれそうというイメージを持たれます。

好奇心をもって、様々な学業に取り組んだ経験をアピールするのもよいでしょう。

学業を自己PRにする際のデメリット

学業を自己PRにすると、様々な強みをアピールすることができますが、その反面デメリットもあります。

これから紹介する3つのデメリットを理解したうえで、学業を自己PRにするとよいでしょう。

他に自己PRにできるものがない

学業を自己PRにすると、他に自己PRで話せる経験をしてこなかったのではないかと思われてしまいます。

学業をしている学生でも学業以外のことを自己PRにしていることが多いです。

サークルや部活、アルバイト、課外活動、長期インターンなど取り組めることが多い中で、学生全員が取り組む学業を自己PRにする場合はそれなりの理由が必要になります。

大学で上位5%の成績を維持し続けた、TOEICで900点を取ったなどのエピソードがあれば、かなり強い自己PRを作ることができます。

色々なことを経験した中で、一番学業に力を入れ、成果を出すことができたという事を伝えるようにするとよいでしょう。

真面目過ぎる

学業を自己PRとして使うと、まじめすぎるといった印象を与える可能性があります。

真面目なことは重要ですが、その度合いが強すぎると融通が利かないのでは?と思われてしまう事もあります。

このようにとらえる企業は少ないですが、できるだけ採用側に好印象を持ってもらうために、自分の柔軟性や対応力が伝わるようにしましょう。

人と交流するのが苦手

学業のエピソードを使うと、人と交流することが苦手なのでは?と思われてしまう事もあります。

学業というのは基本的に自分1人で行うもので、他人と協力することは多くはありません。

そのため、人付き合いが苦手なのでは?協調性があまりないのでは?と思われてしまいます。

入社後はチームで働くという事がほとんどになるので、協調性は重要です。

誤解されないためにも、友人やチームと取り組んだ学業のエピソードがあるとよいでしょう。

学業を自己PRに用いる時の5つのポイント

学業は自己PRに使えますが、いくつかの押さえるべきポイントについて知っておく必要があります。

まず強みを裏付けるエピソードは積極的で主体性のあるものを選びます。

そして成績をアピールするのではなく、勉強の仕方や努力といった過程に目をつけなければなりません。

また単独ではなく集団でのエピソードを用いることも大切といえます。

これは入社するとさまざまな人間関係での関わりが出てくるからです。

以下に詳しく見ていきます。

主体的に取り組んだエピソードを用いる

学業を自己PRに使うと、どうしてもインドアで消極的なイメージを持たれてしまいます。

アルバイトやサークル活動をアピールするのと違って、アクティブな雰囲気が感じられないからです。

また上にも述べたように、学業は教授から学ぶインプット作業になるので、生み出し発信する力があるかどうかを問われてしまうこともあるでしょう。

こうした受動的に見えてしまう点を防ぐために、できるだけ主体的に行動したエピソードを用いることが大切です。

ただ言われた通りにひたすら勉強に打ち込んだエピソードよりは、親友と目標を掲げてライバルとして競い合いながら勉強した体験談のほうが高評価につながります。

自分なりに創意工夫した様子を説明することが大事です。

図書館に行ったりディスカッションに参加したりと、アクティブに行動した勉強方法などもアピールしてみましょう。

「自ら動く」という点を意識して学業の過程を話すと、主体的な自己PRが完成します。

企業の求める人物像を把握しておく

自己PRを作る前に、企業が求める人物像を把握しておくことをおすすめします。

優秀な人でも企業が求めていないような部分をエントリーシートや面接の際にアピールしても評価にはつながりません。

自分が企業の求める力を持っており、求める人柄に合っていることをアピールすることで高い評価を得ることができます。

企業のホームページや説明会などで企業が求める人物像は知ることができるので、それを踏まえたうえで自己PRを書くとよいでしょう。

成績自体をアピールしない

よく勘違いしている就活生がいますが、学業においての自己PRは成績優秀であることをアピールするものとはまったく違います。

結果として高い成績を収めたとしても、その結果が評価につながるのではなく、そこに至るまでの努力や継続力などを面接官は知りたいのです。

それゆえに、成績自体をアピールした自己PRは意味がないといえます。

皆が同じように学業に励む中で、自分なりの強みを見つけてアピールしましょう。

目標を達成するためのメンタルの状態や思考回路、アクティブティがどういったものであるのか、それをアピールするのが自己PRです。

集団のエピソードも必要になる

学業は主に一人で取り組む活動です。

どうしても個人エピソードになってしまいがちです。

けれども社会人になって仕事を始めると、職場の人と円滑にコミュニケーションを取ることがまず基本です。

そして仕事によっては、取引先やお客様などと対話しなくてはなりません。

またチームで動く仕事もあるでしょう。

多くのシーンで、人と関わる協調性が必要となってきます。

日系企業はなおのこと、協調性を重んじて団体行動ができる人間かどうかを見てきます。

この点をふまえて、学業を自己PRにする時には個人の活動だけでなく団体のエピソードも用意しておくと安心です。

たとえば英語のスキルアップのために海外の友達との交流を増やしたといったエピソードは、評価が高くなる可能性があります。

仕事にどう活かすかを述べる

企業はそもそも会社で活躍してくれる人材を求めています。

そのため、強みをどう活かせるのか、どう活躍できるのかを伝えると、企業側は応募者が活躍するイメージを持ちやすいため、高評価につながります。

効果的にアピールするための自己PRの構成

学業をアピールした自己PRについて、より説得力がありわかりやすい文章にするためにはどういった点に気を付ける必要があるでしょうか。

読みやすくロジカルな組み立てにするには、まず結論から断言して述べることが基本です。

もっとも言いたい強みを文章の途中に入れてしまうと、残念ながら読み手は流してしまうことがあります。

結局何をアピールしたかったのだろうと面接官に思われてしまうと、その自己PRは失敗に終わります。

まず結論(強み)を述べて、それを裏付けるエピソードを課題と解決を取り込みながら話しましょう。

理想の形は、以下になります。

この順で、自身の体験を述べることで結論(強み)にリアリティーが出てきます。

①強み(強みは~です)

②発揮したエピソード

③課題(~という課題がありました)

④解決策(解決のため~を行いました)

⑤結果(結果~を達成しました)

⑥会社にどう貢献できるか(~に活かしていきたいです)

学業を用いた自己PR3選

自己PRに学業を用いて強みをアピールした例文を、以下に3つ紹介します。

取り上げるのは、大学の受験勉強と資格取得、そして語学習得の3つの事例です。

どれも学業を自己PRにする時によく見られる代表的なエピソードといえます。

その体験の中で、「計画性」「粘り強さ」「継続力」の3つの強みについてアピールしていきます。

長い前置きは入れず、きちんと強みから述べており、文章構成も整って言いたいことが伝わりやすい文ばかりです。

例文①

*大学受験勉強×計画性

「私の強みは、受験勉強によって身に付けた計画性です。

私は受験戦争に勝つためには人よりも努力しなければいけないと考えました。
そこで早朝から夜まで自分なりに勉強スケジュールを立てて、必ずそれを守ることを自分に言い聞かせました。

朝は必ず5時起きで、運動不足にならないためと朝から集中力を高めるために腕立てと腹筋を30回ずつ行います。
そして7時まで勉強して、朝食を食べて登校します。
部活もしてましたので帰宅は18時です。 夕飯を食べて風呂に入り、22時までまた勉強します。

休日も朝起きる時間や筋トレは同じですが、午前中は図書館に行って勉強しておりました。
調べ物もできますし、友達と待ち合わせて勉強することもありました。

この生活習慣とリズムを続けた結果、無事に受験合格できました。

御社の事務職では、計画的に動くことでたくさんの仕事量も効率良くこなすことができると思います。
受験勉強で培った計画性を大いに発揮して、皆が働きやすい職場をサポートできる事務員を目指したいです。」

この例文では、受験勉強のために自分なりの厳しい計画を立てて貫いたエピソードから、計画性をアピールしています。

筋トレや図書館での勉強など、積極的でアクティブな内容も取り入れており、高評価につながる自己PRといえるでしょう。

例文②

*資格取得×粘り強さ

「私の強みは、目標達成まで諦めない粘り強さです。

私は不動産に興味があり、在学中に宅地建物取引士の資格を習得したいと考えておりました。
とはいえ大学の勉強も忙しいですし、カフェでアルバイトもしており、その中で時間を割いて資格習得勉強をしている感じでした。

自分にまだ甘かったのか、一回目の試験は落ちました。
試験は毎年10月にありますが、2回目も落ちてしまったのです。

在学中に資格習得は無理かもしれないと諦めかけましたが、大学時代に何か成し遂げたい気持ちが強かったです。
また不動産業に就きたいと思っていましたので、ここで諦めるわけにはいかないと踏ん張りました。

深夜まで勉強し、休日も図書館に行って集中してテキスト問題を解きました。
その結果3回目にして、ようやく合格できた次第です。

諦めない粘り強さは、御社の不動産営業で活かしたいです。
営業は断られることも多いでしょうし、粘り強さがなければ契約につながらないと思います。
念願の御社の不動産業で、トップセールスマンになりたいです。」

在学中に宅地建物取引士の資格習得を試みて、粘り強く勉強した例文です。

将来役に立つ資格を取ろうとする前向きさやくじけない粘り強さがよく伝わってきます。

将来のビジョンもしっかりしており、企業が欲しいと思える人材になり得る良い自己PRです。

例文③

*語学習得×継続力

「私の強みは、コツコツと努力する継続力です。

私は御社のホテル業に早くから憧れており、それを目指して英語と中国語をマスターしようと考えておりました。
そして語学検定を受けて合格するために学業に励んでおりました。

しかしながら英検の準一級が合格できません。
自分には向いていないのかと諦めそうになりましたが、こんなことで辞めてしまっては情けないと思い、もっと勉強しようと思いました。

今まで以上に英語の学習時間を増やそうと、朝は4時半に起きることにしました。
さらに英語が得意な先輩に相談して個別レッスンも受けることができて、今まで以上にスキルアップを目指したのです。

この甲斐あって、無事に卒業までに準一級を取得することができました。

憧れの御社では、語学検定習得の学習で得た継続力を仕事にも活かしたいです。
時にはお客様からのお叱りやクレームなどもあるかと思いますが、いつしか御社のトップクラスのホテルマンになれるようにコツコツと努力を続けて頑張りたいです。」

この会社を受けるために語学習得したその努力がまず評価される例文です。

そしてそのために、不合格でも諦めずに努力した継続力がしっかりとアピールできています。

アウトプットを感じる学習方法も好印象ではないでしょうか。

まとめ

学生みんなが経験している学業だからこそ、そこから自己PRを作るのは簡単なようで難しさがあります。

しかしながらこの記事を読めば、学業を用いた自己PR作成もスムーズにできると感じたのではないでしょうか。

学業の取り組み方から人柄もしっかり伝えたいものです。

学業に励んだ姿勢は勤勉で真面目だと捉えてもらえるので、さらに自分らしい強みもアピールできて高い評価につながりやすくなります。

ほかの人と差のつく自己PRで、内定を目指して頑張りましょう。

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