【グループディスカッション】時間配分はどうやって決める?コツや具体例を紹介!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・グループディスカッションの流れ
・グループディスカッションの時間配分の例
・グループディスカッションで時間配分するときのコツ

この記事をおすすめしたい人

・グループディスカッションを控えている人
・グループディスカッションで失敗した経験のあるひと

はじめに

グループディスカッションとは企業面接の際に集団で議論を行うことで、学生のさまざまな能力や適性を判断する方法です。

その日はじめて出会った人たちとグループになり、その場でそれぞれの役割を決めて時間通りに結論を出さなければなりません。

もし、1人ももグループディスカッションの経験者がいないければうまく進行できないでしょう。

今回はそんなグループディスカッションの時間配分や、注意が必要なことについてご紹介していきます。

今後グループディスカッションを行う企業の面接に参加する方は、ぜひこちらの記事を参考に対策をしてください。

【グループディスカッション】全体の流れ

まずグループディスカッションには大まかな流れがあることを把握しておきましょう。

流れを理解しておけば、慌てることなく場を進行できます。

全体的な流れですが、基本的には以下の順番で進行させましょう。

  1. 自己紹介
  2. 役割分担
  3. 条件確認
  4. 意見交換
  5. まとめ
  6. プレゼン準備

自己紹介

まずはその日はじめて出会った人同士でこれから協力するので、簡単に自己紹介をします。

しかし、メインは議論をすることなのでなるべく手短に済ませましょう。

そのため、おすすめは開始直後に「よろしくお願いします」とあいさつを交わした際に、そのままの流れで大学と名前を言うことです。

こうすることでほかのメンバーも流れで簡単にあいさつをしてくれるでしょう。

役割分担

あいさつが済んだらつぎは司会、書記、タイムキーパーなどの役割を決めます。

こちらも議論を始める準備段階なので、できる限り時間を使いたくない部分です。

そのため、やりたがる人がいない場合は積極的に手を上げましょう。

グループの穴を埋めることは大きな評価の対象となります。

条件確認

ここから議論を始めたいところですが、その前に条件を最終確認してください。

「何について、誰にとって、どういうもの」を目指すのかを確認し、全員で共有すれば議論のずれや意味のない話を最小限に抑えられます。

自己紹介からこの条件確認までを5分以内に収められるように努めましょう。

意見交換

時間配分の50~70%はこの意見交換に使いましょう。

まずは全員でアイデアを出し合いますが、この時点ではメリットやデメリットはそこまで深く考えず、ひらめいたことをどんどん発言しましょう。

出し切ったらそれぞれのメリットとデメリットを考えて、現実的かを吟味します。

まとめ

意見交換で交わした内容から、最終的なグループ全体としての結論を決めます。

ここでは自分の意見に固執せず、議論全体を通してまとめることが重要です。

ただ、議論がギリギリまで拮抗してしまうこともあるでしょう。

その場合はその旨もふまえて発表の際、人事担当者に伝えてください。

プレゼン準備

どれだけすぐれた議論が行われても、最終的にプレゼンがうまくいかなければ全体の評価は落ちてしまいます。

そのため、プレゼンの準備時間は多めに設定しておくことがおすすめです。

具体的には全体の20~30%ほどを目安にするとよいでしょう。

【グループディスカッション】時間配分の例

ここからは、グループディスカッションを行う際の時間配分例についてご紹介していきます。

グループの人数や課題に応じて与えられる時間は異なるため、今回は全体で20分、40分、60分与えられた場合の3パターンについてご紹介します。

全体で20分の場合

グループの人数が少ない場合は、20分程度で結論まで到達しなければならないこともあります。

この場合は自己紹介、役割分担、条件確認までに5分、意見交換に10分、まとめとプレゼン準備に5分という時間配分がおすすめです。

20分だとどうしても時間が足りなくなってしまうこともあるので、自己紹介から条件確認まではとにかく最速で行いましょう。

そして意見交換に関しては、それぞれの意見に対して詳しい説明を求めすぎないように注意してください。

それよりも多くのアイデアを出すことが優先されるので、なるべくテンポよく進行させましょう。

まとめとプレゼンの時間も5分しかないため、意見交換のなかで「これだ!」と全員を納得させるような意見が出たらその時点でまとめに移行してもよいです。

全体で40分の場合

40分与えられた場合の時間配分は、自己紹介から条件確認、意見交換、まとめとプレゼン準備を大まかに1:7:2という割合にしましょう。

具体的には4分:28分:8分という時間配分です。

流れはこれまでと同様に、自己紹介から条件確認までを最速で行い、意見交換で多くの意見を出していきます。

全体が20分だった場合と比べると約3倍の時間があるので、じっくり全員の意見を聞くことができます。

このとき、それぞれの意見の説明もつけ加えながら会話をしましょう。

そうすることで後半にまとめやすくなり、結論までスムーズにたどり着けます。

しかし、あまり時間をかけすぎるとプレゼン準備まで間に合わないおそれがあるので、1つの意見に固執しすぎないように注意してください。

全体で60分の場合

全体で60分与えられた場合は、自己紹介から条件確認に2分、意見交換に30分、意見のまとめに20分、プレゼン準備と予備時間に5分と、より細かく分けて進行させましょう。

60分間のグループディスカッションとなると、与えられるテーマもそれなりにボリュームがあるため、まとめる時間を十分に確保することが重要です。

また、ボリュームのあるテーマについて議論していると、予定よりも時間がかかってしまうことも考えられます。

そのため、時間配分の際に必ず5分程度の予備時間を設定しておきましょう。

こうすることで、万が一時間に間に合わなくなった場合の調整ができます。

折角議論が進んでも最終的な時間に間に合わなければグループ全体で評価が下がります。

時間がオーバーしないことを大前提に配分を考えましょう。

【グループディスカッション】時間配分をするときのコツ

時間配分をする際にはいくつか注意点があります。

特に意識するべきポイントとして、「時間配分自体に時間を使いすぎないこと」、「時間通りに進まないことを前提にする」、「プレゼン準備の配分を多めにする」の3つについてご紹介していきます。

時間配分を決めることに時間を使いすぎない

グループディスカッションが始まったら、一通り自己紹介して役割分担と条件確認までを済ませます。

また、条件確認の際に時間配分をさっと決めておきましょう。

その際、「時間配分はどうしますか?」と相談してしまっては無駄に時間をかけてしまいます。

時間配分自体に時間をかけてしまうと、そのあとの議論やまとめの時間に影響を与えてしまうため、可能ならば1~2分以内に設定しましょう。

そこで、この記事を読んだ方はぜひ率先して時間配分を提案してあげてください。

役割分担の際に率先してタイムキーパーに立候補するのもおすすめです。

グループディスカッションの経験がない方たちは、自分から発言することに遠慮してしまう場合もあるので、こちらからどんどん提案して引っ張っていきましょう。

時間通りには進めないことを前提にする

時間配分を決めたものの、ほとんどのグループは時間通りには進まないでしょう。

議論が白熱したら、途中で切り上げられなくなる可能性も大いにあります。

しかし、最終的な終了時間に合わせて意見をまとめてプレゼンの準備ができていないと、結果的にプレゼンの完成度が落ちて、グループ全体の評価は落ちてしまいます。

そのため、グループディスカッションはそもそも時間配分通りに進行できないことを前提にして考えましょう。

そうすることで、少し時間が押してしまったらつぎのフェーズを短めに切り上げるなど、余裕をもって冷静に対処できます。

臨機応変な対応ができれば、時間配分通りにいかなくても最終的なプレゼン準備までは間に合わせられます。

時間が足らなかった時の対処法

基本はタイムキーパーが「あと前提〇〇分です。」のように、終わりの時間を告知してくれます。

「ここは後〇〇秒で終わらせて、次のアイデア出しを〇〇分で行います。」という感じで進めましょう。

議論が白熱して、ずっと伸びそうであっても、終わらせる勇気を持って、「ここはこのくらいで終わりましょう。」と半強制的にその議論を終わらせることも大切です。

時間が余った時の対処法

逆に、時間が余ってしまうケースも稀にあります。

その場合は基本的に次のステップに進みましょう。

「前提の時間が余りましたが、次のアイデア出しに時間を使いましょう。」という感じで進めましょう。

問題は、結論が早く出てしまった時です。

その時は、結論の精度を高める方向で考えましょう。

アイデアをもっとブラッシュアップしたり、課題解決型であれば、他に穴がないかメンバーで話し合いましょう。

発表の練習をしたり、議論のまとめをするのも良いでしょう。

プレゼンの準備に多くの時間を取る

どれだけ議論が進んで名案が生まれても、プレゼンがうまくできなければ正しく理解してもらえず、グループ全体の評価が落ちてしまうでしょう。

グループディスカッションでもっとも重要なのはこのプレゼンという作業です。

そして、他者に自分たちのまとめたことを正確に理解してもらうためには、綿密な下準備が必須です。

そのため、全体の時間配分を考える際は、プレゼンの準備に大きく時間を割きましょう。

まとめ自体は意見交換の際、雰囲気でなんとなくメンバーの意見が合致することもあるため、そこまでの多くの時間を割り振る必要性は少ないです。

それよりもプレゼン準備に時間を使って、わかりやすく簡潔な説明をできるようにしましょう。

また、プレゼン準備はグループディスカッションの最終ステップです。

ここに多くの時間を割いておくことで、前半で押してしまっても調整が可能です。

【グループディスカッション】時間配分ができていないとどうなる?

グループディスカッションをする上で時間配分を決めることは絶対条件といえます。

最後に、もし時間配分ができていないまま、グループディスカッションを進行するとどうなってしまうかをご紹介しましょう。

自己紹介から条件確認まではうまく進むかもしれません。

しかし、各メンバーがどれだけの時間を使っていいかを理解していないので、意見交換の際にはどれか1つの意見に固執して延々と話が長引くことも考えられます。

そういった時間の無駄づかいによって、後半に待っているプレゼン準備の時間がどんどん削られてしまい、結果的におろそかなプレゼンになってしまうでしょう。

どれだけすぐれた意見が出て議論を交わせても、最終的なプレゼンの完成度が低ければ、それまでのすべてが台無しです。

グルディスの練習をしよう!

ここまでグルディスの時間配分のコツについて具体的に確認してきました。

しかし、どれだけ記事でグルディスのことを知って、対策したつもりになっていても、実際に練習しなければ意味がありません。

面接やグルディスは慣れが命です。

そこで、就活エージェントを活用することを検討してみてはいかがでしょうか。

就活エージェントではグルディスの練習に加え、自分に合った企業の紹介を受けることもでき、よい印象を与えるコツなども教えてもらえます。

まとめ

今回は就活でグループディスカッションを行う際の時間配分についてご紹介しました。

予備知識がない状態でグループディスカッションを行おうとすると、どんどん時間が押して最終的にうまくまとめられなくなってしまうでしょう。

これからグループディスカッションを行う予定がある方は、この記事の内容を参考に時間配分を考えて、積極的にグループ内で発言してください。

過程も見ている企業では、そうした周りを引っ張る姿勢は高い評価ポイントになるでしょう。

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