はじめに
就活はインターンやOB訪問を経て、エントリーシートの提出など複数の段階を突破しなくてはいけない長期間の勝負です。
就活で成功するためには漠然とした目標をもって臨むだけでなく、それぞれの段階に対してしっかりと対策を立てなければいけません。
今回はベンチャー企業への就職活動について、特にそのなかでも面接焦点を当てて解説をします。
企業が面接で求めているものや落とされてしまうポイントに関しても紹介するので、ベンチャー企業への就活を目指す方はぜひ参考にしてください。
【ベンチャーの面接で落ちる原因とは】ベンチャー企業が面接全体を通して見ているポイント
まずは企業が面接を通して、何を見ているのかを解説していきましょう。
面接ではさまざまな質問をされますが、それらの質問を通して企業が知りたがっていることはいくつかのパターンにまとめられます。
このパターンを理解しておけば、的はずれな回答を減らし、予想外の質問をされても焦らずに適切な回答ができます。
今回は特に企業から注目されやすいポイントを2つに絞りました。
双方ともにベンチャー企業以外でも重視される内容なので、面接に臨む際は意識してみるといいでしょう。
志望度の高さ
面接を通して企業が見たがっているポイントの1つ目は、志望度の高さです。
面接を始めとする選考過程は企業側も時間や予算をかけて行っています。
自社へ入社する可能性が低い学生に内定を出すと、それだけで無駄なコストが発生してしまいます。
特にベンチャー企業は、内定を出した学生が大手企業やほかのベンチャー企業に就職してしまうケースも少なくありません。
志望度については、面接を通して注意深く探っています。
志望度の高さをアピールするためには、企業の業務内容や沿革についてしっかり調べておく必要があるでしょう。
またその企業でなくてはならない理由や志望動機を明確に言語化し、自身の熱意をアピールすることも必要です。
面接前にはなぜ自分がその企業を選んだのか、よく考えておきましょう。
自社で活躍できそうか
面接を通して企業が見たがっているポイントの2つ目は、自社で活躍できそうかどうかです。
志望度の項でも言及しましたが、選考は企業にとっても対価を払った活動です。
ミスマッチな学生を採用してしまうのは大きなリスクです。
そのため企業は、面接を通して業務への適性や社風とのマッチングなどを把握しておきたいと考えています。
あらかじめ公開情報の調査やOB訪問などを通して、企業が求める人物像を把握しておきましょう。
適正の合わない会社に就職することは学生にとってもデメリットとなる可能性が高いです。
志望を決める段階で、企業が求める人物像の調査を進めておくのがおすすめです。
また、ベンチャー企業は大手企業に比べ、即戦力を求める傾向が強く見られます。
自身の専門分野やこれまでの経歴から入社後に即戦力となれることをアピールすることで、自社にとって必要な人材だと印象づけられるでしょう。
【ベンチャーの面接で落ちる原因とは】ベンチャーの面接で落ちた際の考えられる原因
つぎはベンチャー企業の面接で落とされてしまう理由について考えていきましょう。
多くの場合、就職活動の面接は複数回実施されます。
これは単に面接官や場所を変えているだけでなく、段階ごとに異なる点をチェックされているのです。
そのため、どの段階で落とされたのかによって、自身に何が足りないのか見えてくるでしょう。
もしすでにどこかのベンチャー面接で落とされてしまっているならば、問題点を洗い出して対策を立て、つぎの面接に臨んでください。
これから面接に臨む場合は、以下の点について特に注意しておくのがおすすめです。
一次面接の場合
最終面接以外にも複数回の面接を設けている企業において、一次面接はもっとも基本的なポイントを見られる面接です。
志望度や熱意、企業との相性などを見て「受かる人間を選ぶ」段階の面接と比べると、「落とす人間を選ぶ」ネガティブチェックの側面が強いといえるでしょう。
言い方を変えるならば、明確に落とされる理由がなければ合格となるのが1次面接なのです。
そのため一次面接で落とされた場合は、その企業との相性や適性以前に、社会人としてなんらかの問題があると判断された可能性もあります。
社会人としての素質はベンチャー企業に限らず、多くの企業で真っ先に見られる点です。
早めになんらかの対策をする必要があるでしょう。
一次面接で落とされる理由は、志望企業独自の視点がなくても判断できるポイントです。
知人や家族に判断してもらう、模擬面接の経験を積むことでもある程度対策が可能です。
個別の点は以下に紹介していくので、最初の段階でつまずくことがないよう、しっかり意識しておいてください。
ビジネスマナーがない
一次面接で落とされる理由の1つはビジネスマナーの欠如です。
ここでいうビジネスマナーとは、身だしなみや言葉づかいなどの基礎的なものを指します。
面接という重要な場面で髪の毛が過度に乱れていたり、裾や襟が汚れたりしていると、企業との適正を考える前に一緒に働きたくないと思われてしまうでしょう。
同様に敬語が使えていない場合や入室退室の所作が乱暴な場合は、先の面接に進ませる価値がないと判断されてしまいます。
面接では何よりもまず、自身が選考に足るビジネスマナーが備わっていることをしっかりとアピールしなくてはいけません。
身だしなみの改善は短期間で可能です。
まずはここから手をつけるのがおすすめです。
敬語や振る舞いは普段の行いがダイレクトに出てしまうので、普段から意識しておくといいでしょう。
基本的な受け答えができていない
一次面接で見られているもう1つのポイントは、基本的な受け答えができるかどうかです。
面接に限定すれば、相手と適切な会話をする能力といっても良いでしょう。
面接官の質問に対して的はずれな返答をしていないか、相手に内容を伝えるための整理ができているか、といった点に注意しなくてはいけません。
わかりやすく論理的に会話を進めるコツは、先に結論を述べることです。
先に結論を述べてから理由の説明や背景の補完をすると、相手は要点を把握しやすくなり、自身も話しているうちに着地点を見失うことがありません。
普段はしっかり受け答えができていても、面接では緊張し、うまくいかないケースもあるでしょう。
事前に練習を積み、面接の場でも普段通りの受け答えができるように備えておくことが重要です。
二次面接の場合
つぎは二次面接以降で落とされる理由を見ていきましょう。
二次面接以降は一次面接と違い、採用したい人を選別して合格させる面接です。
そのため面接官は志望度や適正、能力についてより注意深く観察をします。
面接としては、ここからが本番とも呼べる段階です。
企業研究や自己分析を通して対策を立てておきましょう。
なお、面接回数が少ない企業では、一次面接で同時にこれらのポイントも見られている可能性があります。
そのためどの段階でも、事前準備をおこたらず全力で臨む姿勢が重要です。
企業理解・業務理解が浅い
二次面接以降では、企業への志望度や適正が見られていると述べました。
それを判断する指標として活用されるのが、企業に対する理解や業務についての理解です。
どれほど就職への熱意をアピールしても、企業についての理解が浅ければ、すべて薄っぺらいものになってしまいます。
そのため二次面接以降では、ほぼ確実に企業や業務に関する質問が出てくると考えていいでしょう。
これは直接的な質問だけでなく、入社後のキャリアプランや、興味のある事業分野を問うことで間接的に理解度を確かめるケースも見られます。
企業や業務について調べ理解を深めることは、将来の展望を描くうえでも重要なプロセスです。
単なる面接対策ではなく、自身の未来を決める重要な過程として、興味をもって取り組んでみてください。
【ベンチャーの面接で落ちる原因とは】面接通過するために取るべき対策
ここまでは面接官が見ているポイントや、落とされる原因について解説してきました。
最後にベンチャー企業の面接を通過するため、取るべき具体的な対策を見ていきましょう。
面接はエントリーシートの提出や適性試験などと異なり、相手との対話と臨機応変な対応が重要な選考です。
そのため、知識の収集や自己分析による志望動機の構築と並行して、実践的な練習も重ねておかなければなりません。
知人や家族など周囲を可能な限り活用し、万全に対策を立てたうえで面接に臨みましょう。
面接経験を増やす
面接は独特の空気感と形式で行われる選考です。
これに慣れていない場合は、十分な力を発揮できない可能性があります。
この問題を解決するために有効な対策は、面接経験を増やすことです。
面接におけるコミュニケーションに慣れることで本番の緊張が和らぎ、振る舞いや質問への返答で普段通りの力を発揮できるようになるでしょう。
キャリアセンターをはじめとする、就活支援施設において実施される模擬面接でも面接経験を積むことができます。
知人や家族に一定の質問をしてもらうだけでも、最低限の練習にはなるでしょう。
また、本命の企業の前に他社の選考がある場合は、そちらの面接を利用することも可能です。
面接官とコミュニケーションする機会を増やし、面接そのものに慣れるよう経験を積みましょう。
企業に関する情報のインプット量を増やす
2つ目の対策は、企業に関するさまざまな知識をインプットし、情報量を増やすことです。
すでに述べましたが、面接官は面接において企業や業務に対する理解の深さを見ています。
企業について理解を深めるには、十分な事前調査が欠かせません。
OB訪問や説明会の参加、IR情報などを読み込み、可能な限りの情報収集をしましょう。
事前に十分な情報をインプットしておけば、企業が求める人材も把握できるようになります。
それに伴い、自身のスキルや特性の的確なアピールが可能です。
志望動機や将来のプランについても、調査を進めるうちにより明確なものを構築できるようになるでしょう。
知識を収集しすぎることはないため、収集した情報は必ず面接で大事な武器となります。
面接が始まる前から時間をかけて企業の情報収集を進めてください。
まとめ
面接はベンチャー企業の就活において、重要な選考過程の1つです。
面接の段階によっても重要視されるポイントは異なります。
一次面接では、社会人としての基本的なマナーや論理的思考力が重要視されます。
二次面接以降では、学生の志望度や企業との適正、能力などが重視されるポイントです。
面接が決まってから慌てて対策をすることがないように、前もって模擬面接や企業情報の収集など対策を進めておきましょう。
志望企業と自身のことをしっかりと考えて面接に臨み、ぜひ就活を成功させてください。