【面接対策】ベンチャー企業の面接でよくある逆質問とは?詳しく解説

【面接対策】ベンチャー企業の面接でよくある逆質問とは?詳しく解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

 

はじめに

ベンチャー企業は会社の設立から浅く、若者が多く、会社に勢いがあることから若者に人気です。

しかし人気があるということは、就職希望者も多いということです。

今回の記事ではベンチャー企業の面接でよくある逆質問について説明していきます。

面接対策の1つとして参考にしてください。

逆質問とは

逆質問とはベンチャー企業の面接時「面接官に質問はありますか?」と質問を求められるものです。

この逆質問はベンチャーに限らず、面接をする際には高確率で聞かれるでしょう。

面接対策においてガクチカや自己PRなどの対策をしっかりとしていても、この逆質問の対策を忘れてしまう人はたくさんいます。

逆質問をされても「特にありません」と答える人もいますが、この回答をすると面接官の印象は悪くなるでしょう。

「特に聞きたいことがなければ、それで良いのではないか」と思われるでしょうが、そうではありません。

逆質問は疑問に思っていることを聞けるだけでなく、実は自分を売り込みアピールできる最後のチャンスなのです。

なぜ逆質問が行われるのか、逆質問で見られるポイントはどこなのかを理解し、対策を講じましょう。

逆質問の意図・見ているポイント

なぜ逆質問は行われるのでしょうか。

面接の短い時間の中で、面接官は企業のことをすべては話しきれませんし、就活生のすべてを知ることもできません。

逆質問をすることで、その返答から就活生の性格や能力を探ろうとしているのです。

逆質問は簡単な質問のように思われがちですが、実は奥が深いのです。

次に逆質問で見ているポイントを3つ紹介していきます。

このポイントを抑えることで、なぜ逆質問がされ、対策をしなければならないのかを理解できるでしょう。

コミュニケーション能力

逆質問で見られるポイントは、まずコミュニケーション能力です。

面接という緊張感のある中で堂々と質問をしているのです。

ベンチャー企業は知名度が低い場合も多く、取引先との商談の際に、まず堂々と自信をもって話すことを求められます。

社員数の少ないベンチャー企業では、社員同士のチームワークは大手よりも重要になります。

また、自社内でも社内の雰囲気を活発化するために、社員一人ひとりの積極的な行動、発言を求められることが多いでしょう。

そのため、積極的なコミュニケーションを取れることは、入社後に必須のスキルと考えられているのです。

まずは質問をすることが大事なので、逆質問の際には必ず何か1つでも質問をするようにしましょう。

本人の論理的思考

論理的思考とは、自分の考えを相手へ論理的に伝えられる能力を指します。

逆質問では、ただ質問をすれば良いというだけでなく、どのように質問をするかも見られています。

質問をしなければならないと思い、特段疑問に思っていない質問をしても意味がありません。

そのような意図、真意のない質問は面接官にはわかってしまうでしょう。

質問をする際には、なぜその質問をしたのか、なぜそれを知りたいのかを伝えることが重要なのです。

たとえば「トレーニングはどのように実施されますか」という質問をされても、なぜその答えを知りたいのか、面接官は意図をくみかねます。

しかし「入社までに予習をしたいのですが、どのようなトレーニングが実施されますか」という質問では、なぜその質問をしたのか明確になります。

質問をする際にはなぜ知りたいのかを伝えつつ、質問をしましょう。

企業への志望度・熱意

逆質問では志望度、熱意も見ることができます。

面接官は逆質問をした際に「特にありません」と返事をされた場合「この就活生は自社に興味がない」と思ってしまいます。

まず、質問をするかしないかで、自社への関心度を見ているのです。

質問の内容が、企業ページや企業活動など分析をされた結果の質問の場合「この就活生は自社に興味をもって、熱心に調べてくれている」と好印象を与えられます。

つまり、逆質問は面接の中で疑問に思ったことを質問するのではなく、企業研究をした中で疑問に思ったことを質問した方が効果的なのです。

逆質問は何を質問するか、事前に何種類か用意しておき、面接の中で疑問が解決しなかったこと、自分が企業研究していて興味をもったことなどを質問するようにしましょう。

良い逆質問の例

逆質問された場合は、何か質問をしなければならないということは理解いただけたでしょう。

しかし、質問はなんでも良いというわけではありません。

それでは、どのような質問が面接官に好印象を与えられるのでしょうか。

次に逆質問の良い例を3つ紹介していきます。

実際に活躍している社員さんに共通する考えや姿勢はありますか?

良い質問の例として、まず実際に活躍している社員のことを聞く方法があります。

「活躍している社員のことを知りたい」と述べることで、面接官へ「御社について興味がある」とアピールできます。

また活躍している社員の共通の考えや姿勢を聞くことで「この就活生は自社で活躍をしたいと思っている」と印象づけることもできるでしょう。

特にベンチャー企業では、社風や社員同士のチームワークを尊重する傾向にあります。

社員の共通の考えを聞くということは、活躍している人たちと同じ考えをもち、同じ方向を向いて仕事をしたいという意思があると取れます。

この質問から、入社に対する意欲、人柄を評価してもらえるでしょう。

しかし、企業ページに求める人材が明確に記載されている場合や、活躍されている社員の特集ページがある場合は注意が必要です。

入社までに身につけておくべきスキルはありますか?

入社までに身につけておくべきスキルの質問は、働きたいという意欲と「働くことを見据えて能動的にスキルを身につけたい」という前向きな姿勢をアピールできます。

ベンチャー企業は設立から間もなく、インフラが整っておらず、研修制度が確立されていない場合も多いです。

そのなかで、自分から積極的に成長したいという姿勢は好印象を与えるでしょう。

また入社までの期間を利用して少しでもスキルを身につけ、早く活躍をしたいという意欲も感じられます。

ベンチャー企業は社員の成長とともに企業は成長していくため、社員の成長は必要不可欠です。

成長したい、活躍したいという気持ちが伝わる質問はベンチャーで好まれるでしょう。

ただし、事前に課題を出されたり、資格取得が必要だったりする場合などは注意が必要です。

社員にとって必要な資質はありますか?

社員にとって必要な資質を見つけ出し、自分とのギャップを埋めようとする姿勢は好印象を与えられます。

この質問は人事担当者、もしくは管理職の面接官の場合に有効です。

人事担当者や多くの部下を抱える役職の人は、多くの社員と接しており、活躍する人のイメージを強くもっています。

具体的な活躍できる社員の資質を知ることができるのです。

資質とは先天的なもので、生まれもって備わっている能力を指します。

「面接官に言われた資質が自分に備わっていないから」とがっかりすることはありません。

ビジネスに必要な能力は生まれもっていなくても、努力で身につけられる能力が多いからです。

面接時に求められる資質が自分に備わっていなくても、不安な表情は見せないようにしましょう。

悪い逆質問の例

ここまで前向きな良い逆質問の例を紹介してきました。

それでは反対に、面接官に悪い印象を与える質問にはどのようなものがあるのでしょうか。

次に悪い例を3つ紹介します。

なぜ悪い印象を与えるのかを理解し、面接に備えましょう。

残業はどのくらいありますか?

労働基準法の順守がきびしくなってきている昨今、残業時間の削減に力を入れている企業は多くあります。

しかし、依然として残業時間に関する質問は面接官に仕事への熱意・情熱がない思わせてしまう可能性もあるので注意しましょう。

また残業時間を気にするということは「仕事が終わっていない・納期に間に合わない場合でも残業を嫌がるのではないか」という印象を与えてしまいます。

残業だけでなく、給与に関することや福利厚生に関する質問も注意しましょう。

給与や残業、福利厚生は就職をするうえで気になることではありますが、伝え方によっては「就職先を待遇で選んでいる」と思われる可能性があるからです。

逆質問の際は、このような条件面の質問をしてはいけません。

どのようなことが学べますか?

就職後に「どのようなことが学べるか」という質問もベンチャーにおいては悪印象を与えてしまう逆質問です。

ベンチャー企業では、積極的に仕事に臨める能動的な人材を求めています。

どのようなことを学ぶべきか・どのような成長やキャリアプランがあるのかは、人に聞くのではなく、自分自身で考えるべきです。

「どのようなことが学べますか」という逆質問は、教えてもらうのを待っているような、受動的な表現です。

この逆質問から「自分自身で成長するためのフローや将来設計ができない」「自分から積極的に仕事をするのではなく、上司から仕事が振られるのを待つのではないか」とマイナスイメージにつながるでしょう。

先ほどの良い例で説明したように「学んでおくべきことはありますか」と積極的に学ぶ姿勢をアピールしましょう。

御社の企業理念を教えてください

企業理念・企業方針・社風などは調べればわかることです。

特に企業理念などは、ホームページを見ればすぐにわかります。

自分で調べられるものを調べてきていないということは、志望度が低いと思われるでしょう。

また、自分で調べる努力をしなかったこと、事前準備ができていないということは、入社後の仕事でも同じような行動をするとイメージされます。

能動的な行動が求められるベンチャーにおいて、これはマイナスイメージです。

簡単に調べられることは質問するべきではありません。

対策として事前に企業研究をしておけば、このような安易な質問は出てこないでしょう。

面接の前に、企業ホームページや求人情報は暗記できるぐらい読み込んでおいてください。

逆質問する際に押さえておきたいポイント

逆質問は最初に説明したように、自分を売り込めるアピールの場です。

質問の中に1つ工夫を加えることで、質問をしながら自分の評価を高められます。

次に評価を高めるポイントと、事前に抑えておきたいポイントについて説明していきます。

自分にとって加点ポイントにする

逆質問は最後の自己アピールポイントです。

質問が自分の長所が伝わるような内容にすれば、質問をしつつ、自分をアピールできます。

たとえば「将来、他部署への異動もあるのでしょうか」という質問だけだと「異動が嫌なのだろうか」「同じ仕事をしたくないのだろうか」といった印象を与えてしまいます。

しかし、この質問の前文に「私は新しいことにチャレンジをしたい性格なのですが」という言葉を付け加えると「常に新しいことを自発的に学び成長したい」というベンチャー向けの良い質問に変わるのです。

このように、一言付け加えることで、質問とアピールが同時にできるようになります。

質問の内容と関係のないことについてアピールしてしまうと、文章に論理性がなくなってしまうので注意しましょう。

効果的な質問ができることに加え、その質問をすることにともなって、自分の長所などが伝わるような質問をいくつか用意しておいてください。

入社後のイメージをもたせる

次の逆質問での評価を高める方法は、面接官に入社後のイメージをもたせることです。

先ほどの加点ポイントと同じように、質問に一言付け加えることで、自分が入社して働いている姿を想像させることができます。

たとえば、「私は将来、御社の営業職のエキスパートとして活躍したいのですが、どのようなスキル、資格を習得しておくべきでしょうか」という質問は、積極的な姿勢が見える良い質問です。

ここに「自分は粘り強い性格なのですが」という一言を付け加えることで「失敗してもめげない、成功に向かって頑張れる」という入社後のイメージをさせられるでしょう。

面接官は就職者が一緒に働いている姿をイメージすることで、印象に残りやすくなります。

ポイントとしては「自分は〇〇です」と言い切ってしまうとただの自己PRになってしまうので、「〇〇なのですが」という形で質問に付け加えましょう。

企業研究をしっかりしておく

効果的な逆質問をするために企業研究は欠かせません。

ベンチャーに限ったことではありませんが、企業研究は就職活動の基礎中の基礎です。

面接の逆質問で調べればわかることを質問してしまうと、熱意や能力を疑われてしまいます。

初歩的なミスを避けるためにも、まずは企業ホームページと求人情報は暗記できるぐらい読み込みましょう。

企業研究を進めていけば、企業情報として載っていないことに対する疑問、聞きたいことはおのずと出てきます。

質問する内容が事前に決まれば、その質問に自分のアピールなどを加えて、逆質問への対策ができるのです。

ただし、面接時や事前の説明会など、で自分の質問したいことに対する説明がある場合もあるので、逆質問はいくつか用意しておきましょう。

まとめ

逆質問は面接対策の中で忘れがちな部分です。

しかし逆質問はどこの企業でも、ほぼ確実にされる質問なので、対策は忘れないよう注意してください。

逆質問の時間は面接の最後に設けられることが多いので、面接の締めです。

面接終わりの印象が悪くなってしまうと、いくら面接の内容が良かったとしても、すべて台無しになってしまいます。

今回の記事を参考にして逆面接対策をすることで、自分のアピールをしつつ、面接を気持ちよく締めくくれるようにしましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます