【面接対策】ベンチャー企業の最終面接について詳しく解説!

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はじめに

ベンチャー企業は一般的な企業と比べ、採用活動でも特徴が出る場合もあります。

最終面接でも、ベンチャー企業ならではの事情を理解しておきましょう。

この記事では、ベンチャー企業で行われる最終面接の特徴やコツについて紹介します。

ベンチャー企業における最終面接の特徴

最初に、ベンチャー企業で実施される最終面接の特徴について紹介します。

一般企業では、最終面接はかなり厳粛な雰囲気で行われることが多いでしょう。

学生側にとっても一生を左右する数十分になりますし、企業側にとってもその後何年も一緒に働く仲間を吟味する時間なので、当然といえば当然です。

ベンチャー企業でも、最終面接を非常に大切だととらえている点は変わりません。

しかしベンチャー企業の最終面接は、以下の見出しで紹介する特徴も備えていることが多いです。

社長や役員などが行う

大手企業だと毎年の採用人数が数百人におよぶこともあり、社長が全員の面接をすることは困難でしょう。

しかしベンチャー企業は社員と役員の距離が近い企業も多く、社長や役員が自ら最終面接で学生を見極めたいと希望することが多いです。

そのため、最終面接で社長が合否の最終決定権を握っていることも珍しくありません。

社員と役員の距離が近いという特徴から、最終面接がフランクな雰囲気で行われる可能性もあります。

応接室での面談に近い形式で面接が行われることもありますが、だからといって採用のハードルが低くなるわけではありません。

フランクな面接でも、社長・役員が採用に値する学生かをしっかりチェックしています。

最後まで気を抜かず面接に挑みましょう。

人柄やポテンシャル重視なことが多い

ベンチャー企業の最終面接では、人柄・ポテンシャル重視で面接が行われる可能性も高いです。

その企業に本当にマッチしているかどうか・入社後に活躍できるポテンシャルを秘めているかが見られています。

ベンチャー企業は学生一人ひとりに対し、入社後早い段階からそれぞれの個性を発揮して、活躍するよう望む傾向が強いです。

大量採用するわけでもないため、入社してすぐ学生に辞められてしまうのも困ります。

そのため入社後は本当に活躍してくれるか、入社後の姿をイメージしながら学生に対する面接官が多いです。

内定を蹴って他社に入社せず、本当に入社してくれるかもチェックされます。

最終面接でも、本当に「御社で働きたいです」という熱意を示すことが非常に大切です。

入社後のビジョンや入社に関する具体的な話になりやすい

先述した「人柄・ポテンシャル重視」という姿勢と関連して、最終面接で学生がどんなキャリアプランを描いているか聞かれることが多く見られます。

将来どのように活躍したいのか、学生本人の口からはっきりした意思を聞きたいというベンチャーの経営者は多いです。

ベンチャー企業の最終面接に臨む方は、あらかじめ自分の将来に対する希望について具体的に答えられるよう準備しておきましょう。

企業の志望度・熱意は、この質問ではかられることが多いです。

謙虚に学ぶ気持ち・成長したい気持ちを示すことも大切ですが、大きな目標があるとアピールすることも忘れてはいけません。

新規事業に積極的なベンチャー企業は、向上心・挑戦意欲の強い方を高く評価します。

最終面接まで来たからといって合格とは限らない

一般的な企業では、最終面接はあくまで「入社意思の確認」程度であることが珍しくありません。

こういった企業では二次・三次面接までに人事担当の重役が見込みのある学生をまとめ、社長やほかの役員に紹介していることが多いです。

最終面接でよほど社長・役員に悪印象をもたれる言動がない限り、終了後すぐ内定の通知をもらえるでしょう。

しかし、ベンチャー企業の最終面接ではこういったケースが少ないです。

将来のビジョンなど、入社後の話が出たからといって内定がもらえるものと思わないでください。

入社後に関する話は、その方の熱意や人柄などを見るための質問です。

最後まで気を緩めず、まだ自分は合否の当落線上にいるものと考えて面接に臨みましょう。

どんなところを見られているか?

次に、ベンチャー企業の最終面接で学生のどんなところがチェックされているかを紹介します。

以下の見出しで紹介するポイントは、常に意識しておきましょう。

もちろん、職種・企業によってさらに注意しておくべきポイントがあります。

企業がどんな人材を求めるかは、ホームページや採用パンフレット・説明会などで必ず説明があったはずです。

無理やり自分を企業にフィットさせる必要はありませんが、自分が企業の求めるどんな素質を備えているか、アピールできるよう準備してください。

企業に合っているかどうか

社長・役員は、企業のことを一番よく知っている人物ともいえます。

特に創業者であればなおさらです。

そのため、社長・役員が面接官を務める最終面接では、自分が経営する企業に学生がマッチしているかチェックされます。

社長が「この学生はうちと合わないのでは」と疑問に感じた場合、それまでの面接での評価が高くても、落とされることもあるのです。

ただ企業も一律に同じタイプの学生を求めているわけではなく、さまざまな個性がある学生を求めています。

営業向きの明るいキャラクターをもった方・コツコツ粘り強く作業できる方などが力を合わせるのが企業という組織です。

周りの志望者と自分が違うタイプだからといって、自分はこの会社に合わない・落とされそうと悲観する必要はありません。

個人の能力や特徴、人柄の再確認

ベンチャー企業は入社後に活躍できるかのイメージを大切に、面接を実施することが多いです。

個人の能力・経歴・人柄といったポイントは、最終面接でも再確認されていると考えてください。

そのため、自己PRやガクチカといった質問でもしっかりアピールしていくことが大切です。

しかし、こういったポイントは最終面接前の段階でも人事担当者がチェックしています。

最終面接まで残っている時点で「能力が不足しているのでは」と心配する必要はありません。

あとはその能力・人柄を最終面接でも上手にアピールできるかどうかです。

自分に自信をもち、堂々とした態度で面接に臨むことが内定につながります。

どうしても緊張してしまう最終面接ですが、模擬面接などで自信をつけて本番に挑みましょう。

入社意欲の高さ・熱意

ベンチャー企業は競争相手の他社に学生をとられてしまうのが、とりわけ大きな痛手です。

特に内定を出してほかの学生を落としたのに、複数の内定辞退が出たとあっては、来年の人員計画に支障が生じてしまいます。

内定辞退がなくても、入社後すぐ辞めてしまう社員がいたならば、同様の事態に陥るでしょう。

そのため、最終面接では入社意欲の高さ・熱意が大きなチェックポイントです。

どうして「うちでなければならなかったのか」は、必ず聞かれると考えてください。

「業界」「業種」を志望した理由ではなく、その「企業」を志望した理由であることが大切です。

この質問に説得力ある答えを返すのは難しいですが、面接官を納得させられたなら、高い確率で内定を勝ち取れるでしょう。

どんなことを聞かれるのか?

続いて、ベンチャー企業の最終面接において、よく聞かれる質問について説明します。

ベンチャー企業でも、志望動機や自己PRなど定型的な質問は一般企業と共通です。

学生の緊張を和らげるため、アイスブレイク的な要素がある質問や雑談が交わされることもあります。

一方、以下の見出しで説明する質問は一般企業よりベンチャー企業で聞かれる頻度の高い質問です。

これらの質問は、学生の志望度や熱意・キャリアビジョンなどを探る意味合いが強い質問といえるでしょう。

一般企業の最終面接を何度か経験している方も、こうしたベンチャー企業ならではの質問に対する答えを準備しておく必要があります。

一般企業の面接と基本は同じなので、結論ファーストで手短に話しましょう。

第一志望かどうか・内定を出したら入社するかどうか

「弊社は第一志望ですか」「実際に内定が出たら入社したいと思っていますか」など、入社意思をストレートに聞く傾向が強いのはベンチャー企業の特徴です。

もちろん、すべての学生が実は第一志望ではないことを企業側も把握しています。

しかし、少しでも内定辞退される学生を出さないためにこの質問は非常に大切です。

実際は第一志望でない方は答えに迷いが出ることも考えられますし、「御社でなければならない理由」で説得力に差が出ることも多く見られます。

この質問が出るということは「本当に入社意思があるなら」うちで働いてほしい」と評価されている可能性が高いです。

内定をもらえる一歩手前までたどり着いたといえますが、最後まで気を抜かず志望度の高さをアピールしましょう。

自社の事業について知っていることは?

志望度をはかるのに、「弊社は第一志望ですか」という直接的な質問以外が用いられることもあります。

「弊社の事業内容について知っていることがあれば教えてください」「弊社の事業で特に魅力的に思うものはありますか」など、企業研究の深さを問う質問です。

本当にその企業が第一志望であるなら、当然その企業が力を入れている事業やその特徴についてすらすらと答えられるでしょう。

どうしてそこの魅力を感じたかも自分の言葉で説明できます。

最終面接で緊張してしまい、うまく説明できなかったために志望度の高さや熱意を疑われるような事態は避けたいものです。

この質問に対する答えは面接前から固まっているはずなので、本番でよどみなく話せるようリハーサルしておきましょう。

入社後のキャリアビジョンについて

ベンチャー企業では、「弊社に入社したら、どんな仕事にチャレンジしたいですか「弊社に入社してからのキャリアプランを教えてください」といった質問をされることも多いです。

一般企業では社員の適性などを考え人事が配属先を決めることも多いですが、ベンチャーでは社員のキャリアプランに沿った人事決定をすることは珍しくありません。

また多くの経営者は、キャリアプランを明確にもっている社員は高いモチベーションで働いてくれると考えます。

そのため「将来こうなりたい」という希望を明確に話せる学生の方が評価されやすいです。

入社直後に身につけたい知識やスキル、その経験を活かしたキャリアアップについて、論理的な説明ができるようにしておきましょう。

逆質問

「最後に何か質問はありますか」という、いわゆる逆質問の時間も多くのベンチャー企業で設けられています。

逆質問は、学生が質問した内容によって、企業と学生が合うかどうかの判断材料にされている可能性が高いです。

たとえば企業の業務内容について質問する学生は、好奇心の強い人・自分の仕事をしっかりまっとうしたい責任感の強い人と考えられます。

一方「入社前や入社直後にどんなスキルを磨いてほしいですか」といったタイプの質問をする学生は、成長意欲・向上心の強い人と見られるでしょう。

この逆質問は学生にとって最後の自己アピールタイムともいえるので、「特にありません」で面接を終えてしまうのは良くありません。

自分の個性・人柄や志望度が伝わる質問を用意しておきましょう。

最終面接に臨む前にできる対策

最後に、ベンチャー企業の最終面接へ臨む前にできる対策を紹介しておきます。

最終面接は緊張してしまうものですが「しっかり準備ができた」という自信があれば、緊張を和らげる助けにもなるでしょう。

面接前日には最終確認の意味も込めて、以下で紹介する対策を講じておくのがおすすめです。

もちろん、面接前にしっかり体調を整えておくことも大切です。

疲れや睡眠不足があると、第一印象に悪影響がおよぶこともあります。

早めに就寝する・余裕をもって準備し身だしなみを整えるといったことを意識しましょう。

企業研究の見直し

一番手軽にできる最終面接前の対策は、企業研究の見直しです。

企業について細部まで理解を深めておくと、随所で細かいアピールができます。

企業理念についてさりげなく触れる・ほかの企業にない取り組みにひかれたことを述べるなど、企業研究を通してアピールできる可能性を探りましょう。

最終面接に至るまでの選考過程で、新たに発見した企業の魅力について整理しておくのもおすすめです。

選考過程で会った社員の人柄や仕事に対する考え方を知り、会社のイメージが良くなったという方も多いのではないでしょうか。

「企業そのものだけでなく、そこで働く人に魅力を感じた」という言葉も、最終面接で会う社長・役員にとってうれしいものです。

面接などで新たに発見した企業や社員の魅力があれば、ぜひ自分の言葉で説明できるよう準備しておきましょう。

再度自己分析

企業だけでなく、自分自身について再度分析しておくことにも大きな意味があります。

最終面接は、自分の熱意や人柄を伝えられる最後のチャンスです。

何を聞かれても対応できるよう、自分自身についてもう一度振り返っておいて損はありません。

具体的には、これまでにアピールしてきな履歴書やエントリーシートを読み返してみるのがおすすめです。

そこに書かれているアピール内容を見れば、自分が何を軸に評価されてきたかのヒントを得られるでしょう。

また、面接で今まで聞かれた質問と自分がそれにどう答えたかを振り返ることも大切です。

最終面接で同じ質問をされる可能性もあり、そこで前の面接よりも洗練された回答ができれば大きな評価アップにつながります。

社長について調べておく

最終面接で直接話す可能性の高い、社長について調べておくのもおすすめです。

社長というと、どうしても身構えてしまう学生もいるでしょう。

しかし事前に社長の顔写真や名前プロフィールなどをチェックしておくと、プレッシャーを緩和させるのに役立つことも多いです。

特に社長あいさつで仕事に対する考え方・個人的な趣味などについても述べている社長なら、親しみを感じて面接に臨みやすくなります。

社長の価値観に沿ったアピールをしやすくなるのも、社長について事前にリサーチするメリットです。

特に社員に新しいことへの挑戦心・困難に立ち向かう強さなどを求めるタイプの社長には、自分がそうした素質を備えていると示すことが大きなアピールとなります。

志望理由の再確認

最終面接の主要チェックポイントは、志望度の高さです。

ほとんどの学生が、志望度を直接質問されれば「第一志望です」と答えます。

志望度の高さを示すには、ほかの質問で効果的にアピールしなければなりません。

具体的には、志望理由や将来のキャリアプランが大きな決め手となります。

志望理由を明確に言語化し、論理的に説明できれば熱意が伝わりやすいでしょう。

履歴書などでも志望動機が記載されているため、最終面接で志望理由について直接質問されない場合もあります。

しかしそのほかの質問で自分の志望理由に絡めたアピールをできる可能性があるので、質問されなかったとしても志望理由について振り返ることは非常に重要です。

1分程度で、手短に伝えられる内容のものを用意しておきましょう。

効果的な逆質問の用意

逆質問は本当に最後のアピールチャンスです。

効果的な逆質問を用意し、内定を勝ち取る決め手にしましょう。

入社後に社員が求められる資質やスキル・入社までの心構え・社長が思い描く将来の企業の在り方などが代表的な質問です。

逆質問では、ホームページなどを見ればすぐわかる内容を質問してはいけません。

調べればわかる内容・説明会で話された内容を質問してしまうと、企業研究ができていない・熱意が足りていないと疑われる可能性が高いです。

給与・待遇・福利厚生などに関する質問も同様に、仕事内容に興味がないのかと思われるおそれがあります。

自分がこれまでの面接でアピールしてきた人柄や希望職種も考えたうえで、何をたずねるのが一番良いか検討してみましょう。

まとめ

ベンチャー企業の最終面接では、役員や社長が直接学生を真剣にチェックしようと鋭い質問をしてきます。

相手は百戦錬磨のビジネスマンですが、気圧されず自分に自信をもって面接に臨みましょう。

自分が本当に入社したいという意欲を示せるよう、志望動機やキャリアプランを明確に伝えることが肝心です。

最終面接まで残っている方同士の比較となれば、人柄と熱意が合否を分ける決め手となります。

最後の逆質問まで気を抜かず、自分について知ってもらえるよう努めてください。

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