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・役員面接とは?
・1、2次面接との違い
・見られているポイント3選
・役員面接を控えている人
・面接対策をしたい人
・面接に受かりたい人
就職活動の後半で、就活生にとって大きなプレッシャーにとなるのが役員面接です。
若手の面接官はフランクな態度で接してくることも多いですが、役員クラスではまずそういうことがありません。
どうしても緊張する方が多い、役員面接の対策についてまとめました。
目次[目次を全て表示する]
【役員面接の対策をする】役員面接とは?役員面接の特徴
まずは役員面接の目的や特徴などを解説します。
役員面接に招待された方は、すでに筆記試験や一次・二次面接などを突破しているはずです。
採用担当者も、評価の高い学生以外を役員と引き合わせることはありません。
自信をもって役員面接に臨みましょう。
役員面接とは
役員面接は企業によって実施時期は多少異なりますが、主に最終面接前の最後のステップとして実施されることが多いです。
役員面接で役員から評価された方が、内定を出す最終候補として最終面接に招かれます。
採用人数の少ない企業やベンチャー企業だと、最終面接を社長・会長など代表者が自ら担当することも珍しくありません。
そういった企業では就職活動の後半、役員面接・社長面接(最終面接)と2つの難関をクリアしてはじめて内定を勝ち取れます。
社長面接に進む価値があるかを見定めるだけあって、役員面接を通過できる割合は決して高くありません。
企業によりますが、半分近い学生はここで落とされてしまう可能性があります。
最終面接は入社意思の確認に近い形式的なものにする企業もあるので、通過率だけで考えると最終面接よりもきびしい関門です。
実際に役員が面接官として行う
役員面接では、実際に役員が面接を担当します。
代表的な方は人事部門を担当する取締役~常務クラスです。
企業によっては、取締役・常務が人事部長を兼ねていることもあります。
人事担当役員以外の方が参加する場合も多いです。
その場合人事担当以外の役員や、役員のサポートを兼ねた部長・課長クラスの方が同席することになるでしょう。
ベンチャー企業などでは、面接の回数が少なく、役員面接イコール最終面接となる・社長自らがその面接に出席するというケースも考えられます。
複数の役員に対し、学生が1人で対面するのは緊張感が高いです。
しかし聞かれたことに対し論理的で簡潔な答えを返すという、面接の基本は変わりません。
何社か役員面接を経験すると慣れることも多いので、あまり難しく考えないようにしましょう。
人柄やポテンシャル重視なことが多い
役員面接では就活生と社風がマッチしているかなど、人柄や入社後のポテンシャル重視でチェックする方が多いです。
実際のところ、基本的なコミュニケーション能力や論理的思考力が備わっているかは筆記試験や一次面接などである程度のチェックが終わっています。
能力的には十分内定を出すに値する学生だけを集め、そのなかからより企業にフィットしそうなのは誰か決めるのが役員面接の役割と言えるでしょう。
志望度がどれだけ高いかもチェックされています。
内定を蹴ってほかの企業に行ってしまう可能性がある学生を最終面接まで残すのは、企業側にとってあまり好都合ではありません。
そのため役員面接では他企業の選考がどれだけ進んでいるか・内定を出したら入社してくれるかどうかはよく聞かれます。
入社に関する具体的な話になりやすい
役員面接では、入社後の話を聞かれることが多いです。
ビジネスマンになったあとのポテンシャルをはかるなど、入社後に高いモチベーションをもって働いてくれるかをチェックしたりする意図があります。
具体的な質問としては、「弊社に入社したらどんな仕事をしたいですか」「弊社の部署で、ぜひここで働いてみたいと思うセクションはありますか」といったものが考えられるでしょう。
そのため、企業にどんな部署があるか・どんな事業をしているかといった基本的な企業研究は必須です。
ここで答えに詰まってしまうようでは、志望度がそれほど高くないとみなされ高い確率で落とされてしまいます。
自分がこの会社に入ったらどうなりたいか、具体的なイメージを作ってから面接に臨みましょう。
合格するとは限らない
「入社後はどのようなキャリアプランを描いていますか」など入社後の話をされると、自分に期待がかけられていると感じがちです。
実際役員面接まで残っているのは内定を出す有力候補ばかりなので、そのこと自体間違いではありません。
しかし、入社後の話が出たからといって、必ず役員面接をパスできる・内定が決まっているのではないので注意してください。
先述したとおり、この質問は就活生の志望度や熱意・人柄などを見る意図が強いです。
すべての就活生に同じ質問をしている可能性もあります。
緊張が抜けて就活生の「素」が出たとき、思わぬ弱点が露呈してマイナス評価を受けてしまうこともあります。
内定前提のような話が出たからといって気を抜かず、最後まで自身のアピールに努めましょう。
平均30分~40分くらい
役員面接の時間は決まっているわけではありません。
なのでまずは自分が受ける所の試験について徹底的に調べておきましょう。
短い場合は10分~20分程度で終わる場合もあります。
一方社風や理念との相性の良さ、志望意欲の高さなどを見極めるために、1時間程度の時間をかけて行うことがあります。
個人面接が一般的
個人面接が一般的であるため、一人で面接する間や雰囲気をあらかじめ体験しておいた方がよいでしょう。
面接はどうしても得意不得意が分かれてしまいます。
そのため面接が苦手であるという方は、はやめに一人という状況で話すという環境に慣れておきましょう。
面接は入社に向けての難関ではありますが最後の難関であるともいえるため、最後の力を振り絞って頑張るとよいでしょう。
採用担当者から良い人材であるかを確かめるために深堀質問をされることがあるため、テーマに対して深ぼって考えておくことが重要です。
電話での通知が多い
役員面接関係の通知はメールや電話での通知が多いと言われています。
そして一週間以内に連絡が来ることが一般的です。
そのため普段メールを見ないという方はいつも以上に気にかけたり、電源を切っていることが多いという方は電源を極力入れておくと対応しやすいでしょう。
【役員面接の対策をする】1次・2次面接との違いは?
役員面接は1次面接や2次面接とどのような違いがあるのでしょうか?
同じ面接なのだからそこまで大きな違いはないんじゃないのかと考える方がいますが、明確な違いが存在します。
他の面接と役員面接を比べて、役員面接とはなんなのかを明確にした状態で面接に臨むようにしましょう。
ここでは具体的にどのような違いがあるのか、どのようなことに注意して役員面接を受ければいいかを解説していきます。
役員面接は最終面接であることが多い
1次面接や2次面接の場合は、その面接に合格しても次の面接があることがほとんどですが、役員面接の場合はその面接をもって面接が終わりという場合が多いです。
その理由として企業のトップ層が面接を行うためであると考えることができます。
役員面接を受ける際は再度なぜその企業でないといけないのかや志望した理由などを再確認しておきましょう。
しかし役員面接が最終面接ではないことがあるため、あらかじめ確認しておく必要があります。
面接を行う人が違う
一次面接は基本的には人事担当者や現場にいる社員が行います。
二次面接は管理職の職員や面接に特化した人が面接を行うことが多いです。
一方役員面接は企業の役員が面接を務めます。
そのため役員面接まで進んだら期待をされていると考えてもよいでしょう。
この期待がゆえに緊張をしてしまい、いつも通りに面接をすることができない方がいます。
緊張を緩和する方法として自分のルーティンを作って平常心を保つ方法などがあります。
役員面接は肩の力を抜き、平常心で受けることが大切です。
聞かれる内容は変わらない
聞かれる内容は一次面接や二次面接とそこまで変わりません。
そのためすでに作成してある自己PRや志望動機を見直して、再度精査してみましょう。
しかしいままで通用してきた内容を話して、役員面接で内容を深ぼられて苦しむという方が多くいます。
これは役員自信に愛社精神が強く出て、なぜ企業を志望してくれたのか詳しく知りたい、企業を成長させてくれるような人材を採用したいと強く考えるからです。
そのため役員面接を受ける際は、今一度志望動機や自己PRなどを見直してから受けるとよいでしょう。
【役員面接の対策をする】見られているポイント
続いて、役員面接でチェックされているポイントについて紹介します。
以下の見出しで紹介する事柄は重点的に見られる可能性が高いので、意識して面接に臨みましょう。
もちろん、一次・二次面接でも頻出の「志望動機」「ガクチカ」といった質問も再度されることが多いです。
同じ答えであっても問題ありません。
役員面接で会う方にとっては、はじめて聞く内容です。
前の面接のときと同じ質問でも、棒読みにならないよう気持ちを込めて話しましょう。
企業に合っているかどうか
役員面接でよくチェックされる第一のポイントが、企業と就活生がマッチするかどうかです。
一次面接・二次面接でこのポイントが見られていないというわけではありません。
しかし役員の多くは長年その企業で勤務した経験があり、一次・二次面接の人事担当者より、さらに企業へ対する愛着や理解をもっています。
そのため次のステップであらためて、経験豊富な役員が「うちの企業に向いているか」をチェックする意味は大きいといえるでしょう。
たとえばベンチャー企業は、常に新規事業・新サービスのチャンスをうかがう姿勢が重賞視されるところも多いです。
就活生に対しても、新しいことに臆せず挑める・どんな仕事にも前向きにトライできるといった資質を求めることがよくあります。
個性や人柄の再確認
面接は自己アピールの場で、誰もが自分の長所を知ってもらおうと努めるのは当たり前です。
そのため、一次面接・二次面接を通して人事担当者は就活生の特徴・個性などをある程度把握できています。
しかし1人あたりの面接時間はせいぜい数十分で、就活生のすべてを把握するには、あまりにも短い時間でしょう。
面接を二度三度と繰り返すうち、就活生の印象が少し変わってくることも珍しくありません。
今までよりプレッシャーのかかる役員面接で「あらためて就活生の個性や人柄を確認しておこう」と思うのも自然なことです。
たとえば一次面接・二次面接では非常に快活な印象だったのに、役員面接で緊張してあまり上手にしゃべれないといった場合は、がっかりされることもあります。
入社意欲・志望度の高さ
役員面接まで来ると、残った就活生の中からそれなりの人数に内定を出すことになるでしょう。
せっかく内定を出したのに多くが他社へ行くため辞退したとあっては、来年度以降の人員計画に狂いが生じます。
また入社意欲が低い学生を採用すると、入社前のイメージと違った場合、すぐ辞められてしまうリスクが高いです。
そのため、役員面接で内定まであと一歩というところまで進むと「本当に入社してくれそうか」も大事なポイントになります。
第一志望でない学生を「非常に優秀なので、ダメもとで内定を出し、万が一うちに来てくれればラッキー」と考えて残すのはレアケースです。
ほとんどの面接官は、自社を第一志望とはっきり述べ熱意を感じられた就活生により強い魅力を感じます。
【役員面接の対策をする】落ちる人の特徴とは?
多くの方が役員面接が近づいてきて緊張することと思います。
役員面接に落ちてしまう人の特徴は、はたしてどのようなものでしょうか?
面接中に落ちやすい人の特徴を把握しておくことは難しいことですが、あらかじめ確認しておき、修正するようにしましょう。
考え方がマッチしない
考え方がマッチしていないと評価されないことが多いようです。
考え方がマッチしていないといざ全体で行動しようとするときも、同じ方向を向いて仕事をしてくれない可能性があるためです。
考え方をマッチさせていくためには、企業のことを詳しく知っておく必要があるでしょう。
方法として、Webで調べる方法や実際に話を聞いてみるなどの方法があります。
一番手軽な方法はやはりWebで調べるという方法です。
Webで調べる場合はしっかりと情報を取捨選択するようにしましょう。
企業分析が浅い
先述しましたが、企業のことをしっかり調べておくことで面接通過につながってきます。
しかし企業分析が浅いと感じられると、採用担当者は入社意欲がない人材であると判断することがあります。
先ほどWebで調べるという方法を紹介しましたが、この方法を用いる際は多くのところから情報を持ってくるようにしましょう。
なぜなら情報の内容が薄いことがあるだけでなく、Web上には多くの不必要な情報があるためです。
不必要な情報から間違った解釈をして面接に臨んでしまうと大変なことになります。
【役員面接の対策をする】よく聞かれる質問
次に、役員面接でよく聞かれる質問をまとめました。
役員面接でその質問がされる意図についても解説します。
これらの質問は合否に直接影響を与える可能性も非常に高いので、役員面接に進む案内を受け取ったときから答えをしっかり準備しておきましょう。
1.自己紹介をして下さい
自己紹介は、面接の初めに必ず聞かれます。
そのため、しっかりと文章を考え用意しておくことが重要になります。
ただ名前と大学名を述べるだけでなく、大学でどのような取り組みをしていたかを述べることによって、興味を惹くことができます。
回答例
本日は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
現在は ○○大学経済学部に在籍しており、来年卒業予定です。
大学ではマーケティングを学んでおり、実際に広告の制作などを行なっていました。
改めまして、本日はよろしくお願いいたします。
2.志望動機をお聞かせください
志望動機も面接で聞かれる定番となっております。
志望動機を明確に述べるためには、業界分析と企業分析を行う必要があります。
企業の事を調べるために、ホームページはもちろんのことOB訪問などを行うことでどのような仕事をしているかなどを明確にしておくと、答えやすくなります。
回答例
私は大学で経済学部に在籍しており、マーケティングを中心に様々な経済学を学びました。
貴社の食品は値段、品質、味、全てにおいて優れており、これ以上ない商品ばかりであると感じています。
だからこそ、マーケティングに重きを置き、質の高い広告を作成することでより幅広い層に食品を届けたいと考えています。
貴社の素晴らしい商品を多くの人に届けることはただ貴社に貢献するだけでなく、社会貢献の一種であると考えています。
3.第一志望なのか?・内定を出したら入社するかどうか?
「弊社は第一志望ですか」「実際に内定が出たら入社したいと思っていますか」など、入社意思をストレートに問う質問は役員面接でよく聞かれます。
ここでためらいなく「はい」と答えられないと志望度・熱意が低いとみなされ、最終面接に進む可能性はほとんどありません。
一次面接・二次面接ではまだ多くの就活生が、多くの企業から次のステップに進む案内を受け取っています。
まだ「A社と迷っている」という回答をされても、優秀な学生とみなされれば大きなマイナスにはなりません。
むしろ、自社を第一志望にしてほしいと採用担当者のほうからアピールをかけることもあります。
しかし役員面接まで来ると話は別です。
就活生の志望先企業も絞られている段階なので、確実に自社に来てもらえる学生を最終面接に残したいと考えます。
回答例
私は現在貴社を第一志望に、マーケティング職として活躍できる企業を軸に就職活動を進めています。
私は学生時代、授業と野球部の活動に取り組んでおり、非常に忙しくアルバイトをする時間を設けることがあまりできませんでした。
そんな時、記者の手に取りやすい値段でしかも美味しく栄養満点な商品の数々に出会い、節約しながらストレスフリーに健康を維持できました。
このような素晴らしい商品たちがさらに市場に出回り、多くの人の手に届くことで人々の生活における満足度を高められると考えています。
私が培ったマーケティングスキルを全て貴社に還元し、貢献したいと思い、第一志望に据えるに至りました。
4.自社の事業について知っていることは?
主に面接の中ほどで「弊社の事業内容について知っていることがあれば教えてください」など、自社の事業についての質問も多いです。
この質問には就活生の企業研究の度合いから、志望度や熱意をはかる意味があります。
経営に携わる役員・社長は、自社の中でも特に力を入れたいと思っている事業・さらに広く知ってもらいたいと思っている取り組みが心の中にあって当然です。
就活生がそこから大きく外れた答えをしたならば、「私たちと同じ方向を向いて仕事ができない」と考えてしまうでしょう。
第一志望の企業を受けるときは、最低限その企業のビジョンや力を入れている取り組みについておさらいしておくことが大切です。
内容についても大雑把にではなく、具体的な説明をできるようにしておく必要があります。
回答例
次に、フードロス削減の取り組みですが、賞味期限が近づいた商品を自社運営のスーパーで割引価格にて販売することで、資源の有効活用を図りながら利益を確保している点も印象に残りました。
また、貴社が毎週末に行っている炊き出し活動を通して地域社会に積極的に貢献していることにも強く共感します。
貴社は単なる食品企業にとどまらず、社会的な課題に積極的に取り組むリーダーであると認識しています。
私はこれらの活動に貢献できることを心より楽しみにしており、マーケティングのスキルと情熱をもって貴社のさらなる発展に寄与したいと考えています。
5.自己prをお願いします
自己PRも就活で定番の質問になります。
自己PRは構成を意識していくことが重要になります。
構成を考える上で、重要な方法はPREP法です。
結論(Point)から述べる方法で、理由(Reason)、事例エピソード(Example)、結論まとめ(Point)の頭文字をとっています。
具体的には強み→発揮されたエピソード→課題→行動→結果→その強みをどう活かすかの順に組み立てると良いです。
回答例
先日まで参加したIT企業の長期インターンにおいては営業に取り組む学生チームのリーダーを任されました。
様々な学部に所属する学生が参加したため、それぞれの長所は異なりましたが、一人ひとりとコミュニケーションを取り、何が得意であるのかについて分析し、的確に割り振りました。
これにより、それぞれのメンバーが長所を発揮し、役割分担をしながら業務に取り組み、最終的に目標の150%の成果を勝ち取ることができました。
貴社においてプロジェクトリーダーを任される際にはこの能力を活かし、メンバー一人ひとりを適材適所に割り振り、マーケティングのプロジェクトの効果を最大化させたいと考えています。
6.入社後のキャリアビジョンについて
「弊社に入社したらどんな仕事をやってみたいですか」「弊社に入社してからどんなキャリアプランを描いていますか」といった質問をされることも多いです。
就活生の人柄や、仕事に対する価値観などを探る意味合いが強い質問といえます。
事業内容や社員の典型的なキャリアプランに対して、理解が進んでいるかをチェックする役割も大きいです。
また、仕事に対する熱意を確認する意味もあります。
「この仕事をやってみたい」と熱意を込めて話すのはアピールとなりますが、1つの分野に「こだわりが強すぎる」と見なされればマイナスになる可能性もあるのでご注意ください。
「将来は〇〇の分野で活躍したいですが、まずはどんな部署でも頑張って経験を積み重ねたい」など、どんな仕事でも引き受ける意志を示すほうが好印象です。
回答例
新卒であるという言い訳をせず、責任のある業務を担い、厩舎の発展に貢献することを目標としています。
そして、プロジェクトへ参加を果たした際にはこれまで培ってきたマーケティングに関する知識やコミュニケーションスキルを活用し、プロジェクトの成功に寄与することを目標としています。
その後は複数のプロジェクトを経験し、最終的にはプロジェクト統括する立場として社員の方々と効果的なコミュニケーションをとり、長きに渡り貢献する所存です。
7.最近気になっているニュースはありますか
この質問の意図は、ただ「就活生が気になっているニュースについて知りたい」という純粋な理由ではないことが多いです。
自分なりにニュースに対してどのような考えを持っているかを説明する能力について見られています。
よって、ただニュースの説明をするだけでなく、自分がどのようなことを感じたのか、また学んだのかについて話しましょう。
選ぶニュースは、可能な限りあなたが受けている企業が属している業界に関するもの、または関係があるものが良いです。
回答例
この動きは食品業界におけるグローバルなビジネスチャンスを広げ、海外の消費者に対して独自の価値を提供する絶好の機会だと感じています。
私は貴社において海外の取引先とのコミュニケーションを円滑に行うにあたり、英語力のさらなる向上に努めています。
現在はTOEICで800点を保有しておりますが、入社までに900点以上を取得し、海外の取引先と円滑にコミュニケーションを取れるよう努めます。
8.逆質問
役員面接で「最後に何か質問はありますか」など逆質問の機会を与えられることも多く見られます。
ここも、企業研究がしっかりされていること・入社後に本当にこの仕事をしたいと思っていることをアピールするチャンスです。
「特に質問はありません」「大丈夫です」で済ませるのではなく、本当に企業に興味をもっている姿勢が示せるようにしましょう。
もちろん、どのような質問でも好印象を与えられるわけではありません。
どうしても良い質問が思い浮かばない場合、役員の経歴・業務をふまえた個人の見解を質問するのがおすすめです。
「〇〇様は人事担当の役員をされているのでおうかがいします。今後入ってくる若手社員にどんなことを期待していますか」といった内容であれば、業種を問わず質問できるでしょう。
【役員面接の突破方法!】注意点
役員面接で注意する点はどのようなものがあるでしょうか?
嘘をつかないようにする
役員面接をはじめ、面接では嘘をつかないようにしましょう。
嘘は深ぼられた質問がきた際に、答えられなくなってしまいます。
特に役員面接は、多くの就活生を見てきている人が担当する場合が多くなります。
嘘をついて、話が途切れてしまうと、嘘がバレてしまい内定から遠ざかってしまいます。
積極的に熱意を伝える
役員面接においては積極的に熱意を伝えられるように心がけましょう。
スキルや経験も重要なポイントではありますが、最も重要視される点は企業に貢献する意欲があるかどうかです。
熱意を奥に秘めていたとしても、それが伝わらなければ企業に必要のない人物とみなされてしまう可能性が高いため、積極的にアピールするようにしましょう。
言葉だけでなく、身振り手振りや積極的にアイコンタクトを取るなど、コミュニケーションを取りながら、あなたの企業に対する熱意が伝わる話し方を心がけましょう。
【役員面接の対策をする】事前にできる対策
最後に、役員面接前にできる対策を紹介しておきます。
自分の中で「できることはすべてやった」と思うことで、役員面接のプレッシャーが緩和される人も多いです。
特に第一志望の企業を受けるときや、はじめて役員面接まで進めたときなどはしっかり準備をし、自信をもって面接を受けられるようにしましょう。
以下の見出しで紹介する対策は、いずれも自分1人ですぐに実践できる取り組みです。
履歴書やエントリーシートの写しも参考に、自分のアピール材料を見直しましょう。
企業について再度調べる
役員面接で大切なのは入社にかける熱意・志望度を伝えることです。
企業をよく知っています・研究していますというアピールは、熱意や志望度を伝えるには大いに役立つでしょう。
そのためには、事前にもう一度季語湯についての理解を深めることが重要です。
企業のホームページやパンフレットを見返し、中核事業・関連事業・社訓や社風・代表からのメッセージなどに目を通してください。
社長の氏名・「株式会社」が社名の前につくか後ろにつくかなど、細かいところも確認しておくと、いざというとき慌てずに済みます。
特に自分が興味をもった・その仕事がしたいと述べる予定商品やサービス、事業については、中身について具体的な説明ができるように準備してください。
価格・スペックなど、他社と比較しての利点なども押さえておきましょう。
自己分析の再思考
企業研究と並んで進めておくべきなのが、再度の自己分析です。
これまでの選考過程で自分が何をアピール材料にしてきたか・自分をどう見てほしいかをあらためて確認しましょう。
企業に提出した履歴書・エントリーシートは、写しを保存してあるはずです。
企業によって違う内容を書くこともあるので、万が一にも他社で使ったアピール材料と混同しないようにしてください。
役員面接では、役員が就活生の人柄を深掘りしたいと考え、ユニークな質問をする可能性も否定できません。
しかし自己分析をしっかりしていれば、他社でまず聞かれないような珍しい質問をされても、慌ててしまうことは少なくなります。
どのような質問がされても動じないよう、もう一度自己分析をしておきましょう。
キャリアプランの再確認
5年後や10年後をイメージするのは難しいですが、その中で具体的にキャリアプランに関して確認しておくとよいでしょう。
いずれは違う仕事をしたいと考えていても、応募する仕事内容に合わせてキャリアプランを考えておくようにしましょう。
キャリアプランを具体的にしておくことで、入社意欲が高いと判断されたり、企業とのマッチ度が高い人材であると判断されることがあります。
役員面接とはそこまで関係はありませんが、キャリアプランを考え確認することは多くのメリットがあります。
メリットの1つとして、今行うべきことがわかるというメリットがあります。
そのため定期的にキャリアプランを確認するとさらに効果的であるといえます。
企業研究を再度行う
企業研究を行っておけば、企業理念や事業内容にあった回答をすることができるようになります。
そのためすでに企業研究を行ったことがあるという方が大多数であると思いますが、役員面接を行うにあたって再度行っておきましょう。
先述しましたが、役員面接では愛社精神が強い方が担当することが多いため、内容を深ぼられることが多いです。
企業研究を徹底的に行っておくことで、内容の深堀りにも対応することができます。
志望している企業のことだけでなく、競合している企業に関しても調べておくとさらに安心して役員面接に臨めます。
志望理由の再確認
企業研究と並行する形で、自分が企業のどこに魅力を感じて志望したのか・どんな仕事をしたくて志望したのかも確認しておきましょう。
役員面接まで残ったということは、企業側がその就活生を「戦力となるだけのポテンシャルは備えている」と評価しているはずです。
そうなれば、あとは志望度や熱意・人柄が企業をマッチしているかといった点で勝負が決まります。
志望理由について、役員面接では一次・二次面接より本質を突く質問がされることも多いです。
もう一度志望理由を聞かれたときに、明確に言語化できるよう準備しておいてください。
「どうして同業他社ではなくうちなのか」「本当に同業で規模の大きい〇社ではなくうちが第一志望なのか」といった質問にも、しっかり準備しておくことをおすすめします。
事前に逆質問の用意
最後のアピールチャンスとなる逆質問も、念入りに考えておきましょう。
効果的な逆質問の方向性は、主に2つあります。
1つは入社後の働き方に関する質問で、自分が「入社後に企業の意向に沿う形で頑張りたい」とアピールしたいならこの質問がおすすめです。
具体的には「〇〇様は新入社員の1年目に、どんなことを求めていますか」「入社までに準備してほしいことはありますか」といった質問が該当します。
もう1つ有効なのは、事業内容の細部や将来のビジョンに関する質問で、営業・マーケティング担当の役員や社長が出席する面接であれば、非常におもしろい話を聞けるチャンスにもなるでしょう。
「〇〇様が××事業にチャレンジしてみようと思ったときの思いを聞かせてください」といった質問は、企業に対する強い興味のアピールとなります。
【役員面接の対策をする】エージェントに相談する
役員面接の対策をしたい方は就活エージェントに相談してみるとよいでしょう。
就活のプロが一人一人に対して熱心に対応をしてくれます。
本番さながらの模擬面接をしてもらえます。
それに加えて就活に関する不安を相談することができたり、ES添削をしてもらうことができます。
登録は簡単であるため、まずは登録を済ませて就活に関する情報を閲覧してみましょう。
まとめ
役員面接は一次・二次面接以上に緊張感・圧迫感を覚える学生が多いです、まずはそれまでの面接をパスしてきた自分に自信をもちましょう。
熱意や志望度の高さを前面に出し志望理由を明確に伝えることができれば、役員・社長が相手でも良い印象を与えられる可能性が高いです。
人生を左右する場だけに多少の緊張は仕方ありませんが、緊張すると話すスピードが速くなることもあります。
落ち着いている印象を相手に与える意味でも、役員面接では普段の会話より少しゆっくりと話すことをおすすめします。