はじめに
長期インターンに挑戦してみようと検討しているが、どの職種を選ぶべきなのか迷っている人もいるかもしれません。
営業職やマーケティング・エンジニア・事務職など、さまざまな職種があり、それぞれ業務内容が違うのはもちろん、身につくスキルも変わってきます。
職種ごとに得られるスキルを理解しておくと、自分に合う企業や自分に適した職種のインターンを選びやすくなるため、しっかりと確認しておきましょう。
今回は、長期インターンの職種ごとに得られるスキルの違いや、長期インターンに臨むうえでの心構えについて解説します。
長期インターンを始めようか悩んでいる人や、長期インターンを探そうとしている人はぜひ参考にしてみてください。
【長期インターンの職種】職種ごとに得られるスキル
どの職種であっても、インターンでは大学生のうちに社会人同じ経験ができ、スキルを身につけられます。
職種ごとに身につけられるスキルは異なり、職種で迷ったときは、まずはどのようなスキルが得られるのかを知り、身につけたいスキルを考えてみることが大切です。
ここではインターンの募集に多い営業・マーケティング・事務を中心に解説します。
それぞれの職種に関する特徴も合わせて確認し、自分に合った職種や企業探しをしましょう。
営業
営業職のインターンでは、先輩や上司と一緒に実際の商談へ同行するのはもちろんのこと、事前準備の企業調査・アポ取り・日程調整など、営業の業務を一通り経験させてもらえます。
インターン生は、業務に慣れてくると新規開拓から任されることも多く、時間をかけて取り組み、成果を出していくことが求められます。
たくさんの学びの中でスキルアップでき、自分の成長につなげられるでしょう。
営業インターンで得られるスキルの内容について詳しく紹介します。
ビジネスマナー全般
営業の仕事は「toB」や「toC」にかかわらず、お客様と接する必要があるため、言葉づかいや名刺交換など、一社会人として必要なビジネスマナーを実践の場で身につけられます。
大学でもビジネスマナーについての授業を受けたことのある人もいるかと思いますが、実践的に経験する機会がなければ、なかなか身につきにくいものです。
インターンでビジネスマナーを身につけられたら、就職活動や入社してからも自信をもってスタートダッシュを切れるので、営業職に限らずどの業種として社会に出ても、一歩リードできるでしょう。
インターン期間は、営業職の上司や先輩からフィードバックを受けられるため、ビジネスマナーに自信がない学生も一から学んでいくことが可能です。
プレゼンスキル
営業は、お客さんに対して自社の商品やサービスをわかりやすく紹介しなければなりません。
長期インターンでは「お客様にどう説明するのか」「商品をどう見せるのか」という思考ができる能力を身につけられます。
最初は社員の営業にインターン生が同行して、リアルなプレゼンの方法を見て学びます。
短期インターンよりも長期のインターンのほうが深く仕事に関わることができ、経験を積めるため、営業職に必要なプレゼンスキルを磨くには最適です。
将来営業職で活躍したいと考えている人はもちろん、企画力やプレゼン力を身につけたい人は、営業インターンで実務経験を積むと良いでしょう。
プレゼンスキルを身につけていれば、どの業種に就いたとしても役立ちます。
マーケティング
最近、志望する学生が増えているのはマーケティング職のインターンです。
マーケティングの長期インターンは、主にWebマーケティング・広告・企画の3つの職種に分かれています。
マーケティング職は数字に強い、情報収集やデータの分析といった地道な作業が苦にならない、などというように向き不向きがある職種でもあります。
マーケティングインターンでは、どのようなスキルが身につくのか解説しましょう。
興味がある人は参考にしてみてください。
論理的思考力
マーケティング職では、市場調査や企画・宣伝・分析などが主な業務になります。
膨大な量の数字やデータを見ながらの作業になるため、論理的な思考が必要です。
インターンを始めたばかりのときは「大変だな」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、長期インターンで実務を続けていくことで、ロジカルに物事を考えられるようになっていくでしょう。
論理的思考力はマーケティング職に限らず、多くの企業や職種で必要とされているスキルでもあるのです。
就活で評価されるだけでなく、ビジネスや私生活においても役に立つスキルになるでしょう。
特に、マーケティング業界に就こうと考えている人は、学生のうちに論理的思考力を鍛えておくのがおすすめです。
巻き込み力
マーケティング職というと、調査や分析がメインの仕事ではありますが、マーケティングをするだけの会社はほとんど存在しません。
商品の流通経路・営業・販売のほか、生産や研究などといった販売戦略のために、他部署との連携は不可欠です。
したがって、インターンでも同様に他部署との連携を求められると考えておいたほうが良いでしょう。
マーケティングのインターンでは、実務を通して、他者を巻き込むためのスキルを学ぶことができます。
周りを巻き込み、協力を得られる人は就活でも評価されやすく、マーケティング職に就く際も活かせるスキルとなります。
長期で深く業務を理解できるインターンで、必要なスキルを身につけられると自分にとってメリットも大きいでしょう。
事務
営業職やマーケティング職と並んで人気なのが事務職のインターンです。
一口に事務と言ってもさまざまな役割があり、営業・人事・経理など部署によっても業務は多岐にわたり、専門性も異なります。
事務の仕事で共通しているのは、電話対応や受付、パソコンでの事務処理です。
事務職のインターンで身につくスキルは、ビジネススキルや事務スキルです。
詳しく解説しますので、事務職のインターンに興味がある人は参考にしてみてください。
電話や受付対応
事務職が電話や受付対応を担当するという企業は多く、会社の窓口としての役割を求められます。
インターンであっても「会社の顔」という心構えでお客様の対応をするため、基本的なビジネスマナーや敬語を使わなければなりません。
事務職へ就こうと考えている人は、事務職のインターンを経験しておくと、入社後のスタートダッシュに役立ちます。
また、電話や受付対応のビジネスマナーを身につけておくと、将来どの職種に就いても役立つでしょう。
事務職に就かない場合でも、学生のうちに基本的なビジネスマナーを身につけておくと、自信をもって社会人になれます。
基本的なビジネスマナーがしっかりと身についていれば、就活時の面接でも、採用担当者から好印象を抱かれるでしょう。
Office系スキル全般
事務職は、ExcelやPowerPoint、Wordを使用して、書類や資料を作成することも多い職種です。
実務を通して、基本的な関数やショートカットキーを身につけられます。
Office系スキルは社会人の必須スキルでもあります。
パソコンの基本動作や文書の作成の実務経験がない大学生は、事務インターンを経験しておくと自信がもてるようになり、社会人になったときも役に立つでしょう。
また、これから本格化する就職活動において必要な書類の作成時間を短縮することにもつながります。
長期インターンで経験を積んでいくと、徐々にスキルの向上を実感できます。
パソコンスキルのほかにも、事務職では丁寧で慎重な仕事や気づかいが求められます。
【長期インターンの職種】長期インターンを探す際の注意点とは?
どのようなスキルが身につくかを理解して、興味のある職種が見つかったら、さっそくインターンに応募してみようと考える人もいるかと思います。
インターン先を探し始める前に、注意するべき点があります。
長期インターンに参加すると、数ヶ月におよぶ期間を費やすことになるため、準備が非常に大切です。
次は、長期インターンを探す際の注意点について解説します。
長期インターンを探す際は、どのようなことに気をつけると良いか確認してみましょう。
長期インターンを通して何を得たいのか、目的を考えよう!
「周りがインターンに参加しているから、自分も参加しておこう」というような理由であったり、長期インターンをすることがゴールになってしまったりという学生は、過ごした時間が無駄になるケースも少なくありません。
なんのために長期インターンをするのかを明確にしてから、長期インターンに参加しましょう。
たとえば「就活でアピールできる材料にしたい」「自分に足りないスキルを獲得して成長につなげたい」など、明確な目的をもつことが大切です。
目的がしっかりあれば、業務のモチベーションや、上司への質問なども質の高いものとなり、有意義な経験になるでしょう。
インターンへ応募する際は、必ず目的を明確にして「目的意識をもって参加する」という心構えでチャレンジしてください。
【長期インターンの職種】長期インターンを探そう!
インターンに参加したいと思ったら、長期インターンが実施されている企業を探しましょう。
しかし「インターンに挑戦しようと考えているけど、自分に合ったインターン先がわからない」という人もいるかと思います。
また、インターネットで調べても求人情報ばかりで、インターンの情報が入ってこないと悩んでいる学生も少なくありません。
インターンに関して迷っているときは、インターン専門のスタッフに個別で相談できるエージェントを利用してみるのがおすすめです。
自分に合ったインターン情報を紹介してもらえたり、インターンについての不安を相談できたりもするので、納得してから長期インターンに参加できるため、多くの学生が利用しています。
長期インターンを探すときは、こちらのエージェントで相談してみてください。
まとめ
今回は、長期インターンに参加することによってどのようなスキルが身につくのかを紹介しました。
職種によって業務内容が違うので得られるスキルも異なります。
自分に合った職種を慎重に選ぶのがポイントです。
また、企業によってインターンプログラムはさまざまなので、インターン先の募集内容もよく確認しましょう。
インターンが有意義な時間になるかどうかは、職種選びや企業選びも肝心ですが、目的意識の有無で変わってきます。
長期間のインターン経験を無駄にしないため、目的意識をもってチャレンジすることが大切です。
興味のあるインターン先が見つかったら、身につけたいスキルや経験を自分のものにできるよう、前向きに挑戦してみましょう。