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・大学3年生の10月から就活を開始して間に合うのか
・大学3年生の10月から就活する際の必須対策
・早い段階で内定が出る可能性のある業界・企業
・まだ就活を始めていない大学3年生の人
・まず何から就活対策をすれば良いか分からない人
・「出遅れたのでは?」と不安で仕方ない人
【大学3年生10月就活】10月から就活は遅い?
冒頭で述べてしまいましたが、結論として、3年生の10月から就活を始めたとしても、遅くありません。
しかし、すでに就活を始めている学生もいるため、出遅れてしまっていることは確かです。
一昔前ならば十分に早い時期ではあるのですが、現代においては大学3年生の10月の段階で就活を始めている人は数多くいます。
しかし「間に合わない」というわけでは全くないため、落ち着いて一つひとつの対策をしていきましょう。
10月から就活を始める人が取り組むべき具体的な対策については、後ほど紹介します。
【大学3年生10月就活】就活の現状
就活を成功させるために就活の現状を適切に把握しましょう。
あなたが置かれている場所を明確にすることで、効率よく対策ができるからです。
本章では、ほかの就活生が10月をどのように活動しているのか、内定を持っている人は何割なのかについて解説します。
解説にあたって表記しているデータは厚生労働省を参考にしました。
早期に内定を獲得したい人や出遅れた分を取り戻したい人は、参考にしてください。
結論:10月から就活を始めても遅くない
就活を大学3年生の10月から就活を始めても問題ありません。
大学4年生時に解禁される本選考が残っているからです。
経団連に所属する企業は3月に情報を解禁し、6月から選考が始まります。
つまり、10月時点であれば約6か月の余裕があります。
さらに、本選考以外に通年採用や冬採用もあるため、焦る必要はありません。
10月から就活を開始しても十分に巻き返す余地があります。
「サマーインターンに参加していないから不安だ」と感じる就活生もいるでしょう。
心配ありません。
秋冬にもインターンは開催されます。
また、長期インターンに参加することで、サマーインターンと同様の経験を得ることが可能です。
この記事を最後まで読んで、自信を持って就活を開始してください。
10月の活動状況と内定率
続いて、10月に周囲の就活生がどの程度活動しているのか解説します。
10月から就活をスタートさせたものの、ほかの就活生の様子がわからない人は、ぜひ参考にしてください。
厚生労働省が令和6年11月に公表した「令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況」によると、大学3年生の10月に内定を獲得した人は72.9%でした。
令和5年と比較すると1.9%減少していますが、依然高い数値を維持しています。
10月に内定を獲得した人は、10月以前から就活していたことになるでしょう。
つまり、内定を獲得できなかった人を含めると70%以上の人が、夏ごろから就活していたことがわかります。
大学3年生の10月から就活を始める人は、すでに就活が始まっているという意識を持ちましょう。
参考:令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況|厚生労働省
【大学3年生10月就活】10月から就活をするときに必須の対策
続いて、10月から就活をする時に絶対に行わなければならない必須の対策について紹介します。
以下の7つの対策は、10月から就活をする方が絶対に行わなければならないものです。
一つひとつ「なぜ重要なのか」「どのように行うのか」について紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
①自己分析をする
自己分析は就職活動の最初のステップとして不可欠です。
自己分析を通じて、自分自身の強みや価値観、これまでの経験から得た学びを深く理解しましょう。
自己分析が曖昧なままだと、面接やエントリーシートで自分を的確にアピールできず、自分の魅力を伝えられなくなってしまいます。
自己分析の結果をもとに、どのような環境で自分の強みを最大限に活かせるのか、どのような業務に向いているのか具体的に描けるようになります。
また、自己分析を行うことで自分のキャリアビジョンが明確になり、就活の軸も定まります。
例えば、チームでリーダーシップを発揮した経験や、困難な状況を乗り越えた行動力など、自分のエピソードを整理し、その経験がどのように企業に貢献できるかを明確に説明できるようにしましょう。
自己分析の方法については以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
②業界研究・企業研究
業界研究と企業研究は、就活において非常に重要なステップです。
気になる業界がある場合はもちろん、まだ具体的に決まっていない場合でも、幅広く業界を調べることが大切です。
業界全体のトレンドや成長性、今後の見通しを理解することで、自分がどの分野で働きたいかがより明確になります。
業界研究を進めた後は、興味を持った業界の中で特定の企業についてさらに詳しく調べる企業研究に移りましょう。
企業研究ではその会社の規模、経営方針、社風、強みや弱みなど具体的な情報を収集することが重要です。
同じ業界でも企業ごとに異なる戦略や文化が存在するため、自分に合った企業を見つけるためのリサーチが欠かせません。
このような情報を持っていることで、面接の回答に説得力が増し、自信を持って選考に臨むことができるようになります。
業界研究や企業研究の方法については、以下の記事でさらに詳しく紹介しております。
ぜひ参考にしてみてください。
③ESの用意
ESはみなさんご存知の通り、就活の初期段階で企業に提出する重要な書類です。
自己PRや志望動機など、自分の考えや経験を短い文字数でまとめ、企業に印象を与えるために、特に力を入れる必要があります。
したがって、読む人の興味を惹き付けるような内容を盛り込むことが重要です。
自分の強みや経験を明確にして、それがどのように企業に貢献できるか具体的に述べましょう。
また、志望する企業の特徴や文化に合った表現を使用し、ただのテンプレートをなぞったような回答にならないように工夫しましょう。
さらに、ESは何度も見直し、誤字脱字がないようにするだけでなく、企業の採用担当者に良い印象を与えられるものに仕上がっているか確認することが大切です。
ESの作成方法やよく聞かれる項目、作成時のマナーなどについては以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
④筆記試験対策
多くの企業が選考フローの中で筆記試験を導入していますが、特にSPIはその代表的なものであるため、しっかり対策しておきましょう。
筆記試験は一般的に選考の初期段階で実施されるため、足切りの役割を果たします。
そのため、筆記試験はしっかりと対策を行っておかなければなりません。
数学や国語の問題に加え、英語や性格診断も含まれるため、幅広い対策が求められます。
また、企業によってはマイナーな試験を実施する場合もあるため、事前にどのような試験が行われているのかリサーチして傾向などを確認しておき、それに応じた対策を行いましょう。
⑤面接・グループディスカッション対策
外資系企業や一部のベンチャー企業では大学3年生の10月頃から一次面接が開始されるため、早めに面接対策もしておかなければなりません。
面接では自己PRや志望動機の他に、業界や企業に対する理解が問われます。
また、グループディスカッションでは、他の就活生と協力しながら意見をまとめるスキルが求められます。
面接やグループディスカッションにおいては、緊張せずに自分の意見を堂々と述べる必要があるため、入念な対策を行う必要があると言えるでしょう。
面接やディスカッションの場でうまく対応できるよう、模擬面接や練習を重ねることを推奨します。
また、企業の求める人物像を理解し、それに合わせた自己表現を準備することも、成功への鍵となります。
⑥冬季インターンシップの対策
冬季インターンシップは夏のインターンシップとは異なり、本選考に直結するケースが多いため、対策が非常に重要です。
インターンシップには、内定を目指すものから職業体験を目的としたものまで、様々な種類がありますが、自分の目的に合ったものを選び、しっかりと準備を進めましょう。
エントリーシートの提出やWebテストが必要な場合が多いため、これらの対策は早め早めに進めておくことを推奨します。
また、インターンシップは企業に自分のスキルや意欲をアピールする場でもあるため、自己紹介や業務の準備も怠らずに行いましょう。
冬季インターンシップを成功させることで、その後の本選考において有利になるだけでなく、自分が本当にその業界や企業で働きたいかどうかを見極める良い機会にもなります。
冬季インターンシップの概要や参加するメリット、対策方法については、以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
⑦OB・OG訪問
OB・OG訪問は実際にその企業で働いている先輩社員から直接話を聞ける貴重な機会です。
実際の業務内容や企業の雰囲気、選考のポイントなど、企業の公式サイトや説明会では得られない、生の情報を入手できます。
また、OB・OGの方々から得られる業界の裏話やキャリア形成のためのアドバイスなども、就活を進める上で非常に参考になります。
OB・OG訪問を通じてその企業で働く姿をより具体的にイメージできるようになり、志望動機や面接対策にも大いに役立つでしょう。
事前準備として、質問事項をまとめておくことや、訪問が終わった後は感謝の気持ちを忘れずに伝え、当日中にメールでも伝えることが大切です。
この機会を最大限に活用し、企業研究をさらに深めましょう。
OB・OG訪問を実施する方法やメリット、どのような点を重視して取り組むべきかについては、以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
⑧早期選考へのエントリー
①〜⑦の対策ができた就活生は、実際に企業へエントリーしましょう。
企業に応募しないと内定が獲得できないからです。
10月から就活を始めた人は「内定が獲得できるか不安だ」「エントリーは緊張する」など、さまざまな気持ちを抱えるでしょう。
しかし、あなたが特別劣っているから抱く感情ではありません。
誰しもが通る道なので安心してください。
①〜⑦の準備が済んでいるなら、自信を持ってエントリーしましょう。
もし、不安が残る場合、本選考の練習だと思ってください。
早期選考なら落ちてもチャンスはまだあります。
本選考を成功させるためにも、様子見程度の気持ちでチャレンジしてください。
一度経験しておけば「意外にクリアできた」と自信につながります。
【大学3年生10月就活】10月から始めた際の就活スケジュール
夏インターンや夏休み後に就活に力尽きてしまい、10月から就活を本格的にスタートするという就活生も多いでしょう。
10月からの就活のスケジュールを紹介していますので参考にしてみてください。
10月: 情報収集と就活準備のスタート
10月は、就職活動を本格的に始める重要な月です。
外資系企業ではすでに選考が始まっており、冬期インターンシップの募集もスタートします。
この段階での準備が、今後の選考に大きな影響を与えるため、しっかりと取り組みましょう。
外資系企業の選考参加
外資系企業の多くは10月に説明会を開催し、選考が始まります。
興味のある企業の説明会に参加し、早めに企業理解を深めましょう。
冬期インターンシップのエントリー開始
冬期インターンシップ(1月~2月開催)のエントリーが10月から始まる企業も多く、人気企業では早めに締め切られることもあります。
応募する企業を決め、エントリーシート(ES)や適性検査の準備を進めておきましょう。
自己分析と業界研究
志望する業界や企業がまだ定まっていない場合は、まず自己分析を徹底しましょう。
自分の強みや価値観を明確にし、それに基づいて業界を絞り込むことが大切です。
11月: エントリーシート作成と適性検査対策
11月は、実際に企業へのエントリーを進める時期です。
エントリーシート(ES)や適性検査の準備を進め、各企業の応募要件にしっかりと対応することが重要です。
エントリーシート(ES)の提出
11月には多くの企業がエントリーシートの提出を求めてきます。
企業ごとに求められるポイントが異なるため、自己分析の結果を踏まえた内容で、アピールポイントを明確に伝えるようにしましょう。
適性検査・Webテストの対策
一部の企業では、エントリー後すぐに適性検査やWebテストが行われます。
市販の対策本やオンライン模擬テストを活用して、テスト対策を万全にしておきましょう。
業界研究の深掘り
志望する企業をピックアップしたら、競合他社との比較を通じて、各企業の強みや独自性を理解しましょう。
業界全体の動向を把握することで、志望動機をより具体的に伝えることができるようになります。
12月: 面接対策と最終準備
12月には、外資系企業や一部の企業で面接が始まります。
面接は、採用における重要なステップであり、十分な準備が必要です。
また、この時期はインターンシップ選考の結果が出始めるため、早めの準備がカギとなります。
面接対策
面接では自己PRや志望動機、学生時代に取り組んだこと(ガクチカ)などを聞かれることが多いため、これらの質問に対する答えをしっかりと用意しておきましょう。
模擬面接などを通じて、話し方や態度の改善も行います。
冬期インターンシップの選考結果待ち
エントリーしたインターンシップの選考結果が出る時期です。
万が一参加できない場合も、次のステップに備えて早めに対策を立てましょう。
企業研究の深化
面接に向けて、志望企業に関するより深い理解が求められます。
企業の経営理念や将来展望についても調べ、自分のキャリアビジョンとどのように一致するのかを整理しておくことが重要です。
1〜3月:本選考の解禁
年が明けたら本選考の準備を始めましょう。
3月には本選考の情報が解禁され、6月になれば選考が本格化します。
準備に手間取ってしまうと、エントリー機会を逃す恐れがあるので注意してください。
そこで、1月から応募する企業を見つけ、10月から12月と同様に志望企業に特化した準備を進めましょう。
情報を集めるなら公式ホームページや企業説明会、インターンなどが有効です。
あなたの手足や目、耳などを使うことで、選考対策に必要な情報が効率よく手に入ります。
とくに1月は、年末年始の気持ちが抜けない就活生がいます。
開いた差を縮めるチャンスです。
就活に出遅れたと感じる就活生は、諦めずに対策しましょう。
【大学3年生10月就活】10月から就活を始める際のポイント
春と夏から始めるよりもタイトなスケジュールで進む秋スタートの就就活。
ターゲットを絞り、的確に自分が行きたい企業のインターンに参加できるようにポイントを押さえておきましょう。
短期集中の対策
10月から就活を始める人にとって秋インターンへの参加は短期集中戦です。
春や夏に比べて募集期間が短く、書類選考から面接までが一気に進むこともあります。
だからこそ、手を抜くことなく、限られた期間でもしっかりと自己分析や企業研究を行い、自分の強みを整理しておくことが大切です。
スケジュールを細かく立てて、エントリー・面接準備・振り返りを円滑に進めていきましょう。
焦らず着実に、短期戦だからこそ集中力と行動力が必要不可欠です。
応募範囲の設定
10月から就活を始める人にとって大切なのが、応募範囲の設定です。
秋以降は、すでに採用活動を終えている企業も多く、募集している企業の数自体が少なくなり、最初から絞りすぎると、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあります。
やりたいことを軸に、興味を持てそうな分野や未経験でも挑戦できる職種にも目を向けてみましょう。
冬インターンも意識する
10月から就活を始めるなら、冬インターンにも目を向けておくことが大切です。
秋インターンに注目が集まりがちですが、冬に力を入れている企業も多くあります。
冬インターンは本選考に直結するケースもあり、採用担当者とじっくり関われる貴重な機会です。
今から企業研究を進め、エントリー時期を逃さないよう準備しておくと安心です。
秋は焦らず、自分の軸を整理したり、エントリーシートや面接対策を整えたりする“仕込み期間”にもできます。
冬に向けてしっかり準備しておけば、チャンスの波をしっかり掴むことができるはずです。
【大学3年生10月就活】10月から就活する時の企業研究の手順
10月から就活を始める時こそ、企業研究の手順をしっかり踏むことが大切です。
限られた期間の中で効率よく動くためには、闇雲に応募するのではなく、自分に合う企業を見極める準備が必要です。
企業理念や事業内容、求める人物像を理解することで、志望動機や面接での受け答えにも説得力が出ます。
企業研究を行い、自信を持って選考に臨むための準備をしましょう。
①興味のある業界を調べる
10月から就活を始める時は、まず、どの業界で働きたいかを考えることから始めましょう。
業界一覧や業界関連団体・協会などのWebサイトを活用することで、業界ごとの特徴や主要企業、今後の動向などを幅広く知ることができます。
最初は興味のある分野に限らず、視野を広げてみるのがポイントです。
自分の性格や価値観に合った業界を見つけることで、その後の企業選びもスムーズになります。
焦らずに情報を整理しながら、少しずつ自分に合う方向性を見つけていくことが、後悔のない就活につながります。
②気になる企業を調べる
業界を絞ったら次に気になる企業を詳しく調べてみましょう。
まずは企業のホームページを確認し、理念や事業内容、業績・実績を丁寧に読み込むことが大切です。
企業がどんな想いで事業を展開しているのか、将来どの方向に進もうとしているのかを知ることで、自分との相性も見えてきます。
また、就活サイトなどで福利厚生や働き方、社会貢献活動などもチェックしておくと、より具体的なイメージがつかめます。
③企業を知る
10月から就活を始める時は、企業を深く知ることも大切です。
単に有名だから、安定していそうだからと選ぶのではなく、その企業がどんな想いで事業を続けているのかに目を向けてみましょう。
企業の経営理念やビジョン、トップの考え方を知ることで、その会社が大切にしている価値観が見えてきます。
また、企業の強みや今後の動向を調べ、自分の理想や目指す働き方と重なる部分があるかを考えることも重要です。
理念や方向性に共感できる企業は、入社後もモチベーションを保ちやすく、長く働ける可能性が高まります。
④企業の雰囲気を掴む
10月から就活を始める時は、企業の雰囲気を掴むことも忘れてはいけません。
企業のWebサイトやパンフレットだけでは、本当の社風までは分かりません。
だからこそ、実際に企業の説明会やイベントに足を運んでみましょう。
社員の話し方やオフィスの雰囲気、そこで働く人たちの表情などから、会社の空気感を感じ取ることができます。
また、インターンやOB・OG訪問を通して働いている人と話してみることも大切です。
自分がその環境で働けるかをイメージし、企業の雰囲気を体感することで、情報だけでは見えない自分に合う職場がより明確になります。
【大学3年生10月就活】10月から就活で早期内定を狙いやすい企業・業界
続いて、10月から就活をする人が早期内定を狙いやすい企業や業界について紹介します。
以下の3つは、10月から就活を始めた方でも十分に早い段階で内定を獲得しやすい業界であるため、それぞれの特徴や選考基準について確認してみてください。
- 外資系企業
- ベンチャー企業
- コンサルティング業界
- 大手企業の子会社・グループ会社
- 中小企業・地方の優良企業
外資系企業
外資系企業は日系企業に比べて早い段階で選考・採用プロセスを進めることが一般的です。
特に秋採用を行う企業が多く、10月頃から選考が開始されるため、大学3年生のうちに選考が始まることが多いです。
外資系企業は優秀な人材を早期に確保するため、選考スケジュールも短期間で進行し、選考結果も迅速に出されることが少なくありません。
また、採用試験には書類選考や面接だけでなく、英語力を求められることも多く、筆記試験や面接での英語対応が課される場合があります。
特に「グローバルな環境で働きたい」と考える人にとっては、外資系企業の早期選考は大きなチャンスです。
また、外資系企業は成果主義の文化が根付いているため、自分の能力や実績をアピールすることが重要です。
自分のリーダーシップや問題解決能力を強調して、企業に対して即戦力としての魅力を伝えるようにしましょう。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は大企業と比較して選考スケジュールが柔軟であり、通年で採用を行う企業も多く見られます。
特に早期選考を行う企業では大学3年生の12月に内定を出すケースもあり、採用のスピードが非常に早いのが特徴です。
ベンチャー企業は少人数の組織で運営されることが多いため、即戦力として活躍できる人材を求める傾向にあります。
したがって、面接や選考では自分がどのように貢献できるか具体的に示すことが重要です。
また、ベンチャー企業は新しいビジネスモデルや技術にチャレンジする企業が多いため、柔軟な発想力や行動力が求められます。
自らが持つスキルや経験がどのように企業の成長に貢献できるかをしっかりとアピールして、早期選考を勝ち抜きましょう。
コンサルティング業界
コンサルティング業界も選考時期が非常に早いため、内定が他の業界より早く出ることが多いです。
優秀な学生を早期に確保する傾向があり、大学3年生の秋頃から選考が始まる企業も少なくありません。
コンサルティング業界の選考フローは他の業界と異なり、筆記試験や、ケーススタディを中心としたグループディスカッションが特徴的です。
これらの選考においては、論理的思考力や問題解決能力が厳しく問われるため、事前にしっかりとした対策を行うことが求められます。
特にケーススタディでは、限られた時間の中でチームメンバーと協力しながら問題を解決する力が求められ、自己表現力や協調性も重要な評価ポイントとなります。
コンサルティング業界を志望する場合、業界研究や企業研究に加えて、ケース面接の練習や論理的思考力を磨くためのトレーニングが欠かせません。
また、コンサルタントとして活躍するためには、ビジネスに対する洞察力やデータ分析のスキルも必要となるため、選考に臨む前にこれらのスキルを身につけておくことを推奨します。
大手企業の子会社・グループ会社
大手企業の子会社やグループ企業も狙い目です。
大手企業の場合、経団連の就活スケジュールに合わせることがあります。
しかし、子会社やグループ企業などは独自に動く可能性があります。
結果、子会社やグループ会社にエントリーすることで、内定獲得のチャンスを拡大させることが可能です。
「大手企業の子会社なら採用倍率が高そう」と思う就活生がいるでしょう。
子会社は、親会社にエントリーが集中する影響で採用倍率が低くなる傾向にあります。
つまり、少ないライバルと内定を競うため心理的負担の軽減につながるでしょう。
とくに学歴に自信がない就活生におすすめです。
大手企業ほどの高い選考基準がないため、面接に進める確率がアップします。
中小企業・地方の優良企業
早期に内定がほしい就活生は、中小企業や地元の優良企業にも目を向けましょう。
通年採用を実施しており、早期からエントリーできるからです。
本選考の解禁を待つ必要がないため、あなたに合ったタイミングでエントリーできます。
「大手企業と比較して待遇が悪くなりそう」と不安な就活生がいるかもしれません。
安心してください。
企業規模が小さくても、待遇や福利厚生を整備している企業はあります。
確かに、大手企業でしか実現できないものもあるでしょう。
しかし、中小企業の経営者は工夫し、社員への還元に努めています。
「中小企業だから」と候補から外すのではなく、あなたの価値観に合った企業の可能性を考え、情報を精査しましょう。
【大学3年生10月就活】就活に関してよくある質問
大学3年生の10月から就活を始めた人が抱える悩みや質問を集めました。
就活は基本的に1人で行動する時間が多いため、不安がつのりやすい環境です。
しかし、悩みを抱えた状態は面接官に自信がない印象を與、選考が不利になる可能性があります。
そこで、本章の質問集を読み、自信をつけてください。
就活は事前の対策が重要です。
一方で、あなた自身の気持ちも欠かせません。
メンタル面を整えて、ポジティブな印象を面接官に与えましょう。
10月から長期インターンに参加するのはあり?
10月から長期インターンに参加するのはありです。
長期インターンに参加することで、志望業界・企業のリアルを肌で感じることが可能です。
たとえば、職場の雰囲気や実際の業務内容などが挙げられます。
企業の内情は入社してみないとわからないことがほとんどです。
結果、入社後の後悔につながるリスクがあります。
しかし、長期インターンに参加することで、後悔する可能性を軽減できます。
さらに、働いている社員に質問できる貴重なチャンスです。
就活サイトや公式ホームページからではわからない生の声が聞けます。
長期インターンに応募するのは緊張しますが、思い切って一歩を踏み出してください。
自己PRや志望動機の作成に役立つ情報が手に入ります。
長期インターンについて実際の声が知りたい就活生は、こちらの記事も読んでください。
長期インターンの体験談!先輩の経験や失敗をインターン探しに生かすポイントを解説!
就活マナーや身だしなみはいつ頃から準備するべきですか?
就活マナーは身だしなみは、就活を始めたタイミングから少しずつ準備を始めてください。
一朝一夕では身につかないからです。
とくに就活マナーは、普段とは違う意識や言葉遣いになります。
友達やバイトの先輩の感覚で接してしまうと、面接官を不快な気持ちにさせるでしょう。
そこで、早い時期から対策してください。
自分では判断できない人は、大学のキャリアセンターや就活エージェントにチェックしてもらいましょう。
プロに確認してもらうことで、減点されるリスクを最小限にできます。
また、就活用のスーツやシャツが体のサイズに合っているか確認しましょう。
サイズに合っていないものはだらしなく見え、面接官に悪い印象を与えます。
インターンや面接の前日では間に合わない可能性があるので、時間に余裕のあるうちに試着しておきましょう。
就活マナーや身だしなみについて、詳しく知りたい就活生はこちらの記事がおすすめです。
就活のマナー、身だしなみ編。面接で失敗しないための好印象な格好とは
友人は内定を獲得しましたが、私は獲得できる気がしません
就活を始めると周りの状況が耳に入り、不安になりますよね。
とくに内定がない状態だと、友人が羨ましくて当然です。
しかし、必要以上に落ち込む必要はありません。
リクルートが運営する就職みらい研究所のデータによると、大学卒業時に内定を獲得している人の割合は96.8%です。
つまり、ほとんどの就活生が1つ以上の内定を獲得するので安心してください。
一方で「今、不安で困っている」と感じる就活生もいるでしょう。
お伝えできることは、不安の正体は「わからない」です。
選考フローを調べたり、企業説明会に参加したりして、知っている範囲を増やしましょう。
たとえば、大学への行き方は道を知っているから安心して歩けます。
就活も同様です。
今より一歩でも前進することで、内定獲得につながります。
参考:就職プロセス調査(2024年卒)「2024年3月度(卒業時点)内定状況」|株式会社リクルートホールディングス
【大学3年生10月就活】大学3年生10月に始まる就活のイベント
続いて、大学3年生の10月に始まる就活のイベントについて紹介します。
以下の3つは、大学3年生の10月から始まることが多いため、それぞれ自分が取り組むもの、または興味を持っているものを中心に参考にしてみてください。
1.外資系企業の選考
2.冬期インターンのエントリー
3.一部ベンチャー企業の選考
1.外資系企業の選考
外資系企業の選考は、一般的な日本企業の採用スケジュールとは異なるケースが多く、特に大学3年生の10月から選考が始まることが多いです。
経団連に属さない外資系企業は優秀な人材を早期に確保するため、一般的な就活スケジュールに縛られることなく、独自の選考プロセスを進めます。
3月の広報活動解禁や6月の本格的な選考開始を待つことなく、早い段階から準備を始めているのです。
外資系企業の選考ではエントリーから筆記試験、グループディスカッション、面接までが短期間で進行するため、迅速な対応が求められます。
また、外資系企業では英語が重視されるケースも多いため、英語力を証明するためのTOEICなどの試験を受けておくことや、英語での面接対策も必要です。
外資系企業を志望する学生の方は、日系企業の就活対策と並行して早期に対策を行い、10月の選考に備えて準備を進めましょう。
2.冬期インターンのエントリー
冬期インターンシップのエントリーは大学3年生の10月から始まることが多いです。
冬期インターンシップ自体は1月頃から本格的に実施されますが、そのエントリーは秋から始まるため、希望する企業や業界の情報を早めに確認しておくようにしましょう。
この時期のインターンシップは企業と接点を持つ絶好の機会であり、企業の社風や業務内容を実際に体験できる素晴らしい機会です。
また、インターンシップはただの経験で終わるだけでなく、その後の本選考につながるケースもあるため、選考を意識した参加が求められます。
さらに、インターンシップの選考ではWebテストが課されることも多く、エントリー前にしっかりとした準備を進めておくことが重要です。
特にSPIや玉手箱などで出題される可能性が高い試験は、しっかりと準備をしておかなければなりません。
インターンに参加する目的をしっかり持ちましょう!
インターンに参加した方が有利になりそう、など曖昧なままインターンに行ってしまうととてももったいないです。企業の情報を詳しく知るためにも目的を持ってインターンに挑みましょう
3.一部ベンチャー企業の選考
全てのベンチャー企業が早い段階で選考を実施するわけではありませんが、一部は経団連の就活ルールに縛られることなく、独自のスケジュールで採用を実施することもあります。
大学3年生の10月頃から選考が開始される企業も多く、早期に動き出さなければなりません。
ベンチャー企業では通年採用を行っているところもあれば、秋採用を併用して行う企業もあり、企業ごとに異なるスケジュールで選考が進行します。
したがって、就活を進める上では各ベンチャー企業の採用情報を定期的にチェックし、エントリーのタイミングを逃さないようにすることが重要です。
ベンチャー企業では、柔軟な働き方や新しいビジネスモデルに対する協力を求められるため、自己分析や業界研究を深め、自分の強みやスキルをどのように活かせるかを明確にしておくことが必要です。
特に少人数で運営されることが多いベンチャー企業では、入社後即戦力として働くことが期待されるため、業務に対する意欲を示すことも選考でのポイントです。
まとめ:10月からでも焦らず、やるべきことを着実にこなせば内定は勝ち取れる!
今回は、10月から就活を始める大学3年生の方向けに、どのような対策を行わなければならないのか、どうすれば効率的に就活を進められるのかについて詳しく紹介しました。
大学3年生の10月から就活を始めるということで、出遅れてしまったと懸念している人も多いかもしれませんが、落ち着いて必要な対策を丁寧に行えば、十分に内定を得ることは可能です。
ぜひ、本記事で紹介した内容を踏まえた上で、効率よく就活を進め、第一志望への内定を目指してください。





