スタートアップ企業の平均年収や給与の特徴を徹底解説!

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はじめに

 

就職活動が近づき、業界・企業研究を始めた学生も多いのではないでしょうか。

やりたいことやキャリアプランに沿って、段々と就活の軸を固めていく時期だと思います。

最近では、ベンチャー企業やスタートアップ企業に興味を持つ学生が多いようです。

しかし、年収が低そうなイメージから、興味はあってもなかなか踏み込めない学生がほとんどです。

そこで今回は、スタートアップ企業の年収や給与の特徴についてご紹介します。

スタートアップ企業への就職に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

スタートアップ企業の平均年収

 

年収が低かったり、ボーナスが出なかったりするイメージが強いのがスタートアップ企業です。

では実際に、スタートアップ企業の平均年収はいったいどのくらいなのでしょうか。

スタートアップ企業の平均年収は、大体433万円と言われています。

月収にすると、約36万円です。

最も多い年収帯は501万〜600万円 で、平均よりも年収が高い傾向にあるようです。

さらに、全体の約10%の人が、年収1,000万円を超えているということでした。

他企業からの転職後39%の人が、年収アップしたとのことです。

また、スタートアップ企業のボーナス事情についても気になるかと思います。

スタートアップ企業で働く、80%の社員はボーナスが支給されているようです。

そのうち25%が、100万円以上のボーナスを支給されているとのことでした。

 

その他企業の平均年収

 

スタートアップ企業の平均年収やボーナス事情についておわかりいただけたでしょうか。

しかし、就職前ではどのくらいが年収の相場なのかがわかりづらいと思います。

そこで次は、その他企業の平均年収をご紹介します。

平均年収は業界・業種、性別などによって前後しますので、その点を踏まえてご覧ください。

基本的には、大企業は約450万円、中企業は409万円、小企業は375万円が平均年収となっているようです。

では、その他企業とスタートアップ企業の平均年収を比較してみましょう。

平均年収としては、大企業と中企業の中間くらいに位置するのがスタートアップ企業です。

しかし、一番多い年収帯は501万〜600万円でしたので、多くの人が大企業の平均年収よりも高い年収になっていることがわかります。

 

スタートアップ企業の平均年収が高い理由

 

スタートアップ企業の平均年収が、他企業よりも比較的高いことをご紹介しました。

しかし、残業時間が長かったり休日出勤が多かったりすれば、年収は自然と高くなります。

そのため、高収入と聞くと、ブラック企業なのではないかと心配する就活生も多いのではないでしょうか。

年収が高くても、ブラック企業には就職したくない就活生がほとんどだと思います。

では、スタートアップ企業の平均年収が、他企業と比べて高いのはなぜなのでしょうか。

次は、スタートアップ企業の平均年収が高い理由についてご紹介します。

 

優秀な人材を採用しているため

 

1つ目は、優秀な人材を採用しているためです。

スタートアップ企業は、その他企業に比べると資金が潤沢ではありません。

採用にあまりコストをかけられないため、採用はできるだけ少人数に抑える必要があります。

また、少人数で業務をすることになるので、新人教育に時間を割きづらいのです。

一方で、会社の成長速度に重きを置くのがスタートアップ企業です。

このような理由から、スタートアップ企業は優秀な人材を採用する傾向にあります。

はじめからスキル・経験のある人材を採用することで、少数精鋭で業務を行うことが可能になるのです。

また、優秀な人材であれば教育期間も短く済みます。

しかし、優秀な人材は大手企業に就職する傾向にあるのが現状です。

そのため、給与を高くすることでスタートアップ企業に興味を持ってもらう必要があるのです。

 

IT業界が多いため

 

2つ目は、スタートアップ企業にはIT業界が多いためです。

そもそもスタートアップ企業とは、主に創業から2〜3年の企業を指します。

新しい事業やサービスを行う、革新的な企業という意味で使われることが多いようです。

先進的な技術を生み出すという意味では、真っ先に挙げられるのはIT業界です。

IT企業が先進的な事業を行うことで、グローバルに対応することが期待されています。

そのため、現在IT業界の需要は高まり続けています。

そして、スタートアップ企業の多くは、IT業界が占めているのです。

若い企業だからこそできる最先端な事業や持ち合わせている柔軟性がIT業界に適しているためです。

そのため、スタートアップ企業だけでなく、IT業界自体の平均年収が高い傾向にあります。

 

スタートアップ企業の給与事情

 

スタートアップ企業の平均年収が高い理由がおわかりいただけたかと思います。

はじめから優秀な人材を雇っていることやIT業界自体の平均年収が高いことが挙げられました。

では、平均年収の高さには、ほかにどのような秘密があるのでしょうか。

また、入社直後でも高い給与がもらえるのか気になる方も多いと思います。

年収の高さを企業選びの基準にしているなら重要なポイントです。

次は、基本給与や副業など、スタートアップ企業の給与事情についてご紹介します。

 

副業が可能な企業が多い

 

1つ目は、副業可能な企業が多いということです。

近年、副業を許可している企業が増え始めています。

特にスタートアップ企業では、副業を許可している企業が多い傾向にあるのです。

副業での収入がある人は、正社員のうち約60%と言われています。

そのうち42.5%の人が、副業で100万円以上稼いでいるということでした。

さらに、全国の平均年収である433万円を超える500万円以上を副業のみで稼ぐ人も18%いるのです。

しかし、副業を許可しているといっても、業界によっては忙しすぎてできなかったり、いい顔をされなかったりすることもよくあります。

そのため、副業を許可している企業が多い傾向にあるスタートアップ企業では、比較的副業を始めやすい環境と言えるでしょう。

 

年齢を問わずに高収入が狙える

 

2つ目は、年齢を問わずに高収入が狙える点が挙げられます。

年功序列を取り入れている企業だと、入社してすぐの社員や若手社員は、高い収入を望めません。

一方でスタートアップ企業は、実力主義を掲げている企業が多い傾向にあります。

スタートアップ企業ははじめから優秀な人材を採用しているため、経験をすでに積んでいる社員が多いのです。

年功序列制にしてしまうと、経験やスキルのある社員のモチベーションが下がってしまうでしょう。

このことから、スタートアップ企業では、ボーナスが成果に応じた額であったり、給与が成果報酬であったり、いわゆる能力給を取り入れている企業が多いのです。

そのため、結果さえ残せれば年齢や入社歴を問わず高収入が狙えます。

活躍次第ではいつでも高収入を望めるのがスタートアップ企業の特徴です。

 

ストックオプションがある

 

3つ目は、ストックオプションがあるということです。

ストックオプションとは、会社が個人に対して、特定の金額で株式を購入する権利を与えることを指します。

特に優秀な従業員や役員・取締役が与えられる権利と思って良いでしょう。

権利を与えられた社員は、いつでも定価で株式を購入できるようになります。

株が上昇したタイミングを見計らって定価で購入し、時価で売却するのです。

すると、定価と上昇額の差額が手に入るという仕組みです。

企業の業績が良くなるほど株価が上昇するので、社員が業績を良くしようとする原動力にもつながります。

ストックオプションと聞くとベンチャー企業が思い浮かびますが、実はスタートアップ企業にも、ストックオプションがある場合が多いのです。

 

平均年収が高いスタートアップ企業

 

平均年収の高さから、スタートアップ企業に興味を持った就活生の方はたくさんいると思います。

しかし、どのような業界に着目したら良いのかわからないという方も多いでしょう。

平均年収の高い業界としては先ほどご紹介したように、IT業界が挙げられます。

医療関係のスタートアップ企業も年収が高いとされていますので、視野に入れると良いかもしれません。

では実際に、平均年収が高いとされる企業の例をご紹介します。

ぜひ企業選びの参考にしてみてください。

 

Chordia Therapeutics

 

本社を神奈川県藤沢市に置く、研究開発型の製薬会社です。

がん領域に特化した、研究開発型バイオベンチャー企業になります。

製薬会社は製造から販売を行うのが主流でしたが、近年では研究開発に専念する企業も増加しています。

Chordia Therapeuticsも、研究開発に特化した企業の一つです。

抗がん薬を創っており、医薬品開発各分野のプロフェッショナルが揃っています。

社風としては、少数精鋭ならではのフットワークの軽さが特徴とされていました。

スタートアップ企業ならではの意思決定の早さが長所のようです。

マネジメント部門、研究開発部門、コーポレート部門の3部門に分かれており、各分野に専念して研究を進められるのもポイントです。

平均年収は1,000万円以上とされており、比較的年収が高いとされる医薬品業界の中でも、特に高収入になります。

Chordia Therapeuticsについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

https://www.chordiatherapeutics.com/

 

ゼネリックソリューション

 

東京都渋谷区に本社を置く、コンピューティングサービスなどを行うスタートアップ企業です。

ビッグデータ解析と人工知能(AI)テクノロジーに特化した企業です。

社会の共通課題に加えて、クライアント固有の課題解決にも積極的に取り組んでいます。

クライアントの期待に応えるだけでなく期待を越えるために、プロフェッショナルなチームでサービスを提供しているようです。

また、主に金融業界と取引を行っています。

全国の有名な銀行を取引相手に挙げており、BtoB領域での事業展開をしているようです。

平均年収は800万円以上とされています。

募集要項も詳細に記載されていますので、該当していれば応募しやすい企業です。

ゼネリックソリューションについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

https://generic-solution.co.jp/

 

ダイナミックプラス

 

東京都新宿区に本社を置く、デジタルサービスを提供している企業です。

人工知能(AI)を用いて、あらかじめ価格が設定されていた商品やサービスの価格を需要に応じて変えていく仕組みを開発しています。

最先端のAIアルゴリズムによる需要予測を用いて、最適価格を算出するのです。

それによって、収益を最大化することができます。

スポーツ業界やエンターテインメント業界、ホテル業界など、さまざまな業界にクライアントを持っているのがポイントです。

新卒採用では、機械学習エンジニアやシステムエンジニアなど、デジタル関連の職種を募集していました。

また、学生向けの長期インターンも募集しているので、新卒採用に積極的であると言えるでしょう。

平均年収は800万以上となっています。

ダイナミックプラスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

https://www.dynamic-plus.com/

 

まとめ

 

スタートアップ企業の給与事情について詳しくご紹介しました。

企業選びの基準に年収の高さが含まれている方は、ぜひスタートアップ企業を視野に入れてみてください。

特に能力給やインセンティブ制度に興味がある方には、うってつけの企業かもしれません。

また、年収だけでなく、専門的な仕事に取り組みたい方にもスタートアップ企業がおすすめです。

気になる企業があれば、インターンシップに参加するなど、早いうちから就活対策をすると良いでしょう。

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