LINEってどんな会社?新卒募集職種やサマーインターン情報に関して徹底解説!

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はじめに

誰もが知っているメガベンチャーLINE。

就職活動をするにあたって気になっている人は多いのではないでしょうか。

馴染みのある企業でも、就職先として考える場合には、改めて調べてみなければわからないことがたくさんあります。

応募企業を絞るには、まず興味のある企業について調べてみることが第一歩です。

詳しい事業内容をはじめ、どのような社風であるのか、また平均給与はどのくらいかなども気になるところではないでしょうか。

ここではLINE株式会社の新卒採用や人気のサマーインターンについて解説します。

LINEとはどんな会社?

ここ十年ほどの間に日本最大級のコミュニケーションアプリ「LINE」で急成長したLINE株式会社は、ベンチャー企業が大企業へと成長した、いわゆるメガベンチャーと言われる企業の一つです。

LINEの前身は、2000年に韓国NHNの日本法人として設立された「NHN Japan株式会社」です。

2013年に商号変更され、「LINE株式会社」となりました。

朝食を無料で食べることができたり、オフィスにカフェや仮眠スペースがあったりと、福利厚生面での魅力を、メディアなどで目にした人も少なくないのではないでしょうか。

ここでは、就職先として考えた場合のLINE株式会社についてもう少し詳しく解説しましょう。

事業内容

LINE株式会社は、コミュニケーションツールである「LINE」と、コンテンツプラットフォームとライフプラットフォームの2つを軸とする「LINEプラットフォーム」を中心に事業を展開しています。

「東日本大震災」を機にコミュニケーションサービスの必要性を感じて、急ピッチで開発されたアプリが「LINE」であり、2011年6月よりサービスを開始しました。

その後、無料で使えることから、急速に広がりました。

「LINE」は、主に広告配信とLINEスタンプの販売のほか、LINEプロモーションスタンプやLINEセールスプロモーションなど、企業との連携による販売促進ツールを展開しています。

また、「LINE」を入り口としてプラットフォーム化した「LINEプラットフォーム」では、コンテンツプラットフォームで動画や音楽を、ライフプラットフォームでは決済や求人などを扱っています。

勤務地

LINE株式会社の本社は、かつては東京都渋谷区にありましたが、現在は移転して東京都新宿区にあります。

勤務地は、本社のある東京のほかにも関西や九州、東北などに支社があり、どこに勤務することになるかは、職種によって異なります。

注目すべきは、2021年10月から始まった「LINE Hybrid Working Style」です。

これは、組織や職種の特性に応じて、オフィス勤務や在宅勤務のほか、自宅以外での一時的なリモート勤務を組み合わせて、柔軟な働き方ができる新しい働き方です。

推奨する居住地範囲として、出社が必要となった場合に、所属組織が在籍するオフィスに当日午前11時までに出社可能であれば、日本国内のどこでも居住可能としています。

さらに、介護や育児などの家庭の事情がある場合は、会社が認める場合には、居住地以外でも一時的に滞在することも認めるとしています。

収入

2021年3月に公開された有価証券報告によると、LINE株式会社の平均年収は700万前後でした。

これは、メガベンチャーであることもあり、一般的な企業と比較すると高めです。

多くの外資系の企業と同様に、日本の一般的な企業では当たり前に定められている退職金制度はありません。

初任給は職種によって異なりますが、2023年入社の新卒採用ページで公表されている募集職種の中で、一番高額な技術職の場合で年棒5,280,000円です。

給与制度は年棒制になっており、年棒の金額を12ヶ月で割った1ヶ月分を月例給与として支給されます。

また、裁量労働制が導入されており、この金額は、1ヶ月42時間までの残業代や早朝、深夜勤務分が業務手当として含まれている金額です。

ボーナスはありませんが、高い成果があげられた場合には、年2回までのインセンティブが支給されます。

LINEの新卒募集職種について

LINE株式会社の新卒採用は、「技術職」「デザイン職」「セールス(広告)職」「企画職」など職種別に分けられており、希望するポジションを決めて応募するスタイルとなっています。

エントリー募集は、複数のタームに分けて行われます。

その年度によって募集がある職種や人数に違いがあるので、興味のある職種の募集があるか注意する必要があるでしょう。

既卒の場合でも、フルタイムの正社員としての就業経験がない場合に限り、新卒採用での応募となります。

2022年は合計で150人ほどの採用でしたが、2023年入社の採用分は募集を減らしています。

技術職

技術職はさらに、開発エンジニア、インフラエンジニア、機械学習エンジニア、セキュリティエンジニア、データサイエンティストなどの職種別の枠に分かれて募集が行われます。

職種ごとに採用判断を行うため、選考の基準や、テスト問題、担当の面接官も異なります。

2023年度の新卒採用ページでは、エントリーのタームは、第7タームまで用意されており、最終タームの締切は2022年5月23日でした。

募集タームによって、選考職種が異なりますので注意が必要です。

技術職にはコーディングテストがありますが、この技能テスト不合格の場合には、次回以降のタームで再度選考を受けることができます。

複数のタームが用意されていますが、ターム実施数は採用人数に到達すれば予告なく選考終了となりますので、再チャレンジが可能なことも考えると早めのエントリーが有利であると言えるでしょう。

勤務地は、東京、京都、福岡のいずれかになります。

営業職

2022年入社の新卒採用のページで「企画営業職(広告)」として30人程度の募集であった営業職は、2023年入社の採用では「セールス(広告)職」として20名の募集となっており、募集を減らしています。

仕事内容は、企業に関わるさまざまな人や機関とのコミュニケーションを通して顧客の課題を発見し、最適な解決策を提案するコンサルティング営業です。

具体的には、個人や法人に向けたアカウントサービスである「LINE公式アカウント」や運用型広告の「LINE広告」など、LINEが提供するマーケティングソリューションを活用した提案営業を行います。

エントリーは、第4タームまでとなっており、2023年入社の最終タームの締切は2022年3月7日とほかの職種に比べて早めです。

選考には、技術職にあるような技能テストはありませんが、適性検査のSPIがあります。

勤務地は東京、大阪、福岡のいずれかですが、在宅制度の選択ができる可能性があります。

企画職

2022年入社の採用ページで25人の募集があった「サービス企画職」については、2023年では「企画職」として10人の募集となっています。

仕事内容は、新しいサービスを作る際のプランニングやそのためのリサーチなど、開発プロジェクトのマネジメントです。

また、インタビューや各種リサーチからさまざまなデータを集めて、分析し、市場のニーズを掴み、さらなるニーズを満たすための企画立案を行います。

エンジニアやデザイナーをはじめ、関係する部署と高度なコミュニケーションを取りながら業務を進めます。

エントリーの最終タームの締切は、営業職と同様で早めです。

選考には、営業職のようなSPIは課されませんが、課題提出が求められます。

勤務地は東京のみですが、在宅勤務制度の選択ができる可能性があります。

情報セキュリティ職

情報セキュリティ職の仕事は、LINEとグループ各社のプライバシーポリシーに関するポリシー立案と運用です。

具体的には、日本の個人情報保護法や海外での法令等において問題がないかを確認するなど、他社では法務部門が担うような業務を行います。

また、LINEのサービスは多くの国で利用されているため、サービスを提供する国々の法令を調査して、対応指針を作成するなど、企画の段階から情報資産を安全に管理するための規定を立案します。

社内に向けてセキュリティに関する啓発を行うことも情報セキュリティ職の業務です。

2022年入社の採用ページには、若干名の募集があった情報セキュリティ職ですが、2023年入社に向けた採用ページでは募集がありませんでした。

代わって、2022には若干名の募集しかなかった「デザイン職」で、UIデザイナー5名程度、BXデザイナー若干名、モーションデザイナー若干名の募集がありました。

LINEが求めている人材とは?

企業はどのような人材を求めているのでしょうか。

それを知ることで、自分がその企業で働くことに向いているかどうか判断できますし、応募する際の志望動機や自己PRを考える場合に役に立ちます。

企業に興味を持ってもらい、引いては採用につながる志望動機や自己PRを書くためには、自分の人柄や人間性や強みが、企業の求める人物像と一致しているように書かなければなりません。

職種によって適性はそれぞれ異なりますが、LINE株式会社の企業風土から見た求められる人物像を紹介しましょう。

チームで働くことが好きな人

LINE株式会社は「少数精鋭で働く」をモットーに謳っています。

そのため、少人数のチームの中で、チームのメンバー同志が協力しながら業務を進めていくことを求められます。

チームで働くことが好きな人、仲間と協力して業務に取り掛かれる人が、LINEで働くことに向いている人だと言えるでしょう。

多くのベンチャー企業でも言えることですが、小さいチームで仕事をすることは、その分個々人の仕事の量が大きくなることが考えられます。

また、一人ひとりの責任も大きくなります。

責任を持って、多くの業務をこなさなければならないため、自己マネジメントをしながら、協調性を持ってお互いに協力することで、チームとして最大限のパフォーマンスを発揮できる人物が求められているのです。

挑戦することが好きな人

LINE株式会社は、大企業となった現在でも、新しいことに挑戦することで成長するベンチャー企業としての姿勢は変わっていません。

さまざまな挑戦ができる社風があるので、新しいことに挑戦したい人や挑戦することが好きな人は、この社風にマッチし、楽しんで仕事が行えるでしょう。

また、新しいアプリの開発や既存のアプリのアップデートに留まらず、さまざまな新しい分野に事業を拡大しています。

ベンチャー企業ならではのスピード感で、日々進化しているのです。

それに伴い仕事をする環境や競合する相手なども変化していきます。

その変化やスピード感を、ストレスと感じることなく、むしろ楽しんで積極的にアイディアを出し実行できる人が求められる人材と言えるでしょう。

人とのコミュニケーションが好きな人

良好なコミュニケーションがなければ、チームで成果をあげることはできません。

LINE株式会社ではベンチャー企業ならではの文化もあって業務を兼任する場合もあり、メンバー間のコミュニケーションのみならず、それぞれのチーム間でも良好なコミュニケーションを求められます。

そのため、人と関わることが好きな人、コミュニケーション能力が高い人は、LINE株式会社でも求められる人材と言えます。

人とのコミュニケーションが好きであることはもちろんですが、良好なコミュニケーションのためには、論理的な思考が欠かせません。

このことから、採用選考では特に、論理的な思考を持っている人物かどうかを重視して評価される傾向にあります。

外国籍の社員も多く在籍していることから、外国籍の人たちとも積極的なコミュニケーションを取れることが求められます。

LINEのサマーインターンについて

LINE株式会社のサマーインターンは、毎年ほぼ恒例となっています。

インターンのコースや日数は、その年によって異なりますが、どのコースのインターンでも、報酬が支払われ、中でも技術職はかなりの厚待遇であることで知られています。

人気があるため、相当数の応募があり、参加するためには選考を突破しなければなりません。

2022年は、4区分、7コースの募集が行われました。

すべてのコースがオンラインでの参加のため、参加には自宅に業務遂行可能なネットワーク環境が必要となっていました。

ここでは、2022年のサマーインターンの募集コースについて見てみましょう。

エンジニア

エンジニアのコースでは、「就業型コース(6週間)」と、「ハッカンソンコース(2週間)」の募集がありました。

就業型コースは各チームでの働き方をそのまま体験でできるコースです。

実施期間は8月から9月の間の6週間で、サマーインターンとしては長めの設定です。

入社日は参加者ごとに個別調整されます。

ハッカソンコースは、実施期間の2週間で、LINEエンジニアの雰囲気やノウハウ、チーム開発の具体的なおもしろさや難しさを感じることができるコースとなっています。

学年や学部・学科は問われませんが、応募には基本的な開発経験やプログラミング経験が必要です。

選考は、エントリーののちWebテスト受験、面接を経て合格通知を受け取ることとなります。

技術職内でのコース併願はできませんが、他職種のコースとの併願が可能です。

デザイン

デザイン職では、「プロダクトデザインコース(2週間)」と「BXデザインコース(6週間)」の募集がありました。

どちらのコースも実践型の課題プログラムとなっていて、社員の方々からフィードバックがもらえます。

「プロダクトデザインコース」は、課題抽出力とデザインによる解決力を身につけることができるコースです。

応募条件にFigmaを使用したデザイン経験が必要です。

「BXデザインコース」は、LINEのデザインスタイルやブランディングの表現方法についての研修を受講するとともに、複数の課題に取り組みます。

応募には、Illustrator、Photoshopを使用した基本的なデザイン経験が必要です。

選考では、エントリー後、面接の前に課題提出を求められます。

プロダクトデザインコースとBXデザインコースの併願、その他職種のコースとの併願が可能です。

プランニング

「就業型コース(6週間)」と「2daysコース」の募集がありました。

「就業型コース」は、LINEのサービス企画を行う部署で、実際のプロジェクトへ配属され、企画からリリースまでの流れを具体的に実感できるコースです。

各専門領域の人たちの知見や視点を学ぶことができます。

また、社員の方々からフィードバックをもらうことができ、参加者同士の交流も予定されているのです。

応募には、プロトタイプレベルでWebアプリサービスが作成できることが求められます。

「2daysコース」は実課題に取り組む実践型のグループワークを通してユーザー目線に立った企画立案を体験することができるプログラムが用意されているのです。

特別イベントへの紹介や本選考優遇もあります。

どちらのコースでも、選考では、エントリー後、面接の前にエントリーシートの提出と企画課題の提出が求められます。

就業型コースと2daysコースの併願、および他職種のコースとの併願が可能です。

セールス

8月と9月に実施される「広告事業コース(4日間)」の募集がありました。

「広告事業コース」は、クライアントに提案する実践型グループワークを通して、仕事のおもしろさや難しさをリアルに体験できるプログラムになっています。

1チームに複数の社員がメンターとして付き、LINE株式会社の新卒採用社員と同じ基準でのフィードバックをもらうことが可能です。

インターン終了後には、社員との面談など特別イベントや本選考優遇も用意されています。

選考は、Webエントリーシートの提出を含むエントリーの後、WebでのSPIテストを受け、面接を経て合格連絡を待つ流れです。

課題提出や専門的な経験が応募条件とされないコースであるため、競争率は他のコースに増して高くなるでしょう。

おわりに

LINE株式会社は、コーポレートミッションに「CLOSING THE DISTANCE」を掲げ、異業種企業との合弁事業を複数展開し、さらなる収益拡大を図っています。

設立以来変化を続けながら成長しており、今後さらに事業展開をしていくことを考えれば、それに伴って募集職種やインターン内容なども変化していくことが考えられます。

採用情報やインターンの募集情報などの情報を取り逃がさないよう気を付けましょう。

特にサマーインターンでは、追加募集を行う場合もあります。

数多く採用イベントなども行っていますので、SNSでの情報発信にも注意しておくと良いでしょう。

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