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【面接 自己PR】面接での自己PRとは
自己PRと聞くと多くの就活生はエントリーシートを想像すると思いますが、面接でも自己PRはとても大切な評価ポイントになります。
そうとわかっていても、「エントリーシートに書いた内容をそのまま伝えればいいのでは?」と思っている就活生は多く、その認識のままでは選考時に落とし穴に落ちてしまう可能性があり危険です。
面接で自己PRをきちんとアピールするためには、まず面接で面接官が見ているポイントや評価するポイントについて理解しておく必要があります。
また、自己PRの内容自体も見直す必要があり、エピソードが長くなっていないかなど、効率的にあなたの長所を伝えることができてるかは、とても重要なポイントです。
それに加え、自己PRの構成自体も、面接官に伝えりやすい構成になっているかを事前に確認しておくべきであり、エントリーシートとは違った対策が面接には必要になってきます。
自己PRと自己紹介の違い
そもそも「自己PRと自己紹介の違い」がいまいちピンときていない就活生が意外と多く、まずはこの2つの違いについて説明していきます。
あなたのプロフィールを簡単に説明するものになっており、今までの学歴や経歴、持っている資格などを端的にまとめたものです。
一方で自己PRとは、
あなたの経験やスキルを具体的なエピソードと一緒に伝え、受ける会社の面接官にあなたが入社することで、どのように貢献できるかを説明するものです。
ただ単にあなたの説明をするのではなく、それを活かしてどう活躍できるのかを説明するところが大きく違うポイントであり、面接官は自己PRを求めています。
【面接 自己PR】面接官が自己PRを評価するポイント
自己紹介と自己PRの明確な違いが分かったところで、次は「面接官が自己PRを評価するポイント」について説明していきます。
ここでは特に見られているポイントとして「自己分析ができているか」「自社にあったひとか」「コミュニケーションスキルやマナー」の3つのポイントに絞って説明していきます。
どれが欠けても評価を落とすことになるため、事前にしっかりと確認し、あなたの自己PRの完成度を上げていきましょう。
自己分析ができているか
自己PRを評価するポイントの1つ目は「自己分析ができているか」です。
自己PRは過去の経験などから培われたあなたの長所や強みになるため、この自己分析ができていないとそもそもきちんと書けないということになります。
書けていたとしても、内容が薄かったり抽象的である場合は、自己分析不足と判断される可能性があるため、具体的かつ定量的に書く必要があります。
エピソードの内容は面接時に必ず深掘りされると想定し、しっかりと回答の準備もしておきましょう。
この自己分析に少しでも不安がある場合は、下記のリンクに自己分析の仕方を詳しく説明した記事のリンクを貼っておきますので、参考にしてみて下さい。
自社にあったひとか
自己PRを評価するポイントの2つ目は「自社にあったひとか」どうかです。
多くの就活生が勘違いしているのが、就職活動とはスキルや経験などから全てを判断されているということです。
実はそうではなく、エントリーシートにしても面接にしても同じですが、受ける会社との相性を一番見られており、このマッチ度を判断するために面接官は自己PRを聞いています。
企業には様々な社風や文化があり、どんなに優秀な学生であってもその企業の風土に合わない場合は、本来の力を発揮できずに悩んでしまい、最悪の場合早期退職に繋がることもあります。
それを防ぐためにも、自社にあった人材かどうかは最重要視していると言っても過言ではありません。
コミュニケーションスキルやマナー
自己PRを評価するポイント3つ目は「コミュニケーションスキルやマナー」です。
面接とは面接官との対話を通じてあなたのことをアピールする場であり、絶対的にこのコミュニケーションスキルを使う必要があります。
このコミュニケーションスキルとは話すことだけではなく、聞く能力、質問を理解してそれに回答する能力と、多岐に渡ります。
コミュニケーションスキルとは、仕事をしていく上で必ず必要になるため、極端に低いとマイナス評価に繋がってしまいます。
また、敬語や立ち振る舞いなど、一通りのマナーがきちんとしているかも評価のポイントになります。
ないとは思いますが、タメ口で大股開いて面接を受けると絶対に落ちますので、マナーに関しても気をつけて面接に臨むようにしましょう。
【面接 自己PR】効率的に自己PRをアピールするポイント
面接官が自己PRを評価するポイントが分かったところで、次は「効率的に自己PRをアピールするポイント」について説明していきます。
面接の時間は限られており、その時間内で効率的にあなたのことをアピールすることはとても大切で、今から説明する3つのポイントを意識するようにしましょう。
その3つのポイントとは「アピールポイントを明確にする」「ESに沿って話す」「企業にどのようなメリットがあるか伝える」です。
しっかり確認していきましょう。
アピールポイントを明確にする
効率的に自己PRをアピールするポイント1つ目は「アピールポイントを明確にする」です。
熱意のある就活生にありがちですが、アピールしたいという気持ちが強すぎて、あれもこれもとアピールしてしまい、結局何を伝えたかったのか分からなくなってしまい、面接官を困らせてしまうパターンです。
欲張りなことは決して悪いことではありませんが、自己PRではその気持ちを抑えて、アピールしたいポイントは多くても3つまでに絞っておきましょう。
アピールポイントを明確にすることで、面接官に伝わりやすい自己PRにまとめることができ、効率的にあなたのことが伝わるようになります。
ESに沿って話す
効率的に自己PRをアピールするポイント2つ目は「ESに沿って話す」ことです。
事前に提出しているエントリーシートの内容からあまりにもかけ離れた内容や、全く違うエピソードを話してしまうと、面接官も驚きが勝ってしまい内容が頭に入ってきません。
面接官も事前にあなたのエントリーシートに目を通しているため、その内容に沿った自己PRで話しをすることで、内容が伝わりやすく効率的にあなたのことがアピールできます。
企業にどのようなメリットがあるか伝える
効率的に自己PRをアピールするポイント3つ目は「企業にどのようなメリットがあるか伝える」ことです。
就職活動の面接なので、面接官は単にあなたの過去の経験から培われた長所や強みを知りたい訳ではなく、それを活かして入社後どのように活躍してくれるかを知りたいと思っています。
そのため、あなたの長所や強みがいかに企業にとってメリットがあるのか、企業の成長や事業の発展にどれくらい貢献できそうなのかを具体的に伝えることを意識しましょう。
そのためには、事前に業界・企業研究をしっかり行っておく必要があります。
【面接 自己PR】自己PRの構成
自己PRで面接官が見ているポイントや、効率的にあなたのことをアピールするポイントが分かったところで、ここでは具体的な「自己PRの構成」について説明していきます。
自己PRは面接官に伝わりやすい流れで組み立てる必要があり、そのためにはアピールポイント→エピソード(根拠)→課題・取り組み→結果→入社後の展望という順番で組み立てていきましょう。
それぞれの項目について説明していきます。
書き初めのアピールポイントとは、あなたの長所や強みのことを指しており、アピールポイントは多くても3つまでに絞っておきましょう。
次のエピソード(根拠)には、あなたのアピールポイントを培った経験、例えば部活動やゼミ活動、アルバイトなどであなたが置かれた状況を書いていきます。
次に課題・取り組みの部分で、あなたが置かれた状況での課題、チームの課題などを簡単に説明し、その課題に対してあなたがどのようにして取り組んだのかを書きます。
この部分が一番大切と言っても過言ではありませんので、できるだけ具体的かつ定量的に伝えるように意識しましょう。
その後に、その取り組みによって得られた結果を簡潔に書きます。
ここで注意したいのが、決して成功した結果である必要がないということであり、面接官は結果ではなく過程に注目しているため、変に嘘はつかず正直に書きましょう。
そして最後に入社後の展望として、あなたのアピールポイントを活かして業務で活躍したい、成長したいなどの熱意と情熱を伝えて自己PRを締めくくりましょう。
【面接 自己PR】面接のポイント
自己PRを構成する順番やポイントが理解できたと思いますので、次はその内容を面接官にきちんと伝えるための「面接のポイント」を説明していきます。
ここでは特に重要な「簡潔に結論から話す」「明るくハキハキと話す」「面接練習を行う」の3つに絞って理由とセットで説明していきます。
明るくハキハキと話す
面接練習を行う
簡潔に結論から話す
面接のポイント1つ目は「簡潔に結論から話す」ことです。
これは先ほど説明した、アピールポイントを最初に伝えることと同じですが、結論をまず伝えてから理由を述べることで、結論迷子になることを防ぐことができます。
面接でよくあるのが、質問に対する答えが結局何だったのか分からなかった、ということであり、その場合の多くが結論から話しておらず、着地地点を見失っていることが多いです。
自己PRだけでなく、志望動機やガクチカ、質問への回答の際でもこの結論から話すことを意識しておく必要があります。
明るくハキハキと話す
面接のポイント2つ目は「明るくハキハキと話す」ことです。
この明るくハキハキ話すことはコミュニケーションスキルの一環であり、面接官と気持ちよく対話していく上で必ず必要になってくる意識です。
面接官によっては、暗くボソボソ話している時点で、どんなに内容が素晴らしくても落とすという場合もあるため、面接の時は無理をしてでも明るくハキハキと話すことを意識するようにしましょう。
そのためのコツとして、最初の入室する時の「失礼します」の声を普段話している声の倍で言うことで、その後の面接でも大きな声で受け答えできるようになり効果的です。
面接練習を行う
面接のポイント3つ目は「面接練習を行う」ことです。
普段から自分にはコミュニケーションスキルがあり、人と話すことが得意であると自負している就活生であっても、就職活動の面接は想像以上に緊張するものであり、事前の練習が必要です。
面接は経験した数が多ければ多いほど、冷静に受け答えができるようになるため、就職活動が始まったらまずは、面接に早く進めそうな企業を受けてみて、練習することをおすすめします。
第一志望の企業の面接の前までに、3社くらい経験できていればある程度冷静に受け答えができるようになるはずです。
【面接 自己PR】自己PR例文15選
自己PRの構成の仕方が分かったところで、あなたも「自分でも書いてみようか」と思っている頃ではないでしょうか?
しかし0から書き出すのは難しいのも事実なので、記事の最後に「自己PR例文15選」を用意しました。
この中から、あなたのアピールポイントに似た例文を見つけて、自己PRの組み立てに役立てて下さい。
課題解決力
論理的思考力
リーダーシップ
行動力
継続力
調整力
忍耐力
発想力
集中力
チャレンジ精神
諦めない
適応力
傾聴力
柔軟性がある
分析力
課題解決力
論理的思考力
リーダーシップ
行動力
継続力
調整力
忍耐力
発想力
集中力
チャレンジ精神
諦めない
適応力
傾聴力
柔軟性がある
【面接 自己PR】面接練習をしよう
自己PRを上手く組み立てることができたら次は面接練習に移っていきましょう。
先ほど説明しましたが、就職活動の面接は想像以上に緊張するため、志望度の高い企業の面接を受ける前に、必ず数社で面接を受けて慣れておく必要があります。
しかし、実際はそう上手く面接まで進める訳でもなく、結局第一志望の企業の面接が初面接となってしまうこともしばしばあります。
そうならないためにも、友人や家族、大学のキャリアセンター、就活エージェントなどを活用し面接の練習をしておきましょう。
その中でも特におすすめなのが就活エージェントです。
就活エージェントとは簡単に言うと就職活動のプロであり、面接対策はもちろん、エントリーシートの添削や受ける企業の選定まで、幅広くあなたのことをサポートしてくれます。
就活エージェントに少しでも興味がある場合は、下記のリンクからその内容を覗いてみて下さい。
まとめ
エントリーシートで書く自己PRと、面接で直接面接官に話す自己PRでは感覚が少し違い、話し方などで伝わり方が大きく変わってしまいます。
エントリーシートでどんなに良い内容を書いていても、面接で下を向きボソボソと小さい声で話していては全く意味がありませんし、むしろマイナス評価に繋がってしまいます。
面接では明るくハキハキと話すことを意識しながら、スーツの着こなしや敬語の使い方、髪型などのマナーの部分もしっかり事前に整えておきましょう。