IT業界志望の学生が持つべき就活の軸とは?考え方や注意点を徹底解説!

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はじめに

IT業界を志望する大学生は、ここ数年で急激に増加しています。

将来性があること、自由な働き方ができること、給与水準が高いことなど志望理由はさまざまでしょう。

情報系の学部に進んだ人に限らず、近年は文系の学生が採用されるケースが増えていることも、人気を後押ししています。

しかしいざ調べてみると、会社の数があまりにも多く、自分に合った企業を見つけるのは至難の業です。

そこで、この記事ではIT業界を志望するみなさんに役立つ情報を紹介していきます。

【IT業界の就活の軸】就活の軸とは

就職活動をするうえで“軸”を明確にすることは、どんな業界を目指すにあたっても役立ちます。

そもそも就活の軸とは何なのかというと、数ある企業の中から自分に合う環境を探すための判断基準です。

そして、会社に勤める理由・従事したい仕事の内容・自身の将来像など、入社後の自分を具体的にイメージし、それらを軸として企業を探すのが就職活動です。

つまり軸を明確に定めることで、自ずと自分に合った企業を見つけることができます。

企業側も面接などで就活生に就職活動の軸を聞くことで、その人が企業にマッチしている人物か否かを判断することがあります。

そこに一貫性がなければ、“数撃てば当たる”精神で企業を選んでいると誤解されかねないので注意が必要です。

【IT業界の就活の軸】IT業界を志望する学生が就活の軸を持つ重要性

どんな業界を目指す場合でも重要となる就活の軸ですが、当然IT業界を目指すうえでも非常に役立ちます。

重要である主な理由としては、「志望するIT業界を絞り込むことができる」こと、そして「志望動機に活かすことができる」ことの2点が挙げられます。

企業を選ぶ段階ではもちろんのこと、ESの作成や面接対策にも活用できるので、就活の軸は時間をかけて慎重に考えましょう。

以下、それぞれの詳細について詳しく解説していきます。

志望するIT業界を絞り込むことができる

一口にIT業界といっても、従事する領域や職種は多種多様です。

多くの人はIT業界といえば、プログラマーやシステムエンジニアといった開発職をイメージするかもしれませんが、それはあくまで一つの要素にすぎません。

たとえば、IT商品を顧客に提案・販売する営業職、情報技術を用いて顧客の課題を解決に導くコンサルタント職、開発職が従事するプロジェクトを管理するマネジメント職など、ITに関わる職種は数多く存在します。

漠然とIT業界を目指すことだけ考えていては、いざ採用が本格化してから途方に暮れてしまうでしょう。

自分が大事にしたい要素を整理し、それを軸として就職活動を進めることで、自分の理想に近い企業を見つけることができるのです。

志望動機に活かすことができる

上述した通り、就活の軸とは自分に合う企業を探すための判断基準です。

つまり、就活の軸をもとにあなたが志望した企業には、あなたの理想に沿う要素が何かしらあるはずなのです。

その“あなたの理想に沿う要素”がそのまま志望動機として活用できるので、ES作成や面接対策にも役立てることができます。

そのため、より本心に寄り添った志望動機を練り上げるためには、就活の軸はなるべく具体的であることが望ましいでしょう。

就活の軸と志望動機に具体性と一貫性があればあるほど、企業に対してこちらの志望度の高さをアピールすることができるため、高い評価につながります。

理想の就職を果たすためにも、就活の軸を明確に定めて、志望動機を説得力のある内容に仕上げましょう。

【IT業界の就活の軸】IT業界を志望する学生が就活の軸を考える方法

ここまで就活の軸の意義について述べてきましたが、いよいよ内容を考える方法について紹介します。

具体的なプロセスとしては、まず「IT業界について知る」、続いて「なぜIT業界を志望するのかを考える」、最後に「IT業界に就職して何をしたいのかを考える」といった3段階を経て完成させるのがおすすめです。

上述した通り、ESや面接の準備をするうえでも活きてくる内容となります。

以下、それぞれの詳細について具体的に解説していきます。

IT業界について知る

すでに述べている通り、IT業界といっても幅広い職種があります。

自分がどの領域に進みたいのかを考える以前に、そもそもどんな職業があって、それぞれどんな特徴があるのかを理解しないことには、自分の考えをまとめることはできないはずです。

業界を知る方法は、インターネット上の業界解説の記事を読み込む、業界団体のホームページを見る、業界本を買って読む、新聞やニュースを見る、合同説明会や業界研究セミナーに参加する、OB・OG訪問をするなど、家にいながらできることだけでもさまざまな方法があります。

上述した通り、就活の軸は具体的であるほど志望動機に活かしやすく、採用担当者からの評価も良くなるため、情報収集は抜かりなく行いましょう。

なぜIT業界を志望するのかを考える

業界に関する知識が身に付いたら、続いてはIT業界を志望する理由を考えましょう。

身に付けた知識に加えて、これまでの自身の経験や性格などを踏まえて、IT業界を志望するに至った理由を言語化します。

もしこの段階で志望する具体的な理由が見つからない場合は、もしかしたらIT業界を志望するべきではなく、ほかに向いている業界がある可能性もあります。

重要なのは“IT業界でいいと思った理由”ではなく、“IT業界でなければならない理由”を考えることです。

採用担当に「この人はIT業界にこだわる必要がないのではないか」と思われてしまったら、適性がないため不採用となる可能性が高まってしまいます。

あなたの強い想いが企業に伝わるような志望動機を考えましょう。

IT業界に就職して何をしたいのかを考える

IT業界でなければならない理由が定まったら、いよいよ従事したい仕事内容について具体的に考えていきましょう。

一般的に学生は、正社員として企業に勤めた経験がないため、入社後に何がやりたいのかを伝えることで、活躍できる可能性が高い人材であることをアピールする必要があります。

やってみたい業務やそれによって成し遂げたいこと、なりたい人物像など、具体的に決まっていればそれだけ志望度の高さのアピールにもつながります。

企業の多くは求めている人物像を具体的に持っており、募集要項にその内容が記載されているはずなので、これまでの3ステップで軸が決まったら、それと募集要項を見比べて自分に合った企業を探してみてください。

【IT業界の就活の軸】IT業界を志望する学生におすすめの就活の軸

就活の軸を考える方法についてなんとなく分かったものの、いざ自分で考えるとなると難しく感じてしまう人もいるでしょう。

そこで、おすすめの就活の軸を3つ紹介しますので、参考までにチェックしてみてください。

もちろん、自分で一から考えられることに越したことはありません。

まずは、先ほど解説したプロセスに沿って自分の考えをまとめてみて、もしつまずいたら下記項目を確認してみてください。

以下では、具体的な内容について解説していきます。

ITの力を駆使して世の中をより豊かにできる仕事に就く

ITサービスを開発し、それらを運営している企業を志望する人におすすめできる軸です。

現在IT業界では、「AI」「IoT」「Fintech」などが広がりを見せており、現代社会における重要性を高めています。

今後はさらに多様な領域でIT技術が活用されると予想される一方で、比較的若い業界であることから、人手不足が深刻化しているそうです。

そのため、IT業界に従事したいという気持ちの強さをアピールすることは、何よりも重要であるといえます。

ただし、この軸をこのまま活用するとIT業界のほとんどの企業に該当してしまうため、自分の中でできる限り深掘りをして、より具体性を高める必要があります。

あくまでこの軸をたたき台にして、自分なりの内容を考えてみてください。

最先端のIT技術に触れて、自分を高められる仕事に就く

AIやIoT、VRなど、近年ますます需要が高まっている事業を展開している企業を志望する人に、おすすめできる軸です。

日々さまざまな新技術の開発が進んでいることから、IT業界は非常に変化の激しい業界といえます。

だからこそ、そこに従事する人材には、目まぐるしい変化に対して瞬時に対応できる柔軟性、そして新たな知識を自主的に吸収できる高い学習意欲が求められています

この軸で就職活動を進める場合は、自身の積極性や対応力の高さをアピールしましょう。

IT業界は専門的な知識を必要とする職種が多いですが、未経験から業界に入る人の割合は決して少なくないので、心配は無用です。

新しいものに興味がある人は、この軸を基準に自身の関心が高い分野を深掘りしてみてください。

IT技術を駆使して海外で活躍できる仕事に就く

外資系のIT企業や、海外進出しているIT企業を志望する人におすすめできる軸です。

海外留学などの経験から自身の外国語スキルに自身があり、かつITにも興味があるという人は、上記のような企業にとって重宝される人材でしょう。

ただし、ITとは無縁の外資系企業や多国籍企業でも海外で活躍することは可能であるため、海外で活躍したいという理想だけを前面に押し出すのはNGです。

あくまでIT業界を志望していることをアピールすることが前提であり、会社単位の志望動機を述べる際に海外で活躍したいという想いを伝えることがポイントです。

この軸で就職活動を進める場合、ITに関する知識はさておき、語学力に関しては入社前の時点である程度のスキルを求められることが多いはずなので、その点はきちんとアピールしましょう。

【IT業界の就活の軸】IT業界を志望する学生が就活の軸を決める際の注意点

ここまでは、IT業界を志望するうえで就活の軸を決める意義やその方法について述べてきましたが、ここからは決めるにあたっての注意点を2つほど紹介します。

上述した通り、就活の軸は企業を選ぶときだけでなく、志望動機にも直結するため、その後の採用フローにおいても共通して役立てられるものです。

つまり、あなたの就職活動のほぼすべてを決定づけるといっても過言ではないため、以下で紹介する注意点を守って慎重に考えましょう。

IT業界に広く共通する軸は控える

業界内の大抵の企業にあてはまってしまうような軸では、満足のいく就職活動をするのは難しいでしょう。

就職活動において、自身の気持ちが曖昧なまま採用フローに進むのは非常に危険です。

少しでも自分の理想と近い企業と出会い、その企業への志望度の高さをアピールするためには、なるべく具体的な軸が必要となります。

採用フロー全体を通して役立つ就活の軸を決めるためには、自身のこれまでの経験などを踏まえて、従事したい業務や扱ってみたい技術などを少しでも限定して述べましょう。

そうすれば、ESや面接で話す内容にも説得力が生じますし、入社後のミスマッチも起こりづらくなるはずです。

業界研究を念入りに行い、自分に合った職種を軸に据えて就職活動を進めましょう。

待遇面の軸は控える

一度社会に出ると、基本的には何十年もの期間を仕事についやすことになります。

そのモチベーションを保つうえで、収入や職場環境は非常に大切な要素です。

しかし、採用されるために必要なのは、企業が求める人材に自分がマッチしているか否かであり、それは志望動機や自己PRをもとに判断されます。

就活の軸は志望動機のもととなるため、その中で語るべき内容は業務に従事することで活躍したいという想いです。

年収や福利厚生などの待遇面を中心とした内容の軸にすると、企業での業務における活躍よりも、自分の欲求しか考えていないと捉えられてしまう危険性もあります。

下手に評価を下げないためにも、基本的には業務に関わる内容に仕上げることを心がけましょう。

【IT業界の就活の軸】ITベンチャーでアピールできる就活の軸

IT業界は比較的若い業界であることから、新進気鋭のベンチャー企業も多く存在します。

そこで、ITベンチャー企業を志望する際におすすめできる就活の軸を紹介します。

ITベンチャーは、とくに最新のIT技術を用いた新規事業が展開されている企業が多いです。

そのため「自己成長」や「やりがい」という言葉を盛り込んだ軸に仕上げれば、会社の雰囲気に適した人材と評価してもらえるでしょう。

また、ベンチャー企業では自身の成長だけでなく、会社も一緒に育てていく意識が求められます。

大企業と比べると若いうちからさまざまな業務に従事できるチャンスが豊富にある環境であると思うので、入社後はいろいろな職種にチャレンジし、会社に大きく貢献したいという気持ちをアピールしましょう。

まとめ

この記事の中でも繰り返し述べましたが、就活の軸は会社を選ぶときに限らず、志望動機の内容に直結し、ES作成や面接対策に至るまで役立てることができます。

満足のいく就職を果たすためには、まず具体的な就活の軸を考えるところから始めましょう

ここまでで紹介した軸を考えるプロセスや具体的な例などを参考にして、自分なりの考えをまとめてみてください。

就活の軸さえうまく決めることができれば、その後の就職活動もうまくいくはずです。

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