【必見】ケース面接を突破したい!評価される方法や対策方法を徹底解説!

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はじめに

ケース面接とは、主にコンサルティング業界で採用されている特殊な面接形式です。

コンサルティングファームにおける試験の中で、全体の50〜60%の比重を占めるとも言われています。

しかし、難易度が高く、優秀な就活生が集まりやすいことから苦手意識を持っている方も少なくありません。

今回は、そんなケース面接の基本からよくある失敗例、問題のパターンと解答のポイントまで詳しく解説していきますので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。

【ケース面接を突破するには】ケース面接とは

与えられた課題に対し、制限時間内に解決案を提示するシミュレーション形式の面接をケース面接と呼びます。

主に、コンサルティングの業務で実際に取り組むような経営課題が出題されるのが特徴です。

面接官は、適切に回答できているかという点のみならず、その回答を導くまでの論理的思考力なども考慮したうえで適性を判断します。

ケース面接と混同されやすいのが、フェルミ推定と呼ばれるものです。

フェルミ推定とは、正確な値を知ることが難しい数字を、わずかな手がかりをもとに推論・概算することです。

ケース面接では、フェルミ推定の要素が強い問題が出されるほか、課題における一部の数字をフェルミ推定で導く場合もあります。

しかし、すべてのケース面接でフェルミ推定を用いることはないので注意しましょう。

ベンチャー企業でもケース面接はある

ベンチャー企業の面接では、その企業の理念や特色にマッチする人材であるかどうかが特に重視されるため、ほかの企業よりも人柄を見定める目的での面接が行われることが多い傾向にあります。

しかし、ベンチャー企業でもコンサルティング業務を行っている企業では、ケース面接を採用していることも少なくありません。

コンサルティング業務を行っていくうえで、分析力や問題解決能力はなくてはならない能力になるからです。

そのためベンチャー企業であっても、ケース面接をする理由やケース面接を通して見られているポイントはほかの企業と変わりありません。

コンサルティング業界を目指すのであれば、ケース面接のポイントを押さえ、しっかりと準備をしておく必要があるでしょう。

【ケース面接を突破するには】なぜケース面接をするの?

ケース面接を採用している企業にとって、「その仕事をするための資質があるかどうかを見たい」という点がケース面接を実施する主な目的とされています。

履歴書やSPI試験などから基礎的なことを習得できているかなどの判断はできますが、それだけでは実務でどの程度活躍できそうかを見極めることは難しいでしょう。

そのため、面接官はケース面接を通じて、志望者の考え方や時間の使い方、問題に対して効果的な結論を導き出せるかなど総合的な問題解決能力を見定めようとします。

また、就職した後のことを想定して、実際に行っているコンサルティングの例を使って実施されることもあります。

ケース面接は難易度の高い面接方式と言えますが、攻略法は存在するので事前の準備が重要と言えるでしょう。

【ケース面接を突破するには】ケース面接の流れ

一口にケース面接といっても、そのプロセスは一様ではありません。

受ける企業や担当する面接官によって、さまざまなタイプがあります。

たとえば、複数のお題について分析するパターン、考察時間なしで面接官とディスカッションしながら回答を求めていくパターンなどが挙げられます。

そのため、志望している企業がどのような形式を取っているのか、事前に調べたうえで準備しておきましょう。

ここからは、特に一般的なケース面接の流れを紹介していきます。

お題発表・質疑応答

まず、面接官からお題が発表されます。

それをよく聞いたうえで、疑問などがあればこの時点で解消しておきましょう。

お題に取り組む前に大切なのは、前提条件を整理することです。

想定しているクライアントの課題はもちろん、理解が曖昧な語句があれば、その意図する意味などを確認する必要があります。

とはいえ、「その市場は年%の成長率なのか」「競合企業は何社いるのか」など、細かく質問を繰り返すのも印象が良くありません。

ケース面接で重視されるのは、どんな答えを出したかという結果よりも、どんな考え方をしたのかという過程です。

明確にしておくことが重要な数字以外については、「○○という前提を置きました」という形で進めるのが良いでしょう。

お題に取り組む

前提条件が整理できたら、いよいよお題に取り組みます。

面接全体の時間にもよりますが、与えられる時間は10~30分程度が多いです。

まず、フレームワークやフェルミ推定などを利用して要因分解を行い、情報を整理しましょう。

事業戦略提案を行う場合などは経営戦略系のフレームワーク、定量的な回答が求められる場合は数式での要因分解が有効です。

そこから複数の回答案を用意したのち、一つの案に絞り込んでいきます。

ディスカッションの際は、その回答を最善と判断した根拠についても尋ねられます。

この工程はほかの作業よりも時間をかけ、しっかりと行うことが大切です。

要因分解を論理的かつ速やかに進めることができれば、解答案を出すことはさほど難しくはないでしょう。

ディスカッション

作成した回答を発表し、それをもとに面接官とディスカッションを行います。

時間は10分程度で、口頭で行うパターンもあれば、紙やホワイトボードを使って行うパターンも珍しくありません。

面接官は納得のいかない箇所、抜け漏れのある箇所などについて質問を投げかけてきます。

即答する必要はありませんので、考えをまとめ、聞かれたことに対して的確に答えましょう。

課題について分析している時間に、想定される質問をある程度イメージしておくようにしてください。

もちろん、正確に回答できない質問をされることもあります。

その場合は、正確に答えられないということを明示したうえで、その理由や自分なりの仮説、どのようなデータがあれば答えられるかなどを説明しましょう。

【ケース面接を突破するには】ケース面接で見られているポイント

ケース面接の主な目的は、候補者がコンサルタントとしての下地を持っているか判断することです。

コンサルタントとして業務を行うためには、論理的思考力や課題解決能力など、さまざまな能力が必要になります。

ケース面接はこれらを一度にチェックし、候補者の適性を総合的に見ることができる、非常に効率的な手法なのです。

ここからは、コンサルタントに必要な能力を3つ挙げ、それらがケース面接のどのような場面でチェックされているのか詳しく解説していきます。

コミュニケーション能力

コンサルティング業界は、コミュニケーション能力が重視されるイメージはあまりないかもしれません。

しかし実際のコンサルティングは、プロジェクトチームのメンバーやクライアントと議論をしながら、より良い解決策を求めていくものです。

ケース面接においても、面接官に対し、自分の考えを簡潔にわかりやすく説明できているかという点が見られています。

面接官の質問に答えるだけでなく、「ほかに考えるべきポイントはありますか?」「このように考えているのですが、いかがでしょうか」というように、アドバイスを求める形でこちら側から投げかけるのもおすすめです。

もちろん、大きな声でハキハキと話す、相手の目を見て話すなどというのはコミュニケーションの基本ですので、しっかりと意識しましょう。

論理的思考力

コンサルタントとして仕事をしていくうえで、重要なことが2つあります。

1つは、クライアントから依頼された課題の論点を正しく把握し、根本的な解決の見込める施策を打ち出すことです。

もう1つは、それをクライアントに伝え、納得してもらったうえで実行してもらい、成果を出してもらうよう努めることです。

これらを達成するために欠かせない能力が論理的思考力で、ケース面接の中で特に評価されるポイントと言われています。

お題に取り組む過程では、論理が飛躍・破綻していないか、一貫性はあるかといった点に注意しましょう。

なるべく時間に余裕を持って解答を導き出し、発表前に確認を行うことが大切です。

また、その後の面接官の質問に対しても、回答や前提条件と矛盾が起こらないように気をつけましょう。

柔軟性

ディスカッションの中で、自分の考えと異なる提案や指摘を受けたときは、どのように対応すべきでしょうか。

このようなとき、自分の回答にその一部を組み込むことで、説得力が高くなるという場合があります。

そのため、否定的な態度を取らずに相手の意見を受け入れましょう。

頭の回転の速さや思考の柔軟性をアピールすることができ、自分の評価も上がるはずです。

ケース面接で行われるディスカッションは、決して意見をぶつけ合う場ではありません。

仮に意見を論破したとしても、恐らく高い評価は得られないでしょう。

自分の意見に固執しすぎると、成長の余地がない人だと判断されてしまう可能性があるので、素直に受け入れる心の余裕も必要と言えます。

【ケース面接を突破するには】ケース面接でよくある失敗

前述したように、ケース面接はそもそも難易度が高く、失敗談も多くあります。

通常の面接を乗り切ったにもかかわらず、ケース面接の結果が振るわず採用にいたらなかったという方も少なくありません。

「自分も失敗してしまったらどうしよう」と不安に思うかもしれませんが、過去の失敗例を頭に入れておくことで、少なくとも同じ間違いを犯すことは防げるはずです。

ここからは、ケース面接でよくある失敗のパターンを紹介していきます。

準備不足で回答できない

まず、ぶっつけ本番で挑み、失敗してしまったという例が挙げられます。

勉強が足りていないと、前提条件が理解できず無理のある施策を立案してしまうなど、課題解決策の思考過程でミスをしやすくなります。

そのため、日ごろからインプット・アウトプットの練習をしておくことが大切です。

また、課題を把握するためにはフレームワークやフェルミ推定について十分に勉強しておく必要があります。

お題を解く方法がわからないまま、時間切れでうまく回答できなかったという事態だけは避けなくてはなりません。

ケース面接にはいくつかのパターンや決まった道筋があるため、少なくともケース面接の流れと、ある程度の形式は把握しておいた方が良いでしょう。

フレームワークにこだわりすぎてしまう

先ほどとは逆に、ケース面接の対策を徹底的に行った結果、フレームワークにとらわれすぎて失敗してしまったという例も少なくありません。

ケース面接において、フレームワークは強力な武器ですが、どんな問題にも使えるわけではありません。

本当にその切り口が適切であるかどうか、一度立ち止まって考えるようにしましょう。

また、対策を重ねるあまり「オーソドックスなケース面接」にのみ慣れてしまい、変則的な面接に対応できなかったという例もあります。

これについては、定型通りのケース面接が実施されるとは限らないという心構えをしておくと良いでしょう。

勉強はもちろん大切ですが、実戦で活かせなければ元も子もないので、思考の柔軟性を失わないように気をつけながら準備を進めましょう。

【ケース面接を突破するには】ケース面接の注意点

ケース面接で失敗しないために、繰り返し練習をしている人はそこまで多くはないでしょう。

とはいえ、具体的にどのような点を意識すれば良いのかわかっていない状態で練習を繰り返しても、面接に必要な力が身につかない可能性があります。

ここからは、ケース面接に臨むにあたって注意しておくべきことや失敗例について説明します。

ケース面接で求められる能力や要点を知っておき、失敗しないための効果的な練習を行うようにしてください。

時間を意識する

前提として、ケース面接では時間内に問題を解き終える必要があります。

企業に就職し、実務に入れば限られた時間の中で仕事をこなしていかなければなりません。

そのため、ケース面接で与えられた問題に対する回答を時間内に提示することができないようであれば、素質不十分と見なされてしまうでしょう。

制限時間内に問題を解き終えるためには、どこまでの範囲を何分で解けばいいのかという時間感覚が必要不可欠です。

時間感覚が身についていないと、想定外の部分に時間を割かれるなどし、十分な回答が導き出せなかったり、タイムオーバーになってしまったりする危険性があります。

あらかじめ練習を繰り返し、どんな問題にどれだけ時間がかかるのか、より具体的な感覚を掴んでおくようにしましょう。

数値の感覚を養っておく

ケース面接で面接官を納得させる結論を導き出すためには、結論に基づく数値に誤りがないことが重要になります。

正しく要素を分解できているのか、数値感覚はあるのかなどを面接の中で問われるでしょう。

また、分解した要素を定式に落とし込む定式化や、要素ごとに整理しモデリングする能力も求められます。

慣れていないと、誤ったデータを作ってしまったり必要以上に時間を消費してしまったりするので、多くの練習問題を解いて数値の感覚も養っておくようにしてください。

周りの環境に合わせる

面接官は、何らかの情報を伝えるときに要点がしっかりと押さえられているかもチェックしています。

面接官とのディスカッションでは、「周りが自分の話を理解できているのか」を質問などを通じて見極めたうえで、うまく伝わっていない場合には理解してもらえるよう、詳しく説明し直す必要があります。

また、ケース面接では多くの情報を扱うため、頭がいっぱいになってしまい相手のリアクションを見る余裕がなくなってしまう人も少なくありません。

せっかく質の高い回答を導き出せても、正しく相手に伝える力が不足している場合には、「実務を任せるのは難しい」と判断されてしまうでしょう。

そのため、相手の環境や話すペースなどを落ち着いて観察し、状況に合わせて柔軟に対応する力も養う必要があると言えるでしょう。

ベストな戦略にこだわる

ロジカルシンキングが得意な人や問題解決に自信がある人にとっては、ケース面接は得意分野に思えるため、事前準備をあまりせずに臨んでしまうといったこともあるかもしれません。

しかしケース面接では、導き出した結論が「マネジメント層の人たちが納得しそうな戦略であるか」が重要なポイントになるため、自身のこれまでの知識のみで突破することは難しいと言えます。

繰り返し練習しマネジメント層の視点を押さえておかなければ自分本位な戦略になってしまい、場合によっては「的外れ」と判断されてしまうこともあるでしょう。

問題を線ではなく面でとらえるような幅広い知識と視点を身につけ、マネジメントの観点からベストな戦略を提示できるよう、準備しておきましょう。

【ケース面接を突破するには】ケース面接の対策方法

ケース面接は、解き方や答えを教わったからといってできるようになるものではありません。

問題と解き方を暗記したところで、経験豊富な面接官には通用しません。

候補者が対策をし尽くしていることを面接官は知っているので、当日の会話の内容から思いもよらない問題を出すことがあります。

ケース面接の対策で重要なのは、どんな問題が出ても回答にたどり着けるよう、論理的思考力を鍛えることです。

そのために取るべき方法を3つご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

参考書の活用

まずはフェルミ推定や、ケース面接で必要とされる考え方を解説している記事や本を読んだり、セミナーを受講したりするなどして思考方法をインプットしましょう。

その後、参考書を利用して問題に取り組み自身の知識をアウトプットしていきます。

はじめは苦労するかもしれませんが、数をこなしていくうちに解けるようになり、問題を解く速度や質が向上していきます。

また、難解な記事や本の内容も、アウトプットを重ねていくことで理解できるようになるでしょう。

なお、インプットの作業はなるべく時間をかけず、効率を意識して行うのがポイントです。

問題に触れる時間を多く作ることができれば、試験本番でも自分の実力を発揮できるようになるでしょう。

壁打ち練習

複数人で面接対策を行うことを「壁打ち」と呼びます。

問題集などを使って、1人である程度の対策ができたと感じたら、同じコンサル志望の友人に声をかけて面接の練習を行いましょう。

最近はインターネット上でメンバーを募り、Zoomなどを利用してケース面接の練習をしている方もいるようです。

特におすすめなのは、今まさにコンサルティングファームで働いているOB・OGや知人に面接官役をお願いすることです。

実際にケース面接を突破した方のアドバイスには、強い説得力があります。

また、1人で勉強していると、どうしても思考が凝り固まりやすくなってしまいます。

その道のプロとディスカッションを行う機会があれば、新たな考え方を身につけることができるでしょう。

フレームワークを知る

ケース面接でよく使われているフレームワークが「3C分析」です。

市場・顧客、競合、自社という3つの論点から事業を分析し、事業や経営の戦略に活かすことができます。

また、「3C分析」と一緒に「4P分析」も押さえておきましょう。

4Pとは、製品(Product)・価格(Price)・流通(Place)・販売促進(Promotion)の頭文字を取ったもので、製品やサービスの価値から流通・販売まで、マーケティング戦略全体を検討する際に用いられます。

ほかにも、消費者の購買決定プロセスを分析するためのAIDMA、企業が置かれている環境を分析し最適な事業を立案する際に有効なSWOTなど、さまざまなフレームワークがあります。

フレームワークにこだわりすぎるのはNGですが、ある程度知っておくと役に立つでしょう。

【ケース面接を突破するには】ケース面接の問題パターンと解答ポイント

一筋縄ではいかないケース面接ですが、その出題パターンはある程度決まっています。

具体的には、経営課題を解決する施策を立案するビジネス系、社会課題の解決策を考えるパブリック系、明確な答えが存在しない抽象系のいずれかにカテゴリ分けされます。

ほかにもいくつかありますが、テーマや題材がマイナーチェンジされているだけと考えてかまいません。

ここからはケース面接の問題パターン5つと、それらを回答する際のポイントを挙げていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

売上施策

まずは、売上を増やすという問題が挙げられます。

マーケティングの天才と呼ばれるジェイ・エイブラハムの理論によれば、売上を増やすには、顧客数・顧客単価・来店頻度のうちいずれかひとつを向上させれば良いそうです。

そのため、最初に前提条件を確認しましょう。

たとえば、「飲食店の売上を上げてください」という問題が出されたのであれば、その店はどんな商品を販売しているのか、どれくらいの期間でどの程度売上を上げるのかなどを把握しておかなくてはなりません。

必要であれば面接官に質問をし、条件が指定されない場合は自分で前提を定める必要があります。

そのうえで、現状どのような問題があるのか、どうすれば解決できるかなどを考えていきましょう。

新規事業立ち上げ

ある企業の新規事業立案を求められた場合は、フレームワークを当てはめようとしても難しいでしょう。

そのため、まず対象となった企業は今どんな事業を行っているのか、事業は好調なのか低迷しているのかなど、現状を具体的に把握します。

そのうえで「何を目標とするのか」「どのくらいの期間で達成できるのか」といった点を明確化し、「なぜその新規事業をするのか」を論理的に説明するのがポイントです。

また、新規事業立案は、知識量によってアイデアの質が大きく変わるという特徴があります。

普段からニュースなどを見て、分野を問わずさまざまな事象に触れておくことも大切です。

実際の新規事業の成功例を学んでおくと、コンサルタントとしての判断力を養うこともできるのでおすすめです。

抽象型

頻度としては低いものの、「コンサルタントに求められるものは何か」「良い就活生の基準とは」などといった抽象的なお題が出されることもあります。

しかし、同じコンサルタントでも、新卒なのか中途入社なのか、何年業務を行っているのかによって求められるものは変わってきます。

就活生も、準備期間中の3年生と、内定が出なくて焦っている4年生では、考える内容はそれぞれ違ってくるでしょう。

お題が抽象的であればあるほど、たとえば語句の意味など、具体化できるところはすべて具体化してから取り組むことが大切です。

このような形式のお題は特に難易度が高いため、志望企業のケース面接で出題される可能性がある場合、過去問の演習などを入念に行いましょう。

二者択一問題

特定のお題に対し、賛成(はい)・反対(いいえ)のどちらかを回答するというものもあります。

ビジネス課題と比べて自由度が高い点が特徴で、またどちらを選んでも不正解ではありません。

しかし、回答の根拠を論理的に説明し、面接官を納得させる必要があります。

そのため、まずはお題の主体が誰なのか考え、その立場から考えられるメリットとデメリットを書き出していきましょう。

たとえば、「国として働き方改革を推進すべきか」というお題が出された場合、主体は「国」なので、国の視点に立って内容を判断することになります。

次は、そこから賛成・反対の決め手となる要素をピックアップします。

多くのデメリットが打ち消せるのであれば、賛成として意見をまとめていくことができるでしょう。

公共問題

コンサルタントの業務では、政府やNPOのような非営利団体がクライアントとなることもあるため、社会問題の解決策を問われるようなお題が出される場合もあります。

この場合に大切なのは、「誰が・どのくらいの期間で・どのように解決するのか」という3つのポイントを押さえることです。

たとえば、「都心の通勤ラッシュを改善する方法はあるか」というお題が出されたとして、その施策を実行するのは鉄道会社か、それとも東京都なのか考える必要があります。

また、改善に費やす時間も確認が必要です。

そういった要素によって、実際に出す解決策の内容は大きく異なってくるはずです。

課題の背景知識をある程度持っていると回答が有利になるため、新聞などで時事問題をチェックしておくと良いでしょう。

おわりに

本記事では、ケース面接とは何なのかという基礎的なところから、お題の代表的なパターン、回答する際に大切なポイントなどについて解説しました。

難しいことで有名なケース面接ですが、構造や対策方法を知ったことで、少しは抵抗感が薄れたのではないでしょうか。

いかに必要な知識をインプットし、どれだけの問題をこなせたかということが結果を左右します。

志望する企業の内定を勝ち取るために、今できることから始めてみてください。

 

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