「集団面接で何回も落ちてしまって自信がない…」
「集団面接で落ちる確率ってどのくらいなんだろう?」
就活生の中には上記のような不安や疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
面接が上手くいかないことは就活生ならば誰でも一度は経験する悩みです。
面接に何度も落ちてしまうと自信がなくなり、不安になってしまうと思います。
しかし集団面接は落ちてしまう人の特徴を理解して対策を練れば突破する確率は格段に上がります。
この記事では集団面接で落ちる人の特徴から具体的な対策まで解説しています。
ぜひ記事を参考に次の選考の対策をしてみてください。
【集団面接に落ちる割合って?】集団面接とは
集団面接とは学生4〜5人に対して1人または複数人の面接官が対応する面接のことを指します。
集団面接は一次選考で行われることが多く、社会人にとって必要不可欠な「社会人基礎力」が身についているかどうかが見られます。
集団面接の目的を理解し、どのように対策をすればよいのか考えていきましょう。
目的
集団面接は一度に多くの学生の面接をすることから、候補者を絞り込むための足切りとして行われることが一般的です。
採用要件を必要最低限満たしているかどうかを的確に見極め、採用選考プロセス全体の効率化を図ることが集団面接の目的としてあげられます。
基準値は企業によって様々ですが、少なくともマナーやコミュニケーション能力、志望動機、ポテンシャル、人柄などが見られていることは意識するようにしましょう。
個人面接との違い
もう一つの面接方式に個人面接があります。
最低限の要件を満たしているかを見るための集団面接とは異なり、個人面接は書類選考や適性検査ではわからない候補者の人間性を把握することを目的としています。
1人の学生に対して1人または複数の面接官が対応し、自社と相性が良い人物かどうかじっくりと評価されることが個人面接の特徴です。
個人面接と比較して集団面接の特徴を見てみましょう。
1人当たりの時間が短い
面接時間は集団・個人ともに1時間程度です。
しかし集団面接では複数人を一度に面接するため、1人あたりに与えられた時間は10分程度で非常に短いです。
発言時間が長いと他の学生の発言時間を奪ってしまい、面接官からの印象も悪くなってしまいます。
そのため集団面接での返答は1分程度に収めることが求められます。
また個人面接では趣味や長所・短所など踏み込んだこともきかれますが、集団面接では自己PRや志望動機など基本的な質問しかされないことが多いです。
他の就活生と比較される
集団面接の評価の仕方は絶対評価(他の学生と比較せず既定の基準で評価をする)の場合もあれば相対評価(グループ内で位置づけをして評価をする)の場合もあり、企業によって異なります。
しかし4〜5人程度の学生を一度に面接するため、面接官が意図していなくても他の学生と比較されてしまいます。
他の学生と比較されることのメリットとして周りと差をつけることで面接官から評価されやすい点が挙げられますが、他の学生の発言内容に引きずられて自信を無くすデメリットもあります。
集団面接で落ちやすい方はこのデメリットの部分の影響を大きく受けている傾向にあります。
【集団面接に落ちる割合って?】集団面接で落ちる確率
結論として、集団面接で落ちる割合は業界や企業によって異なります。
しかし企業によってばらつきはありますが、一般に一次面接の通過率は平均30%程度とされています。
集団面接は主に一次面接で行われるので落ちる確率も30%程度と考えてよいでしょう。
一次面接は最も候補者が多いため、必然的に通過率が低くなってしまいます。
さらに集団面接は候補者が多い企業がとる面接方式のため、落ちてしまうのはよくあることです。
面接に落ちてしまうと不安になると思いますが、気持ちを切り替えて次の選考に意識を向けるようにしましょう。
【集団面接に落ちる割合って?】集団面接で落ちる人の特徴
通過率が約3割と突破が難しい集団面接ですが、落ちやすい人には共通点があります。
落ちやすい人の特徴を知ることで自分のどこが改善できるのか考え、次の選考に繋げてみてください。
話がまとまっていない
集団面接は複数人を一度に面接するため、1人あたりに与えられた回答時間は非常に短いです。
そのため与えられた質問に対して瞬時に判断し、簡潔に話す力が求められます。
そのような中、話がまとまらずだらだらと話し続けてしまうと協調性がなく、自己中心的だという印象を面接官に与えてしまいます。
協調性は集団面接だからこそ見られる部分です。
面接官は学生の協調性を注意深く見ているため、自己中心的な人は評価されない傾向にあります。
話が長いという理由だけで落選となることもあるので、要点を絞って簡潔にわかりやすく伝えることが面接では必要です。
他の学生の話を聞かない
集団面接では自分が話している時だけではなく他の学生が発言している時の態度も見られています。
次の質問の回答を考えることに集中したり、自分の番が終わって俯いていたり上の空だと人の話をきかない人と思われてしまうこともあります。
人の話を聞く態度も協調性の一部ですので、人の話を聞いていないと面接官に判断されたら評価が下がってしまいます。
また他の学生が話したことについての質問があった例もありますので、面接中は自分以外の話にも意識を向けるようにしましょう。
周りを気にしてしまう
集団面接は他の就活生と比較して評価されるので、どうしても他の人の発言が気になってしまいます。
また個人面接に比べて集団面接での質問は典型的である傾向にあり、前の人と返答内容が被ってしまうこともよくあります。
前の人の返答が極めて優れているように感じ、自分の発言に自信がなくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、焦って予定よりも長く話してしまったりESに書いた内容とは異なることを話してしまうと返って印象が悪くなってしまいます。
話のつじつまが合わないと不採用になることが多く、他の人の話に影響されて発言がちぐはぐになってしまう人は落ちやすい傾向にあります。
周りを気にせずに話すことを心がけましょう。
身だしなみが整っていない
髪型や服装がだらしなかったり面接に適した身だしなみでないとマイナスイメージに繋がってしまいます。
身だしなみを整えることはビジネスマナーとして当たり前のことですので、身だしなみが整っていないとビジネスマナーが身についているかを見られている一次面接の突破は難しいと言えます。
また身だしなみだけでなく挨拶や話し方も評価の対象です。
挨拶ができなかったり元気がない、声が小さい、笑顔がないといった場合、面接官からの印象が悪くなってしまいます。
身だしなみが整っていなかったり第一印象が悪いことが理由で不採用になってしまうことはどの業界・企業にもあることなので、一度見直してみてもいいかもしれません。
【集団面接に落ちる割合って?】次の面接から気をつけること
ここでは集団面接で受かるポイントについて解説していきます。
ポイントを抑えて次に繋げましょう。
用件を簡潔に伝える
話が長い人の特徴は結論がなく、情報量が多いことです。
また面接官の質問に対して的を射ていない答えをすることもNGです。
面接では相手の質問の意図を的確に捉えて返答することが求められます。
返答の際は結論を先に伝え、全体像が把握できるような話し方を意識するようにしてください。
結論を先に伝える
結論を話すことは面接において絶対に必要なことです。
結論を先に伝えることで話したいことをだらだらと話し続けることが少なくなりますし、話している途中で自分が結局何を言いたいのかわからなくなることも防げます。
また面接官も話の要点をすぐに把握することができるので、結論から先に話すことを心がけてください。
また話の最後にもう一度結論を伝えると相手に印象が残りやすいです。
結論として何を言うかで迷っている人は、あなたが面接官に一番伝えたいことを考え、それを紙に書いてみましょう。
内容に違和感があれば自分が納得いくまで修正すると思考も整理され、言いたいことが明確になりますよ。
要点のみを的確に伝え全体像を把握してもらう
面接で落ちやすい人の特徴に「話が長い」ことがあります。
話が長くなってしまう原因に相手に伝えることを意識しすぎてしまったり、自分の話に自信がないため余計な情報まで盛り込んでしまうことが挙げられます。
面接官に伝えたいことは沢山あると思いますが、時系列ではなく結論に繋げるためのポイントを押さえて話すことを意識するようにしましょう。
また相手が話を理解しやすいように曖昧な表現も避けるようにしてください。
結論を先に伝えて要点を話し、全体像を把握してもらうように注意すると話が長くなるのを防ぐことができます。
結論→理由→具体的なエピソード→結論の流れを意識して話すことを心がけてください。
5W1Hを意識する
話をまとめることが苦手な人は5W1H(いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どうやって)を要素に入れるようにしましょう。
話が長い人は5W1Hが話の要素にないことが多いですが、反対にこれを意識するだけで一文一文を短くまとめることができるようになります。
5W1Hの順序はあくまで基本のものですので、話したい事によって柔軟に組み合わせを変更してください。
また面接官があなたが何の話をしているのかすぐ理解できるように主語を明確にすることも返答の際に必要になってきます。
日本語は主語がなくてもある程度相手に伝わりますが、面接では「誰がどうする」「何が何だ」を明確に示すようにしましょう。
他の学生の話を聞く
集団面接では他の学生が話している時の態度も評価の対象に入ります。
他の人が話しているときは相手の方を軽く見て適度にうなずくようにしてください。
またうなずくだけではなく、内容にもきちんと耳を傾けるように気をつけましょう。
オンライン面接の場合は、下を向かずに画面を見てうなずいたり少し口角をあげるようにすると面接官からの印象も良いです。
自分が伝えたいことを話す
前の人の発言が自分と同じ内容であったり、自分だけ周りと意見が違うと焦ってしまうと思います。
しかし他の学生と比較して事実と異なることを話したり、必要以上に周りに合わせなくても問題はありません。
自信なさげに話してしまったり、大げさに話してしまうとかえって面接官からの評価が下がってしまう恐れがあります。
「○○さんと同じになりますが…」「○○さんとは反対の意見になってしまいますが…」と一言添える必要は必ずしもありません。
回答内容が被ってしまっても具体的に話していく中であなたらしさを伝えられれば良いので、周りを気にしないようにしてください。
身だしなみを整える
身だしなみが整っていないと面接官からの印象は非常に悪いです。
そのため髪は乱れていないか、スーツにしわや汚れはないか、メイクは派手ではないかなど面接前に必ずチェックするようにしてください。
また相手の目を見て笑顔でハキハキと話すと印象が良くなります。
面接は面接官との「対話」ですので、話をするときの振る舞い方にも注視してみてください。
身だしなみを整えることや印象を良くすることは意識するだけで改善されるので、次から意識してみましょう。
またこのことは身だしなみに手を抜きがちなオンライン面接でも同様です。
デバイスの位置の調整などで動いたときに下半身が移る可能性もあるため、オンライン面接でも上下共にスーツを着用してください。
服装についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
【集団面接に落ちる割合って?】集団面接の対策
なかなか採用が決まらないことは就活ではよくあります。
面接に落ちてしまってもその失敗を次に繋げることが最も重要です。
ここでは集団面接の対策について解説していきます。
集団面接だけでなく個人面接にも応用できますので、ぜひ役立ててください。
ノートに記録する
次に繋げられるように、ノートに落ちた時の面接の様子を記録するようにしましょう。
面接全体の流れや質問に対する自分の回答や態度、面接官の反応などを思い出せる範囲で記録します。
記録が溜まると以前との比較をして得意不得意が理解できる上に、課題を発見することでなぜ落ちてしまったのかを客観的に分析することも可能になります。
選考に通過した際はノートを見返すことで前回自分が言ったことを振り返ることができ、次の面接もスムーズに進められます。
記憶が新しい面接当日にノートに記録するようにしましょう。
気持ちを切り替える
志望している会社の面接に落ちてしまうのは当然辛いです。
しかし面接官との相性によって合否が左右されることはよくありますので、その会社とは縁がなかったと切り替えるようにしましょう。
面接でのやりとりを振り返って反省点を洗い出し、自分の弱点を改める機会だったと捉えると次に意識を向けやすくなります。
自分だけうまくいっていないと感じている場合は友人に会って近況を報告しあうこともおすすめです。
反対に周囲からのプレッシャーに負けそうな場合は周囲の期待と自分の願望を切り離して考えることも重要です。
自分の悩みがどこから生じているものなのかを分析し、相応しい方法で対処すると気持ちが切り替えやすいです。
エージェントを利用する
面接の対策について解説しましたが、1人で就活を進めるのは大変ですしとても不安になると思います。
「面接で何を話したらいいのかわからない」、「面接の対策が足りていなくて不安」などの悩みや不安を抱えている人は一度エージェントに相談してみてもいいかもしれません。
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終わりに
いかがでしたでしょうか。
他の学生と比較されがちな集団面接ですが、注意すべき点を抑えれば他の学生と差別化することができます。
なぜ落ちてしまうのかを客観的に分析し、課題に向き合い対策を練ることを心がけましょう。
コツを抑えてあなたの魅力を最大限に伝え、集団面接を乗り切ってください。