明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・手書きの自己PRを書くメリット
・手書きの自己PRを書くデメリット
・手書きで書く際の注意点
・これからESを書く人
・手書きで書こうとしている人
・自己PRで困っている人
自己PRが自由形式の場合、「履歴書やESを手書きで記入した方が良いのか?」と悩むことがあります。
ただでさえ自己PRを作成するのは難しいですが、パソコンでの作成にはない手間がかかるため、手書きではさらに難しく感じるでしょう。
しかし、手書きで自己PRを作成する際の注意点、メリット・デメリットを押さえていれば、難しく考える必要はないのです。
そこで今回は、手書きとパソコンの自己PRの違いや、手書きで作成する際の注意点やメリット・デメリットなどについて解説していきます。
これらをしっかり理解し、魅力的な自己PRを完成させましょう。
【手書き自己PR】企業が自己PRを聞く理由
自己PRとは、企業に自分の能力や人柄を詳しくアピールするためにあります。
企業は自己PRを聞くことで、その人の仕事に対する熱量や価値観などを知り、企業の働き方に合っているのかを判断しています。
たとえば、自分の強みを最大限にアピールできる自己PRが書けたとしても、企業が求める人材に合っていなければ、企業にとっては魅力的とは言えないのです。
自分が企業でいかに活躍できるかを売り込むチャンスとなる重要なアピール要素となるので、企業に必要な人材と思われるような自己PRを作る必要があります。
【手書き自己PR】手書きとPCで書く自己PRの違いについて
手書きとパソコンで書く自己PRの違いは、手書きなのかパソコンで打ち込むのかだけではありません。
双方の方法で同じ内容で作成したとしても、まったくの別物に見えてしまうことも少なくありません。
もちろん、書かれている内容が重要ですが、手書きの場合、丁寧な字で書かれているのかでその人の見え方が変わってくるのです。
この違いを理解し、手書きであっても違和感のない自己PRを作成していきましょう。
ここからは、手書きとパソコンで書く自己PRの違いについて詳しく解説していきます。
手書きで記入する自己PR
手書きで作成する場合、まずは下書きからはじめ、誤字脱字などがないかチェックした後、清書していきます。
清書中に書き間違いをした場合は修正ができないため、また一から書き直さなければいけません。
また、文字や枠内の使い方から個人の個性を見ているため、丁寧に書く必要があります。
ほかにも、郵送方法や郵送期間、封筒の記入方法など自己PRの内容以外にも、注意点が多くあります。
手間がかかりますが、やる気や想いが伝わりやすいのが手書きの特徴です。
PCで記入する自己PR
パソコンは手書きと違い、手軽に修正することができます。
しかし、目立った特徴がないため、見た目では周りと差がつきません。
そのため、採用担当者の印象に残るよう、なるべく工夫する必要があります。
エピソードを深掘りし、自分だけの要素を盛り込まなければなりません。
また、パソコンで自己PRを作るおt簡単に送信できるため、手間がかからず自己PRの内容だけに集中できるのはメリットですが、送り忘れなどのトラブルがないように注意しましょう。
【手書き自己PR】手書きで書く際のメリット
1文字1文字を丁寧に書き上げる手書きの自己PRは、熱意が伝わりやすいでしょう。
ほかにもメリットとして、「入社意欲の高さをアピールできる」と「自分の個性を表現できる」の2つがあります。
パソコンで書く場合には、見た目だけで入社意欲の高さや個性のアピールはできませんが、手書きで自己PRを作成するだけで見た目からも内容からも最大限に自分をアピールできるのです。
以下に、上記2つのメリットについて詳しく解説していきます。
入社意欲の高さをアピールできる
パソコンで書いた無機質な文字よりも、丁寧に書いてある自己PRはより意欲や熱意が伝わりやすくなっています。
手紙を書くのと同じように、相手に伝わるように丁寧に書くことで、相手に自分の熱量が伝わるかもしれません。
また、特に指定がない場合は、手書きを選択すると志望度の高さをアピールできます。
周りと差をつけ、企業の印象に残ることが重要なので、手書きの自己PRで入社意欲の高さを最大限にアピールしていきましょう。
自分の個性を表現できる
パソコンで作った自己PRでは、書いている内容からしか判断できませんが、手書きの自己PRの場合、見た目で自分の個性を表現しやすいです。
たとえば、「力強い字を書く人は、エネルギッシュで積極的に行動できそう」「バランス良くきれいな字を書く人は、落ち着いていて物事を客観的に見ることができそう」など、文字の特徴からその人の個性を感じ取れます。
書いてある内容だけでなく、文字や枠内の使い方などでも自分の個性をアピールできるのです。
【手書き自己PR】手書きで書く際のデメリット
自己PRを手書きで書く際のデメリットは、「手間と時間がかかる」と「きれいな字を書く必要がある」です。
どちらもデメリットではありますが、1つずつ丁寧にこなしていくことで、仕事に対するやる気や思いを伝えられるでしょう。
ここからは、その2つのデメリットを詳しく解説していきます。
手間と時間がかかる
手書きで自己PRを作成するというのは、やはり手間と時間がかかります。
本格的に就活を始めると、1ヶ月で10社以上の面接や説明会に行くことも珍しくありません。
それに加えて、企業に行くための移動時間や大学での学業もあるため、とにかく時間がありません。
また、自己PRの使い回しはできないため、企業に合わせた自己PRに変える必要があります。
もし選考に落ちてしまうと、最初からやり直さなければいけません。
さらに、自己PRの作成以外にも、郵送方法や封筒選びなど多くの手間がかかるため、常に時間に追われている状態になるかもしれません。
提出間際になって慌ててしまわないために、あらかじめ郵送方法や封筒選びを済ませておくとスムーズに進められるでしょう。
きれいな字を書く必要がある
手書きの場合、誰が読んでもわかるような字を書く必要があります。
近年、パソコンやスマートフォンの普及で「文字を書くことが少なくなった」と感じる人が増えてきています。
就活生の方々も、これと同じように感じている方は多いのではないでしょうか。
文字というのは、しばらく書いていないと忘れてしまい書けなくなります。
そのため、文字を書く練習をしてから清書しましょう。
また、手書きの文字にはクセが現れることが多くあります。
なかでも、弱々しい字は自信のない人と思われてしまうので、普段から意識し丁寧な字を書けるよう心がけておきましょう。
友人や家族などの協力を得て、下書きの時点で自己PRが読みやすいかどうかの確認をしてもらうのも良いでしょう。
自己PRの書き方
自己PRは、ただ単に自分をアピールすれば良いというものではありません。
企業は、就活生一人ひとりの仕事に対する価値観や熱量を知り、社風に合っているのかを判断します。
また、全体の構成力や表現力も判断されるので、丁寧に相手に伝わりやすく、最後まで読み続けたくなるような自己PRにする必要があるでしょう。
そのためには、企業がどのような人材を求めているのかを理解したうえで、自分の強みをアピールすることが重要です。
ここからは、自己PRの書き方を詳しく解説していきます。
結論から述べる
自己PRは、「結論」「経験」「課題・問題」「行動・成果」「企業で活かせる強み」の順に書いていきましょう。
結論とは、自分のアピールポイントで、「私の強みは○○です」と最初に伝えることで、アピールしたいものが明確にわかり、その後の話もすんなりと入っていくようになります。
また、エピソードはできるだけ具体的に説明することで説得力が増し、信ぴょう性のある自己PRにすることができます。
しかし、長すぎてしまうと結局何をアピールしたいのかが伝わらないので、簡潔にわかりやすくまとめることを意識しながら作成しましょう。
企業に合った強みを述べる
企業が求める人材をチェックし、それに合った自己PRを作成しましょう。
自分の長所が企業の求める人材とかけ離れていると、採用担当者に「自社で活躍できる人材ではない」と判断されてしまうおそれがあります。
よって、企業の求める人材は何なのかを、ホームページなどで調べてから自己PRを作成していきましょう。
また、OB訪問をして先輩に直接聞くのもひとつの手です。
自己分析がうまくいかなくなったときは、再度自己分析をして自分の強みを見直すようにしてください。
【手書き自己PR】手書きで自己PRを書く際に注意すること
自己PRは、手書きで作成するか、パソコンを使って仕上げます。
どちらを選んでも、採用結果に大きく影響することはありません。
しかし手書きで作成する場合、手書き特有の注意点を理解していなければ、たとえ内容がすばらしいものだったとしてもマイナスの評価を受けてしまう可能性があります。
手書きの良さを最大限に活かし、好印象を残せる自己PRにするために注意点をしっかりと確認しておきましょう。
最後に、手書きで作成する際の注意点について詳しく解説していきます。
記述欄の8割以上は埋める
まず、記述欄の8割以上は埋めるようにしましょう。
文字数の指定がない場合は、300字程度が理想です。
文字が少なすぎると、どれだけ丁寧な字でも熱量が伝わりにくく、自信がない人と判断されてしまいます。
反対に、文字が多すぎると、読み手のことを考えられず、構成力のない人と判断されてしまいます。
このように、文字数によって読みにくくなってしまうことがあるのです。
文字数の指定や下線がある場合は、それに沿って記入することで、バランスの良い読みやすい内容に仕上げられます。
真っ白な記入欄の場合は、書く前に下書きをするか、薄く下線を引いて書くことで読みやすい内容になるでしょう。
ほかにも、段落を分ける、文字と文字の間をある程度開けるなどの工夫も必要です。
読みやすい字で書く
基本的なことですが、なるべく読みやすい字を書くように心がけてください。
どれほど良い内容を書いていても、相手に伝わらなければ意味がありません。
自分が読める字でも相手は読めないということはよくあります。
そうならないためにも、文字のはらいやはね、文字のサイズ感や文字同士の間隔などにも注意して書いていく必要があるのです。
お手本として、学校で使う教科書の文字を参考にすると、誰が見ても読みやすくきれいな字になるのではないでしょうか。
また、使用するボールペンの太さでも印象が変わります。
太すぎず細すぎず、0.5〜0.7ミリのボールペンを使用すると良いでしょう。
位置度試し書きをし、友人や家族に読みやすさを確認してもらうと安心です。
まとめ
手書きというのはやはり手間と時間がかかります。
多くの就活生は、説明会・面接・OB訪問のほか、学校の勉強などやることが多く時間がありません。
それに加えて、自己PRを手書きで作成するとなると、スケジュールの管理が大変になってしまいます。
また、手書きの場合は一文字ずつ丁寧に書かなければなりません。
しかし、その手間をおろそかにせず、良い自己PRを書ける人は非常に魅力的に映ります。
手間と時間がかかるというハードルを乗り超えて、企業に自分の熱意を伝えましょう。