【回答例つき】二次面接ではどんな質問をされる?ポイントを解説

【回答例つき】二次面接ではどんな質問をされる?ポイントを解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・二次面接と一次面接の違い
・二次面接で見られているポイント
・二次面接の対策
・二次面接の質問例

この記事をおすすめしたい人

・二次面接が初めての人
・二次面接の質問はどんなものか知りたい人
・二次面接の質問例を見てみたい人

はじめに

一次面接を無事通過したあと、二次面接はどんな事を聞かれるんだろうと不安になっている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では二次面接における一次面接との違いを解説していきます。

同じ面接でも段階によって内容や面接官の年次や立場など大きく変わってきます。

二次面接の目的、面接官の視点、質問内容等を踏まえながら分かりやすく記載しているので、是非参考にしてみてくださいね。

【二次面接で質問されることって何?】一次面接との違い

就職活動では、何度も面接試験を潜り抜けなければいけません

選考のちょうど中間地点ぐらいになる二次面接は、一次面接と雰囲気や質問内容がガラリと変わることがあります。

そのため、初めて二次面接を受ける方はその違いに戸惑いを覚える可能性もあるでしょう。

具体的には、どのような部分が違うのでしょうか。

今回は、二次面接が一次面接と違う主な部分について解説します。

これから二次面接を受けようとする方は、ぜひ参考になさってください。

目的

一次面接と二次面接は、面接を実施する目的が違います

まず、一次面接の段階では多くの応募者が残っており、ここである程度絞らなければいけません。

その企業で働くだけの能力を持っていない人、明らかに周りの応募者に比べて魅力に乏しい人などを落とすことが目的に含まれます。

しかし、二次面接からは本当に採用したい人を見極めるための試験です。

応募者と会社の相性を確認しミスマッチ入社をなくすため、より応募者の人物像や将来のビジョンに迫る質問をします。

面接官

一次面接では多くの応募者と会わなければいけないため、規模の大きな企業ほど管理職・役員の方が面接官になる可能性は低いです。

そのため、若手の採用担当者や現場で働く社員の方が多く面接官を務めます。

しかし二次面接では候補者が絞られ、多くの企業で現場責任者や管理職が面接官を務められるようになります

採用人数が少ない企業だと、二次面接から役員・社長が面接に出てくることもあるでしょう。

明らかに目上に見える方に面接官が変わることで、より緊張してしまう方もいらっしゃいます。

質問内容

質問内容も、一次面接と二次面接で変わることが多いです。

一次面接では、自己紹介・志望動機・自己PRといった基本的な質問が中心になります。

その中で基本的な受け答え・ビジネスマナーなどをチェックされるのが一次面接の特徴です。

二次面接では、一次面接で聞かれた質問が繰り返されることもありますが、そのうえで追加質問がなされます。

特に個人的なこと(自社を第一志望にしたのはなぜか、将来どんな働き方をしたいか)などを聞かれる可能性が高いです

通過率

二次面接は一次面接よりもさらに選考が厳しくなる傾向にあります。

企業によって異なりますが、一般的には通過率が下がります。

多くの企業では、二次面接の通過率はおおよそ50%前後であるとされています。

しかし、その後の最終面接に進む場合のハードルはさらに高く、通過率は30%から20%に落ち込むことも珍しくありません。

二次面接では、一次面接よりも深く、能力、経験、企業への適合性を見極めるための質問がなされることが一般的です。

また、企業文化に合致するかどうか、チーム内でどのように貢献できるかという点も重視されることが多いです。

【二次面接で質問されることって何?】二次面接で見られているポイント

面接官は、単に能力が高い方を探すのではなく「入社後に活躍してくれる人材を採用したい」と考えて面接をしています。

また、面接官にとって非常に困るのは、せっかく採用した新人がすぐ辞めてしまう事態です。

多くの面接官は、長く会社で働いてくれる人材を採用したいと考えていますが、いったいどんなところをチェックしているのか気になる方も多いでしょう。

ここからは、二次面接でチェックされることが多いポイントについて解説します。

企業との相性

多くの企業が重視するのは、応募者の価値観・人柄と企業がマッチするかです。

仕事に対する価値観が違うのに、モチベーション高く企業に所属できる方はそれほど多くありません。

たとえば「若いうちからバリバリ稼ぎたい」と思っている方に、「やりがい重視」の会社で若手社員の給与の伸びが他社と比べてあまり高くない会社は合わないでしょう。

そこで、面接官は企業との相性を調べるために仕事に対する考え方・取り組み方などについて質問する場合があります

具体的には、「どんなことを大切にして働きたいと思っていますか」「10年後の目標は何ですか」といった質問です。

このとき、模範解答的な答えを返しても、それが企業の価値観・理念と合わなければマイナス評価になる可能性があるため注意が必要です。

志望度

企業は、なるべく志望度が高くすぐに辞めない方、長く働いてくれる方を採用したいと考えます。

そのため、二次面接からは応募者の志望度も重視して面接を進めていく企業が多いです。

もちろん、ストレートに「あなたは弊社が第一志望ですか」と聞いても、ほとんどの人が「御社が第一志望です」と答えるでしょう。

そのため、企業はそのほかの質問でも応募者の志望度を測ろうとします。

その指標となるのは会社に対する理解度であり、面接前にきちんと企業について勉強してきたかが問われます。

具体的には、「我が社の強み・弱みは何だと思いますか」「業界最大手のA社ではなく我が社を第一志望にしている理由は何ですか」といった質問がなされますので、しっかり企業・業界研究をしておきましょう。

将来像

二次面接からは、応募者の将来像・キャリアプランについて質問されることが多いです。

企業の方向性と応募者の将来像がマッチしていなければ、具体的な目標を持って仕事に励めなくなってしまうでしょう。

そのため、応募者のキャリアプランがきちんとその企業で実現できるかを質問することでミスマッチを防ぐのです。

また、将来像について質問することは、応募者の志望度を測る意味もあります。

その企業に入ってどんな仕事をしたいか、将来どうなりたいか答えられない学生は、志望度が低いと見なされても仕方ないでしょう。

現役社員の方の仕事ぶりやキャリアについては、説明会やパンフレット、ホームページなどから確認できるはずです。

面接に臨む前に、しっかり確認しておきましょう。

【二次面接で質問されることって何?】二次面接の対策

続いて、一次面接合格通知をもらってから二次面接の前にしておくべき対策について紹介します。

一次面接から引き続き企業研究と自己分析が大切になりますが、質問が具体的になる二次面接ではどちらもよりいっそう深掘りしなければいけません。

企業研究

二次面接では、応募者が自社についてきちんと理解しているかを確認する質問が必ずと言っていいほどなされます

質問に答えても、さらにその回答に対して深掘りの質問が飛んでくる可能性も高いです。

「その目標は同じ業界の他社でもできる目標だと思いますが、その中で自社を選んだのはどうしてですか」など、ライバル企業に絡めた質問がされる可能性もあります。

回答を深掘りされても慌てずはっきり回答できるように、しっかり企業研究をしておきましょう。

基本情報のチェック

まずは、応募先企業の基本情報をしっかり頭に入れておくことが大切です。

「御社が第一志望です」と宣言する以上、代表取締役や企業理念・設立年・資本金・株式公開・採用情報などを頭に入れておく必要があります

また、他社と比較したときの企業の強みや競合ポイント、市場規模などについても把握しておくのがおすすめです。

企業によっては、今後のビジョンなども一部説明会やホームページで案内してくれています。

想定質問集などを参考にしながら企業のパンフレットやホームページを確認し、聞かれそうなポイントを押さえておきましょう。

事業内容の確認

企業がどのようなサービスを展開しているか、他社と比べてどんな強みや弱みがあるか、どのように利益を得ているかといった事業内容の確認も大切です

企業が今後力を入れていきたい事業や主力サービスに興味がないと思われてしまうと、「本当に志望度が高いのか?」と疑われても仕方ありません。

これまでの歩みや、今後の方向性とともに調べておきましょう。

企業によっては、今メインとなっている事業が起業時点でのメイン事業ではなかったところもあるので注意が必要です。

OB訪問をする

二次面接では志望度を問われることが多くなり、企業が候補者に対して持つ期待も高まります。

そのため、企業への深い理解と強い興味を示すことが重要になります。

この点で、OB訪問は非常に価値があります。

OB訪問はリアルな情報収集: 企業の公式情報だけではなく、実際に働いている人からの生の声を聞くことができます。

これにより、企業文化、職場の雰囲気、実際の業務内容など、より深く理解することが可能です。

自己分析

企業分析と並び、自己分析をしっかり進めていくことも大切です。

二次面接では、企業とのマッチ度を測るため企業に関する質問が多くなされますが、応募者自身に対する質問が減るというわけではありません

むしろ、応募者がその企業向きの人柄であるかなどをより詳しくチェックされます。

そのためには、どの強みが企業にとって魅力的に映るかどうか、どんなエピソードを話せば熱意が伝わりやすいかといった観点から自己分析を進めていかなければなりません。

自己PRの中で、自分の体験・価値観が相手に伝わるように工夫しましょう。

就職活動の自己分析については、こちらの記事でより詳しく解説していますので、自己分析に不安を抱えている方はぜひ参考になさってください。

一次面接の振り返り

二次面接では一次面接の内容が引き継がれることが多いため、回答の一貫性が重要です。

一次面接での自己紹介、強み・弱み、キャリアプランに関する回答を復習し、整合性を意識しましょう。

この準備により、面接官に対し一貫性を示すことができます。

また、一次面接で興味を持たれた点やさらに詳細が求められそうな内容については、具体的な事例等を用いて説明できるようにしておくことが望ましいです

このように準備を進めることで、信頼性のある印象を与え、面接における成功率を高めることができます。

【二次面接で質問されることって何?】二次面接での質問と回答例

次に、二次面接でよく聞かれる質問を見ていきましょう。

志望動機や自己PRなど、一次面接でも聞かれる基本的なことも聞かれるのが一般的です。

ただし、一次面接よりもより深掘りされるので、質問の言い回しが変わる可能性があります。

また、一次面接では深く追及されなかった回答に対して、さらに追加の質問をされることも多いです。

以下では、追加の質問がなされる理由や解答例についても紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

①学生時代に力を入れたことを教えてください

二次面接では「学生時代に力を入れたこと」に関する質問がくる可能性が高く、一次面接よりも具体性や深い洞察を求められる傾向があります。

この質問に答える際は、STAR法(Situation、Task、Action、Result)を用いることが効果的です。

まず、具体的な状況(Situation)を設定し、自分がどのような課題(Task)に直面していたかを明確にします。

次に、その課題に対してどのような行動(Action)を取ったのか、その行動を通じてどのような結果(Result)が得られたのかを詳細に述べます。

この方法を用いることで、単なる活動の説明を超え、問題解決能力、チームワーク、リーダーシップなど、自己の能力や成果を具体的かつ効果的に伝えること

ができます。

もっと詳しくフレームワークについて知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

回答例

大学3年の際、私は5人チームで地域の交通問題に焦点を当てた研究プロジェクトに取り組みました。
私たちの目標は、交通渋滞の主な原因を突き止めることでした。
このため、私は地域の交通網を観察し、住民へのアンケート調査を行い、収集したデータをチームで分析しました。
分析結果に基づき、地域に合った交通改善策を策定し、これが地元行政に採用されました。この経験から、効果的なチームワークとデータに基づく意思決定の価値を深く理解することができました。

②他社の選考状況を教えてください

二次面接で「他社の選考状況を教えてください」という質問は、学生の入社意欲等を把握するためにもよく使われます。

この質問には、結論→理由→第一志望であることの順番で答えるのが効果的です。

まず、他社の選考状況について簡潔に結論を述べます。

次に、自分がその企業を選ぶ理由を具体的に説明し、キャリアプランや企業のビジョンとの一貫性を強調します。

そして最後に、なぜその企業が自分の第一志望であるかを明確に示します。

この方法で答えることで、真剣にその企業に入社を希望していることを示しながら、好印象を与えることができるでしょう。

重要なのは、自分がその企業を選ぶ理由が明確で説得力があり、自己のキャリア目標や価値観と矛盾しないことです。

回答例

現在、業界内の他社3社に応募しており、各社の一次面接を通過し、次週には二次面接を控えています。
私の就職活動の軸は、持続可能な環境を推進することです。
その中で、環境保全に特化したビジネスモデルを展開している御社を、特に高く評価しており、第一志望としています。
他社も検討していますが、御社の環境に対する取り組みとビジョンが私の価値観と最も合致していると感じております。

③長所と短所を教えてください

二次面接で「長所と短所を教えてください」という質問はよくあり、応募者の自己認識と職務適合性を探るために用いられます。

長所を答える際は、その企業やポジションで価値をもたらせるものを選び、具体的な例を交えて説明します。

短所を挙げるときは、業務に致命的な影響を及ぼさないものを選び、それが自己成長のための認識となっていることを示します。

例えば長所の場合は「私の長所は、チーム内でコミュニケーションを円滑にし、プロジェクトを前進させる能力です」等がいいでしょう。

一方で短所は、「新しい技術に対する習熟速度が遅いですが、これを克服するために継続的な学習を行っています」と答えるのが良いです。

このように短所を提示する際には、それに対してどのような対策や改善策を講じているかを明確にすることで、自己成長への意欲も同時にアピールできます。

回答例

私の長所は、詳細な計画を立ててプロジェクトを効率的に進める能力が高いということだと認識しています。
しかし、短所としては、時に細部にこだわりすぎて全体を見ることができず、それが失敗に繋がってしまうこともしばしばあります。
このため、最近は全体の目標を常に意識しながら、細かい作業に取り組むバランスを取るよう心がけています。
業務においても、この意識を持ちながら取り組み、組織に良い影響を与えていきたいと考えています。

④「自己PRをしてください」

「自己PRをしてください」という質問は、一次面接から引き続き聞かれることが多いです。

この質問では、答える内容が企業理念や事業内容とマッチしているか、自社と合う人柄の応募者かなどをチェックされます。

そのため、答える際は単に自分の自信がある長所ではなく、企業が自分を雇うとどんなメリットがあるかについて話さなければなりません

この質問と同じく、企業が自分を雇うとどんなメリットがあるかを知るために問われる質問も心得ておく必要があります。

具体的には、「友人からあなたはどのような人だと思われていますか」「趣味や特技はありますか」などです。

答える際は、結論(強み)→体験(それを裏付ける体験)→成果→結論の順に話すと、相手に論理的な印象を与えやすくなるのでぜひ意識してみてください。

回答例1

私の強みは粘り強いところです。
元々つらいことがあると投げ出してしまうタイプだった私がこの強みを身につけたきっかけは、テレアポのインターンに参加したことです。
最初はアポを取るのに苦戦していましたが、トーク内容を改善するなどしてノルマのプレッシャーがあっても諦めず最後までがんばりました。
その結果、インターン生の中でアポイント数1位を取ることができました。
この経験を御社の仕事でも活かしてがんばってまいります。

回答例2

私は、常に向上心を持ち続けられる点が強みです。
大学の4年間テニス部に所属し、3年生からはレギュラーとして公式戦に出場しています。
レギュラーになって満足する仲間も多い中、私はより規模の大きい大会に出たいという一心で練習を続けました。
授業のコマ数が減ったこともあり、レギュラーになってから練習量を1.5倍に増やしたことで、昨年の夏の大会で初めて全国の切符をつかむことができました。
社会人になってからも、この向上心を大切に毎日の仕事をがんばりたいと考えています。

⑤「志望動機を教えてください」

志望動機に関する質問は、二次面接に限らず一次面接から最終面接まで毎回聞かれる可能性が高いです。

二次面接では、一次面接以上に志望動機を深掘りしようとする質問がなされます

そのため、「志望動機を教えてください」以外の質問で志望動機を測るケースが多いです。

たとえば、「○○業界(応募した企業と近い業界)ではなくこの業界を選んだ理由を教えてください」「他社に比べて弊社の強みは何だと思いますか」「入社後に取り組みたい仕事について教えてください」といった質問が考えられます。

書類選考や一次面接で、すでに面接官は応募者の志望動機について情報を得ています。

そこから一歩踏み込んだ質問にうまく答え、自分の熱意を伝えられるかが勝負です。

自己PRと同様に、この質問に対しても結論→理由→結論の順で話すことを意識しましょう。

回答例1(不動産業界)

私は、地域を活性化し人々が暮らしやすい街づくりに貢献する仕事をしたいと考え、御社を志望しました。
これは、学生時代にまちづくりのゼミに所属していたことが大きな理由です。
街の魅力を最大限に引き出すことは、本当にやりがいのある仕事ではないかと考えるようになりました。
御社は○○やXXといったサービスで地域住民から高く評価されており、「人々の生活の質を高める街づくりに貢献したい」という私の志望動機に最もマッチしているのではないかと考えています。

回答例2(コンサルティング業界)

私は、顧客の問題解決の役に立つことで社会貢献できるコンサルタントになりたいと考え、御社を第一志望に選びました。
学生時代にアルバイトで発生したシフト組みの問題を解決し業務効率を上げたところ、アルバイト先の店長から大いに感謝された経験が大きなきっかけです。
社会人になってからも課題に真摯に取り組み、人の役に立つことで働く方がより働きやすく、より利益を上げやすくできる仕事をしたいと思うようになりました。
御社に入社できたら、顧客の課題に誠実に向き合うことで信頼をしていただける存在になりたいと思います。

⑥「入社後にやりたいことを教えてください」

「入社後にやりたいことを教えてください」は、その方の志望度・熱意を測るのにうってつけの質問のひとつです。

企業研究・自己分析がどちらもしっかりしていなければ、この質問になかなかうまく答えられません。

業務内容や企業の強みと自分の長所を結びつけながら、自分のやりたい仕事・キャリアビジョンを伝えましょう

もちろん、この質問に対しても答えるときの文章構成は同じです。

結論→理由→結論の順で話し、最初に要点が伝えられるよう意識しましょう。

回答例1(広告業界)

私は広告の企画の仕事に携わりたいと考えています。
小さい頃から新しいことを知るのが好きで、新聞やテレビ・雑誌などから積極的に情報収集をしてきました。
これは今でも変わっておらず、スマホのアプリで毎日政治・経済ニュースをチェックしています。
御社はクライアントに寄り添った企画が強みであり、そのためには事前の情報収集が必須ではないかと考えました。
私はこの情報収集力・知的好奇心を活かし、クライアントに寄り添うだけでなく時代のニーズに沿った企画・提案をできるようになりたいと思っています。

回答例2(金融業界)

私は保険の営業マンになり、一人でも多くの方に有益な保険のアドバイスができるようになりたいと考えています。
このように思うようになったのは、アルバイトで20人のメンバーをまとめるバイトリーダーになったことが大きなきっかけでした。
一人ひとりの性格に合わせてアドバイスをするのは大変な仕事でしたが、アドバイスが実ったときの喜びはひとしおです。
私は御社の強みである顧客への丁寧なヒアリングに魅力を感じ、私もバイトリーダーの経験から培ってきたヒアリング力を活かして良いアドバイスができればと思うようになりました。

⑦弊社は第一志望ですか?

二次面接で「弊社は第一志望ですか?」という質問は、応募者の入社意欲を確かめるためによく使われます。

この質問に対する答え方は、まず結論を述べ、その後に具体的な理由を補足する形式が効果的です。

例えば「御社は私の第一志望です。その理由は、御社の革新的な製品開発に大きな魅力を感じているからです」とまず魅力に感じる点を述べます。

つぎに「特に、〇〇プロジェクトにおける御社の取り組みは、私の専門分野と関連しており、私のスキルと情熱を活かして貢献できると確信しています」とアピールに繋げます。

このように具体的な理由や共感点を挙げることで、ただ単に「第一志望です」と言うよりも、その企業への真摯な関心と熱意を伝えることができ、好印象を与えることが可能です。

回答例

はい、御社は私の第一志望です。
主な理由としましては、私が目指している〇〇の実現において、業界内で高い評価を受けている革新的な製品ラインが魅力的であることがあります。
さらに市場での強い立場を持つ御社が、私の目標を達成する上で最も適していると感じているからです。
御社の業界リーダーとしての実績と、継続的な成長への取り組みは、私の専門スキルと熱意を活かせる理想的な環境だと確信しています。

【二次面接で質問されることって何?】面接が不安な人はエージェントを利用してみるのもひとつの手

二次面接が不安な方・対策が不十分だと感じた方は、就活エージェントを利用するのがおすすめです。

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【二次面接で質問されることって何?】二次面接ですると良い逆質問

二次面接の最後には、「○○さんから逆に聞きたいことはありませんか」と逆質問を求められることがあります。

では、どんなことを質問すると良いアピールになるのでしょうか。

これは、面接官がどんな方かでも有効な質問が変わってきます。

二次面接の場合、現場の管理職が面接官になっている可能性が高いです。

もしそのような方にあたった場合、仕事内容や社風について質問するのが良いでしょう

以下で、仕事内容や社風に関する逆質問の仕方を解説します。

仕事内容についての逆質問

仕事内容についての質問が良いアピールになる理由は、より会社や仕事について知りたいという気持ちを伝えられるからです。

ただし、「入社したらどんな仕事をさせてもらえますか」ではいけません。

大まかな仕事内容は、当然説明会などで話されていますし、ホームページなどでも簡単に調べられます。

ここでは、面接官の方が仕事に対して普段どう感じているかなどを聞いてみましょう

現場で毎日働いている方なら、その後の面接に進んだ際にもヒントになり得る内容を教えてくれる可能性が高いと言えます。

質問例

仕事内容に関する具体的な逆質問の代表例を見ていきましょう。

まずは、仕事のやりがいを問うものです。

たとえば、「御社について働く際には○○という部分にやりがいを感じると考えたのですが、○○様が仕事でやりがいを感じるのはどんなときでしょうか?」といった聞き方ができます。

もう1つおすすめなのが、どうすれば良い仕事ができるか、評価してもらえるかという観点の質問です。

こちらでは、「御社ではどのような評価制度を取っているのでしょうか?」「○○の資格を保持しているのですが、この資格を御社の業務で活かすことは可能でしょうか?」「入社前に勉強しておくべきことはありますか?」といった質問が考えられます。

社風についての逆質問

社風についての逆質問も、よりいっそう企業を理解したいという気持ちが見える質問です。

企業理念は、多くの企業が自社のホームページなどに掲載しているでしょう。

そのため、「御社の企業理念は何ですか」といった直接的な聞き方は良くありません。

たとえば手元の資料やホームページをもとに企業研究しているだけでは知り得ない、現場の情報を聞いてみるのはいかがでしょうか。

以下の項目で具体的な質問例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

質問例

社風に関する逆質問は、自分が入社後どうすれば活躍できるかを社風に絡めて問うのが王道です。

たとえば、「私は○○な性格ですが、御社ではどのような資質の方が活躍されているのでしょうか?」「御社で活躍されている方の共通点はありますか?」といった質問が考えられます。

社風は企業理念の言葉だけで説明できるものではなく、説明会などではなかなか見えてこない部分もあります。

そこで、「社員同士の交流は活発にされていますか?」「女性の働き方について、どのような取り組みをされていますか?」といった質問をするのもおすすめです。

【二次面接で質問されることって何?】NGな逆質問

最後に、逆質問であまり意味がない、もしくはマイナス評価をつけられかねない質問を紹介します。

もちろん、逆質問を「ありません」と答えるのはおすすめできません。

企業に対して興味がないのかと思われる可能性があるので、必ず質問を返すようにしましょう。

調べればわかること

NG逆質問でよくあるのが、ホームページやパンフレットに掲載してあることを質問してしまうものです。

調べたらわかることを質問してしまうと、企業研究をしっかりしてこなかったと捉えられてしまいます。

自社に対して興味がなく、志望度が低いと思われても仕方ないでしょう。

人事評価制度・福利厚生なども、多くの企業がホームページやパンフレットに記載されているため注意が必要です。

また、たとえホームページやパンフレットに載っていなくても、説明会で何度も話されてきた内容をもう一度問い返すのもNGです。

たとえば入社後配属される可能性がある部署などは、多くの企業が説明会の段階ですでに話しています。

面接前に、説明会などのときに取っておいたメモを見返しておくようにしましょう。

面接官個人についての質問はNG

次に、面接官個人に関する質問もNGです。

もちろん、面接官の仕事のエピソードや仕事に対する価値観を聞くことは問題ありません。

たとえば、「仕事をしていて一番嬉しいのはどんなときか」「普段の仕事で最も大切に意識していることは何ですか」といった質問です。

このような質問は、仕事内容をより深く知ろうという気持ちが相手にも伝わるのでおすすめと言えます。

しかし、プライベートな質問をするのは失礼にあたります

具体的には、「○○様は今後どんな形でキャリアを積み上げるつもりでしょうか」「○○様は仕事を離れるとどんな方法でリフレッシュしていますか」といった質問です。

面接は、面接官と仲良くなるための場ではないので、個人的な質問は控えるようにしましょう。

おわりに

二次面接は一次面接よりもより突っ込んだ質問がされることが多く、企業研究・自己分析が不足しているとなかなかクリアできませんので、まずは準備を入念に行いましょう

また、二次面接はこれまで若手社員メインだった面接官が、より目上・年上の方になることがあります。

そのため一次面接以上に緊張してしまう方もいますが、面接官が違っても応募者がやるべきことは同じです。

落ち着いて相手の質問をよく聞き、一つひとつの質問に丁寧に答えていきましょう。

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