【SPIのコツとは】高得点を取る8ステップを徹底解説

【SPIのコツとは】高得点を取る8ステップを徹底解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

目次目次を全て表示する

SPIとは

現在は採用選考の過程において、受検者の能力や人となりを知る目的で「適性検査」「筆記試験」を実施する企業がほとんどです。

数ある適性検査の中でもSPIは最も多くの企業で採用されており、問題は一見シンプルに見えても、正確な理解力や瞬時の判断力が求められるため、事前対策なしでは得点が伸びにくい傾向があります。

SPIは大きく分けて、性格面を評価する「性格検査」と、国語・数学など基礎的な学力を問う「能力検査」で構成されます。これらの結果を総合して、企業は応募者の職種適性や組織との相性を判断します。

高得点を取るには、形式や時間配分に慣れ、効率的な解答方法を身につけることが必要です。

大事な本番で自分の実力をしっかりと出せるよう、計画的かつ継続的に対策しましょう。

SPIの種類は何がある?

SPIといっても、その種類は多く、対象者によりさまざまな内容の設問があります。

具体的には、大学新卒者向けの「SPI-U」、中途採用向けの「SPI-G」、高卒向けの「SPI-H」などがあります。

なかでも「SPI-U」は、「SPI-U(大学新卒社員向け)」も存在し、さらにSPI-Uの短縮版の「SPA-A」など、受検対象者に合わせて内容が細かく設定されているのが特徴です。

ほかにも、システムエンジニアなどの職種に向けた「SPA-B」や、大卒または短大卒者向けの一般職採用の「SPA-R」もあります。

ここからは、「問題の構成」「受検形式」「出題方法」の3つについて詳しく見ていきましょう。

問題の構成:大きく分けて2つ

SPIは大きく「能力検査」と「性格検査」の2つに分けられます。

入社後に勤務するうえで必要とされる能力を測る「能力検査」と、人となりを把握するための「性格検査」です。

能力検査は、主に国語問題の「言語分野」と、主に数学問題の「非言語分野」が出題されます。

これらの構成について、それぞれの特徴を把握し、準備を進める必要があります。

「高得点を取る必要があるの?」と不安に思う方も多いですが、必要とされる能力検査の得点水準は企業によりさまざまです。

なぜなら、企業は「自社が求める能力水準を満たしているかどうか」という観点で見ているからです。

能力検査

能力検査では、職種にかかわらず、共通して求められる「知的能力」を測定します。

具体的には、現場で勤務するにあたって、課題に対して合理的な思考を持って目的を定め、目的に沿って行動できる能力です。

目の前の課題について、効果的・能率的に処理できる能力は、入社後実際に仕事を進めていく場面で必要な能力です。

能力検査で評価される知的能力は、複雑なことを整理し、判断する能力、新しいことを学びながら持っている知識を応用できる能力とも言えます。

こうした能力は、企業で勤務するうえで大変重要な能力であり、この能力を知るために企業はSPI検査を実施します。

実際にどのような能力検査があるのか、もう少し具体的に見てきましょう。

言語検査

「言語分野」は主に国語の分野となります。

語彙の知識量、文章の読解力・文法力を見る問題が出題されます。

二語の関係、語句の意味、語法の用法、文の並び替え、空欄補充、文節の並び替え、長文読解、が主な出題内容となります。

非言語検査

「非言語分野」は、算数・数学を用いた計算問題や答えの出し方、発想力、論理的思考力などを見る問題が出題されます。

集合、割合、料金割引、場合の数、損益算などが主な出題内容となっています。

英語能力検査

「英語能力検査」は、同意語・反対語の選択問題や、長文読解や和文英訳など、高校卒業程度の難易度で出題されます。

TOEICで800点、センター試験の英語で9割以上取ることができる就活生は、あまり問題なく解くことができる難易度になっています。

外資系企業や総合商社、旅行代理店、グローバル化が進んでる企業などは業務内で英語の使用頻度が多いことから、英語能力検査を試験項目とすることが多いです。

構造的把握力検査

「構造的把握力検査」は、物事同士の共通性や関係性を読み解き、構造的に把握する能力を見る問題が出題されます。

情報の全体像をとらえて、載せられた情報を分類・整理し、自己の情報と結びつけたり、それを応用して解決策や提案を生み出すなど、論理的思考が強く求められます。

特にコンサルティングファーム、総合商社、広告代理店、不動産など、人気の高い難関企業で出題される傾向があります。

性格検査

性格検査では、関係者との接し方や仕事へ取り組む姿勢などと関係の深いさまざまな性格的な特徴を測定します。

約300問もの質問が用意されているため、なるべく時間をかけずにテキパキと進めていかなければなりません。

性格検査の結果では、受検者の性格的な特徴に加え、どういった業務内容、職場環境に適応しやすいかが数値化されます。

企業は、性格検査の結果を見て、自社の求める人材像に合致するか、また面接時の印象と異なるところはないかなどを確認します。

本番では、自分を取り繕うことなく率直に回答するよう、常に意識してください。

受検形式:大きく分けて3つ

SPIには、「会場受検型」「Webテスティング」「ペーパーテスト」の3種類があります。

SPIの会場受検型では、専用の会場であるテストセンターにて、パソコンで受検します。

一方、Webテスティングでは、専用の会場が設けられていないため、自宅などのパソコンで受検しなければなりません。

そしてペーパーテストは、選考を受けている企業などで筆記試験を受けることになります。

受検形式は、基本的に受検者が好きな形式を選べるという形ではなく、企業により異なります。

企業からの指定がない場合は、受検者が自身で都合の良い形式を選ぶことになるので、あらかじめ決めておきましょう。

割合としては、テストセンターでの受検が約65%と最も多く、Webテスティングが約20%です。

また、ペーパーテストは15%程度と言われています。

テストセンター

テストセンターとは、SPIを提供するリクルートマネジメントソリューションズが運営する専用会場です。

企業の採用活動で使われるSPIを、所定の会場で監督者の監督のもと受検する方法です。

受検の流れとしては、採用選考を受ける企業から受検依頼のメールを受け取り、指定された期間内でテストセンターの予約を取ります。

服装は自由でスーツ着用の必要はありません。

持ち物は、顔写真付き本人確認書類(運転免許証、学生証など有効期限内のもの、原本)と受検票です。

会場では私物は使用できず、筆記用具とメモ用紙が貸し出されます。

テストセンターでは電卓が使えないので、暗算やメモ用紙を使った筆算で素早く問題を解かなければなりません。

また、所要時間は能力検査35分と性格検査30分であり、合計65分になります。

ペーパーテスト

昨今では、テストセンター方式やWebテスティング方式といったパソコンで受検する方式が指定される傾向にありますが、ペーパーテスト方式を選考に導入している企業も珍しくありません。

「ペーパーテスト方式」とは、応募者が企業に訪問し、マークシートで解答していく方式です。

時間内にすべての問題を解くためにも、スピード感を持って問題を解いていく必要があります。

パソコンで受検するタイプのSPIは、1問1問順番に解いていかなければ次の問題に進むことができません。

しかし、ペーパーテストでは試験前に冊子が配られるため全体の問題内容を確認でき、時間配分がしやすくなる利点があります。

所要時間は、能力検査70分と性格検査30分の計100分です。

Webテスティング

Webテスティングは、試験会場に行かなくてもオンライン上で受検できるテストのことです。

企業側は、候補者の受検が終わり次第、適性検査の結果をダウンロードでき、すぐに面接準備を整えることができます。

一方で応募者側は、自分の都合の良い日時で受検ができるため、就職活動の予定が立てやすいです。

Webテスティングでは、1問ごとに時間制限があり、選択式よりも回答を入力する形式が多いため、素早く正確に入力できるよう準備する必要があります。

そのため、タイピングなどパソコン作業に慣れていない方は、事前に練習しておくようにしましょう。

所要時間は、能力検査35分と性格検査30分の計65分です。

出題方法:解答状況によって変わる

ペーパーテストでは、事前に冊子を配布され、問題が固定されています。問題全体を確認することができますが、問題数が多いため、解答時間は常に意識し解き進めていく必要があります。

また、Webテストやテストセンターでは受検者の回答状況に応じて次の出題が変わっていくため注意が必要です。

受検者の解答の正答率が高いと次に出題される問題の難易度が上がっていき、不正解の場合には次の問題の難易度が下がる傾向にあります。

解答者のレベルに合わせた出題内容が選択され、より正確な検査結果につながるという仕組みです。

加えて、一問ずつ制限時間が設けられており、スピード感を持って解答を進めていく必要があります。

時間や難易度について、余裕があるということはほとんどありません。

SPIの勉強時間や合格ラインの目安は?

SPIの対策を始める際、必要な勉強時間や志望企業に通過するためのボーダーラインが気になる方も多いでしょう。

ここではそれぞれの目安を解説しますので、基準として参考にしながら自分の現状と志望先に合わせて戦略的に対策を進めましょう。

能力検査の勉強時間の目安

必要な勉強時間は基礎学力や苦手分野によって異なりますが、一般的な目安は50~60時間とされています。

SPIは中学~高校レベルの国語や数学が中心のため、難易度はそこまで高くありません。

しかし、長く勉強から離れている人や数学が苦手な人にとっては思った以上に難しく感じられることもあります。

また、ある程度基礎に自信がある人でも、出題傾向を掴み、制限時間内に効率よく回答する練習をするために、最低30時間は確保することをおすすめします。

就活が本格化すると、企業研究や面接対策などSPI以外の対策に時間を取られがちなため、2~3か月前から余裕をもって本やツールを活用して対策を進めておけると安心です。

各企業の合格ライン

SPIの合格ラインは企業ごとに異なり、明確な基準が公開されているわけではありません。

ただし、一般的には6~7割が合格の目安とされ、これを下回ると通過が難しい傾向があります。

一方、人気企業や難関企業では、8~9割以上が求められる場合もあり、高得点勝負になるケースも少なくありません。

また、企業によって重視するポイントも異なります。例えば、基礎学力を重視する企業もあれば、性格検査の結果やバランスを重んじる企業もあります。

そのため、OBOG訪問や就活情報サイトなどを活用し、志望企業の通過ラインや難易度をある程度把握しておきましょう。

自分の現状を把握し、必要な得点を逆算して対策を行うことで、より確実に選考を突破できる可能性が高まります。

SPIで得点が取れない原因

SPIが苦手で、一定の得点が取れずに悩んでいるという方も少なくありません。

主な原因として、「問題に慣れていないため解き方がわかっていない」「時間配分を間違えている」「緊張してしまい能力が発揮できない」などが挙げられます。

SPI検査の問題集や対策問題アプリもあるため、問題集に加え、空き時間を有効活用しながら繰り返し例題を解いていくことが重要です。

それぞれの対策について、次項で詳しく見ていきましょう。

解き方がわかっていない

SPIで出題される問題は、基本的に中学・高校レベルの難易度であることが多いです。

しかし、解き方を忘れてしまっている人も多いので、問題集で問題を解く感覚を取り戻すことが大切です。繰り返し練習していくことで、問題の傾向に慣れ、公式も覚えることができます。

言語問題に関しては、暗記問題をスピーディーに解き進め、長文読解に時間を使えるようにします。

言語分野の二語の関係や、語句の意味・用法などの問題は、例文を多くこなして語彙力を身につけることが大事です。

また、推論や速度計算、確率などの問題は公式を覚えておくだけで、あらゆる問題に応用できます。

自分の苦手分野を知り、集中的に取り組むことが、高得点への近道です。

時間オーバーになってしまう

SPIは問題数が多く設定されており、制限時間の中でどれだけ多くの問題が解けるかが重要になります。

Webテストでは、各問題にも時間制限があり、時間をかけすぎることで解答できないままに次の問題に進んでしまいます。

無回答は不正解となるため、わからない問題は早めに見切りをつけ、次の問題に進むことが重要です。

また、入力式の問題が多数出題されるため、パソコンでの入力、正確なタイピングに慣れておくことも重要です。

パソコンの操作が不慣れでタイピングが遅いと、大きなタイムロスにつながります。

また、自宅でのWebテストでは、電卓の操作にも慣れておくようにしましょう。

電卓なしでは解答が難しい問題もあるので、電卓の正確な使い方を覚えておき、操作に慣れておくようにしましょう。

本番の緊張感に慣れていない

事前に準備してきたとしても、本番に力を発揮できなければ良い結果は得られないため、準備してきたことを十分に発揮できる状態で本番に臨むことが大切です。

問題の数をこなすことはもちろん、自宅でのWebテスティングの場合は自室環境を整え、リラックスして心を落ち着かせます。

テストセンターや企業での受検の場合は、事前に持ち物をしっかりと確認し、会場の確認も必ず事前に行います。

また、時間に余裕を持って行動し、落ち着いて受検できるよう、意識することも重要です。

平常心で受検できれば、練習の成果も発揮することができ、実力に近い結果が出せ、良い結果につながります。

問題集に繰り返し取り組み、自信を持って臨めるよう、できる限り多くの問題に触れて本番に備えるようにしてください。

SPIで高得点を取る8つのコツ

SPIでは、能力だけではなく、人となりも含めて人材の能力適性が測られるため、高得点を取ることだけが重要ではありません。

しかし、特に能力検査においては、解答率・正答率・解答スピードが高評価につながります。選考を突破していくためには、やはり高得点を目指していくことは重要です。

ここからは、高得点を取る8つのステップについて解説していきます。

①受検する企業の出題方式を調べる

SPIは、多くの業界・企業の採用選考で使用されていますが、すべての企業が行っているわけではありません。

SPI対策を進める前に、まず志望している企業でSPIが採用されているか、どの出題形式であるかを調べましょう。

企業の採用しているSPIの種類、出題形式により、事前に準備する内容が違ってきます。

希望している企業がSPIを行っていることがわかれば、志望先企業の出題形式に合わせ、対策を進めていきましょう。

一般的に、前年と同じ出題形式により実施されることが多いです。

②問題集一冊を解き切る

就活期間は忙しく、まとまった準備時間を確保することが難しいことが多いです。

そのため、高得点を獲得するには効率良く勉強を進めることが大切です。

問題集は多くありますが、ますは一冊すべてを解き切ることをおすすめします。

いろいろな問題集を何冊も解き始め、複数の問題集に手をつけているが結局どの一冊も反復して解くことができなかった場合、対策としては不十分です。

一冊全体を通して解き切ること、繰り返し復習することが、結果的に正確性とスピードを習得することになります。

複数冊準備している場合は、一冊をしっかり解き切った後に次の問題集へ着手するようにしてください。

③苦手な問題を復習する

SPIでは自分の苦手分野を知り、正確に解けるよう、きちんと対策しておくことが重要です。

苦手分野を克服しないままでは、解答に時間がかかってしまい、時間をかけたにもかかわらず不正解の数を増やしてしまうおそれがあります。

苦手な問題を解けるようにするには、何度も繰り返し問題を解き、間違えた問題を抽出し、抽出した問題を集中的に解くことが大切です。

この対策により、苦手な問題に対応できるだけでなく、全体的に迷いなくスピード感を持って解き進めていけるようになります。

④高頻度で出題される問題を解く

SPIは、企業によって出題される問題の傾向が変わります。

SPIを実施しているのは、主に総合商社やメーカー、広告・マスコミなどです。

たとえば、商社では海外企業とやり取りをする機会が多いです。

そのため、SPIでは言語・非言語だけではなく、英語・構造把握の問題も出題されます。

漢字や計算のほかに、英語の対策も必要になるので、人によっては負担になるかもしれません。

また、一般的に、前年と同じ種類のWebテストを行う企業が多いとされています。

しかし、毎年必ず同様のWebが開催されるとは限らないため、その点については注意しましょう。

⑤暗記系はスキマ時間で覚える

就職活動期間は忙しく、スキマ時間をうまく活用しながら反復学習し、知識を定着させることが重要です。

スキマ時間では、繰り返し問題を解くことにより、定着させやすい暗記系を中心に準備を進めていきましょう。

就職活動においては、SPIのほかにも多くの準備が必要です。

選考を突破していくにあたり、企業にとって重要視されているSPIに備えることは効果的ですが、SPI対策に時間をかけすぎることなく、企業研究や自己分析にも時間を取ることが重要です。

⑥時間を計りながら解く

実際にSPIを受けた際、多くの受検者のネックとなるのが「制限時間の短さ」です。

いくら時間を意識して勉強していても、制限時間と問題の多さに対応することのハードルは、想像よりも高いものになります。

テスト本番で高得点を獲得するためには、毎回時間を計りながら問題集を解き進めていく習慣をつけることが重要です。

一問あたりの解答時間を意識し、すべての問題に対して素早く解答していく意識を持ちながら解いていきましょう。

⑦模試を積極的に受ける

本番はテスト形式になるので、いくら問題に慣れていても、当日のテストで良い点が取れなければ意味がありません。

インターネットでは過去の問題を検索でき、解答の解説まで確認できるサイトが多くあります。

また、実際に出題される問題を解けるアプリもあるため、これらを積極的に活用して自分の実力を高めましょう。

特に、模試は本番の試験に最も近い状況で全体的な問題に触れることができるため、まとまった時間が取れるタイミングでチャレンジしてみてください。

⑧電卓やパソコンの操作に慣れておこう

電卓やパソコンの操作に慣れることはSPI受験において非常に重要なポイントの1つです。

特にパソコンを普段使わない人がパソコンで受験する場合は、タイピングが非常に遅く、問題の答えは導き出せているのに適切に回答できないこともあります。

大学のレポート作成などで一定のタイピングができる人は問題ありませんが、大学4年間でほとんどレポートではなく、試験などで成績を評価され、「パソコンを最後に開いたのがいつか思い出せない」という人はパソコンの操作に慣れておく必要があります。

また計算問題を解く際は電卓を用いるため、普段スマホで計算をしている人は電卓を扱う練習もしておきましょう。

SPIで得点を最大化する時間管理のコツ

SPIは制限時間が厳しく、知識や解法を知っていても時間配分を誤ると得点を落とす危険があります。

限られた時間で効率的に点数を積み上げるためには、事前に時間の使い方を決めておき、本番で迷わず行動することが重要です。

分からない問題は飛ばす勇気を持つ

SPIは問題数が多く、すべての問題を解き切ることが難しい試験です。

1問に時間をかけ過ぎると、後半にある比較的簡単な問題を解く時間が不足してしまいます。

解答に迷った場合は一旦飛ばし、最後に余った時間で戻る方が全体の得点は高くなります。

飛ばす際は目印を付けておくと、後で見直す際に迷わず取り組むことができます。

特に非言語分野では計算が複雑な問題に時間を取られやすいため、早い段階で時間がかかると感じたら、迷わず次に進む判断が重要です。

練習段階から模擬試験で飛ばす練習をしておくことで、本番でも焦らずに切り替える習慣が身につきます。

完璧に解こうとせず、取れる問題を確実に積み上げる意識が合格ライン突破につながります。

制限時間から逆算した1問あたりの目安時間

SPIは1問あたりに使える時間をあらかじめ計算しておくことが大切です。

例えば非言語分野が35分で30問出題される場合、1問にかけられる時間はおよそ1分強しかありません。

言語分野も同様に、20分で20問程度なら1問につき1分未満で解く必要があります。

この目安を事前に意識しておくことで、時間をかけ過ぎているかどうかを判断しやすくなります。

模擬試験を使って実際に時間を測りながら練習すれば、自然と感覚が身につき、本番でも時計を見ながら冷静に進めることができます。

1問ごとの目安時間を守ることで、全体の進行が乱れにくくなり、最後に見直しの時間を確保する余裕も生まれます。

難問よりも確実に解ける問題を優先する

SPIではすべての問題が同じ配点であるため、難問に時間をかけるよりも、解ける問題を確実に得点する方が効率的です。

最初に全体を見渡し、短時間で解ける計算問題や語彙問題から取り組むことで早い段階で基礎点を稼ぐことができます。

難問に長く取り組んでも得点が増えるわけではないため、早めに見切りをつける判断が重要です。

練習段階では過去問を使い、短時間で答えを出せる問題と時間がかかる問題を分類する習慣をつけましょう。

得意分野を優先して得点を積み上げることで精神的にも余裕が生まれ、残り時間を苦手分野に使うことができます。

計算を簡略化するテクニック(近似値・暗算)

非言語分野では複雑な計算を素早く処理するために、計算を簡略化する工夫が有効です。

四則計算や割合の問題では、正確な数値を最後まで計算するよりも近似値を使って答えを導く方法が役立ちます。

選択肢の中に大きく異なる値が含まれている場合は、おおよその計算で十分に正答を選べる場合があります。

また日頃から暗算の練習をしておくことで、紙に書かずに計算できる範囲が広がり、数十秒単位で時間を節約できます。

表やグラフを使う問題では、数値を丸めて概算し、答えが絞れるかどうかを素早く判断する練習が効果的です。

短期間で伸ばす勉強スケジュール

就職活動のSPI対策は早めに始めるのが理想ですが、実際には短期間しか準備できない学生も多くいます。

短期間でも学習方法を工夫すれば得点を伸ばすことは十分可能です。

ここでは1週間集中プラン、2週間プラン、まとまった時間が取れない場合の隙間時間活用法を紹介します。

1週間集中プラン(毎日3〜4時間)

試験まで1週間しかない場合は、毎日3〜4時間を確保し短期集中で学習する必要があります。

初日は模擬テストを1セット解き、出題形式や苦手分野を把握します。

2日目から4日目までは苦手分野を集中的に学習し、言語は語彙や短文読解、非言語は四則計算、割合、表の読み取りなど出題頻度が高く得点しやすい問題を優先します。

5日目と6日目は再び模擬テストを実施し、時間配分と正答率を確認しながら解き直しを繰り返します。

最終日はこれまでに間違えた問題だけを総復習し、新しい問題には手を出さず体調を整えることに専念します。

短期間で成果を出すためには、完璧を目指さず確実に取れる問題を優先する姿勢が重要です。

毎日の学習時間を細かく区切り、午前と午後に分けて集中力を保つ工夫も効果的です。

2週間プラン(平日1時間+週末模試)

2週間の準備期間がある場合は、平日に毎日1時間の学習時間を確保し、週末に模擬試験を行う計画が適しています。

最初の3日間で模擬テストを1セット解き、出題形式と自分の弱点を把握します。

平日は言語と非言語を交互に学習し、基礎問題を優先して演習します。

週末には模擬試験を受け、時間配分や正答率を確認した上で間違えた問題を復習します。

2週目は苦手分野に重点を置きつつ、模試で間違えた問題を繰り返し解くことで理解を深めます。

最終週末には本番と同じ時間設定で模試を受け、解答スピードと正確さを仕上げます。

毎日の学習量は少なくても、模試を軸に進捗を確認しながら復習を重ねることで、2週間でも合格ラインを狙う力を十分に養えます。

時間が取れない場合の「隙間時間活用法」

学業やアルバイトでまとまった学習時間が取れない場合は、隙間時間を積み重ねて得点力を伸ばします。

通学中や移動中はスマートフォンの無料アプリを使い、語彙問題や計算問題を数問ずつ解いて出題形式に慣れます。

昼休みや待ち時間には過去問の解説や公式を確認し、短い時間で知識を整理します。

夜は10分でも良いのでその日の演習結果を記録し、理解済みと要復習を分けて管理することで効率的に復習が進みます。

模擬試験を受ける時間が確保できない場合でも、週に1回は制限時間を設定した演習を行い、時間感覚を養うことが大切です。

隙間時間を活用する際は、いつ何を学習するかをあらかじめ決めておくことで迷わず取り組めます。

頻出パターンの優先攻略法

SPIは幅広い分野から出題されますが、限られた学習時間で得点を伸ばすには出題率が高いパターンから攻略することが重要です。

ここでは得点源となる計数理解や二語関係の学習方法と、暗記系を朝時間に習得するための具体的な進め方を解説します。

計数理解・二語関係など出題率の高い分野

計数理解は非言語分野の中でも特に出題数が多く、正確さとスピードが得点を大きく左右します。

割合、損益計算、確率、表やグラフの読み取りなどは問題形式が似ており、パターンを覚えておけば短時間で解答できます。

学習を始める際は代表的な公式や計算手順を整理し、過去問や無料模試を使って繰り返し解くことで解法を体に覚えさせましょう。

特に表の読み取りや集合の問題は慣れによって処理速度が大きく変わるため、1日数問でも継続して練習することが効果的です。

言語分野の二語関係は語と語の意味や役割を問う問題で、論理的なつながりを見抜く力が求められます。

出題パターンは同義、対義、因果関係など一定しているため、練習を重ねて関係性を素早く判断する癖をつけることが得点向上につながります。

暗記系(語彙・四字熟語)は朝時間にまとめて習得

語彙や四字熟語など暗記が中心となる問題は、朝の学習時間を活用すると記憶の定着が早まります。

朝は脳が休息を終えてリセットされており、新しい情報を整理しやすいため、暗記作業に最も適した時間帯です。

起床後の30分から1時間を使い、単語帳やアプリを利用して語彙を覚え、その日の夜に軽く復習すると記憶が長く残ります。

四字熟語は意味だけでなく漢字の形や読み方も問われるため、実際に書きながら覚える学習を取り入れると効果的です。

朝の学習を習慣化することで、夜の時間を計数理解や長文読解など演習中心の勉強に充てられるため、全体の学習効率も上がります。

本番で失敗しないためのメンタル戦略

SPIなどの適性検査は学習量だけでなく当日の精神状態によっても結果が大きく変わります。

知識を十分に備えていても緊張や焦りで判断が鈍ると、本来の力を発揮できないまま試験が終わってしまうことがあります。

そのため本番に向けては学習と同じくらい、心を落ち着けるための準備が欠かせません。

焦りを抑える呼吸法

試験中に時間の残りが気になったり、難しい問題に出会ったりすると心拍数が上がり、焦りから解答ミスが増えることがあります。

この状態を落ち着かせるためには、深くゆっくりとした呼吸を意識することが効果的です。

具体的には4秒かけて鼻から息を吸い、7秒ほど息を止め、8秒かけて口からゆっくり吐き出します。

この呼吸を2回から3回繰り返すだけで心拍数が下がり、頭がすっきりして問題に集中しやすくなります。

試験開始前に椅子に座った状態でこの呼吸を練習しておけば、本番で緊張しても自然に実践できます。

呼吸を整えることで視野が広がり、時間への不安や周囲の雑音にも影響されにくくなるため、冷静に問題を解く準備が整います。

時間切れを想定した練習を事前に行う

本番では予想以上に時間が早く過ぎていくため、時間切れを想定した練習をしておくことがメンタルの安定につながります。

模擬試験や過去問演習を行う際は、本番よりも1割ほど短い制限時間を設定して練習してみましょう。

少し厳しい条件で問題を解くことで、実際の試験では余裕を持って取り組める感覚が身につきます。

また練習中に「残り時間が少ない状況」をあえて作り、その中で飛ばす問題と解く問題を瞬時に判断する訓練を繰り返します。

この経験を積むことで、本番で時間が足りなくなっても冷静に優先順位を決め、最後まで得点を伸ばす行動が取れるようになります。

SPI分野別の解き方のコツ

言語分野では、大きく分けて暗記の項目と長文読解の項目の2つがあります。頻出問題は、二語の関係、語句の意味の2つです。

一方、非言語分野では、推論や図表の読み取り、確率などの問題が多く出題されます。頻出問題は、推論と図表の読み取り問題の2つなので、まずはこれらを押さえておくことが重要です。

それぞれに解き方のコツがあり、事前に対策することで出題傾向をつかむことができます。

素早く正確に解答できるよう、以下に解説する内容をきちんと確認し、対策を進めていきましょう。

言語分野の解き方のコツ

SPI コツ 言語

言語分野は、語彙力や読解力を見る問題を中心に、基本的に高校レベルの問題が出題されます。

対策が必須とされている項目は、二語の関係語句の意味の2つです。

二語の関係は、提示された2つの語句と同じ関係の二語を選択肢の中から選ぶ問題であり、同意語・反意語・包含関係・役割関係などが含まれます。

すべての単語の意味を理解することは難しいですが、過去の問題や模試で傾向をつかむこと、一つひとつの漢字の意味から単語の意味を考えることが勉強のコツです。

語彙力を高めることで暗記項目を素早く解き、長文読解に充てる時間を増やすようにしてください。

暗記項目:語彙や用法は時間をかけない

暗記項目は、知っていれば解答できる知識問題がほとんどであり、時間をかけずにサクサクと解き進められるように準備します。

前述のように例題や問題集を繰り返し解いて語彙力を上げること、また素早く解答していけるように判断力を高めていくことが暗記問題対策となります。

もし知らない問題が出てきてしまった場合、考え込むことなく素早く見切りをつけて次に進みましょう。

次の問題に進むかどうかの判断も含め、スピード感を持って解き進めることを意識してください。

長文読解:先に設問をチェック

長文読解問題についても、基本的に高校レベルの問題が出題されます。

具体的には、文章内の接続詞に関する問題が出題されることが多い傾向にあります。

長文読解は解答に時間がかかる内容となりますので、暗記項目をスピーディーに進め、長文読解に時間を残すよう意識し、丁寧に解くことが重要です。

長文読解をいかに丁寧に、正答率を高めて解くことができるかで、点数が大きく変わってくると言えます。

先に設問に目を通し大まかな内容をつかんだうえで、問題文全体の中でもポイントを絞って読み進めることが大事です。

速読力・即答力を身に着ける

SPIは試験時間が限られているため、時間との戦いでもあります。

日頃から日本語の長文を速読できる力を磨くことは、スムーズに問題を解くうえで求められます。

参考書を用いて、過去問演習に取り組むときはどのくらいの時間で自分が文章を読み、問題を解くことができるのかを時間を測って把握し、少しずつスピーディに解き進められるようにしましょう。

TOEIC対策本をやる

TOEICの対策はSPIの英語科目対策に直結します。

外資系企業をはじめ、英語が重視される企業を目指す場合、TOEICの点数も提出を求められる場合があります。

SPIの英語科目への対策を兼ねつつ、TOEICの点数を上げることで効率よく就活準備を進めることができます。

空欄補充問題などはどちらも出題形式が似ているため、形式に慣れることにも役に立ちます。

非言語分野の解き方のコツ

SPI コツ 非言語

言語分野に比べて苦手意識を持つ受検者が多い非言語分野ですが、基本的には中学校で習うレベルの数学問題が出題されます。

難易度が高いわけではありませんが、公式や考え方を理解していなければ解けない内容が多いため、解き方のコツ・備え方を知り、効率良く問題を解き進めるのが高得点を取るコツと言えます。

出題範囲としては、推論や図表の読み取り、集合や順列・組み合わせ、確率などが挙げられます。

特に推論図表の読み取りは、非言語分野の頻出問題なので、繰り返し問題集を解き、復習を忘れることなく勉強してください。

計算式や組み合わせ:パターンに当てはめる

計算式や組み合わせなどの問題は、出題傾向に慣れることで比較的素早く答えられる項目です。

非言語分野は基本的に解き方が決まっているので、問題集を繰り返し解いて、基本のパターンを把握しましょう。

本番で同じ系統の問題が出題された際に、決まったパターンに当てはめることで、素早く解答にたどり着けることができるようになるでしょう。

どれだけ多くの例題に触れ、問題を解くための知識を身につけているかが、高得点につながる重要な要素となります。

推論:図や表を可視化させる

推論は、得られた情報から推測し正しい事柄を求める問題です。

内容としては、順位・発言の正誤・平均・内訳・比率・位置関係などが出題されます。

なかなか難しいように思えますが、解き方のパターンを知り、十分に理解していることで正しく解答できる内容となっています。

基本的な解き方は、まず得られた情報を図や表にして整理しましょう。

頭の中で整理することで、素早く解答できると思いがちですが、正答率とスピードを上げるためには、積極的に手を動かして情報を整理することが大切です。

情報を箇条書きとして並べる、図や表として書いてみる、想定できるパターンをすべて書き出すなど、得られた情報を可視化することから始めてみてください。

解けない問題は飛ばすようにする

非言語ですぐに答えを導くことができない問題があった場合は、飛ばして次の問題に取り組みましょう。

複雑な計算や答えまでの工程が多い問題も出題されることはありますが、SPIで大切なのは多くの問題を正解することです。

限られた時間内でより多くの問題を解くため、一つの問題にこだわりすぎてしまうと、そのあとに解けるはずの問題にかける時間が無くなってしまいます。

基礎的な問題で確実に得点することを重視し、目安として1分以内に解けない問題は飛ばし、次の問題に移るようにしましょう。

非言語の公式は解説を参考に暗記する

参考書の解答・解説をもとに、需要な公式を暗記しておくようにしましょう。

非言語は高校まで習った数学の公式を暗記することで、格率、順列・組み合わせなどの問題をスムーズに解くことができます。

公式を暗記しておけば、問題の数字を当てはめるだけで答えを導き出せるパターンも多く出題されるため、公式は必ず覚えておいた方が良いといっても過言ではないです。

【具体例】
・料金の割引
定価×(1-割引率)=割引価格

・損益算
原価×(1+利益の割合)=定価や売価
原価×利益の割合=利益
定価×(1-割引率)=売価

・速さの問題
速さ×時間=距離
距離÷時間=速さ
距離÷速さ=時間

・順列・組み合わせ
AかつB=Aの確率×Bの確率
AまたはB=Aの確率+Bの確率
PとC、!を使った計算

SPI以外にもWebテストの形式は多く存在する!

SPIは代表的なWebテストですが、採用選考ではこれ以外にも多様な形式の適性検査が存在します。例えば、玉手箱やWeb-CAB、Web-GABなどです。

中には専門知識や特定スキルを問うもの、論理的思考や英語力を重視するものなどもあり、目指す業界によって多く使われるテストの傾向は異なります。

このように、SPI対策だけでは対応できない場合もあるため、志望先の選考情報を事前に調べ、必要に応じて複数のWebテストに備えましょう。

玉手箱

玉手箱は、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供するWebテストです。

能力テスト、性格テストの2種類から構成されています。

能力テストは、計数・言語・英語の3つの科目に分かれています。また、英語は課さないという企業も少なくありません

計数の内容は、四則逆算、図表の読み取り、表の空欄推測の3種類です。

言語はいわゆる国語の問題であり、内容は論理的読解、趣旨判定、趣旨把握の3種類になります。

英語の内容は、論理的読解と長文読解の2種類です。

玉手箱は制限時間がシビアなテストで、スピードを求められます

企業ごとに各科目の内容が1つずつ選択され、どのような組み合わせになるのかは、志望する企業によって変わります。

Web-CAB

技術者向けのwebテストになります。

IT企業での応募に採用されていることが多く、プログラマーやSEなどIT系の職種の適性を見ます

Web-CABは性格診断に加えて、四則逆算・命令表・法則性・暗号など、個性的な内容が特徴的です。

加えて、webテストの中でも難しいものとされており、事前にしっかり対策を練らなければいけません。

制限時間に余裕はなく、四則逆算ならば50問を9分で解かなければならないため、一問にかけられる時間は10秒ほどでしょう。

ほかの問題の内容として、命令表では図形を変化させる命令が出されます。

法則性は、五つある図形の中から、法則性を見つけるというものです。

そして暗号は、変化する図形からどのような暗号が出されているのかを解読します。

ENG

英語科目のテストで、主に外資系企業などで広く導入されています。

出題される内容は、空欄補充・和訳・長文読解などであり、リスニングの問題はありません

テストセンター、あるいはペーパーテストで受けます。

テストセンターの場合、試験時間は20分で問題数は受験者ごとに異なります。

ペーパーテストの場合、試験時間は30分で問題数は40問です。

出題される英語のレベルは、中学で習うものから大学受験までの範囲になります。

したがって、基礎から理解し、そのうえで読解力が身についていなければ、時間内に解き終わるのが難しくなってしまうでしょう。

読解のスピードも求められているので、ぜひ日頃から英語力を高め、長文を読むことに慣れておいてください。 

Web-GAB

GABは、IT企業によく採用されているCABと異なり、より幅広い職種に向けられているwebテストです。

営業や研究職などの適性を判断するだけではなく、商社や金融業界でも導入されているため、それらの総合職を志望するときにはGABを受けることになるかもしれません。

一般的な基礎能力とパーソナリティを測定することで、職務適性や能力特性について分析することが可能です。

基礎能力は、言語理解と計数理解の問題から判断します。

文章の論理構造を読み取る問題と、表やグラフから答えを読み取る問題で構成されています。

パーソナリティの測定とは、いわゆる性格検査のことです。

CABと同じように難易度が高く、制限時間も設けられています

高得点を目指すためには、対策本を繰り返し解き、時間配分を意識するようにしてください。

SPI受験の本番で意識すべきコツ

続いて、SPIを受験する上で意識しておきたいコツを3つ紹介します。

より高い点数を獲得し、選考を通過するためにも以下の3点を踏まえた上でSPI受験の本番に臨みましょう。

回答欄を空白にしない

まず回答を空欄にしないことは非常に大切です。

基本的に選択式のため、考えてもわからない場合は何かしらにマークするようにしましょう。

どうせ正解しないから、自分が分かっていないからという理由で空白にしてしまうと得点できる可能性はゼロです。

もちろん、回答を導き出して自信を持って答えることが理想ではありますが、本当に分からない場合は当てずっぽうでも構わないので、少なくてもマークはしておきましょう。

試験に余裕をもって取り組もう

試験に余裕を持って取り組むことも、SPIで落ち着いて問題を解くために重要なことです。

テストセンターでの受験やペーパーテストでの対面の受験においては、受験会場を事前にしっかりと確認し、遅刻しないように余裕を持って会場に到着しましょう。

特にいつも時間ギリギリについてしまうことが多い人は、30分程度時間に余裕を持っておくことをおすすめします。

またWeb受験の場合は、ネット回線がしっかり繋がるかどうかも確認する必要があります。

いざ本番になって繋がらず、受験できないなんてことにならないよう、あらかじめチェックしましょう。

問題に集中しよう

これは大学受験などでも同様のことが言えますが、試験に取り組んでいる際は自分の問題に集中しましょう。

受験方式によっては他の受験者と一緒に取り組むこともあり、気が散ってしまうかもしれません。

自分だけ問題を解くのが遅いのではないかなどと思うでしょうが、周りは気にせず自分が解いている問題だけに集中しましょう。

また、全く問題がわからない時は、他の人の回答を覗き見たいと思うこともあるでしょう。

しかし、カンニング対策はあなたが思うよりもしっかりとされていることが多いです。

また、バレてしまった場合はその場で落とされてしまうだけでなく、その企業と関わりのある企業に情報を流され、受験できなくなってしまう可能性もあるため、絶対にやめましょう。

対策に困ったら就活エージェントがおすすめ

SPIの対策だけではなく、ESや今後の面接などのことも考える場合、就活エージェントを利用してみるといいでしょう。

就活エージェントでは、志望する企業が決められないという就活をはじめたばかりの人も気軽に相談ができ、また内定後の研修のサポートまでしてくれます

自分の向いている企業が見つかると、対策が必要なwebテストがわかるはずです。

webテストの勉強の方法やコツなども聞けるため、これからテストの準備に入る人はぜひ参考にしてみてください。

客観的な意見をもらえることで、自分の長所やアピールできる強みが発見できるようになり、より魅力的なESや面接の回答を目指せるでしょう。

就活エージェントについて詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。

まとめ

SPIは、企業と応募者で発生しがちなミスマッチを防ぎ、人材の能力と適正に合う採用のための重要な項目と位置づけられています。

さまざまな種類、形式がある中で、志望先の出題傾向に合わせた適切な対策を知ることにより、効率良く準備することが可能です。

SPIを高評価で突破できることは、企業の求める能力と適性を一定レベルで備えていることが示され、その後の採用活動においても有利です。

希望の企業から内定を得るためにも、優先順位をつけながらSPIの対策を進めていきましょう。

最後に、SPIに関してより網羅的な情報を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます