これから就活を始めようという人も、すでに就活真っ最中でいくつか合否の連絡が来ているという人も、就活の中でいったい何社の選考に落ちるのが普通なのかは気になるところでしょう。
連続してお祈りメールを受け取っていれば、自分はこのまま内定をもらえないのではないかと不安になるかもしれません。
今回は、就活市場全体の平均から、就活生の平均エントリー数や、不採用になった数などを紹介します。
内定を勝ち取るために大切な考え方や、対策の方法にも触れていますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
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【就活は平均何社落ちる?】全体aを知ろう!
就活中、一社も落ちることなく応募した企業すべてから内定をもらったという人は、まずいないでしょう。
一般的には、不採用の連絡をもらうことの方が多いです。
とはいえ、あまりに内定がもらえないと不安になることもありますし、その不安が次の選考に響いてはもったいないです。
まずは、就活市場全体の傾向を見ていきましょう。
平均15社
リクルート就職未来研究所の調査によると、就活生は平均で15社の選考に落ちているということがわかっています。
エントリーシートなどの書類を提出し、選考にエントリーした企業数の平均は17社です。
その中で内定、もしくは内々定が出た企業数の平均が2社となっています。
多くの人が、エントリーしたうちのほとんどの企業に落ちていることがわかります。
もちろん、これらはあくまでも平均値です。
「平均よりもたくさん落ちているから自分はダメ」「平均よりも少ないから大丈夫」などと一喜一憂せず、次のアクションについて冷静に考えることをおすすめします。
エントリーシートは平均30社
多くの企業から不採用通知を受け取っているということは、それだけ多くの企業に応募しているということでもあります。
プレエントリーを含め、就活生が何らかのアクションを起こした企業数の平均を調べてみると、おおよそ30社、またはそれ以上とされています。
そのうち、次の選考に進めるのは約半数です。
これは、大手から中小企業まで含めた場合の数字ですが、エントリーシートを提出して受かる確率は40〜50%だと企業側も明かしています。
多くの就活生が、エントリーシートで落ちてしまう経験をたくさんしているとも言えるでしょう。
【就活は平均何社落ちる?】就活生に伝えたいこと
「周りの人はどれくらい落ちているのか」「自分は本当に受かるのか」と、不安になることもあるでしょう。
そんな不安がつきものの就活を乗り切るために、知っておいてほしいことを以下にまとめます。 就活に対する考え方を少し変えるだけでモチベーションを上げることもできるため、ぜひ押さえておくようにしてください。 福利厚生が充実している会社や有名な企業は、当然ながら希望者も多く、競争率が高くなります。 多くの人が受ける企業であれば、旧帝大生がたくさんいることが予想されます。 また、仕事において必要な能力に秀でている人がいる可能性も高いため、内定を得るのは容易ではありません。 面接やグループディスカッションなどの選考に進んだ際、「東大と京大しかいなかった」ということが多々あり得るのが大手企業の選考です。 同時に、企業側もできるだけ優秀な就活生を採用したいと思っているので、落ちてしまうのも仕方がないことなのです。 また、最終的に就職するのは一社なので、「志望度の高い企業のうち一社から内定をもらえればいいのだ」ということを意識して今後の選考に臨むことが重要と言えるでしょう。 就活は、あくまでも企業と学生のマッチングの場であることを忘れないようにしましょう。 企業の採用担当者は、就活生と企業がマッチするかどうか、自社が欲している能力があるかどうかをチェックしています。 同時に、就活生自身も、今受けている会社が自分に合っているかどうかをしっかりと判断していくことが大切です。 就活の中で、自己分析と業界研究や企業研究が必要だと言われるのは、ここで必要になるためです。 企業の求める人物像と自分自身の特性をよく見極めて、後悔のない決断をするようにしてください。 就活中、選考に落ちてしまうことは特に問題がない、ごく当たり前のことだと先に説明しました。 しかし、お祈りメールを受け取ってそのまま次の選考を受けるだけでは、次も落ちてしまう可能性が高いと言えます。 そのため、なぜ今回落ちてしまったのかをチェックし、対策していくことが重要です。 そこで活用したいのが「PDCAサイクル」です。 以下に、その内容を具体的に説明します。 まず、なぜ今回の選考に落ちてしまったのかを分析・評価しましょう。 筆記試験でつまずいてしまったのか、面接で緊張してうまく話せなかったのか、事前の準備不足で質問に答えられなかったのか、どこに原因があるかはっきりさせることが大切です。 特に面接で落ちてしまった場合、うまく話せなかった原因が何なのかを突き詰めて考えることが重要です。 できる限り細かく分析して、気づいたことはノートやスマホのメモアプリなどに書き留めておきましょう。 次に、評価(Check)の中で出た、選考に落ちてしまった原因を改善・解消するための具体的な方法を検討します。 筆記試験でわからない問題があったのであれば、筆記試験の勉強をする計画を立てます。 面接の中でうまく答えられない質問があったなら、あらためて自己分析や企業研究など行い、きちんと答えられるように対策することが必要です。 学校の勉強と同じで、失敗や間違いを潰していくつもりで取り組みましょう。 改善策を書き出せたら、具体的なプランを立てていきましょう。 たとえば面接対策の場合、「授業のない火曜2限の時間を面接練習の時間にする」「木曜4限のゼミが終わったあとに就活友達と面接対策をする」などと、具体的にスケジュールを決めてしまうのがおすすめです。 もちろん、大学の勉強も並行して行わなければなりません。 単位を落としてしまわないよう、無理のない計画を立てることを忘れないようにしてください。 選考に落ちてしまった原因を突き止め、改善策を立ててその計画までできたら、あとは実行するのみです。 ここが最も大変な段階ですが、くじけずに計画通り行うことで、自信にもつながります。 続けられるかどうか不安な場合は、就活仲間や家族と一緒に協力してもらうと良いでしょう。 やり切ることで、自分自身をレベルアップさせることが可能です。 面接や筆記試験に臨む際、事前準備が必要です。 筆記試験であれば、事前に勉強しておくことで落ち着いて試験に臨めますし、類似問題が出たときには悩まず回答できるため、試験時間にゆとりもできます。 また、面接を控えている方なら、よく聞かれる質問に対する回答を考えておくと良いでしょう。 特に志望動機や自分の長所・短所、将来の展望などは聞かれることが多いので、きちんと回答できるよう、準備しておくことをおすすめします。 また髪型や服装など身だしなみのチェックも、面接の事前準備として必要不可欠です。 ここが甘いと、面接官から「だらしない人」「準備ができない人」だと判断され、最終的に落ちてしまう可能性があるので注意しましょう。 就活中は忙しいうえにメンタルにかかる負荷も多く、なかには体調を崩してしまう方も少なくありません。 しかし、体調不良で貴重な時間を失ってしまうのはもったいないことです。 また、ストレスが溜まると普段のパフォーマンスも下がってしまいます。 ここでは、就活生に必須のストレス対策法を5つご紹介します。 読書は、ストレス解消におすすめの方法です。 イギリスのサセックス大学の研究によると、6分間の読書でストレスレベルを68%も軽減できることがわかっています。 読書と聞くと、小説を読んだ方が良いのか悩むかもしれませんが、ビジネス書などを読んで新しいことを学ぶのも効果的です。 雑誌や絵本、漫画などもストレス解消につながるので、ジャンルを選ばず自分の好きな本を読みましょう。 また、普段の生活の中で複数のことを同時にこなさなければならない場面が多い学生は、読書のみに集中できる環境を整えることをおすすめします。 シングルタスクにすることで、脳への負荷が取り除かれ、より効率良くリラックスできます。 コーヒーや紅茶を飲みながら、ゆったりとした気持ちで自分の好きな本を読みましょう。 やらなければいけないことが多い就活生にとって、友達とカフェに行ったり飲みに行ったりすることは、一見時間の無駄に思えるかもしれません。 しかし、仲の良い友達と他愛のない会話を楽しみリフレッシュすることも大切です。 就活であった失敗談を聞いて笑ったり、逆に成功した方法があれば共有したりすれば、有意義な時間を過ごせます。 「エントリーシートがなかなか通らない」「面接で毎回緊張しすぎてうまく話せない」など、悩み相談ができるのも友達だからこそです。 また、友達の悩みを聞くことで、「戦っているのは自分だけではない」と再確認することもできます。 行き詰まったときは、就活仲間と近況報告し合いながらストレスを発散させると良いでしょう。 ストレスは、抱え込んでばかりいると気分も良くありませんし、体調にも影響してきます。 何かしらの形でアウトプットすることができれば、胸のうちにあるモヤモヤを解消することができます。 イライラすることや不満があったら、ノートにそれを書き出してみましょう。 やり方は、そのとき思ったことをひたすら書き出していくだけです。 手書きのノートがない場合、スマホやPCに打ち込んでください。 書き出していくうちに、少し気持ちがスッキリしていることに気づくでしょう。 また、悩みごとを書き出していくうちに、頭の中が整理されて、解決策が浮かぶ場合もあります。 ノートに書き出すことはストレス発散になるほか、自分の考えをまとめることもできるため一石二鳥です。 体を動かし汗を流すことは、気分転換にもなりつつ、ストレスを軽減してくれる効果が高いので、就活中の方には習慣化してほしいことのひとつです。 運動をすると、心に安らぎをもたらすセロトニンというホルモンが分泌され、荒れていた気持ちが徐々に落ち着くようになります。 また、ストレス源から離れて運動に集中する時間を持つことで、イライラも軽減されます。 気持ちが安定するのと同時に、運動は体のバランスも整えてくれるので、健康第一の就活において必須の行動と言えるでしょう。 しっかりと汗を流せば、その日の夜はぐっすりと眠れ、また翌日から活動的に過ごすことができるようにもなります。 「あまり運動が得意ではない」という人は、15分くらいの軽い運動でも効果があるのでぜひ試してみてください。 ストレス解消と同時に、ストレス耐性を高めてくれるのが「睡眠」です。 「起きたとき、前日のイライラが少し収まっていた」という経験を持っている方は多いでしょう。 十分な睡眠を取ることによって自律神経のバランスが整い、イライラしにくくなります。 逆に、睡眠不足の状態になると、集中力が低下し、イライラしやすくなります。 また、免疫力も低下するため、体調を崩してしまうことも珍しくありません。 一度この負のスパイラルに陥ると、抜け出すまでにはかなりの時間を要するので、1日でも早く抜け出すようにしたいところです。 毎日忙しいと、どうしても睡眠を削ってしまいがちですが、夜遅くなってしまった翌日は早めに布団へ入るなど、意識して睡眠を確保するようにしてみましょう。 ここまでの内容を振り返り、次こそ内定を取るためにまずどんなアクションを起こせば良いか、考えてみましょう。 やるべきことはたくさんありますが、その中でも今すぐ実行してほしいポイントを3つに絞りました。 まずは、以下のことから手をつけていきましょう。 就活での失敗を成功につなげるためには、PDCAサイクルを回すことが必要だと先に述べました。 「Do(実行)」の結果として選考に落ちてしまった今、まずすべきことは失敗の振り返り、すなわち「Check」(評価)です。 時間が経つほどに選考を受けたときの記憶も薄れていってしまうので、なるべく早めに取りかかることが大切です。 そして、受かるために必要な改善点を徹底的に洗い出し、できる限りの準備を進めていきましょう。 先ほども軽く触れましたが、失敗の原因と次の対策が考えられたら、次の選考に向けて準備しましょう。 自己分析はもちろん、企業研究や業界研究も一から行います。 焦る気持ちはわかりますが、時間をかけて徹底的に行いましょう。 面接練習が必要だと判断したなら、周囲の協力も得て練習を重ね、しっかりと準備を進めていきます。 地道な作業ですが、それこそが就活で内定を勝ち取るための近道です。 一つひとつの積み重ねが自信につながります。 先に紹介した「ストレス対策5選」を参考に、生活習慣を見直してみましょう。 もしかしたら、今回の失敗も心や体に疲れが溜まっているために、本来の力を発揮できなかっただけなのかもしれません。 やるべきことに追われてパンクしてしまう前に、定期的にストレスを発散し、ストレスとうまく付き合っていくことで、就活準備の効率アップも目指せます。 もちろん、紹介した方法をすべて実践する必要はありません。 自分に合ったストレス対策を行いましょう。 就活を自分1人の力だけで進めるのは難しいものです。 ノウハウを持っている就活エージェントに頼ることが、内定獲得への近道になります。 専任のアドバイザーが、エントリーシートの添削や模擬面接などをしてくれます。 モチベーションを保てるほか、無駄なく準備ができるのが魅力です。 就活の悩みについても、プロの視点からアドバイスをくれるため、安心して相談できます。 利用はもちろん無料なので、気になる方はぜひこちらのサイトにアクセスしてみてください。 多くの時間を費やして準備し臨んだ選考でも、落ちてしまうことはよくあります。 特に大きな企業や条件の良い会社であればあるほど、採用人数よりも圧倒的に多い就活生が応募しているため、「50社受けたけどダメだった」というケースも少なくありません。 しかし、最終的には入るのはたった一社なので、過度に落ち込むことはありません。 選考に落ちるのは非常につらいことですが、本記事の内容を参考にし、ストレスとうまく付き合いながら今回の失敗を次につなげましょう。落ちるのは当たり前であるということ
就活は企業と学生のマッチング
PDCAを行う
Check:評価
Action:改善
Plan:計画
Do:実行
準備を徹底する
【就活は平均何社落ちる?】就活生必須のストレス対策5選
①本を読む
②仲の良い友達と話す
③自分の思いをノートに書く
④運動をする
⑤睡眠時間を確保する
【就活は平均何社落ちる?】内定を取るために今からやってほしいこと3選
①落ちた試験の振り返り
②次の準備を徹底する
③生活習慣の見直し
就活エージェントに頼ろう!
まとめ