【職種一覧】就活に職種理解は必要?自分に合った職種を見つける方法を詳しく解説!        

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・就活生が職種を理解する意味
・職種と業種の違い
・学生に人気の職種
・自分に合った職種の選び方

この記事をおすすめしたい人

・職種を調べる意味を知りたい人
・自分に合った職種を知りたい人
・職種一覧から自身に合う職種を知りたい人
・職種について理解を深めたい人

就活を始めると、関心のある業界や企業の研究をする学生がほとんどですが、入社後に就く職種について、理解が追い付いていない方もいるのではないでしょうか。

「業界や企業研究はしているけど、職種についても調べたほうが良いのだろうか」「自分に合った職種の見つけ方が分からない」という悩みを抱えている学生も多いです。

職種の理解は、志望する企業の検討や選考でも重要な要素のため、就活に向けてポイントを押さえておきましょう。

この記事では、職種理解のメリットや職種ごとの特徴、自分に合った職種の見つけ方を解説します。

【職種一覧】就活生が職種を理解する意味はある?

業界や企業研究で手一杯となり、「職種を理解する必要があるのか」と感じる就活生もいるでしょう。

しかし職種理解は、選考通過率や入社後の離職率などにも影響を与えるため、重要な要素であるといえます。

職種を理解すれば、「仕事と自分がマッチしているか」「自分の強みを活かせる職種であるか」「長く活き活きと働き続けられるか」など、選考を受ける上で大切な自己理解にもつながるのです。

職種理解によるメリットを押さえ、より効果的に就活を進めましょう。

選考の通過率が上がる

就活生が職種を理解すると、選考の通過率アップも期待できます。

企業は、「志望度が高い」「入社後に活躍できる」「自社にマッチしている」など、ポテンシャルを持ち合わせた人材を採用したいと考えるのが一般的です。

就活生は自分が企業の求める人材にマッチするとアピールできるよう、志望度の高さや自分のスキル、経験をエントリーシートや面接で伝える必要があります。

そこで職種への理解を深めておくと、「なぜその仕事がしたいのか」「その仕事で活かせる自分のスキルや経験は何か」などを具体的に伝えられるのです。

具体的な内容をアピールすると説得力も増すため、選考の通過率アップにつながります。

また企業概要だけ調べていても、実際の仕事内容のイメージがわかないケースもありますが、どのような職種を募集していてどういった仕事をするのかまで調べられると、より仕事のイメージもわきやすいです。

離職する確率が下がる

職種への理解を深めることは、入社後の離職率を下げる効果も期待できます。

無事に選考を突破して、企業で働き始めた場合でも、職種の業務内容が想定していたものと違うと、離職してしまうケースも考えられます。

「人と話すのは好きだが、営業職がこれほど大変な仕事だとは思わなかった」「自分の経験を活かせる職種はここではなかった」など、どうしてもミスマッチは起きてしまうものです。

こういったミスマッチのリスクを少しでも減らすため、職種について理解を深めると、入社後に離職する確率を下げることにつながります。

職種への理解を通じて、自分がどういった職種に合っているのか、活躍できる職種は何か、具体的な仕事内容は何かなどを確認しておきましょう。

キャリアプランを立てやすい

職種への理解を深めることによって、キャリアプランを立てやすくなるメリットも期待できます。

企業の選考では、向上心のある人材か、将来性のある人材かなどがチェックされるケースも多いです。

また就活生にとっても、キャリアプランを想定して入社すると、目標に向かって働くモチベーションにつながるでしょう。

職種理解を深めておくと、こういったキャリアプランを中長期的な目線で設計するのに役立ちます。

自分のこれまでの経験や強み、興味と職種を照らし合わせると、将来的にどのような仕事をしていきたいか、そのために入社後に何をすべきなのかが見えやすくなります。

職種への理解とともに、どのようなキャリアを歩んでいきたいのかを考えてみましょう。

【職種一覧】職種と業種の違い

就活をしているとよく耳にするのが、「職種」と「業種」です。

どちらも似た意味のため、混同されやすい言葉ですが、正しい使い分けをご存じでしょうか。

大まかに説明すると、職種は仕事の種類、業種は企業がおこなう事業の種類を指します。

業種と呼ばれる大きい分類のなかに、さまざまな職種が存在するイメージです。

就活で選考を受ける企業を絞るなかで、職種と業界はどちらも研究しておくと良い要素のため、まずはそれぞれの違いをしっかりと理解しておきましょう。

職種とは

職種は、仕事の種類を指します。

「営業職」「企画職」「販売・サービス職」「コンサルタント職」「経理職」「開発職」など、業務の内容によって分類されるものです。

つまり、業種が企業のおこなう事業の分類を表す一方で、職種は企業内での業務内容を表しています。

そのため、企業で配属された部署での役割が、自分の職種になるともいえるでしょう。

職種は就活でも重要な要素で、入社後に配属される可能性のある職種への理解を深めておくと、選考通過率や入社後の離職率などにも影響を与えます。

それぞれの職種における業務内容は、企業によってそれぞれ異なるため、企業説明会へ参加したりOB訪問をしたりすると、より理解が深まります。

また、自分の適性に合った職種であるかは、インターンシップなどを通じて実際に仕事を体験してみると良いでしょう。

業種とは

業種とは、業界とも言い換えられる、企業や個人がおこなう事業の種類です。

総務省のホームページに掲載されている、日本標準産業分類の大分類では、業種は20種類に分けられています。

たとえば、農業や林業などの一次産業から、製造業・建設業・宿泊業・飲食サービス業・金融業・保険業などがあります。

就活では「業界研究」と耳にする機会も多く、それだけ就活において業種理解は大切な要素です。

業種への理解を深めるには、各業種の構図を表した業界マップや、その業種に属する企業の研究をおこなうと良いでしょう。

また、業界規模や売上高、年収などの情報からも、業種の安定性や将来性を見極められます。

職種への理解とあわせて、業種・業界研究もしっかりとおこないましょう。

【職種一覧】職種一覧

仕事の種類を指す職種は、就活をおこなう上で大切な要素であり、しっかりと理解を深めておくと、選考段階や入社後に良い影響を与えます。

しかし、いきなり職種への理解を深めようと思っても、何から始めれば良いか分からない方がほとんどでしょう。

そこで、ここでは代表的な職種7つと、各職種に向いている人・向いていない人をご紹介します。

まずはどのような職種があるのか、興味のある職種や自分に合っていそうな職種はどれかを探してみましょう。

営業職

営業職は、自社が提供するサービスや技術などを顧客に提案し、購入を促進する職種です。

業界や企業によって、取り扱っている商品はさまざまであり、営業相手となる顧客層も多岐にわたります。

営業職は、多くの場合で成約数を達成するのが目標となり、いかに顧客に商品を訴求できるかがポイントとなります。

また、顧客との信頼関係を築けるかどうかも重要です。

コミュニケーション能力はもちろん、顧客の抱える課題を聞き出し、解決方法を提案する能力や忍耐強さなど、多様なスキルが求められるでしょう。

直接顧客へアプローチする業務以外にも、営業活動を支援する役割として、営業ツールの開発などをおこなう営業推進や、販売キャンペーンの実施などをおこなう販売促進があります。

営業職に向いている人

営業職に向いている人の特徴として、コミュニケーション能力が高いことが挙げられます。

営業職では、顧客の抱える課題を聞き出して解決策を提案するために、綿密なコミュニケーションが欠かせません。

顧客との関係構築を楽しめる人であると、活き活きと働けるでしょう。

また営業職では、いかに顧客に商品やサービスを訴求できるかがポイントとなります。

そのため、自分の提案で顧客が「この商品を使ってみたい」「この商品なら課題を解決できそうだ」と思ってくれることに喜びややりがいを感じる人は、営業職に向いている可能性が高いです。

営業職に向いていない人

営業職に向いていない人の特徴として挙げられるのは、一人で黙々とおこなう業務を好み、お客様と会話をするのが苦手な人です。

営業は必ずといって良いほど、対面もしくは電話やメールで顧客とのやり取りが発生します。

そのため、自分のペースで業務を黙々とおこないたい人は、ストレスを感じやすいでしょう。

また、営業をおこなっていると、顧客から断られる場面も多く経験します。

断られるたびに落ち込んでいると、仕事が次第に辛くなってしまうケースもあるため、人から断られると強いストレスを感じる人は営業職には向いていません。

エンジニア職

エンジニア職とは、システム・ソフトウェアの設計や開発、その後の運用などをおこなう職種です。

エンジニアといってイメージされるIT業界はもちろん、機械系や化学系、自動車系などの企業でも広く募集されています。

一言でエンジニア職といっても幅広く、研究開発や技術設計に関わる業務や、生産・施工の管理に関わる業務などがあります。

研究や開発に携わるエンジニア職は、商品の改良や新製品の開発を常におこなうメーカー業界の企業にとっては、非常に大切な役割です。

主に、理系学部出身の学生が就職するケースが多いです。

一方で、社会的なニーズが高まっているITエンジニア職であると、多くの企業で文系出身の人が働いています。

エンジニア職に向いている人

エンジニア職に向いている人の特徴として、論理的思考が得意なことや、解決策を見出すためのプロセスを楽しめることが挙げられます。

エンジニア職には、研究開発や技術設計に関わる業務や、生産・施工の管理などがありますが、どの役割であっても論理的に考えを整理したり工程を組んだりするスキルが求められます。

また、課題解決方法としてベストな選択肢を模索し、地道に取り組む姿勢も必要です。

くわえて、技術は日々進歩するため、新しい技術を習得するのを楽しいと思える人もエンジニア職に向いているでしょう。

エンジニア職に向いていない人

エンジニア職に向いていない人の特徴として挙げられるのは、細かい作業を集中して取り組み続けるのが苦手なことです。

また、問題に直面した際にすぐに挫折してしまう人にとっても、難しい職種であるといえます。

理由としては、エンジニア職は研究開発や技術設計、生産・施工の管理のどれをとっても、論理的に細かく物事を組み立てる必要があるためです。

取り組んでいる課題への解決策がすぐに見出せるケースは少なく、じっくりと時間をかけて作業をしたり、トライアンドエラーを繰り返したりする必要があります。

マーケティング職

マーケティング職とは、市場の動向や顧客のニーズをリサーチ・分析し、販売や営業、プロモーションにおけるマーケティング戦略を立案する職種です。

自社で扱う商品やサービスの戦略を検討する重要なポジションであり、経営幹部に近い視点で業務をおこないます。

たとえば、リサーチやデータ分析をもとにした「どのターゲット層に向けてどのように商品を販売するか」「既存商品をどの広告媒体に出すと売上が向上するか」などの検討です。

マーケティングと聞くと華やかな印象がありますが、戦略を立案するために地道な情報収集と分析が求められる職種です。

そのためリサーチ力やデータ分析力、企画立案力など、幅広いスキルが求められます。

新卒入社ですぐにマーケティング職に配属されるよりも、中途採用もしくは総合職で採用されて、他の職種を経験した後に配属されるケースが多いです。

マーケティング職に向いている人

マーケティング職に向いている人の特徴として、創造的思考が得意なことが挙げられます。

販売や営業、プロモーションにおける新たなマーケティング戦略を立案するためには、既存の考え方にとらわれない柔軟な発想が求められるため、創造的思考ができる能力は重要です。

くわえて、戦略の立案には市場リサーチやデータ分析も重要であり、データ分析を地道におこない、根拠に基づいた戦略を立てられる人にも向いている職種であるといえます。

マーケティング職に向いていない人

マーケティング職に向いていない人の特徴として挙げられるのは、すぐに結果を求めることです。

マーケティング職では、市場リサーチやデータ分析をおこない、それをもとに戦略を立案するといった一連の流れがあります。

そして戦略が承認されてようやく、販売や営業、プロモーションに反映されるため、すぐに結果が出るものではありません。

また、市場リサーチやデータ分析をもとに、時にはこれまでとはまったく違った戦略を打ち出す場面もあり、柔軟に変化へ対応するのが苦手な人にも向いていません。

企画職

企画職は、新しい商品やサービスを提案し、その提案を形にしていく職種です。

商品企画や宣伝・広告企画、営業企画などさまざまな分類があります。

マーケティング職同様、リサーチやデータ分析をもとにした戦略の立案にくわえ、戦略を形にしていくための専門知識も問われます。

既存の考えにとらわれず、新しいアイディアを出す柔軟性も求められるでしょう。

提案した企画は、経営層へプレゼンテーションするケースもあり、経営層との関わりの多さや提案力が磨かれる点も特徴のひとつです。

マーケティング職同様に花形といわれる職種ですが、新卒入社ですぐに企画職に配属されるよりも、中途採用もしくは総合職で採用されて、他の職種を経験した後に配属されるケースが多いです。

企画職に向いている人

企画職に向いている人の特徴として、明確なビジョンを持ち、それを実現するために行動するのが得意なことが挙げられます。

企画職では、リサーチやデータ分析をもとに戦略を立て、その戦略を実現させるために、専門知識や現場の状況を活かしながら計画を立てていきます。

魅力的なビジョンと、実行可能な計画を兼ね備えた企画を立てられる人は、企画職でも重宝されるでしょう。

また、新しいアイディアを出す柔軟性や、企画を通すためのコミュニケーション能力に長けた人も向いているといえます。

企画職に向いていない人

企画職に向いていない人の特徴として挙げられるのは、具体的な指示を受けないと業務を進められないことです。

企画職は、初めから答えや正解のある業務ではない場合が多いです。

そのため、リサーチやデータ分析をもとに、自ら考えたり周りに相談したりする姿勢が求められます。

また、市場リサーチやデータ分析から見出した顧客のニーズをもとに、これまでの方向性とはまったく違った企画を打ち出す場面もあり、柔軟に変化できない人はなかなか対応が難しいでしょう。

人事職

人事職は、主に人的リソースに関わる業務を担当する職種です。

人事と聞くと新卒や中途、アルバイトの人材採用がイメージされますが、人事の業務はそれだけではありません。

社内の人事配置や社員教育、人事評価制度の設計、給与や社会保険の労務業務など、人材にまつわる幅広い領域と担当します。

企業が売上を伸ばして発展していくために、自社で働く社員を支える重要な職種であるといえます。

リモートワークや育児休暇の充実など、多様な働き方が認められている近年では、世間の流れに柔軟に対応して人事制度を再検討する力も求められるでしょう。

新卒で人事職に配属されるケースもありますが、その他の部署で現場を経験した後に配属となる企業も多いです。

人事職に向いている人

人事職に向いている人の特徴として、人を育てるのが好きと感じることが挙げられます。

人事職では人材採用はもちろん、社内の人事配置や社員教育、人事評価制度の設計など、社内の人的リソースに関わるさまざまな業務に関わります。

「企業で働く人たちがより働きやすい環境をつくりたい」「それぞれの人が得意を発揮できるような人材配置を考えたい」など、人材育成に関わるような思いを持って働ける人にとっては、やりがいも大きいでしょう。

また、人的リソースに関わる業務を通じて、組織全体の健全な成長を促すのに貢献したいと考える人にも向いた職種であるといえます。

人事職に向いていない人

人事職に向いていない人の特徴として挙げられるのは、他人の気持ちやキャリアに関心のないことです。

人事職の業務のほとんどが人的リソースに関わるものであるため、人の気持ちに寄り添ったり、より良いキャリアをともに考えたりする姿勢のない人では、十分な成果を出せない可能性があります。

「他人のキャリアよりも自分のキャリア」「他人の気持ちに寄り添う余裕はない」などと考えてしまう人は、人事職に向いていないといえるでしょう。

経理職

経理職は、企業の財務や予算、経費の管理など、お金にまつわる業務を担当する職種です。

経理職では、経費精算や小口現金の管理などお金の動きを管理し、決算書や申告書などの作成も担当します。

担当業務に必要な資料を作成したり、帳簿に記帳したりする事務作業も、経理職の業務です。

また、財務に関わる業務になると、予算や決算に関する業務もあわせておこないます。

資金調達のために金融機関とやり取りしたり、株式の増資や社債発行の手続きをしたりなど、経営戦略に基づいた業務を任されるケースもあるでしょう。

また経理職と聞くと、黙々と作業している姿を想像する方もいるかもしれませんが、企業の経営状況を把握したり社員の立替経費を精算したりするために、社内でコミュニケーションをとる機会も多くあります。

経理職に向いている人

経理職に向いている人の特徴として、数字に強く、精密に仕上げる作業が得意なことが挙げられます。

経費精算や小口現金の管理などお金にまつわる業務、決算書や申告書などの作成を担当しますが、どれも数字の誤りがあってはならない業務です。

また、不自然な数字に気が付いたり、長い時間数字と向き合うのに抵抗がなかったりするのも、経理職に向いている特徴といえます。

簿記検定を取得する予定のある人は、簿記の勉強が苦痛でなかったか、簿記の内容を理解した上で合格ができたかなども、経理職への適性を見る上での判断材料にしてみてください。

経理職に向いていない人

経理職に向いていない人の特徴として挙げられるのは、細かい作業や日々のルーティンワークが不得意なことです。

お金の管理や各種書類の作成にあたっては、ひたすら数字を入力したりチェックしたりと、細かい作業が多くあります。

また、経理職での業務のほとんどが単発ではなく、週次や月次、年次で繰り返されるものです。

細かく数字を見たり、黙々とルーティンワークをこなしたりするのが苦手な人は、経理職には向いていないといえます。

事務職

事務職は、日常のオフィスワークやデータ入力、電話対応などおこなう職種です。

事務職にもさまざまな種類がありますが、すべての企業に総務や人事、経理など企業活動をおこなうために必要な管理系の事務が存在します。

その他にも、企業ごとに特色や専門性のある受付や営業事務、医療事務なども事務職の一種です。

事務職に求められるスキルとしては、パソコンを使用する業務が多いためパソコンスキルや、社内外の方とやり取りをしながら業務を遂行するためのコミュニケーションスキルなどが挙げられます。

また、資料作成のための情報収集やスケジュール管理能力なども必要です。

表舞台に出るような職種ではありませんが、企業活動が円滑におこなわれるために重要な役割を果たし、企業を支える職種といえるでしょう。

事務職に向いている人

事務職に向いている人の特徴として、人を陰からサポートするのが好きなことが挙げられます。

事務職は表舞台に出るような職種ではなく、オフィスワークやデータ入力、電話対応など、社内の他のメンバーや業務をサポートするような役割です。

裏方で人をサポートするのに喜びを感じる人にとっては、やりがいの大きい職種です。

また、事務職ではパソコンを使用する頻度も高いため、パソコン操作が得意であり、長時間画面を見るのに抵抗がない人のほうが向いています。

事務職に向いていない人

事務職に向いていない人の特徴として挙げられるのは、常に変化を求めて働きたいと考えていることです。

事務職は一定のクオリティを維持しながらルーティンワークをこなすなど、変化を強く求められる職場とは異なった特色を持っています。

また、ルーティンワークやデータ入力など似たような作業も多く、単調な作業を長時間続けるのに抵抗を感じる人には、向いていないといえるでしょう。

「常に新しい提案をしたい」「柔軟な変化が求められるような環境で働きたい」と考える人は、他の職種を検討してみると良いでしょう。

【職種一覧】学生に人気の職種とその理由

仕事の種類を指す職種はさまざまですが、学生に人気の職種も存在します。

収入やキャリア、やりがいなどの観点から、特定の職種に就きたいと考える学生も多いです。

また、専門性の高い知識を有する学生は、その知識を活かして職種選びをするケースも多くあります。

人気の職種は、それだけ競争率が高くりやすい傾向にありますが、社会的ニーズの高い職種であれば、企業側も積極的に採用する場合もあるかもしれません。

ここでは、学生から人気のある職種4つと、人気の理由をあわせて解説します。

ITエンジニア職

学生に人気の職種の1つ目は、ITエンジニア職です。

主に、「高い収入を得たい」「多様なキャリアの選択肢を持ちたい」と考える学生からの支持が高い傾向にあります。

技術革新が進む現代において、急成長を見せている職種であり、将来性が高く企業側のニーズも高いです。

ITエンジニア職と聞くと、「理系の学生向けなのではないか」とイメージする方もいますが、多くの企業で文系の学生の募集もおこなわれている職種です。

具体的な業務内容としては、プログラムやシステムエンジニアリングなどがあります。

ITエンジニア職を目指す際の注意点として、経団連の就活スケジュールよりも早くに、採用活動を始まる企業があることが挙げられます。

IT企業は、経団連とは別の団体に所属しているケースも多く、その場合には経団連のスケジュールとは異なるためです。

クリエイティブ職

学生に人気の職種の2つ目は、クリエイティブ職です。

デザイナーやクリエイターなど、創意工夫して表現する業務に興味のある学生からの支持が高い職種です。

自分のアイディアやスキルを活かし、オリジナリティあふれる作品を生み出せる可能性がある点が、大きなやりがいといえるでしょう。

具体的な業務内容としては、クライアントからの発注をもとに、クライアントの持つイメージを文字・イラスト・映像・写真など、形あるものに仕上げる作業が挙げられます。

クリエイティブ職を目指すには、独創的なアイディアや想像力が求められるのはもちろん、クライアントの考えやイメージをくみ取る能力や、納品できる状態まで仕上げる忍耐力なども必要です。

事務職

学生に人気の職種の3つ目は、事務職です。

主に、就職後の安定した暮らしを求める学生から支持を集めています。

事務職は他の職種と比べて転勤が少なく、特定の地域で生活を続けたいと考える学生ともマッチする職種です。

また、オフィス内でのデスクワークが基本となるため、アクティブに動き回る職種を希望しない学生にも人気です。

事務職にもさまざまな種類がありますが、すべての企業に総務や人事、経理など企業活動をおこなうために必要な管理系の業務が存在します。

その他にも受付や営業事務など、企業ごとに特色ある事務職を募集しているケースもあります。

事務職は表舞台に出るような職種ではないものの、企業活動に必要不可欠な存在として、やりがいを感じる機会の多い職種です。

医療職

学生に人気の職種の4つ目は、医療職です。

少子高齢化が進む現代において、医療や介護への需要が高まっている背景から、医療職へ興味を持つ学生も多いでしょう。

また、人命に関わる仕事であるため、使命感の強い学生に選ばれる職種です。

医療職を目指す場合は、特定の資格や専門知識が求められるケースが多く、専門的に学んでいた学生に有利な職種であるといえます。

誰もが知る医師や看護師などの職種以外にも、医療事務や介護福祉士などとして医療機関や福祉・介護施設などに務め、乳幼児から高齢者までを対象にさまざまなケアをおこなう職種もあります。

医療職に興味のある場合には、自分の持つ資格や知識が活かせる職場であるかも確認しながら企業選びができると良いでしょう。

【職種一覧】自分に合った職種を選ぶ方法

職種への理解を深めることは、選考や入社後のキャリアに影響を与える大切な要素です。

また、同じ企業で働く場合であっても、職種ごとに合う人の特徴が異なります。

そのため、自分に合った職種選びは、就活においても大きなポイントといえるでしょう。

しかし、どのように職種を選べば良いかは、多くの就活生が悩む点でもあります。

ここでは、自分に合った職種を選ぶためのアプローチとして、「自分を知る」「職種を知る」「職種を体験する」の3つのステップをご紹介します。

①自分を知る

職種への理解を深め、自分に合った職種を選ぶためには、まず自分を知っておかなくてはなりません。

自分がどのような人間であるかを分析して、自分が将来成し遂げたい目標や、どのような人間になりたいのかを明らかにしていく必要があるのです。

自分を知り、自分の特徴や将来像が分かると、そこに合った職種を選びやすくなります。

就活において、自分を知るための手法としては、自己分析と他己分析がおすすめです。

ここでしっかりと自分自身を理解できると、志望動機や自己PRの作成にも役立てられます。

自己分析をする

自分を知るための手法として、自己分析はもっともメジャーな方法といえるでしょう。

自分一人ですぐに取り組める手法であり、志望動機や自己PRを作成する時際にも自己分析が推奨されています。

自己分析を適切におこなうと、「自分の強みや弱みは何か」「何に興味があるのか」「どのような価値観を大切にしたいのか」など、あらためて自分と向き合って理解できます。

自己分析のやり方はさまざまですが、これまでの経験や印象的なエピソードを振り返る自分史や、マインドマップを作成するのもおすすめの方法です。

印象的なエピソードやキーワードを深掘りして、自分の強みや弱み、興味関心などを明らかにしていきましょう。

自己分析を通じて自分を知ると、適切な職種を選ぶ際の手助けにつながります。

他己分析をする

他己分析も、自分を知るための有効な手法のひとつです。

家族や友人など、自分をよく知る人の力を借りてフィードバックをもらうと、より客観的に自分を理解できます。

自己分析と他己分析で共通したキーワードがあれば、自他ともに認める特徴として自信が持てますし、他己分析で自分では気付けなかった特徴に気が付くケースもあるでしょう。

他己分析を依頼する際は自分の強みや弱み、印象的なエピソードなど、質問する項目をあらかじめ決めておくと、スムーズに回答をもらえます。

また、自分に合う職種とその理由を率直に聞いてみると、参考になるフィードバックを得られるかもしれません。

家族や友人に頼みにくい、照れくさいなどと感じる人は、学校のキャリアセンターを活用するのもおすすめです。

②職種を知る

自分への理解を十分に深められたら、次に職種への理解を深めましょう。

自分の特徴や考えに合った職種を選ぶには、職種ごとの特徴をつかんでおく必要があります。

興味のある職種だけでなく、幅広くさまざまな職種について、まずは調べておくと良いでしょう。

知らなかった職種や興味がないと思っていた職種でも、最終的に自分に合う職種になる可能性もあります。

職種を知るための手法としては、企業説明会への参加やOB訪問で、実際に企業や働いている人の声を聞くのがおすすめです。

企業説明会に参加する

職種を知る方法として、企業説明会への参加が挙げられます。

企業説明会では、募集する職種の説明がおこなわれるのが一般的です。

各職種で働く場合に、どのような業務内容になるのかを詳しく聞いておきましょう。

くわえて、その職種で求められるスキルや人物像、大切にしている価値観などを聞いておくと、志望動機や自己PRを考えるのにも役立つでしょう。

企業説明会では、職種に対しての具体的なイメージがつかめるよう、疑問点があれば積極的に質問して解消しておくことをおすすめします。

また職種だけでなく、企業の社風など、ホームページだけでは読み取りにくい情報を知る機会にもなります。

企業説明会に参加して、職種やその他の情報を積極的につかんでおきましょう。

OB訪問をする

職種を知る方法には、OB・OG訪問もあります。

OB・OG訪問とは、希望する業界や企業で働く先輩方に、企業についての話や情報を聞きに行く方法を指します。

つまり、OB・OG訪問は実際にその職種で働いている先輩から直接話を聞き、よりリアルな職種の業務内容を知れる絶好の機会です。

また、OB・OG訪問が企業での選考結果に影響を与えるケースは少なく、離職率などネガティブなポイントも聞きやすい点はメリットといえます。

訪問する先輩方を探す方法として多いのが、学校のキャリアセンターなどにある卒業生のデータベースを検索する方法です。

その他にも、アルバイト先や家族など、身近な社会人の方から話を聞くのも有効な手段です。

先輩からリアルな声を引き出せるよう、事前に聞いておきたい内容をリストアップし、スムーズにOB・OG訪問を進めましょう。

③職種を体験する

自分と職種への理解が深まったら、次に希望する職種の仕事を体験してみましょう。

インターネットや説明会などでいくら情報を集めていたとしても、実際に体験してみると、新たな発見や自分への向き・不向きが見えてくるはずです。

「接客のアルバイトで営業職に近い経験を積んできた」など、これまでの経験に自信がある場合でも、実際に企業で仕事をするのとはやはり違いがあります。

職種の仕事を体験するには、サマーインターンシップやウィンターインターンシップに代表される、短期インターンシップの機会を活用してみましょう。

また、長期インターンはより深く職種を理解できるだけでなく、自分に合った職種かを考えるきっかけになり、将来その職種でどういった目標を達成したいかのイメージが付きやすくなるためおすすめです。

【職種一覧】職種で就活を進める際の注意点

職種への理解を深めることは、選考通過率や入社後の離職率などにも影響を与える重要なポイントです。

職種を軸に就活を進めていくと、自分とのマッチ性や自分の強みを活かせるか、長く活き活きと働き続けられるかなどを判断できます。

しかしながら、職種を軸に就活を進める上で、いくつか注意を払わなくてはならない点があります。

職種別で採用をしていない企業があったり、職種の適性は実際に働かないと分からなかったりするため、注意しながら就活をおこないましょう。

職種理解も進めつつも、企業研究や業界研究などもしっかりとおこなうのが好ましいです。

職種別で採用していない企業がある

職種で就活を進める際、職種別で採用していない企業がある点に注意してください。

近年は、職種別採用をおこなう企業が増加していますが、それでもまだすべての企業でおこなわれているわけではありません。

入社後に職種が決まる総合職採用をおこなっている企業も多く、そういった企業の場合は、希望する職種で必ず働ける保証はありません。

どうしても就きたい職種がある場合には、志望する企業でどのような採用方法がとられているのか、欠かさずチェックしておきましょう。

総合職採用

総合職採用は、入社後に配属される部署や職種が決まる採用方法です。

商品・サービス開発や営業など、企業の売上に大きく影響する業務をおこなうケースが一般的で、管理職や経営幹部候補への出世ルートにも挑戦しやすい特徴があります。

本人の希望や適性を見ながら配属先が決まるため、選考段階ではどの職種になるかは分かりません。

また、最初に配属された部署や職種での業務だけではなく、異動や転勤を通じて、幅広く業務の経験を積めるメリットがあります。

総合職採用は、大きく事務系と技術系に分けられます。

事務系は、人事や経理などの管理部門、企画部門、営業部門を経験できる総合職です。

一方の技術系は、研究や開発、サービスに関わる総合職を指します。

総合職の場合には、必ずしも希望する職種に配属されるとは限らないので、注意しましょう。

職種別採用

職種別採用は、入社時点で配属される職種が決まっている採用方法です。

近年では、ジョブ型採用と呼ばれる場合もあり、多くの企業で採用されています。

選考の段階で、技術系や営業系などの業務内容が決まっていて、その業務で必要なスキルや経験を持ち合わせた人材が採用される仕組みです。

企業は、その職種で活躍できる人材を採用したいと考えているため、選考を受ける学生は、職種に合った経験やスキルなどをアピールする必要があります。

学生にとっては、自分にマッチする業務内容かどうか、事前に判断できる点がメリットです。

職種別採用では、特定の職種に特化した人材として採用されるため、入社後は高い専門性を持って業務に取り組む姿勢が期待されるでしょう。

職種の適性は入社後にしか分からない

職種で就活を進める際の注意点として、職種の適性は入社後にしか分からない点も挙げられます。

これまでの経験や自分のスキルから「この職種が自分に合っているはずだ」と思っても、実際に働いてみると想像していた業務内容と違っていたり、自分に合わない点が見つかったりするケースも多いです。

また、インターネットや説明会などで職種に関する情報を集めていたとしても、実際に働いてみるとイメージと異なる点がどうしても出てきてしまいます。

そのため、興味のある職種を見つけたら、自分がその職種に本当に合っているかを判断するために、職種を体験できる機会を活用しましょう。

職種体験の場としては、サマーインターンやウィンターインターンに代表されるインターンシップがおすすめです。

【職種一覧】就活エージェントを利用しよう

職種の適性など、自力で調べるのが難しいと感じる場合には、就活エージェントの利用もおすすめです。

就職エージェントでは、プロのアドバイザーがあなたにおすすめの企業や職種を、丁寧に教えてくれます。

くわえて、さまざまな業界や職種の情報をもとに、内定を突破するための志望動機作成や面接対策など、手厚いサポートを提供してくれるのも魅力です。

より効率的に就活を進めたい方は、ぜひ利用してみてください。

就活のプロによるサポートについて気になる方は、こちらからどうぞ。

まとめ

就活を始めるにあたって、職種の理解を深めることは業界・企業研究と同様に、非常に重要な要素です。

職種理解が深まれば、選考の通過率アップや入社後のミスマッチ防止など、さまざまなメリットが生まれます。

しかし、いざ「職種理解をしよう」と思っても、事前知識がないとなかなか進めるのが難しいものです。

今回ご紹介した職種の種類や、自分に合った職種の見つけ方などを参考に、就活準備の早い段階から職種理解を深めていきましょう。

自力で職種理解を深めるのが難しい場合には、就活エージェントを頼りながら進めていくのがおすすめです。

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