この記事では、マインドマップを使った自己分析について解説します。
マインドマップは、頭で考えている思考プロセスを視覚的に書き出す方法です。
マインドマップを使って自分の考えを整理することにより、論理的な志望動機やガクチカを作成できます。
マインドマップは、正しいやり方で実施することが重要なので、事前に注意点などを確認しておきましょう。
より良い志望動機やガクチカを仕上げたい方は、ぜひマインドマップを活用してみてください。
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- マインドマップとは?
- マインドマップの効果
- マインドマップを活用した自己分析のやり方
- マインドマップを作る際の注意点
- マインドマップとは何か知りたい人
- マインドアップでどんな効果が得られるのか知りたい人
- マインドマップのやり方を学びたい人
目次[目次を全て表示する]
【マインドマップで自己分析】マインドマップとは?
マインドマップとは、自己分析で自分の思考を整理するためのツールです。
就職活動に臨む前には、しっかり自己分析を進めておく必要があります。
しかし、自己分析を自分の頭の中だけでやるのは、非常に難しいでしょう。
とりとめもなくメモを取っても、何が重要なのか・どのキーワード同士が関連するかなどがわかりにくくなってしまいます。
その点、マインドマップは思考の整理がしやすく、自己分析に欠かせないツールの1つです。
これから自己分析を進めていきたい方は、ぜひマインドマップについて知っておきましょう。
【マインドマップで自己分析】マインドマップの効果
まずは、マインドマップにどのような効果があるかを知っておきましょう。
マインドマップは言葉の通り、思考する際の地図の役割を果たすものです。
多くの人が地図を見る目的は、情報を視覚的にわかりやすく得るため・道筋などをナビゲーションしてもらうためでしょう。
マインドマップも、地図のように情報をわかりやすく得られる効果があります。
物事を理解するのに、文章だけでなく、図や矢印などがあることは重要です。
ドラマやアニメなどの人物相関図でも、多くの作品では登場人物の見た目や関係性がわかりやすく図になっているでしょう。
散らばった情報を整理し、どの情報が重要か・どの情報とどの情報がつながっているかを知るために、マインドマップは欠かせません。
思考を整理できる
頭の中で考えるだけ・文章に書き出すだけだと、深く自己分析するのは困難です。
マインドマップはその特性上、思考を分類しながら整理できる利点があります。
普通に自分の性格について思考しようとすると、多くの方は「自分は~~な性格だ」「~~に興味がある」「~~のアルバイトでXXの仕事をしてきた」など、さまざまなことが箇条書きのように出てくるでしょう。
しかし、それを使えるように整理してまとめるのは一苦労です。
マインドマップは思考の整理がしやすく、そこから論理的に志望動機やガクチカを考えるのにも使えます。
自己分析のその先で、さらに良い志望動機を書き上げたい・一番自信を持って話せるガクチカを見つけたい方は、ぜひマインドマップを活用しましょう。
絵や図で理解できる
マインドマップは、絵図のように思考を表現できる点も特徴です。
マップをたどりながら「なぜそう思うのか?」をどんどん派生させていけるため、わかりやすく思考を整理できます。
自己分析をしていて多くの方が困るのは「自分の長所は○○だ」と思っても、それがなぜか・どのような根拠があるかがわからないことです。
マインドマップを使えば、視覚的にそうした「なぜ」がわかりやすくなります。
もちろん、わかりやすいマインドマップを作るには、正しいやり方を覚えていなければなりません。
中途半端な知識で作ったマインドマップができると、かえって自己分析の妨げになる可能性もあります。
マインドマップを作り始める前に、必ず正しい作り方や活用法を理解しておきましょう。
新しい自分を発見できる
多くの方がマインドマップを作る大きな目的が、良い自己分析を通して、新しい自分を発見することです。
就職は今まで学生だった自分から社会人になるステップで、今までと違う自分の長所を発揮しなければいけなくなる転換点と言えます。
そこで、強みややりたいこと・興味のある業界や職種・モチベーションの源泉などを記入し、「社会人になったら新たに実現したいこと」に気づけるマインドマップは非常に有用です。
多面的に自分を見つめ直し、視野を広く持ちながら自己分析をできるのが、マインドマップの強みと言えます。
社会に出るのを機に新しい自分を発見したい方・社会人として働くうえで自分の強みにできるポイントを知りたい方は、ぜひマインドマップを作ってみましょう。
やりたいことを明確化できる
マインドマップで思考を整理していけば、自分が本当にやりたいことを明確にできます。
就職活動で絶対に避けたい失敗が、入社後に「思っていた会社・仕事とイメージが違った」という理由で早期退職してしまうことです。
早期退職は採用した企業側にとっても大きな損失ですが、就活生側にとっても手痛い失敗になってしまうでしょう。
場合によっては、第二新卒でなかなか次の就職先が見つからないこともあります。
そのため、自分が本当にやりたい仕事を、就職活動が本格化する前に明確化しておくことが大切です。
自分のやりたいことがはっきりしていることは、面接でも有利に働きます。
自分が本当にその企業に入りたいと思っていることを、高い説得力で話せるようになるためです。
物事を深く考える思考が身につく
マインドマップで自己分析をすると、物事を深く考えられる思考力が身につきます。
なぜなら、マインドマップは書き出した事柄の「なぜ?」を派生させていき、突き詰める作業だからです。
集中して取り組めば、自然に物事を深く考え突き詰めていくことになるでしょう。
就活では、自己分析以外でも、深い思考力が必要になる場面が多いです。
たとえば、自己分析と業界研究・企業研究の結果を照らし合わせて、志望動機を作り上げる場面でも「なぜ?」を追求する思考が必要になります。
志望動機を書く際は、その仕事をしたい理由に加え、さらにその企業でなければいけない理由なども書かなければいけなくなるためです。
論理的思考力は、面接などで上手に自分の考えを伝えるのにも役立ちます。
面接の受け答えがスムーズでわかりやすいと、論理的思考力があることを面接官にアピールできるでしょう。
【マインドマップで自己分析】マインドマップを活用した自己分析のやり方
次に、マインドマップを活用した自己分析のやり方を説明します。
マインドマップは、特別な専門知識やスキルを必要としません。
誰でも取り組みやすい作業ですが、じっくり腰を据えてやることが大切です。
片手間にやるのではなく、ある程度のまとまった時間を確保してやるようにしましょう。
メインテーマを決定する
マインドマップで最初にやることは、メインテーマを決定することです。
自己分析のマインドマップを作る場合、紙の中央に「自分」と書き、「学生時代に頑張ったこと」「これまでに一番努力したこと」などのメインテーマを決めましょう。
深掘りしたいテーマのうち、できるだけ大きなテーマを設定するのがポイントです。
マインドマップはこのメインテーマをどんどん派生させていくので、最初からテーマ設定が細かいとなかなかそこから先に進めません。
テーマからキーワードを派生させる
次に、メインテーマからキーワードを派生させていきます。
このときは「野球」「社会貢献」など、単語で書くようにしましょう。
就職活動の自己分析で用いるマインドマップでは、以下のキーワードがおすすめです。
・好きなこと、嫌いなこと
・社会人になってから成し遂げたいこと・夢
・趣味、アルバイト、部活、ゼミ、サークル
・これまでの人生で努力してきたこと、きつかったこと
・これからの社会人生活で大事にしたいこと
・理想の働き方・暮らし方
もちろん、できるだけ自分にとって派生させやすいキーワードを選ぶ必要があります。
たとえば、部活やサークルに入っていても、アルバイトにより力を入れて活動していたのなら、無理に部活・サークルを書く必要はありません。
なぜ?をひたすら繰り返す
メインテーマを決め、そこにつながるキーワードを設定したら、そこからどんどんキーワードを派生させていきます。
たとえば「学生時代に頑張ったこと」で「塾講師のアルバイト」を派生させた場合、さらに「成績アップ」「生徒とのコミュニケーション」などのワードを派生させられます。
次に「生徒とのコミュニケーション」では、どのようなことを意識して取り組んできたか・なぜそうしようと思ったのかを考えられるでしょう。
このように、メインテーマやキーワードから、木の枝や葉が広がっていくように地図を広げていくのがマインドマップです。
この過程で自分の正直な気持ちを書き、新しい自分のあり方・自分のやりたいことを発見していきましょう。
強みや興味、ガクチカを抽出する
マインドマップは、ただ作るだけでは意味がありません。
深掘りすることがないぐらい派生させたら、次はマインドマップを眺めて、興味があること・ガクチカ・自己PRのもとになりそうな材料などを抽出していきます。
マインドマップがあれば、抽出する際に周囲のキーワード・単語が目に入るでしょう。
そのため、エントリーシートや履歴書に記入する際に「理由」「得られた学び」などをスムーズに書きやすくなります。
マインドマップで抽出できる項目は多く、「志望動機」「あなたの長所」「ガクチカ」「入社後にやりたいこと」など、エントリーシートや面接の質問の多くをカバーできるでしょう。
エントリーシートを書き出す前に、ぜひマインドマップを完成させてみてください。
【マインドマップで自己分析】マインドマップを作る際の注意点
続いて、マインドマップを作る際の注意点を3つ紹介します。
マインドマップ作りは決して難しい作業ではありませんが、正しいやり方をしなければ、何のために作ったのかがわからなくなってしまいます。
散らかった膨大なメモができるだけになる可能性があるので、気をつけましょう。
綺麗に書こうとしない
マインドマップは、作り終えるまでマップがどれぐらいの広さになるか・いくつの単語が書き並べられるかが自分でもわかりません。
そのため、きれいで見やすい表を作ろうとしても、結果的にできあがったマップが自分の想定を超える広さ・形になることがよくあります。
きれいに書くことより、多少雑になっても、自分の思考を正直に書き出すことを意識しながら作るのがおすすめです。
また、多少マップが広くなってもいいよう、大きな紙で作るのが良いでしょう。
広さを自由に設定できるよう、パソコン上で作るのもおすすめです。
マインドマップは、PC上で作動する作成ツールもあります。
きれいな字を書くのが苦手な方は、マップを見やすくするためにも、こうしたツールを使ってみることも検討してみてください。
紙の中央から書くこと
マインドマップは、紙の中央にメインテーマを書き、そこから放射状に派生させていきます。
メインテーマを中央に書くと「得意なこと」「苦手なこと」や「今まで頑張ってきたこと」「これから実現したいこと」などを反対側に書き、対比させることができるでしょう。
また、最初に書いたメインテーマの場所が中央なら、派生させる場所が広いので、より自由にマップを作りやすくなります。
書き終わった後、キーワードごとにカテゴリーを分けて派生させられていると、全体が見やすくなるのも利点です。
書類などを作る際、いきなり中央に何かを書くことは多くありませんが、マインドマップは数少ない例外です。
大きくわかりやすく、ど真ん中にメインテーマを書きましょう。
目的を見失わない
自己分析は突き詰めればきりがなく、自分が満足するまで深い思考に沈んでいける作業です。
マインドマップを使う場合でも、それは変わりありません。
そのため、本来の目的を見失わず、自分の目標が達成できたところで分析を終える必要があります。
就職活動に向けた自己分析なら「メインテーマ」「そこから派生させたキーワード」「そう思った理由」まで派生させられれば十分です。
応募書類や面接でのアピール材料を見つける・自分が本当に志望する業界や企業を探すなどの目的を忘れず、関係ない思考に時間を割かないようにしましょう。
業界研究や面接の練習・筆記試験対策など、自己分析以外にも就職活動の準備段階でやることはたくさんあります。
【マインドマップで自己分析】マインドマップ作成ツールもオススメ!
マインドマップを手書きで作るのは、なかなか大変な作業です。
PCが使える環境にいる方は、XmindやFreeMindといったPCアプリを使うのが良いでしょう。
WindowsやMacで利用でき、作業自体も面白く感じるように作られているので、おすすめです。
スマホでもマインドマップを作ることはできますが、大きな画面でマップ全体を見るにはPCのほうが優れています。
また、作成ツールを使うと、作ったマインドマップをデータとして残し、いつでも見られるのも強みです。
興味を持った方は、・Xmind・FreeMind各ツールの詳細もご確認ください。
マインドマップ以外の自己分析方法もある
自己分析の方法は、マインドアップだけではありません。
いくつかの自己分析手法を用いることで、より効果的に自分の性格ややりたいことを深掘りできます。
また、自分をより客観的に見つめるために、家族や友人にお願いして他己分析してもらうのも良いでしょう。
自分が作ったマインドマップを見てもらい、意見を聞くのもおすすめです。
就職活動前にやっておきたい自己分析の方法をより詳しく知りたい方は、以下で紹介する記事も参考にしてみてください。
【マインドマップで自己分析】就活エージェントを使うのもオススメ
他己分析の方法として、自分に優しい言葉をかけてくれる家族・友人だけでなく、冷静な目でアドバイスをしてくれる就活エージェントに相談するのもおすすめです。
就活エージェントサイトに登録しておくと、自己分析の相談だけでなく、自分に合った企業のマッチング・模擬面接の練習などさまざまなサービスを利用できます。
特におすすめのサイトは、ジョブコミットです。
ジョブコミットの詳しいサービスを知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
まとめ
マインドマップを使った自己分析は、新しい自分を発見する・エントリーシートに書ける材料を増やすなど、就職活動に大いに役立つメリットが多いためおすすめです。
メインテーマを決めた後は、思考をどんどん書き足していくので、かなり時間がかかる作業になるでしょう。
時間を取って、じっくり腰を据えてやってみてください。
もしうまくマインドマップを作れない場合、先にマインドマップを作ってみた友人や先輩・就活のプロである就活エージェントなどに、相談してみてはいかがでしょうか。