明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・面接で質問が聞かれる目的
・やるべき事前準備
・よくある質問と回答例
・よくある質問と回答例を知りたい人
・やるべき事前準備を知りたい人
・面接に自信がない人
目次[目次を全て表示する]
【面接の回答例】質問をする目的
より効果的な形で自分を売り込むためには、企業が面接をおこなう意味、さまざまな質問の目的を理解しておく必要があります。
面接では、聞かれたことにそのまま答えるだけでなく、「その質問で知りたいことや企業の真意は何なのか」「どう答えたらより刺さるアピールになるか」を考えて返答しなければなりません。
質問への回答を考える前に、まずは企業が面接での質問から何を知りたいのか理解し、ピンポイントで適切な答えを返すための参考にしましょう。
学生の経験や能力を知るため
面接ではさまざまな質問をされますが、その回答の多くは過去の経験に基づいたエピソードを盛り込む必要があります。
これは、企業が就活生が過去にしてきた経験を知り、その経験に対する感じ方や行動を聞いて就活生の人となりを深く知りたいと考えているためです。
過去の経験は、その人の人格を形作る基盤になります。
また、過去にどのような課題を乗り越えたのかを説明するにあたって、自分が何をしたのか、どのような能力を発揮したのかも説明することになるでしょう。
企業側は、そのような内容から就活生が自社が必要とする能力を有しているか、ともに働きたいと思えるような人格・価値観を有しているかを知ろうとしているのです。
そのため、質問に対しては過去の経験を交えて回答する必要があります。
自社ともマッチ性を知るため
企業が面接で質問を繰り出すのは、多面的な角度から自社と就活生のマッチ度をチェックしたいからです。
基本的に、企業は自社とマッチしている就活生を採用したいと考えています。
企業とマッチしているというのは、企業の社風や理念などと価値観が一致している、働き方が性に合っている、企業の事業に関心があり業務を楽しいと思える、ということなどです。
こういった条件が当てはまっていないと、せっかく就職したのに仕事が楽しいと思えない、企業の理念に共感できずに不信感が募るといった状況に陥り、仕事を辞めてしまうケースがあります。
離職につながるミスマッチを減らし、採用した職員の早期離職を防止したいという理由で、面接の質問からその就活生と自社のマッチ度を知ろうとしているのです。
自社で活躍してくれるかを知るため
企業は面接での質問から、その就活生を採用することにどのようなメリットがあるのかを知ろうとしています。
採用にあたってメリットがあると判断できる人材でなければ、企業はわざわざコストをかけて採用しようとはしません。
採用するメリットのある人材とは、自社に貢献し利益をもたらしてくれる人材のことです。
即戦力となる人材だけでなく、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力、仕事を最後まで遂行する責任感など、企業が求める能力を有しており、企業が求める水準の業務をおこなる人材であれば、採用にメリットがあるでしょう。
逆に言えば、企業が求める水準に達しない人材は教育に時間やコストがかかるだけでなく、教育自体に意味がない可能性もあるため面接でチェックして振り分けているのです。
学生の志望度を知るため
企業は、面接での受け答えから就活生がどれだけ自社を志望しているのか、その志望度もチェックしています。
つまり、応募してきた就活生がどれだけ本気で自社に就職したいと思っているのかを知りたいのです。
志望度が低い就活生は、仮に内定を出されてもより条件の良い企業から内定をもらえばそちらに流れてしまうため結局採用の枠が潰れ無駄になってしまいます。
そのため、企業としては自社に対する志望度が高い学生を採用して内定辞退を防止したいのです。
なぜその企業を選んだのか、その企業のどんなところが良いと感じているのか、どれだけ企業のことを知っているのかなどの面から、自分が本気でその企業に就職したいと思っていることを示さなければなりません。
【面接の回答例】やるべき事前準備
就職活動の面接は、何の備えなくいきなりチャレンジして通過できるほど甘いものではありません。
聞かれている言葉通りの回答を一言返すだけでなく、質問の意図を読んで肉付けしなければならないため、ぶっつけ本番ではうまく回答できないケースが多いです。
そのため、その企業に何が求められているのか、どうすれば効果的なアピールができるのかは事前に研究しておく必要があります。
面接本番までにやっておくべき事前準備について、詳しくチェックしてみましょう。
自己分析
面接に先立って、まず自分について詳しく知るための自己分析を実施しなければなりません。
自己分析では、過去に自分がどのような経験をしたのか、どのようなことを感じどんな成果を挙げたのか、どんな心情の変化があったのかなどを深掘りしていきます。
そのため、自己分析をすることで、面接の質問にどのように回答するべきかのアイディアが浮かぶようになるのです。
「過去の経験でこのように企業と出会い、心を動かされたので志望するようになった」「学生時代の経験で○○を何年続け、特別なスキルを身に付た」など、自己分析をおこなえばさまざまな経験をピックアップできます。
ピックアップした経験は志望動機やガクチカ、自己PRなどさまざまな質問に使用できるため、まずは自己分析から始める必要があるのです。
企業研究
自己分析で自分について知るだけでなく、企業についても詳しく知っておく必要があります。
企業研究では、その企業の正式名称や役員の顔と氏名、創業の経緯や社是社訓、理念、社風、業務内容、将来の展望など、さまざまな情報を集めなければなりません。
その情報のなかには、企業がどのような人材を採用したいと考えているのかを示す「求める人材像」というものがあります。
この情報を集めて志望先の企業にどのような人物が求められているのかを知れば、面接での回答の参考にできるでしょう。
たとえば、現場での仕事がチーム単位での業務である場合は、コミュニケーション能力のある人やグループの和を大切にする協調性のある人が求められます。
このように、企業の実情によって求められるスキルや性質が異なるため事前にリサーチが必要です。
ESの再確認
面接を受ける前にはエントリーシートなどの選考書類を提出し、書類選考を通過していることがほとんどです。
本番の面接前には、提出したエントリーシートを再度確認しておく必要があります。
面接では、採用担当者をはじめ面接官は提出されたエントリーシートを確認しながら質問するのです。
そのため、エントリーシートと違う内容を回答してしまうとどちらが正しいのかわからず回答自体の信憑性が落ちてしまいます。
事前にエントリーシートをチェックしておき、書類と面接で回答が矛盾しないようにしましょう。
エントリーシートをチェックするためには、書類の提出前にコピーを取っておくことが大切です。
また、面接で回答する際は原稿の読み上げのような言い方にならないよう練習しておきましょう。
【面接の回答例】よく聞かれる質問と回答例
続いて、実際の面接でよく聞かれる質問について見ていきましょう。
面接でよく聞かれる質問をリストアップして回答を用意しておけば、いざという時にスラスラ回答できるようになる可能性が高まります。
ここでは、質問に対する回答例も掲載しておきますのでぜひ面接での答え方の参考にしてください。
それぞれの質問をジャンルごとにまとめておきますので、作成した質問リストに足りない部分などをチェックしながら補っていきましょう。
アイスブレイク
まずは、就活生の緊張をほぐすためのアイスブレイクにあたる質問を見ていきましょう。
場の雰囲気を和らげるための質問であり、直接選考内容に影響するというほどではありませんが、手始めに就活生のコミュニケーション能力をチェックしているケースも多いです。
そのため、こうした質問に当たり障りのない回答ができるよう準備しておくと良いでしょう。
相手とコミュニケーションを取る姿勢がある、会話を続ける積極性があると思わせるような回答がおすすめです。
今日はどうやってここまで来ましたか
はい、本日は自宅から電車を乗り継ぎ、駅から御社までは徒歩で参りました。
○○駅が自宅の最寄駅ですので、△△線を利用しています。
最寄駅からの乗り換えは2回あり、自宅から御社までは所要時間30分程度で到着いたします。
接続状況はどうですか(オンライン面接)
はい、現在は自宅のパソコンを利用していますが、接続状況に問題はございません。
画面はしっかり表示されており、○○様の音声も十分聞こえております。
本日使用するアプリケーションの操作方法についても問題ございません。
今までどれくらい面接経験はありますか
はい、これまでに受けた面接の回数は3回です。
内訳は一次面接が2回、二次面接が1回となっております。
本日の面接は私にとって4回目の経験です。
前回の面接は2週間ほど前でしたので、本日は久しぶりの面接で少し緊張しております。
自己紹介
続いて、自己紹介に関する質問について見ていきましょう。
面接では、自分が誰なのか、どこの所属なのか、どこから来たのかなどを名乗って身分を明らかにする必要があります。
自分について説明することは、コミュニケーションの基礎でもあるためです。
どのような形で自己紹介を促されるかは、企業によって異なります。
簡単な自己紹介で終わらせられる場合もあれば、長めの時間を指定される場合もあるためさまざまなパターンの自己紹介を用意しておくと良いでしょう。
自己紹介をお願いいたします
はい、○○大学文学部世界史学科から参りました、△△です。
大学ではフランス近代史ゼミに所属し、近代史における農村の生活の変化について研究をしています。
学業以外では、サークル活動としてブラスバンドサークルに所属しフルートを演奏しております。
本日は面接の機会をいただきありがとうございます、よろしくお願いいたします。
1分で自己紹介をお願いいたします
はい、○○大学コミュニケーション学部情報コミュニケーション学科から参りました、△△です。
大学では、メディア情報学ゼミに所属し、各種メディアを使用した個人間の情報の伝達速度の変化について研究をしております。
最近は、SNSを利用した商業施設の口コミ情報の伝わり方について詳しい実証実験をおこなっているところです。
学業以外では、アルバイトで飲食店のスタッフとして働いております。
お客様からアンケートを通して所属している店舗へのご意見をいただくことが多く、ポジティブなものからネガティブなものまでさまざまな学びを得ています。
本日は面接の機会をいただきありがとうございます、よろしくお願いいたします。
現在の学校に進学した理由は何ですか
はい、私が○○大学の商学部を選んだ理由は、市場流通の基礎を学んで消費者のニーズに適したサービスを提供したいと考えたためです。
ゼミでは期間限定や数量限定など、流通量を制限することによって消費者に与える消費感情への影響について研究をおこなっております。
研究を通して、流通量をどれだけ制限するとマーケティングに効果的なのかを学んできました。
入社後は学んだことを活かし、御社のマーケティング部での業務に貢献できると考えております。
学生時代の経験について
続いて、学生時代の経験についての質問例や回答例を見ていきましょう。
学生時代の経験については、印象に残ったものなど漠然とした形で聞かれることもあれば、「アルバイトの経験」や「強みを発揮した経験」などより細かい条件を指定される場合もあります。
どちらにせよ、その経験が企業にとってどう役立つものになっているかを意識して回答することが大切です。
また、その経験のなかで自分がどのように感じたのか、前後でどう変化したのかも考えてみましょう。
学生時代に力を入れたことは何ですか
はい、私が学生時代に力を入れたのは、簿記の資格を取得するための学習です。
企業内での金銭の流れを知って業務の全体像を掴みたいと考え、大学3年生の時に簿記2級を取得することを目標に入学直後から勉強を始めました。
1日2時間参考書を読んで問題を解く時間を取り、毎日勉強を続けたことにより目標としていた大学3年生の時の試験で無事簿記2級の資格を取得できました。
入社後は、学んだことを活かして帳簿や書類の作成に当たりたいと考えております。
困難だったことは何ですか
はい、資格の取得に当たって困難に感じたのは、まとまった時間を捻出することの難しさです。
私は学生時代、学業にくわえて週4回のアルバイトや、毎週火木に活動していた部活動にも所属していました。
1人暮らしでもあったため、毎日2時間という学習の時間を捻出するのが予想よりも難しく、毎日継続するのは無理なのではないかと感じたこともあります。
しかし、実際には最後まで1日最低2時間の学習時間を確保し続け、目標を完遂することができました。
どのようにその困難を乗り越えましたか
はい、学習にかける時間を捻出するにあたり、まずは隙間時間の活用が重要だと考えました。
私は大学やアルバイト先までは電車で移動していたため、移動時間を使って参考書を読む、授業と授業の合間に問題を解くなど、隙間の時間を利用してトータルの学習時間を増やしました。
また、家事も効率よくこなせるように準備をおこない、必要な時間を短縮することで家で学習する時間を増やすことにも成功しました。
このおかげで1日2時間の学習時間を確保でき、試験までに十分な学習ができたと感じております。
その経験から学んだことは何ですか
はい、私は資格試験のために学習した経験から、どんなに忙しいように感じてもスケジュールを見直せば必ず使える時間が見つかることを学びました。
現在の時間の使い方を見直し、より効率的に作業できるよう工夫することで、必要な時間を短縮して使える時間を増やすことが可能です。
これは、社会人として働きながら業務について学びを深めていくためにも重要なスケジュール管理能力だと感じております。
御社への入社後は、この学びを活かしてより業務を効率よく進められるよう工夫していきたいと考えております。
今後どのように活かしていきたいですか
はい、具体的にはタスクの優先順位と必要な時間を最初に確認し、どの順番でおこなえばよりトータルでかかる時間を減らせるかを計算して業務に当たりたいです。
時間がかかるタスクのなかにも、その間ずっと拘束されているわけではなく待ち時間などが発生するものも存在します。
その待ち時間などに短時間で終わるタスクを済ませるなど、時間の使い方を工夫して効率の良い働き方を模索し、決められた時間のなかでたくさんのタスクをこなせるように経験を活用していきたいです。
大学で学んでいることは何ですか
はい、私は大学のゼミでSNSでの広告が消費者の購買行動に与える影響について学んでいます。
とくに、各種サービスなど無形商材の広告がサービスの利用にどのように影響を与えるのかについて専門的に研究をおこなっています。
多くの消費者が個人の端末を持つようになり、何らかのSNSにアカウントを開設している現代において、広告が与える影響がテレビCMとどのように異なるのかが知りたくてこのテーマを選びました。
現在は、より消費者がサービスを利用したいと感じる広告の表示頻度や文面についての研究を進めています。
卒論のテーマは何ですか
はい、私は卒業論文のテーマとして、SNSのプラットフォームが提供している背景色と表示される広告の色の組み合わせが消費者に与える印象の変化を選択しました。
SNSによっては、背景色を通常色、暗めの色、ブラックなど複数の種類から選べるサービスを提供しています。
背景色が変われば広告が消費者に与える影響も異なるのではと考え、このテーマを選択しました。
現在は、試験的に作成した架空の広告を使用し、背景色ごとにどのような印象を受けたのかをアンケート調査で聞き取って研究を進めています。
チームワークを発揮した経験は何ですか
はい、私が学生時代にチームワークを発揮したのは、ダンスサークルでの経験です。
大学3年生の時、所属していたサークルでは大会での優勝を目指して練習に取り組んでいました。
しかし、メンバーの一部が方針の違いで対立してしまい、危うく大会への参加自体がなくなってしまう瀬戸際に置かれました。
そこで、私はそれぞれのメンバーの話を聞き、意見のすり合わせをおこなってメンバーの方針をまとめ、目標を再認識しました。
協力して練習に取り組めるように努めたことで、大会では目指していた優勝ができました。
この経験を活かし、御社への入社後もチームメンバーの意見を取りまとめ、協力して働ける土壌作りをしたいと考えております。
挫折した経験はありますか
はい、私は学生時代にTOEICの試験を受けましたが、目標点数に届かなかったことがあります。
留学のために語学力をつけようと思い、大学1年生の時に650点を目標としてTOEICの試験を受けました。
しかし、実際の点数は450点と目標に届かず、自分のレベルが目指すものより大幅に低いことを実感したのです。
そこから、私は1日4時間を語学の学習に費やし、大学3年生までに目標の650点を大幅に超えて800点以上の点数を獲得できました。
この経験を活かし、御社でも課題の解決に向けて実直に努力したいと考えております。
アルバイト経験について教えてください
はい、私は学生時代、100円ショップの店員として働いていました。
生活を便利にするグッズがたくさん置いてある店舗だからこそ、消費者が生活のなかに求める利便性が分析できると考えこのアルバイトを選択しました。
アルバイト中は商品ごとの売上を毎日チェックし、売れにくい商品のPOPや置き場所を工夫して売上の向上を目指し、前月の倍以上の売上を出したこともあります。
この経験を活かし、御社への入社後も製品のどのような点を訴求すればお客様に必要としてもらえるかを考えて営業に当たりたいと考えております。
強みや弱みについて
続いて、面接で強みや弱みについて聞かれる場合の質問例や回答例をご紹介します。
面接では、就活生の強みだけでなく弱みについても聞かれる場合が多いです。
これは、その就活生が弱みに対してどのようなアプローチを取っているか知りたいという理由による質問です。
強みはもちろん、弱みを聞かれた場合も正直に回答し、どのように改善しているかを答えましょう。
弱みはないと回答すると、自分を客観視できない人物として評価が下がる可能性があります。
自己PRをお願いします
私には、相手の言葉をじっくり聞き取る傾聴力があります。
このスキルは、学生時代の大学事務のアルバイトで培いました。
窓口に訪れる学生がどのような手続きを求めているのか、解決したいことは何なのかを根気強く聞き取り、適切な案内をおこなう力を3年間のアルバイトで身に付けられたと感じております。
このスキルを活かして、御社への入社後も窓口対応に当たり、お客様が必要としていること、悩んでいることを聞き取って適切な案内ができるよう努めたいと考えております。
あなたの強みは何ですか
私の強みは、現状に満足せずにより良い状態を目指す向上心です。
目標を定め、それを達成したあともそれだけで満足せずに次の目標を設定し、より高みを目指して努力を続けます。
とくに、学びが必要な分野においては時間をかけて知識やスキルを習得できるよう努力を続け、目標の着実な達成とその次の目標設定をこまめにおこなっています。
いたずらに目標を目指すだけではなく、その目標を達成するためにどのようなステップが必要なのかを考え達成までの計画を立てています。
強みが発揮された経験なんですか
私の向上心という強みが発揮されたのは、学生時代の漢字検定です。
もともとは、地名や人名など、間違えると失礼に当たるような漢字を正確に書けるようになるために検定の勉強を始めました。
大学に入学したばかりの段階で受験した際は、準2級の資格を取得しました。
しかし、そのままでは不十分と考え、毎日漢字の学習を進め、大学2年生の時には2級を、大学3年生の時にはなんと1級を取得できたのです。
一度の受験で満足せず、その後も努力を続けたことで結果を残せたと感じています。
その強みは弊社でどのように活きますか
御社への入社後、営業職として働くに当たり向上心という強みはより多くの売上を実現していくのに役立つと考えております。
月に契約件数の目標を決め、その達成のために努力することはもちろん、その目標を達成したあとにさらに新しい目標を設定する、それを達成する、またさらに新しい目標を設定する、というプロセスを繰り返せばどんどん売上を伸ばせると考えております。
また、実際にその目標をどのように達成するか計画を立て、目標の達成を現実的に考えることで確実にタスクをこなしていけるよう計画を練るように努めます。
あなたの弱みは何ですか
私の弱みは、ひとつのことにこだわって作業に時間をかけすぎてしまうことです。
作業の完成度を高めようとするあまり、本来かけるべき時間の倍の時間がかかってしまうことがあります。
学生時代の美術部の活動では、一部分の彩色に時間をかけすぎてしまい、締切には間に合ったものの全体的な完成度が低くなる、といった経験がありました。
要所にこだわることは重要ですが、それだけでは本来上げるべき部分のクオリティを上げられないのだと学びました。
弱みを改善するために努力していることはありますか
私は、弱みを改善するためにタスクの優先順位を決めるようにしています。
優先順位ごとに使って良い時間を定め、その時間内に十分なクオリティを出すためにはどのように作業をするべきか、あらかじめ考えてから作業に取り掛かるようにしました。
最近ではひとつの作業にこだわりすぎることは減り、決められた時間内に十分なクオリティを出せるようになりました。
御社への入社後も、タスクに対する時間の振り分けを適切におこなえるよう努め、結果につなげられるようにしたいと考えております。
価値観について
続いて、企業が就活生の価値観について聞きたい場合の質問例や回答例をご紹介します。
価値観は、過去の経験からも読み取れますがそれ以外の質問でも測れる場合が多いです。
これらの質問では、自分はこう思う、ということだけでなくそのように考えた理由についても説明できるようにしておかねばなりません。
また、回答によって企業からどのような印象を持たれるか、どうしたら説得力が増すかについても考えて質問への回答を用意しましょう。
どんな時にモチベーション高く取り組めますか
私は、自分の仕事がお客様の役に立っていると感じる時にモチベーションの高まりを感じます。
学生時代のスーパーマーケットでのアルバイトでは、お客様からお礼の言葉をいただける機会が多くモチベーションにつながっていました。
アルバイトではお客様に特定の商品の売り場について聞かれることが多く、その都度売り場までご案内していました。
売り場に到着して目当ての商品が見つかると喜んでくださるお客様が多く、そのあとの作業に対するモチベーションが高まった経験があります。
尊敬する人はいますか
私が尊敬しているのは、高校生の時にお世話になった塾の先生です。
先生は、授業で生徒全体に勉強を教えるだけでなく、塾生1人1人の学習の進み具合や理解度に合わせて個別の問題集を作ってきてくれるような熱心な方でした。
当時私は数学への理解が十分ではなく、テストの点数に伸び悩んでいたところ先生は丁寧にどこがわからないのか聞き取りをおこない、私が単元を理解できるまでじっくり向き合ってくれました。
この経験から、私は相手とじっくり向き合って悩みや課題を聞き取ることの大切さを学びました。
御社への入社後は、先生と同じようにお客様の課題にじっくり向き合って解決策を提案したいと考えております。
他の人からどのような人と言われますか
私は友人たちから、慎重な性格だとよく言われます。
取り掛かる作業でミスが出ないよう、丁寧におこなうためほとんど失敗することがありません。
学生時代は工場で検品のアルバイトをしており、完成した製品におかしなところはないか、出荷前にしっかりチェックしていました。
同じ職場で働いていたメンバーと比べてもミスが少なかったため、当時のチーフにも「慎重で助かる」という言葉をいただいております。
御社への入社後も、この慎重さを活かしてミスなく作業を進めたいです。
それに対してどう思いますか
私自身も自分は慎重な性格だと感じています。
先に挙げたアルバイトの経験だけでなく、学業におけるレポートの作成でもこの性質を発揮しました。
私は、レポートを提出する際は誤字や脱字がないよう何度も文面を確認します。
これは、自分の成果物にたくさんミスがあることを、それを受け取る方に対して失礼なことだと捉えているためです。
その結果、授業を受け持った先生から学生のなかで一番誤字や脱字が少ないとのお墨付きをいただきました。
この性質を活かし、入社後も書類を受け取る方に失礼がないようミスを抑えて作業に当たりたいと考えております。
自分を動物に例えると何ですか
私は、自分を動物に例えるなら猛禽類のワシだと考えております。
ワシは大きな獲物にも怯むことなく果敢に挑み、驚くような成果を上げることがあります。
そのワシのように、これまで挑戦したことがないような大きな案件にもチャレンジすることを心がけているためです。
大学に入るまで、私はプログラミングに関する知識がほとんどありませんでした。
しかし、現在流通しているアプリケーションを理解するためにはプログラミングについて学ぶことが重要と考え、在学中にITパスポートの資格を取得しました。
御社への入社後も、諦めることなくチャレンジしていきたいと考えております。
最近心に残ったニュースは何ですか
最近心に残ったのは、御社の発売した製品が業界内で売上1位になったニュースです。
先月御社が発売した○○は、昨年から開発に着手していることが度々報道されていた製品であり、多くの方が発売を楽しみにしていました。
実際に発売となった今、なぜ業界内でも1位の売上になったのかを私なりに分析し、御社の巧みなマーケティングに理由があるものと推察しました。
私は大学でマーケティングについて学んでいるため、今後の新製品の発売の際は、より売上を向上させる売り出し方について貢献できると考えております。
学生と社会人の違いは何だと思いますか
私は、学生と社会人の違いは負っている責任の大きさだと考えております。
学生は、仮に学生生活で何か失敗したとしても自分や所属しているサークルのメンバーなど、ごく狭い範囲への影響に留まる場合が多いです。
しかし、社会人の場合は所属している会社に、さらにはお客様や業界、社会などより広い範囲に影響が出てしまいます。
そのため、社会に出る際は負っている責任の大きさを自覚して、自分の行動が社会にどのような影響を与えるかを考えなければならないと感じています。
志望動機について
続いて、その企業への志望動機に関わる質問例や回答例について見ていきましょう。
志望動機は、面接における質問のなかでもとくに重視されている質問のひとつです。
回答の際は、自分にとってその企業が持つ特別感、その企業を選んだ理由について、根拠となるエピソードを交えて説明する必要があるでしょう。
また、企業だけでなく業界を志望する理由や、入社後に就きたい職種について聞かれる場合もあります。
事業に対しどのような形で関わりたいと考えているのか、自分なりにまとめておきましょう。
志望動機を教えてください
私が御社を志望したのは、御社が掲げる「世界に食の安全を」という企業理念に感銘を受けたためです。
現在、私は大学で農薬について研究しています。
農薬は安全でないものとして消費者に忌避される傾向にありますが、御社では安全に使用でき身体に影響が少ない農薬の開発に力を注いで、商品化も実現しています。
私自身、大学で学んだことを活かして人体への影響が少ない農薬の開発に携わり、より安全な食材を市場に届けたいと感じ、御社を志望しました。
この業界を志望する理由を教えてください
私が自動車業界を志望したのは、多くの人の安全を乗せて走る自動車の技術に関心があるためです。
子どもの頃、親が運転する車に乗っていたところ交通事故に巻き込まれたことがありました。
その時に車自体は大きく傷ついてしまったのですが、搭載されている技術によりなかに乗っていた私や両親は無傷で済んだ経験があり、車に搭載された技術に興味を持ったのです。
そのため、私自身もより多くの人の安全を守れる自動車を作りたいと感じ、自動車業界を志望しました。
そのなかでも弊社を志望する理由を教えてください
私が自動車業界のなかでも御社を志望しているのは、御社の販売している自動車の安全性が非常に高いためです。
御社の自動車は年間の事故件数に対し死傷者の数がトップクラスに少なく、他社の自動車と比べて群を抜いています。
これは自動車に搭載されている技術が非常に高レベルであることを示しており、御社でなら私がやりたいことを実現できると感じました。
御社への入社後は、大学で学んだ工学の知識を活かしてより安全性の高い自動車を設計したいです。
入社後にチャレンジしたいことは何ですか
私は、御社に入社できたら新しい化粧品の開発に携わりたいと考えております。
多くの方は1人1人異なる肌トラブルを抱えており、御社ではそのような方に寄り添った基礎化粧品を提供しています。
私自身もその化粧品に救われた身として、より細かな肌トラブルに特化した基礎化粧品を開発し、もっと多くの方の肌悩みを解決したいと考えております。
大学では肌に優しい成分の研究をおこなっていたため、学んだことを御社での業務に役立てられるはずです。
希望職種を教えてください
御社に入社した場合の私の希望職種は、営業職です。
私は御社の商品に惹かれ、その良さをより多くの消費者の方に感じていただきたいと思っております。
そのため、私自身が各小売店に商品の良さを活用方法とともに売り込み、より多くの方に届けるための仕事がしたいです。
学生時代のアルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かし、入社後はどんどん新しい取引先への営業をかけて御社の商品を売り込んでいきたいと考えております。
弊社から内定を獲得できたらどうしますか
御社が第一志望であるため、内定をいただいたら承諾させていただき入社を考えております。
現在は御社の他に4社の選考を受けておりますが、これらの選考に関しては辞退する旨を連絡し、就職活動を終了する予定です。
入社までに御社の実務に関する理解を深め、入社後は即戦力として活躍できるよう努めたいと考えております。
将来的には御社のマーケティング部門で、製品の売上に関する分析業務に当たれるように努力したいです。
御社に少しでも貢献できるよう、頑張らせていただきますのでよろしくお願いいたします。
もし落ちたらどうしますか
御社を第一志望に考えておりますので、機会をいただけるのであれば何度でも採用していただけるまでチャレンジしたいと考えております。
可能であれば現時点で足りなかった部分、不十分であった点をお伺いし、改善した上で再度選考に臨ませていただきます。
どうしても御社に入社して働きたいという気持ちがありますので、他の企業の内定を承諾するつもりはありません。
また、私の持っている○○のスキルは御社の業務にも非常に役立つものであると自負しております。
就活の軸について
面接では、就活生が設定している就活の軸について聞かれる場合もあります。
これは、就活の軸を知ればどうして就活生が自社を選んだのかがわかり、自社とのマッチ度を測る基準になるためです。
就活の軸に設定している内容と自社の特徴が一致していれば自社についてもよく研究していることがわかり、マッチ度が高いと判断できます。
また、その就活の軸から就活生のモチベーションの源泉を推測することもできるでしょう。
どのような質問をされるのか、詳しく見ていきましょう。
就活の軸を教えてください
私は、新入社員でも大きな裁量権がある仕事に就くことを軸にして就職活動をおこなっています。
裁量権があれば、入社からの年月に関わらず大きな案件に自分の意思で関われる可能性が高いためです。
もちろん、大きな裁量権には大きな責任がつきものであることも理解した上でこれを軸に設定しております。
そのなかで御社を志望したのは、入社してから1人で仕事を任されるようになるまでの期間が短いためです。
任された裁量権に応じて大きくなる責任をしっかり果たし、御社に貢献していきたいと考えております。
その設定理由について教えてください
私が裁量権の大きさを軸に設定した理由は、大きな責任に向き合って仕事をすることで成長できると考えているためです。
新入社員のうちから1人で仕事を任されて自分で考えながら仕事をすれば、よりさまざまな業務に対するスキルが身に付くと考えております。
また、自分の負っている責任を自覚することにもつながり、社会の一員としての自認にもなります。
これまでにやったことがない業務にチャレンジする機会も増えるため、御社への貢献にもつながると考えております。
企業を選ぶ上での条件を教えてください
私は企業を選ぶにあたり、お客様のご意見を直接聞けること、自分次第でどれだけでも成果を挙げられる仕事であることを条件にしております。
学生時代、アルバイトとして電話でのクレーム対応をおこなっていました。
そのなかでお客様のご意見を真摯に受け止めることの大切さを学んだものの、お客様からお電話をいただけなければそのご意見を聞けない点を不満に感じました。
そこで、関心がある商材を扱っている企業のうち、実店舗を持ち担当者の歩合制をとっている御社が適していると考え志望しています。
他の業界を受けているようですがどのように軸が当てはまっているのですか
私にとっての就活の軸は、生活必需品を通してお客様を笑顔にできる業界であることです。
そのため、御社が属する食品業界はもちろん、その食品を市場に届ける流通業界も就活の軸に当てはまっていると捉えました。
メーカーで生産された食品をはじめとする生活必需品は、流通に乗ってはじめて消費者の方のもとへ届けられます。
商品そのものの開発や生産もお客様の笑顔のために重要な仕事ですが、商品を届ける仕事も同様に重要であると考えました。
企業について
企業についてどれだけ研究をおこなっているか知るために、自社について就活生がどう考えているかを聞こうとする企業も多いです。
この質問に答えるためには、志望先の企業に対する入念な下調べが求められます。
企業の実態や公開している情報に当てはまらないことを答えてしまうと、企業研究が不十分と見なされる可能性が高いです。
また、どんな企業にも当てはまるようなことを答えると自社でなくても良いのではないか、そこまで志望度が高くないのではないかと勘繰られる原因になります。
弊社の強みは何だと思いますか
御社の強みは、徹底した消費者目線の商品開発だと考えております。
御社では、新商品を開発する際に社員の過半数をモニターとする実証実験をおこなっておられます。
そのため、商品を使う上での利点だけでなくどのような点が使いにくいかなど、改善点についても有用な情報を得て開発に活用しているのが特徴です。
このような徹底した消費者目線での商品開発により、多くのお客様に使いやすいと感じていただけるような商品作りができている点がトップクラスの売上につながっていると分析しております。
弊社のサービスについて知っていますか
はい、御社ではマーケティングを始めたい企業向けにWEBサイトへのアクセスについて分析するツールを提供しておられます。
これにより顧客は自社サイトにどのような層の消費者がアクセスしているのか、どのページにどれだけ滞在しているのか、より閲覧される機会が多い情報はどれなのかなどを分析することが可能です。
また、顧客の企業に合わせて分析ツールのカスタマイズもおこなっており、調べたいことに応じて情報をより分けられるサービスも提供しておられます。
私はとくに分析ツールのカスタマイズに関心があり、御社のサービスに興味を持ちました。
弊社のビジネスモデルについてどう思いますか
御社のビジネスモデルは、アプリケーション開発のなかでもとくに先進的であると感じております。
とくに、最新のAI技術を取り入れた会話アプリケーションの開発に力を入れておられ、その分野で御社の右に出る企業はありません。
今後AIを活用したアプリケーションが今よりも増えていくにつれ、御社は業界全体を牽引していくものと考えております。
私自身も学生時代に学んだアプリケーション開発のスキルを活かして、AIを活用したさまざまなアプリケーションの開発や提供に貢献したいです。
同業他社と比べた弊社の特徴は何ですか
御社の特徴は、多くの宿泊施設予約サービスが全国を広く扱っているのに対し、完全に地域密着型のサービスを提供している点です。
地元の宿泊施設と密接な関係を築いてWEBサイトに掲載しているからこそお客様に案内できるプランが多く、全国区のサービスよりもお得に、より良い宿泊体験ができます。
これにより地域の宿泊施設や観光地の知名度が高まり、地域の産業の振興に大きな貢献をしておられる点が同業他社と異なる特徴だと考えます。
弊社社員にはあったことがありますか
はい、御社についてより詳しく知りたいと感じ、同じ大学を卒業されたOBの方を訪問した際にお会いしました。
社員の方は御社での業務に誇りを持っておられ、とてもいきいきと働いているように見えました。
その姿を見て、私自身も御社で働きたいと強く感じるようになり、その社員の方のように仕事に誇りを持って業務に当たりたいと考えております。
御社への入社後は、学生時代のアルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かして先に働いている先輩社員の方と打ち解けていきたいです。
企業説明会に参加したことはありますか
はい、就職活動の早い段階から御社を第一志望に考えていたため、企業説明会にも参加いたしました。
説明会では人事部の方に非常に丁寧に御社の業務について教えていただき、現場で働く方にも仕事のやりがいについて教えていただいたことを覚えております。
「現在働いている上で新たに芽生えた目標はありますか」という私の質問にも答えていただき、より御社に入社したいという気持ちが強くなりました。
御社の業務について知れただけでなく、社員の方と交流する機会を持てたため企業説明会に参加できて良かったと感じております。
入社後について
面接では、入社後にチャレンジしたいことや今後のキャリアプランについて質問される場合も多いです。
これは、具体的に入社後の働き方をイメージできている就活生のほうが自社への理解が深く、かつ計画性もあり将来性が見込めるという理由によります。
また、就活生側も企業の採用担当者に自分が働いている姿を想起させた方が採用につながりやすいです。
具体的なプランによって自分が働く姿を想起してもらうとともに、それが企業に与えるメリットについて言及しましょう。
今後のキャリアプランを教えてください
御社に入社したら、まずは営業職として商品の売り方を学んでいきたいと考えております。
そして、営業職として働く上で学んだ商品の売り方、売れやすい時期、需要のある客層などの情報をもとに、将来的には御社の企画職として働きたいです。
現在、大学で市場を分析した結果をどのように経営に反映させるかを学んでいます。
その知識も活用してどのような商品なら広くヒットしそうかを考え、販売のための計画を策定し、御社の売上に貢献していきたいと考えております。
将来の理想像は何ですか
私にとっての理想の将来像は、世界を股にかけて商品を売り込む国際的な営業職です。
御社は5年間で海外へのシェアを20%伸ばしており、今後も海外市場への進出を考えておられます。
学生時代に学んだ語学のスキルを活かし、国際社会での販路拡大を目指す御社の一員として、今後10年以内に現在のシェアの倍以上の売上拡大を目指して貢献していきたいです。
そのために、留学先で学んだ日常会話の他、ビジネスで必要とされる英語についても学習を進めております。
入社後に期待していることは何ですか
私が御社への入社後に期待しているのは、自分自身のスキルに合った働き方ができることです。
国内ではまだまだ年功序列の企業が多く、新入社員のうちからスキルを活用してさまざまな仕事に挑戦できる企業は多いとは言えません。
御社は新入社員であっても有用なスキルがあれば、それに相応しい仕事を任せてくださる数少ない企業のひとつです。
そのため、入社後は私自身のスキルを活用し、新入社員のうちから大きな責任を求められる業務に携わりたいと考えております。
入社後にやりたいことはありますか
御社への入社後は、営業事務として営業職の社員の方を支えたいと考えております。
御社が提供している商品自体はもちろん素晴らしいものですが、それをお客様に届けるためには営業職の方の貢献が大きいものと思います。
そこで、営業職の方が業務に集中できるよう、事務職として他部署とのパイプ役を担い、裏から支えたいです。
大学時代のアルバイトにより、事務職の業務には経験があります。
入社後はこの経験を活かし、営業事務の即戦力として貢献したいと考えております。
仕事以外で挑戦したいことはありますか
私は社会人になったあと、自分の持ち家を購入したいと考えております。
持ち家を購入するためには、資金計画を立ててコツコツお金を貯めなければなりません。
逆に言えば、持ち家の購入を目標に据えることで、自制心や計画性を養うことができると考えております。
また、購入したい物件を探すためには不動産会社との打ち合わせや物件の内覧など、さまざまな工程をこなさなければならないでしょう。
そのため、スケジュール管理能力も身に付られるのでは、と考えております。
選考状況について
面接では、他社に対する選考状況についても聞かれる場合があります。
就活の軸と合わせて、就活生がどのような条件をもとに企業を選んでいるかを知るとともに、本当に自社に就職するつもりがあるのかを測るためです。
あまりに面接を受けている企業とバラバラのジャンルの企業を挙げると、しっかり就活の軸や企業選びの軸を決めていないのではないか、手当たり次第就活を進めており自社が第一志望ではないのではないかと疑われる原因になります。
他にどのような業界を受けていますか
現在、御社が属しておられるアパレル業界の他、化粧品業界の企業様の選考も受けております。
ファッションを通して多くの人に自分に自信を持ってもらいたいという気持ちで企業様をサジェストしているため、衣類を中心としたファッションブランドだけでなく、メイクに用いるアイテムを取り扱っている企業様も選択肢に入れている次第です。
しかし、今でも女性がするものとの意識が根強い化粧品のメーカー様よりも、老若男女が身にまとうファッションブランドのほうがより理想に近いと感じており、御社を第一志望にしております。
他にどのような企業を受けていますか
現在、自動車整備をおこなっている企業様を中心に就職活動をおこなっています。
通常の自動車だけでなく二輪車も取り扱っている企業様をメインにサジェストしており、御社の他に、6社の選考を受けている状況です。
うち3社は二次面接まで進んでおり、残りの2社は一次面接を通過、もう1社は一次面接の結果待ちとなっております。
ただし第一志望は御社に決めているため、内定をいただけるのであれば残りの6社の選考は辞退し就職活動を終了する予定です。
他のどのような職種を受けていますか
現在、食品業界のマーケティング職を中心に就職活動をおこないつつ、同業界の営業職にも応募している状況です。
御社のマーケティング職の他、マーケティング職に4件、営業職に3件応募しております。
食品を売り込む側として製品に関わりたいと考えており、より市場への影響が大きいマーケティング職を第一志望として活動している次第です。
とくに、御社では若いうちからマーケティングの要職を任せていただける傾向にあるため、受けている企業様のなかでもとくに志望度が高く内定をいただけるのであれば他の企業は速やかに辞退いたします。
内定は持っていますか
はい、現在3社から内定をいただいておりますが、私の第一志望は御社です。
他の3社は文具の販売に携わりたいという就活の軸に当てはまるものの、ターゲットが学生以下の子どもに絞られており、「幅広い年代の方に書く楽しみを知ってほしい」という私の希望には合致しません。
御社は子ども向けの文具だけでなく、大人向けの万年筆など高級感のある文具にも力を入れておられ、カラフルで選ぶのが楽しいインクの開発もおこなっておられます。
そのため、御社でなら私の希望を実現できると感じ、第一志望にさせていただいております。
勤務条件について
面接では、実際にその企業で働くにあたって想定される勤務条件を持ち出し、その条件に耐えられるかについて聞かれる場合もあります。
基本的に、これらの条件には納得した上で選考を受け、ポジティブな回答を返すことが大切です。
勤務条件に関し、納得しておらず返答を言い淀むようであれば、そもそもその勤務条件について把握しておらず、下調べが不十分だと見なされます。
しっかり企業について調べており、勤務条件にも納得の上選考を受けていることを伝えましょう。
希望の配属にならなかった場合はどうしますか
私自身の第一志望は御社の企画職ですが、入社後はどの部署に配属されても全力で業務に当たりたいと考えております。
企業説明会では各部署でどのような仕事をおこなっているかについても説明していただき、各部署で学べることや視点が異なることを知りました。
そのため、どの部署に配属された場合もそれまでになかった視点について学びを深められるはずだと感じております。
入社後は、配属された部署のなかで貪欲に業務を学び、御社内でのキャリアに活かしていきたいです。
残業がありますが大丈夫ですか
はい、私の強みのひとつに「体力があること」が挙げられるため、残業があっても問題なく勤務できます。
学生時代はアメフト部で活動しており、人一倍体力には自身があります。
部活のあとにアルバイトに行くこともあり、複数のアルバイトを掛け持ちしていた経験もあるため労働時間に関する問題はございません。
御社への入社後は、持ち前の体力を活かしてどんどん仕事を請け負い、大きく成長するための自分の糧にしていきたいと考えております。
転勤に抵抗はありますか
御社の総合職として勤務できるのであれば、勤務地に対するこだわりはありません。
子どもの頃から父の仕事の都合で転居を繰り返しているため、引っ越しで新しい土地に移住することについても抵抗はありません。
御社が支店を置いておられる土地で新たな価値観や文化に触れることで、より自分の社会人としての幅を広げられると期待しております。
勤務地がどこになっても、配属された先で一生懸命頑張る所存ですのでよろしくお願いいたします。
夜勤に抵抗はありますか
夜勤に対する抵抗はございません。
もともと学生時代のアルバイトでコンビニの深夜帯を受け持っており、夜間の業務には慣れております。
アルバイトでの業務は同じ時間帯の職員が私1人だったという経験も多いため、少人数での夜勤でも問題ございません。
もとより24時間営業している店舗が多い御社に志望するに当たり、夜勤があることを承知の上で応募しております。
御社への入社後は組まれたシフトに従い、任された業務への責任を果たしたいと考えております。
最初は社員寮に入寮必須ですが大丈夫ですか
はい、問題ございません。
学生時代ははじめの2年間学生寮で生活しており、集団生活での規則やマナーには慣れております。
また、入寮に当たって独自の規則がある場合は早めに理解し、すでに入寮されている社員の方と共同で生活するに相応しい態度を身に付る所存です。
1人暮らしの経験もあるため、寮の設備はきれいに利用できます。
現在は家具家電を物件と一緒に借りて生活しているため、引っ越しに当たっても身軽に行動でき速やかな入寮が可能です。
土日出勤もありますが大丈夫ですか
はい、土日など休日であっても問題なく出勤できます。
学生時代は平日に大学に通って授業を受け部活動にも参加し、休日にアルバイトに行く生活をしておりました。
そのため土日の業務にも慣れており、抵抗はございません。
また、御社では土日に出勤した社員に対し振替休日を支給しておられます。
土日休みであることにこだわりはなく、御社における休日の設定に納得した上で応募しているため、御社の規定に従って業務に当たる心積もりでおります。
時事ネタに関して
面接では、就職や企業に直接関係することだけでなく、国内や世界各国の時事ネタについて聞かれる場合もあります。
これは、就活生に時事ネタに対する感度が備わっているか、そういった話に反応できるだけの常識があるかをチェックするための質問です。
これに答えられないと、社会や世間のことに関心がない人物としてコミュニケーションを取りにくいと判断される可能性があります。
つねにニュースをチェックするなどして、振られた質問に対して答えられるよう準備しておきましょう。
最近気になるニュースは何ですか
私が最近気になっているのは、国をあげたイベントの前売り券が目標売上に達していない、というニュースです。
前売り券の売上目標は1,500万枚としていますが、発売から2か月の時点で約70万枚しか売れていないとのことでした。
このイベントは例年であれば海外向けにも大きく宣伝され、外国人観光客の誘致にも大きな貢献をしているものであるため、売上が少なければその分海外からの観光客も減るのでは、と感じて気になっています。
イベント開催地周辺への観光客の訪問が減り、経済的にも大きな影響があるのではと懸念しています。
最近読んだ本は何ですか
最近読んだ本は、吉野源三郎氏の『君たちはどう生きるか』です。
書店の店頭で啓発書としておすすめされており、タイトルが話題になっていたため選択しました。
とくに、世界や歴史のなかで生きるにあたって「自分がどう思うか」が大切になる、という部分が印象に残りました。
物事に対する感じ方や何を思うかは人によって異なるということを思い起こさせてくれるため、深い学びを得られたと感じております。
私自身、他者の言葉に流されやすい部分があるため自分の価値観を大切にするための参考にしたいです。
業界のトレンドについて知っていることはありますか
はい、現在家電業界では家電をインターネットにつないで管理するIoTの技術が注目を集めています。
従来、通信端末ではない家電製品や自動車などはインターネットに接続することはありませんでしたが、近年では相互に情報をやり取りするシステムによってよりスマートな生活を実現しています。
御社では、IoT技術を搭載した家電だけでなくそれらを一括して管理するスマートフォンのアプリケーションも開発しており、生活のスマート化に一役買っておられるのが特徴です。
御社への入社後は、私も学生時代に培ったIT技術を活かして貢献したいと考えております。
最近の新事業についてどう思いますか
御社の新事業では、これまで通り消費者の目線に立ちつつ原材料の生産者の方にも寄り添ったビジネスモデルを立ち上げておられます。
製品の原材料が安く買い叩かれることは、生産者の方の困窮に直結する深刻な問題です。
この新事業がうまくいけば、今よりも適正な価格で生産者の方との取引ができ、国内の産業の先細りを防げます。
そのため、私自身も学生時代に学んだ経済学の知識を活用して、適切な価格での取引に近付けるよう貢献したいと考えております。
【面接の回答例】NGな回答の特徴
ここからは、面接でどのような回答をしてしまうとNGなのかについてご紹介します。
面接ではある程度正直に回答する必要があるものの、何でも回答しても良いわけではありません。
そのため、一定の基準に沿って回答する内容を選ぶ必要があります。
とくに、社会に出るにあたって必要な常識が備わっていないと判断されるのは致命的です。
NGな回答についても知見を深め、狙った通りのアピールをするためにはどのような答え方をしたら良いのかを考えましょう。
第一志望ではないと答える
まず、面接を受けている企業が第一志望ではないと回答するのはNGです。
企業としては、どうしても自社に入りたいという熱意ある就活生に内定を出しています。
自社が第一志望でなく、別の企業に取られる可能性が高い就活生に内定を渡すことは基本的にはありません。
仮に本当はその企業が第二志望以下の優先順位であっても、選考の際は第一志望であると伝える必要があります。
また、第一志望であると伝える場合も、その理由や根拠を具体的に説明できなければ信じてもらえない可能性が高いです。
そのため、どうしたら第一志望であると信用してもらえるかを意識して回答を考えなければなりません。
選考を受ける企業が第一志望でなくとも、企業研究で十分な情報を集めておきましょう。
責任感がないと答える
続いて、自分の弱みなどネガティブ面を聞かれた場合も「責任感がない」と回答するのはNGです。
どこの企業でどのような業務を請け負うにしても、社会に出るからには仕事に対する責任がついて回ります。
そのような状況で責任感が欠如していると伝えてしまうと、社会人として必要最低限のことができないと思われてしまうのです。
仕事に責任を持てない人物に、企業は仕事を任せようとは思いません。
従って、仮に自分では責任感に欠けているという自覚があってもなるべくそれは伏せ、別の弱みを答えるようにしましょう。
また、弱みを答える場合も開き直るのではなく、その弱みを改善する意思があること、そのための努力をしていることを伝えることが大切です。
【面接の回答例】完成度を高めるには
続いて、面接における回答の完成度を高めるための対処法をご紹介します。
面接の回答は、エントリーシートをもとにピックアップした質問に対する草稿を考えておくのがおすすめです。
しかし、自分で回答を考えてそのまま面接本番に臨むのは望ましくありません。
書き出したままの回答は精査されておらず、わかりにくい点や伝わりにくい表現が用いられている可能性があります。
そのため、本番を迎える前に二重三重にチェックを重ねておくようにしましょう。
声に出して読んでみる
質問例に対する自分なりの回答を作成したら、実際に声に出してチェックし面接の練習をおこないましょう。
実際に声に出して練習すると、文章をはじめからしっかり読むことになるため改善点の見直しになります。
そのため、回答を考えていた時には気付かなかったわかりにくい内容や、伝わりにくい表現に気付ける可能性が高いです。
また、面接で回答する時は暗記した原稿を読み上げるような答え方にならないようにしたほうが印象が良くなります。
さもその場で自然に回答を考えたように話せるようになるまで、何度も回答の練習をするのがおすすめです。
とくに、実際の面接と同じ形で練習をおこない、友人や家族など誰かに面接官役をやってもらうと面接対策として効果があります。
他の人に添削してもらう
面接の回答は、自分で確認するだけでなく他の人に添削してもらうのもおすすめです。
自分での確認では、どうしても主観が入り込むため「ミスはないはず」というバイアスがかかります。
また、盛り込んだエピソードの背景まですべて把握しているため違和感を抱きにくいです。
自分以外の誰かにチェックしてもらうと、第三者の目からミスなどを発見してもらえます。
親や兄弟、友人、指導教員、大学のキャリアセンターの職員など、自分との距離感が異なるさまざまな人に回答の案を見てもらいましょう。
また、文面を読んでもらうだけでなく、実際に声に出して読み上げてみると話した時の違和感などにも気付きやすいです。
時間を割いてもらえる相手であれば、面接の練習に付き合ってもらうと良いでしょう。
就活エージェントに相談してみよう
より企業目線に立ったアドバイスが欲しいのであれば、就活のプロである就活エージェントに相談してみると良いでしょう。
「ジョブコミット」なら、無料で用意した回答の添削を受けられるほか、面接練習にも付き合ってくれます。
企業に関する情報を豊富に揃えているため、「この企業を受けるならこういう部分をアピールした方が良い」「あなたならばこの部分がアピールに使える」など実践的なアドバイスが受けられるのです。
また、面接対策以外にも就活に関するさまざまな相談を受け付けてくれます。
自分に合った企業選びからサポートを受けられるため、より自分とのマッチ度が高い企業を選んで選考を受けられるでしょう。
内定の獲得後も入社準備を助けてくれるため、就活に関する包括的なサポートが受けられます。
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おわりに
面接で失敗しないためには、事前に質問例をピックアップして自分なりの回答を考えておく必要があります。
回答では、一言二言程度で答えるのではなく過去の経験や自分の考え方を盛り込んで文章を考えるのがおすすめです。
作成した回答案はまず自分で音読し、次に自分以外の人にもチェックしてもらうと完成度を高められます。
基本的には正直に回答する必要がありますが、なるべく避けた方が良い回答もあるため事前にしっかり対策しておきましょう。