【グルディス選考を突破しよう】グループディスカッションの司会のコツを解説!

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この記事を読んでわかること
  • 企業がグルディスを行う目的
  • グループディスカッション・司会のコツ
  • グループディスカッションの役割
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  • グループディスカッション・司会のコツを知りたい人
  • グループディスカッションの役割を知りたい人

グループディスカッションとは、特定のテーマについて複数人で議論する活動であり、就職活動においてESや面接にならぶ重要な選考の1つです。

日常生活でグループディスカッションを行うことは少ないので、選考を突破するためにはそのノウハウをしっかり把握し、練習を重ねて経験を積まなくてはいけません。

また、グループディスカッションを成功させるためには、それぞれの役割を理解することも大切です。

今回は、グループディスカッションにおける司会に焦点を当て、その役割やコツについて解説します。

【グループディスカッション・司会のコツ】企業がグルディスを行う目的

司会の役割やコツについて学ぶ前に、まずは企業が選考でグループディスカッションを実施する目的について確認しておきましょう。

すべての選考には企業の意図が隠されており、企業は選考のなかで就活生の何かを知りたがっています。

グループディスカッションの目的を把握できていれば、どういったスタンスで議論を進めれば良いのか、どのような点を採用担当者にアピールすれば良いのかが理解できるでしょう。

今回はグループディスカッションをとおして企業が知りたがっているポイントとして、3つの能力をピックアップしました。

協調性

協調性とは、自分と異なる立場にある人間や違った意見を持つ人間と協力して行動できる能力を指します。

複数名で協力して1つのテーマについて議論を行い、納得できる結論を導き出すグループディスカッションは、就活生の協調性を把握するために有効な選考です。

企業は多数の人間が集まって構成されている組織であり、企業のビジョンを実現したり、大きなプロジェクトを成し遂げたりするためには、高い協調性が欠かせません。

そのため、多くの企業では選考でグループディスカッションを実施しています。

協調性は企業の業界・業種や自身のポジションに関わらず、多くの場面で重視される能力です。

アピールするポイントについて悩んだ際は、まずは協調性を意識してみましょう。

リーダーシップ

リーダーシップは統率力とも呼ばれ、集団をまとめて同じ目標に向けて動かしていく能力を指します。

協調性を持つ集団であっても、率いる人間がいなければ同じ方向に進むことは難しいため、リーダーシップはチームで働くことが多い職場でとくに重視されるスキルです。

グループディスカッションにおいては、議論を進行させるためのキーとなる発言をしたり、積極的に議論をまとめたりしている就活生は、リーダーシップを発揮しているとみなされるでしょう。

今回詳しく解説する、司会の役割を担当する場合は、ほかの役割に比べるとリーダーシップをアピールできる機会が多いです。

ただし、リーダーシップをアピールするために強引に議論を進めたり、自身の意見を押し付けたりすると、逆に悪印象を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力とは、対人関係のなかで活用される幅広い能力を指す言葉であり、協調性やリーダーシップも広義のコミュニケーション能力です。

グループディスカッションで発揮されるコミュニケーション能力には、広い視野でメンバーの状況を把握し、適切な行動をできる力が挙げられます。

会話に入れていないメンバーに話題を振る、空気が悪くなった際にアクションを起こして雰囲気を変えるといった能力は、スムーズな議論の進行に大きく貢献できます。

また、相手の話をしっかり聞く傾聴力も重要なコミュニケーション能力の1つです。

グループディスカッションでは、自身が情報を発信する以外にもさまざまな方法でアピールが可能なので、自身に何ができるのかを把握しておくと良いでしょう。

【グループディスカッション・司会のコツ】グループディスカッションにおける3つの役割

次は、グループディスカッションにおける3つの役割について確認しておきましょう。

今回メインとして扱う司会以外にも、グループディスカッションにはさまざまな役割が存在します。

誰がどの役割を担当するかは話し合いや推薦で決めることになるので、あらかじめ自身がどの役割に適正があるのかを把握しておけば議論がスムーズに進行しやすくなります。

決めるべき役割の数はグループの人数やディスカッションの形式によっても異なりますが、今回ご紹介する司会・書記・タイムキーパーはとくに重要度が高いものです。

司会

今回メインにご紹介する司会は、議論の進行やアイディアの整理、場の活性化などさまざまな仕事を担当する役割です。

議論の最中に方向性がズレていないか定期的に論点の確認を行い、発言が少ないメンバーに発言を促すことも司会の仕事に含まれます。

司会はリーダーシップを発揮してほかのチームメンバーを率いる立場であり、グループのなかでもっとも目立つ役割でもあります。

また、アイディアを発表するとき以外にも発言する機会が多いので、強みをアピールできるタイミングも多くなるでしょう。

ただし、司会はあくまでもグループディスカッションの円滑な進行を促進する役割であり、ほかのメンバーより偉いわけではありません。

張り切って議論を仕切りすぎたり、自身の意見を押し付けたりしないように注意しましょう。

書記

書記はグループディスカッションの内容を記録し、誰がどのような意見を発言したか、どのように議論が展開したかを、わかりやすく整理してまとめる役割です。

具体的な記録の方法はグループディスカッションの実施方法によりさまざまですが、アナログであればグループメンバーが確認しやすいホワイトボードを用いることが多いです。

ンラインで実施されるグループディスカッションでは、ワードやGoogleドキュメントを利用するケースが多く見られます。

書記を担当するメリットの1つは、情報を記録・整理することによって、議論の内容を構造的に把握できる点です。

また、書記の役割をしっかり務めることによって、人の話がしっかり聞ける、情報を整理・分析して要点をまとめられるといった強みをアピールできます。

タイムキーパー

タイムキーパーは、グループディスカッションの時間管理を行い、円滑な議論の進行を補佐する役割です。

一見すると、単に時間をチェックして報告するだけの役割にも思えますが、タイムキーパーの仕事はそれだけではありません。

規定の時間をどのように使って議論を進行するかという時間計画を立てることも、タイムキーパーの仕事です。

また、議論の展開によっては当初の時間計画を適宜修正し、時間配分を見直す仕事も担当することになります。

司会や書記に比べるとあまり目立たないイメージがありますが、就活生が行うグループディスカッションは時間配分が上手くいかないことが多いです。

そのため、タイムキーパーがいかに時間をコントロールし、ほかのメンバーに働きかけるかが、議論の成否を左右する可能性があります。

【グループディスカッション・司会のコツ】司会は有利になる?

グループディスカッションにおいて高い評価を受けるのは、議論に貢献した人物です。

そのため、司会を務めたからといって、必ず選考で有利になるとは限りません。

ただし、ここまで何度か触れたように、司会は仕事の内容は多岐に亘り、発言する機会も多いです。

そのため、協調性やリーダーシップといった自身の強みをアピールできる機会も多くなります。

自身の仕事をしっかり理解し、ポイントを押さえて議論を進行させれば、採用担当者から高評価を得ることも可能です。

【グループディスカッション・司会のコツ】司会の役割

次は、司会がグループディスカッションのなかで具体的にどのような役割を持つのかについて解説します。

先述のとおり、司会を務めたからといって採用担当者から無条件で高評価を受けることはありません。

司会として自身の強みをアピールするためには、その役割を把握し、適切に実行することが求められます。

今回は司会の役割として、「議論の舵取り」「全体のバランス調整」「結論を導く」の3つをピックアップしました。

あらかじめ何をするべきかをしっかりと理解しておき、議論の円滑な進行に貢献できるようにしましょう。

議論の舵取り

司会は常にグループディスカッションの流れを意識し、スムーズな進行のために舵取りを行う必要があります。

議論を始める際にテーマを解釈して適切なゴールを設定することも、司会の重要な役割です。

論点が主題からズレたり、話題がテーマから脱線したりした場合は、迅速な軌道修正も必要になるでしょう。

この役割を果たすためには、一歩引いた視点で議論全体を俯瞰し、目的や主題との位置関係を把握しておかなければいけません。

単に方向性を示すだけでは議論が停滞してしまう可能性もあるので、そういったケースでは司会自身が積極的にテーマに沿った意見を発言したり、議論を盛り上げたりする必要があります。

後述するほかの役割も並行して行うことになるので、練習で経験を積み、司会の役割に慣れておくことが大切です。

全体のバランス調整

グループディスカッションの目的は、参加者の全員が協力して提示されたテーマに対して納得できる結論を導き出すことです。

たとえ導き出された結論が妥当なものであったとしても、特定のメンバーのみが発言していたり、議論に加わっていないメンバーがいたりする場合は、グループ全体が低い評価を受ける可能性があります。

そのため、司会は広い視野でメンバー全員の動向を把握し、適切なバランス調整を行う必要があります。

具体的には、発言が少ないメンバーに話題を振って発言を促す、主張が強すぎるメンバーの発言を適度に切り上げてほかのメンバーの意見を聞く、といった対処が求められるでしょう。

また、現在議論している内容をメンバーがしっかり理解できているかを確認し、着いてこられていない人がいた場合は、状況を整理するタイミングを設けることも大切です。

結論を導く

グループディスカッションの最後に最終的な結論を出すのも、司会の重要な仕事の1つです。

それまでの議論をまとめてメンバー全員の統一見解を発表するので、司会の役割のなかでもとくにリーダーシップが強く発揮できる場面といえます。

ただし、自分の意見だけを強く主張したり、議論の流れを無視した脈絡のない結論を出したりすると、逆に採用担当者に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

適切な結論を導き出すためには、それまで主張されたさまざまな意見の内容をしっかり把握し、客観的な視点で分析し、まとめることが大切です。

一部のメンバーの意見を否定しなければいけない場合もあるので、単にコミュニケーション能力やリーダーシップに優れているだけでは、結論を導き出すのは難しいと感じるかもしれません。

【グループディスカッション・司会のコツ】司会のコツ

次は、グループディスカッションで司会を務める際に抑えておきたい重要なコツについて解説します。

今回は司会のコツとして「全体に話を振る」「タイムマネジメントを怠らない」「多数決を避ける」の3つのポイントをピックアップしました。

以下の3つのポイントを意識して議論を進めれば、採用担当者に悪い印象を与えずに、自身の強みをアピールできるでしょう。

ただし、これらのコツは頭で理解していても実践できるとは限りませんので、何度も練習を重ねて感覚的に体に染み込ませておくことが大切です。

全員に話を振る

先述したように、グループディスカッションの目的は、全員で活発な議論を行い、納得できる結論を導き出すことです。

そのため、最終的な結論の妥当性や説得力だけではなく、そこに至るまでの議論の過程も、採用担当者に見られています。

一部のメンバーだけが発言している場合やまったく発言していないメンバーがいた場合は、バランス調整を担う司会が役割を果たせていないと判断されてしまうでしょう。

とくに司会ばかりが発言している状況は、「傾聴力」や「俯瞰する」が不足しているとみなされて、良い評価を得られない可能性があります。

可能な限りそれぞれのメンバーに平等に発言してもらうことを意識し、発言が少ないメンバーに意図的に話題を振るなど、全体が発言できるように振る舞うと良いでしょう。

タイムマネジメントを怠らない

時間計画の立案や時間管理はおもにタイムキーパーの仕事ですが、それに合わせたタイムマネジメントを行うのは司会の仕事です。

たとえタイムキーパーが残り時間が少ないことを報告したとしても、司会がそれを受けて対応を変えなければ議論のスピードや展開は変わりません。

そのため、司会は議論の時間には限りがあること、その時間で納得できる結論を導き出さなければいけないことをメンバーに意識させ、必死で取り組むように鼓舞することが求められます。

また、残り時間によっては、白熱している議論を打ち切り、次のフェーズに進ませる必要があります。

時間に合わせてスムーズに議論を進めるためには、経験を積むことが大切です。

しっかり練習を行い、タイムマネジメントを意識した司会の振る舞い方を身に着けておきましょう。

多数決を避ける

結論を出すのは司会の重要な仕事の1つであり、同時に頭を悩ませる難題でもあります。

それまでの議論で統一的な見解が得られていればとくに問題はありませんが、意見が割れていた場合は、どれを最終結論とするべきか迷ってしまうことも多いでしょう。

ただし、結論を出すのが難しいからといって挙手などの多数決に頼るのはNGです。

たしかに多数決はシンプルでわかりやすい意思決定の手段ですが、社会に出てからは「多数派=正解」とは限りません。

司会が結論を多数決に委ねてしまうと、役割を放棄している、リーダーシップ・決断力が欠如していると判断されてしまう可能性が高いので注意しましょう。

チーム内で意見をすり合わせながら納得できる結論を合意形成することが大切です。

【グループディスカッション・司会のコツ】就活エージェントに相談する

ここまで解説してきたように、グループディスカッションは特殊なノウハウが必要とされる選考なので、アピールの場として活用するためには練習などの対策が必要不可欠です。

しかし、議論の練習には相手が必要であり、時間や手間もかかるので、なかなか対策が進められない方もいるでしょう。

そういった方におすすめなのが、模擬面接や就活に関する相談に対応してもらえる就活エージェントの活用です。

時間を効果的に使い、就職活動の成功率を高めたい方は、ぜひこちらの就活エージェントの活用も検討してみてください。

まとめ

司会は、グループディスカッションにおいて議論の舵取りやバランス調整、結論の取りまとめなどを担う重要な役割です。

発言の数も多くなるので、上手く役割が果たせれば採用担当者に協調性やリーダーシップなどの能力をアピールできるでしょう。

ただし、自分の意見を押し通したり、結論を多数決に委ねてしまったりすると、逆に悪印象を与えてしまう可能性があります。

必要であれば就活エージェントを活用して、グループディスカッションの練習を積み、司会のノウハウを身に着けてから選考に臨みましょう。

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