はじめに
浪人を決定したことでいろんな不安に駆られます。
実際に浪人を経験した私が色々な不安に答えて、さらに成功に向けて、浪人生活で大事なことを解説します!
1.浪人決定の不安
浪人が決まった時、やる気よりも不安のほうが募る思いがあったでしょう。
その不安の中で多くの人が感じる不安は次のようなものが主な悩みとなっているのではないでしょうか。
・浪人しても成績は上がらないって聞くけど本当かな
・周りと比較しちゃうのどうしよう
・宅浪って通塾よりきついのかな
・浪人は鬱になりやすいっていうのは本当かな
以上の不安を解消していきます!
1浪人期の成績
浪人生では2‐6‐2理論というものが語られています。
2‐6‐2理論とは、浪人生全体の2割の人が成績が上がり、6割の人が成績が伸び悩み、残り2割の人が成績が下がるというものです。
実際に浪人したときは、3‐4‐3ほどの感覚がありました。
しかし、これに当てはまる人はみな共通点があります。
この共通点は不安の解消の後に紹介します。
2浪人生の誘惑
浪人生は様々な誘惑に打ち勝たなければいけません。
誘惑は思わぬところに潜んでいました。
例えば、現役合格で大学生になった同級生の遊びにさそわれることがあります。
また、マスメディアを通じて面白そうな趣味につながりそうなものを見つけることもあります。
さらには、塾や図書館で勉強をしていると、かっこいい人や可愛い人を見つけてしまって、勉強に集中できなくなってしまうこともありえます。
3通塾と宅浪の比較
私は宅浪をしていました。
宅浪とは、、、。
それに対して、仲の良かった友人は大手塾に通って浪人していました。
通塾と宅浪の違いには主に金銭面と責任の面の2つがあります。
金銭面では通塾の場合、100~200万円ほど塾代としてかかります。
さらに、必要に応じてテキスト代や塾に行くまでの交通費等がかかります。
一方で宅浪の場合は、その塾代がかかりません。
また責任面では通塾の場合、授業があるため1日の時間が決められています。
しかし宅浪の場合、時間の決まりがないため1日の行動が自分自身に委ねられています。
また、学習計画の進め方があっているのかの確認ができないので、そこにも責任が生じます。
4浪人生のメンタル
浪人が決まって一番不安になる受験生が多いのはメンタル面です。
結論からいうと、浪人は鬱になりやすいです。
実際、私はメンタルが強いほうだと自他ともに納得できるほどの強さを持っていましたが、鬱になりかけました。
そこで、主に鬱のきっかけとなるような事象を時期ごとに紹介します。
・ 4、 5月:同級生のキラキラSNSを見る
・ 9月:2回目の模試であまり伸びない
・11、12月:入試が近づくが、成績が伸びない
SNSによって鬱になることは予防できるので、可能な限りSNSは断つようにしましょう。
2浪人生の一日
浪人生は一日一日の生活が成績に反映するといっても過言ではない程、生活スケジュールが重要です。
浪人生の一日を通塾生と宅浪生の2つに分けて紹介します。
宅浪生に関しては、バイトの有無でも比較して紹介します。
どれも実際の浪人生をモデルとしたスケジュールとなっています。
1通塾生の一日
2宅浪生の一日①
2宅浪生の一日②
3浪人生の掟
浪人期には、あらゆるプレッシャーや不安から精神が不安定になります。
また、何が浪人成功のカギなのかと気になる方も多いです。
そこで、浪人期で必要な気持ちの保ち方や、実際に経験した際に効力があった方法を紹介します。
1目標を変えない
浪人期は成績が伸びづらいです。
それに伴って、志望校のレベルを下げようとしがちです。
しかし、浪人成功の一番のカギは志望校を変えないことです。
第一志望校への思い入れを強くすることが合格につながります。
2規則正しい生活を送る
浪人生活は自身の責任が現役時代よりも強くなります。
早寝早起きの徹底や睡眠時間7時間の確保、適度な運動を行うことなどの規則正しい生活を送ることが、浪人生活を成功させるために必要最低限なこととなります。
3適度な休暇を取る
浪人期は孤独との戦いでもあります。
しかし、常に戦闘状態では気疲れしてしまいます。
うまく休暇を取ることで自身の精神も安定しやすくなります。
常に勉強することもいいですが、月に1回以上勉強から離れることでメリハリがつき成績が上がりやすくなります。
4ポジティブな思考で考える
ポジティブな思考で考えることはメンタルが弱いと自覚のある人には重要です。
浪人期には鬱になりやすくなります。
なんでもポジティブに捉えることで自身に追い打ちをかけることがなくなり、成績の向上にも繋がっていきます。
自身に追い打ちをかけることは自身の首を占めることになってしまうので、勉強してきた自身のことを信じるようにしていきましょう。
5成績で一喜一憂しない
成績が安定しないこともあります。
特に私立大学を目指していると成績は出にくいものです。
私は私立文系ですが、合格した大学はずっとE判定でした。
成績を重視することで精神が不安定になってしまいます。
精神の安定が必要な浪人生活では、成績を気にしすぎないことが大切です。
6できれば社会経験をする
浪人期の時間は長いものです。
時間を有効に使うことが要求されます。
私は早朝アルバイトをしながら浪人期を過ごしましたが、人生経験としていい経験ができました。
前述したように、浪人生活では適度に休憩を挟むことが大切です。
その休憩代わりに、アルバイトをするのもおすすめです。
しかし、アルバイトをする際には熱中しすぎないようにしましょう。
4受験合格への道しるべ
浪人生活にはやるべきことの徹底が成功の秘訣となっていきます。
その中でも、最も重要なことを紹介します。
1目標を揺るがないものに
前述したように志望校のレベルを下げることは浪人失敗の要因となります。
一度志望校のレベルを下げてしまうとずるずると下がっていき、はじめに浪人を決めた気持ちからかけ離れた結果になってしまいます。
この浪人期に志望校を下げることをしないように、第一志望への思い入れをしっかりと持つようにしましょう。
2勉強計画の実行
勉強計画を現役時代に立てていた人は多いことでしょう。
浪人期は責任が伴うため、勉強計画を立てることがより重要になっていきます。
週間・月・年の3段階の計画を立てて実行していくことがおすすめの立て方です。
これらを受験日から逆算して計画を立てていきます。
3合格したことを想像する
私は精神を安定させるために、合格した時のことを想像していました。
合格後にやりたいことやなっていたい像を考えることで、勉強へのモチベーションを高い状態で保てました。
これはメンタルが弱い人におすすめです。
5実際に浪人してみて
私は浪人したことを後悔していません。
しかし、浪人する前には、色々な不安に駆られました。
そこで、実際に浪人を経験してみて思ったことや良かったことを紹介します。
1規則正しい生活が身につく
私は浪人期に規則正しい生活を送ることを重要視していました。
その結果、浪人期からの規則正しい生活習慣が大学生になっても身につき、一限の出席に間に合わないことがありませんでした。
しかし、大学でできた友達やサークルでの付き合いなどで夜更かしをしすぎてしまうとすぐに生活習慣が壊れてしまうので気を付けましょう!
2価値観に変化が生じる
私は浪人期で様々な人に出会いました。
多浪をしている人や再受験で勉強し始めた50代の方がいたりしました。
また、浪人の結果にかかわらず、つらい浪人期を乗り越えた同志として浪人を経験している人と親近感が湧きます。
大学入学後、浪人の告白をすると浪人していた同級生や先輩とすぐに仲良くなることが、実際にありました。
同級生も浪人しているからといって、腫れ物に触るような態度を取られることはありませんでした。
3自分に自信が出る
私が浪人して一番変わったことはこのことです。
浪人期はつらいものです。
そのつらい浪人期を乗り越えたことで自信がつきました。
また、私は偏差値が第一志望の大学に程遠いものであったために、地獄に近いものでした。
しかし、その地獄を乗り越えることができたため、これから起きる試練もこの地獄よりはつらいものではないと思えるようになりました。
6まとめ
人によっては浪人を地獄だと思っている人もいます。
私もこのような思いがありましたが、この経験が私に様々なことを教えてくれました。
浪人を乗り越えたら晴れ渡る景色が広がっています。
この景色を見るために浪人の一年間を乗り越えましょう!!