【12選】物流業界の魅力とは?業務内容や求められるスキル、働くメリットを徹底解説!

【12選】物流業界の魅力とは?業務内容や求められるスキル、働くメリットを徹底解説!

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  • 柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること
  • 物流業界の魅力
  • 物流業界に向いている人
  • 役立つ資格
この記事をおすすめしたい人
  • 物流業界に興味を持っている人
  • 物流業界の良さを知りたい人
  • 物流業界に関して知りたい人

目次目次を全て表示する

はじめに

これから就活を控えている人の中には、そもそもどんな業界で働いてみようか迷っている状態の人もいるでしょう。

もしこれといって特に気になっている業界がない場合は、物流業界を選択肢の1つとして考えてみても良いかもしれません。

本記事では、そんな物流業界の魅力から業務内容、そして必要になるスキルなどを、わかりやすく解説します。

どこに就職しようか悩んでいる人はもちろん、物流業界についてまだまだ知識がない人も、ぜひ参考にしてみてください。

また、物流業界について広く書いた記事もあります。

興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

【物流業界の魅力】物流業界とは

物流業界は、簡単にいうとさまざまなお客様のもとに、必要な商品を届けるビジネスをおこなっている業界です。

例えば、近年ではインターネットを活用した通販業者も多数増えてきたため、従来よりもはるかに物流業界の需要が高まってきているといって良いでしょう。

だからこそ、今後もますます世の中から必要とされる存在です。

万が一物流業界が滞ることになれば、インターネットでのショッピングはもちろん、生活に欠かせない身近なスーパーやコンビニにも商品が届かなくなってしまうので、これからも決して廃れることはありません。

つまり、インフラを担う業界だといえるため、仕事がなくなることもまずないでしょう。

【物流業界の魅力】物流業界の魅力12選

物流業界には、さまざまな魅力があります。

そのため、まだ物流業界のことをよく知らない人でも、その魅力に気づくことができれば興味を持つ可能性が高いでしょう。

ここでは、物流業界における最大の魅力を12選紹介します。

物流業界の魅力12選
  • 安定している
  • 地方でも働くことができる
  • 全国各地を知れる
  • お客様から直接感謝される
  • 社会に貢献していることを実感できる
  • 幅広い職種・キャリアの選択
  • 若手でも活躍できる環境
  • IT・DXの推進に問われる
  • 景気に強く、安定成長中の市場
  • チームで進める達成感がある
  • 海外との接点もある
  • 社会課題に取り組める業界

安定している

まず物流業界といえば、とにかく安定して仕事を続けることができるのが大きなポイントだといえます。

その理由は、この社会において物を運ぶ人がいないと、生活をする上で成り立たないことばかりだからです。

私たちが必要なものを簡単に手に入れられるのも、すべて物流企業が存在してくれているおかげだといえるでしょう。

だからこそ、安定的な生活や収入を求めている人にとっては、とても魅力的な業界の1つです。

この世に人やモノが存在し続ける限り、物流の需要がなくなってしまうことはありえません。

近年ではコロナ禍によってさらにそのニーズは高まったといえるので、安心して飛び込める業界だといえます。

地方でも働くことができる

大都会のような場所はもちろん、地方のような場所でも、当然働くことができます。

なぜなら、仕事の需要が非常に高い業界だからです。

そもそも物流を必要としない場所は存在しませんので、どこに住んでいる人でも、身近な物流企業で働き始めることができるでしょう。

物流企業の多くは全国にいくつもの営業所を構えているため、お住まいの地域でも検索すれば必ず何かしら出てくるはずです。

そのため、物流企業で働くだけのために、わざわざ都会に出てくる必要は一切ありません。

全国各地を知れる

物流企業で働く際に、もし自分自身が物を運ぶことになる場合は、近所だけではなくさまざまな場所に移動することになるでしょう。

時には地元から大きく離れて、別の都道府県へ足を運ぶことも出てくるかもしれません。

そのため、毎日のように同じ景色の中で仕事をせずに済むのも、それは魅力の1つと考えて良いでしょう。

自分の知らない土地への移動は、それだけで良い刺激になるはずです。

普段からプライベートでも、お出かけするのが好きな人にとっては、むしろ最適な業界といっても過言ではありません。

仕事を通じて、自分の知らなかった場所やお店などを知るきっかけにもなりますので、毎日楽しく仕事をすることができるでしょう。

お客様から直接感謝される

物流業界での仕事といえば、直接お客様と接する機会も多々あります。

特に実際にお客様のもとへ足を運ぶことが多いドライバーであれば、ストレートに「ありがとう!」と言ってもらえることがたくさんあるため、仕事にやりがいを感じやすいのが大きな魅力になるでしょう。

つまり、人の役に立っているのを強く実感できます。

それだけでも、仕事へのモチベーションを常に維持しやすくなる人は少なくないはずですので、挑戦してみる価値は高いでしょう。

社会に貢献していることを実感できる

物流業界は、私たちの生活を支えているインフラ的な存在といっても過言ではありません。

だからこそ、社会全体に対して直接自分が貢献していることを実感できます。

物流企業がなくなれば誰もが現代的な生活を送れなくなりますし、他の業界の企業も仕事が成立しなくなってしまうおそれがあるので、まさに必要不可欠な存在です。

そのため、社会を縁の下から支えられるような人になりたい場合は、これ以上ないベストな選択肢になってくるでしょう。

幅広い職種・キャリアの選択

物流業界には、輸送や倉庫管理といった現場業務だけでなく、営業・企画・IT・データ分析など、多岐にわたる職種があります。

たとえば、顧客のニーズに応えるためのソリューション営業、物流拠点の最適化を図る企画部門、倉庫内の動きを効率化するためのシステム開発部門などがあります。

こうした幅広い業務領域により、「人と関わるのが好き」「論理的に仕組みを考えるのが得意」など、さまざまなタイプの人が活躍できるフィールドがあります。

現場志向の人もデスクワーク志向の人も、それぞれに合ったキャリア形成が可能な点は、大きな魅力といえます。

若手でも活躍できる環境

物流業界では、実力主義の社風を取り入れている企業が多く、若手であっても意欲と行動力があれば責任ある仕事を任されやすい特徴があります。

入社1~2年目で現場管理やプロジェクトリーダーを任される例もあり、成長を実感しやすい環境です。

また、業務改善提案や新技術の導入などに若手の意見が積極的に取り入れられることも多く、挑戦を応援する風土が根付いています。

「早く成長したい」「裁量を持って働きたい」と考える学生にとっては、まさに自分の力を試し、磨ける業界です。

IT・DXの推進に問われる

物流業界は近年、AIやIoTといった先端技術を活用し、効率化・省人化を図る“スマートロジスティクス”へと進化しています。

自動倉庫やロボットによるピッキング作業、輸送ルートのAI最適化など、デジタル化が加速する中で、ITやデータ分析の知識を活かせる機会が増えています。

理系学生や情報系出身の人材にとっては、技術を実社会に応用する場としても非常に魅力的です。

また、DX推進は現場業務にも直結するため、「現場×IT」の視点を持つ人が重宝される傾向にあります。

景気に強く、安定成長中の市場

物流業界は「なくならない仕事」の代表格とされており、安定した成長を続けています。

特に近年は、EC市場の急成長や医薬・食品など生活インフラ分野の物流需要の高まりにより、コロナ禍でも堅調な業績を維持する企業が多く見られました。

景気の影響を受けにくく、社会の動きに直結したインフラ産業であるため、将来性も高いと評価されています。

就活生にとって「長く安心して働ける業界」であることは重要な判断軸の一つになります。

転勤の有無や多様な働き方を提供する企業も増えており、安定と柔軟性の両立を実現できるフィールドです。

チームで進める達成感がある

物流業務は一人で完結するものではなく、輸送担当者、倉庫スタッフ、管理部門など多くの人が連携して初めて成り立ちます。

そのため、チームワークを大切にする風土があり、日々の業務の中で「一体感」や「連携の喜び」を実感できる機会が豊富です。

特に繁忙期の乗り越えやトラブル対応後の成果達成には、メンバー同士の信頼が深まります。

組織で協力しながら目標を達成することにやりがいを感じる人にとっては、最適な環境と言えるでしょう。

体育会系出身者や協調性を重視するタイプには特に向いています。

海外との接点もある

物流業界には、国際貿易や海外輸送を担う「国際物流」という分野があり、商社やメーカーと連携しながらグローバルに活躍できる環境があります。

輸出入業務、通関手続き、国際貨物の輸送スケジュール管理など、語学力や国際感覚を活かすチャンスも豊富です。

また、海外拠点を持つ企業では、将来的に海外駐在やグローバル案件への参加も可能です。

「英語を活かしたい」「世界を舞台に働きたい」と考える就活生にとって、物流業界は意外な穴場であり実務と国際性の両方を追求できる業界です。

社会課題に取り組める業界

物流業界は、現代社会が抱えるさまざまな課題に真正面から取り組む業界でもあります。

たとえば、ドライバー不足や長時間労働といった労働環境の改善、CO₂削減・環境負荷軽減といったサステナビリティ対応など、企業ごとに多様な挑戦が進んでいます。

また、災害時の緊急物流や医療物資の安定供給といった「社会インフラとしての使命」も担っており、人々の生活を陰から支える役割を果たしています。

「社会に貢献したい」「意義ある仕事がしたい」という思いを持つ就活生にとって、非常にやりがいのある業界です。

【物流業界の魅力】業務内容

物流業界と一言でいっても、そこにはさまざまな仕事が存在します。

そのため、自分がどのようなことをしたいのかによっても、志望する企業や求人に違いが出てくるでしょう。

ここでは、一般的にどのような業務内容があるのかを、13種類に分けて紹介します。

この中で1つでも興味のあるものがある場合は、積極的に物流業界を目指してみるのがおすすめです。

業務内容
  • 輸送
  • 保管
  • 荷役
  • 包装
  • 流通加工
  • 情報管理
  • 物流企画・戦略立案
  • 在庫管理
  • 調達物流(購買物流)
  • 販売物流(ディストリビューション)
  • リバース物流(回収・返品)
  • 物流IT・システム管理
  • 顧客対応(ロジスティクス営業)

輸送

まず物流業界の業務といえば、輸送が欠かせません。

トラックや軽バンはもちろん、物によっては船や航空機など、さまざまな乗り物を使って荷物を運ぶのが仕事です。

何を運ぶのかによっても変わりますし、どこに運ぶのかによっても、もちろん変わってきます。

そのため、輸送の仕事に関わる場合は、日本全国さまざまな場所に移動する機会が出てくるでしょう。

人によっては何度も都道府県をまたぐことになりますので、色々なところに足を運ぶのが好きな人にとってもおすすめです。

保管

物流業界では、メーカーや他の配送業者から届けられる商品をそのままお客様のもとへ配達するのではなく、まずは倉庫に保管することになります。

そのため、非常に多くの商品を管理することになるでしょう。

基本的にはあらかじめ決められた場所に商品を保管するケースが多いですが、必ずしもその通りになるとは限りません。

なぜなら、時期やタイミングによって入荷してくる商品には、違いが出てくるからです。

また商品の形や大きさもバラバラになりがちなので、どのように倉庫に収納して管理するのかを常に考えなければいけません。

またスムーズに出荷することも意識しないといけないため、非常に頭を使う仕事になります。

荷役

荷役とは、要するに商品の入出庫をする仕事のことを指します。

具体的には、トラックや輸送機器への積み込みや荷下ろしをするのが仕事です。

例えば、天井クレーンやアンローダなどのクレーンに加え、フォークリフトやコンベヤなども積極的に活用することになるでしょう。

つまり、大きな機械を操作して商品を移動させることが多々出てきます。

もちろん機械を操作する以上は、事故を起こしてしまうリスクも常に生じることになるため、スピード以上に慎重さが求められるポジションだといえるでしょう。

包装

包装とは、文字通り商品を包む作業です。

物流倉庫で仕事をする場合は、まず発送する商品を集めるためのピッキング作業をすることになります。

具体的には、お客様の出荷指示書を作成し、そのリストに沿って順番に商品を1か所に集めていくことになるでしょう。

そして商品を集め終えたら、いよいよ最後の工程である包装作業に入ります。

商品によってその方法は異なりますが、一般的に小物類は段ボールに梱包材を詰めて包み、大型商品に関しては段ボールの当て板を使ってバンドで巻いたり、あるいは何もせず送り状だけを貼ってそのまま出荷することになるのがよくあるパターンです。

流通加工

流通工程は厳密にいうと、商品を出荷する前におこなう業務全般を指す言葉です。

前述した包装もそのうちの1つになりますが、他にもさまざまな業務があります。

例えば、商品に汚れや傷がないかどうかを検品したり、食品系であれば食材に加工を施したりすることになるでしょう。

取り扱う商品によって具体的な業務は変わってきますが、いずれにしても手先の器用さや丁寧さが求められます。

ちなみに、企業によっては自社ではやらずに外注することもよくあるのが特徴です。

情報管理

物流業界の業務の中には、IT技術を使った情報管理もあります。

目視で商品や荷物の管理をすることはもちろんですが、それに加えて常に在庫状況をデータ化して管理することにもなるでしょう。

また、商品の種類や数だけではなく、取り扱うものによっては温度の管理も同時におこなうことになります。

そのため、非常に責任のあるポジションの1つといっても過言ではありません。

物流企画・戦略立案

物流企画・戦略立案は、企業の物流全体を構築・最適化する業務です。

具体的には、商品の保管拠点の配置や輸送ルートの設計、物流センターのレイアウトや自動化の導入などを担当します。

目的はコスト削減と業務効率化であり、業務の生産性や顧客満足度に直結する重要な役割を担っています。

データ分析や現場の課題ヒアリングを通じて最適なプランを立案し、実行・検証を繰り返すPDCA型の業務スタイルです。

ロジカルな思考力や全体最適の視点が求められるため、経営戦略にも関わるやりがいの大きいポジションです。

在庫管理

在庫管理は、商品の保管状況を常に最適に保ち、過剰在庫や品切れによるロスを防ぐ業務です。

取り扱う商品の種類や需要予測、季節性、販売データなどをもとに在庫数量を調整し、倉庫スペースや人員の効率運用も含めて考える必要があります。

正確なデータ管理能力と、状況に応じて柔軟に判断する力が求められます。

特にEC市場では需要の波が激しく、在庫管理の精度が企業の収益に直結します。

ミスが許されない緊張感のある業務ではありますが、安定供給を支える縁の下の力持ち的な存在として、大きな達成感が得られる仕事です。

調達物流(購買物流)

調達物流とは、自社の製品づくりに必要な部品や原材料を、外部のサプライヤーから適切なタイミングで効率よく調達・運搬する業務です。

調達先との納期やコストの交渉、在庫状況や生産スケジュールに合わせた発注管理、輸送手段の選定などが主な役割です。

特にグローバルな供給網では、為替や国際情勢の影響も受けるため、柔軟な判断力と調整力が求められます。

調達が滞ると生産全体に影響するため、正確さとスピードが重要視されます。

ものづくり企業の根幹を支える業務として、安定供給とコスト最適化に貢献する重要なポジションです。

販売物流(ディストリビューション)

販売物流とは、商品を法人・個人の顧客に届けるまでの「最後の工程」にあたる業務です。

出荷準備、配送業者との調整、納期管理、梱包・ラベル管理など、細かい作業が多く、ミスが許されません。

顧客からの問い合わせ対応やトラブル時のクレーム処理も含まれ、丁寧な対応力と正確な管理能力が求められます。

BtoBでは信頼関係の維持、BtoCでは満足度向上が成果につながるため、物流現場と営業の橋渡し役としての役割もあります。

「モノを届ける」以上の責任と顧客志向が必要な、企業の印象を左右する重要なポジションです。

リバース物流(回収・返品)

リバース物流とは、消費者から企業側へ戻ってくる商品や資材の回収・再利用・処分を行う業務です。

具体的には、返品商品の受け取りと検品、故障品の修理対応、再利用可能な梱包材の回収などが該当します。

この分野はSDGsや環境経営への注目の高まりに伴い、企業価値を高める活動としても重視されています。

循環型社会の実現に向けた取り組みとして、再資源化や廃棄物削減を物流面から支える役割を担っており、環境問題への貢献意識が高い人には非常にやりがいのある分野です。

今後さらに重要度が高まる業務です。

物流IT・システム管理

物流IT・システム管理は、WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)などの運用を通じて、物流業務の効率化と可視化を支える業務です。

現場の動きをリアルタイムで把握・分析し、ミスの防止や作業時間短縮を実現します。

また、IoT機器や自動化設備、データ分析ツールの導入など、新たな技術を業務に組み込む役割もあります。

ITやデータに強い人材が重宝され、システムと現場の橋渡しをするポジションとして活躍の場が広がっています。

現場を知り、技術を活かして業務を変革したい人に向いた分野です。

顧客対応(ロジスティクス営業)

ロジスティクス営業は、荷主(企業の顧客)から物流に関する課題や要望をヒアリングし、最適な物流ソリューションを提案する仕事です。

例えば、コスト削減や納期短縮の相談に対して、倉庫の再配置や配送ルートの見直しを提案するなど、課題解決型の営業が中心となります。

社内の物流現場とも連携しながら実現性を検討する必要があり、コミュニケーション力と調整力が求められます。

物流の知識をベースに、顧客と長期的な信頼関係を築くことが成果につながるため、顧客視点を大切にできる人に向いたポジションです。

【物流業界の魅力】物流業界に向いている人6選

物流業界にも、人によっては向き不向きがあるものです。

そのため、必ずしもすべての人にとって、相性の良い業界だとはいえません。

だからこそ、あらかじめ自分に向いているのかどうかを、判断しておいた方が良いでしょう。

ここでは具体的に、どのようなタイプの人が物流業界に入った方が良いのかを、6つのポイントを踏まえた上で紹介します。

この中で当てはまるものがある人は、それだけで大活躍できると思っておいてOKです。

物流業界に向いている人6選
  • 責任感がある人
  • 体力がある人
  • 臨機応変な対応ができる人
  • 丁寧に作業ができる人
  • コツコツ努力できる人
  • テクノロジーに前向きな人

責任感がある人

まず物流業界といえば、責任感のある人ほど向いているものだといえるでしょう。

なぜなら、お客様から大切な荷物を取り扱う仕事になるからです。

特にドライバーの場合は、仕事中常にお客様の荷物を管理することになります。

つまり、最後まで届ける責任を負うことになるのです。

もちろん何かトラブルで届けることができなければ、クレームになることに加えて会社の看板を汚してしまうことにもなってしまうでしょう。

だからこそ、仕事に対する姿勢はとても重要だといえます。

また、ドライバーの仕事は決して1人だけでおこなうものではありません。

他のドライバーともきちんと連携した上で、配達をすることになります。

そのため、伝達ミスや連絡漏れなどが起こらないように、1人1人が意識し続けないといけません。

体力がある人

これから物流業界で活躍したい人は、人並み以上の体力があった方が活躍しやすくなるでしょう。

その理由は、毎日のように荷物を持ち上げることが出てくるからです。

例えば、大型家電をトラックに入れる際にも、体力は必要不可欠になります。

自分がどの部署に配属することになっても商品を持ち上げる機会は出てきますので、体力はあるに越したことありません。

また、物流業界ではほぼ立ちっぱなしで作業をすることになります。

特に倉庫内での仕事がメインになる場合は、基本的に座ることはないでしょう。

そのため、何時間でも動き回れる体力がないと、長く仕事を続けていくのは難しいといえるかもしれません。

もし体力にまだ自信がない人で、物流業界に興味がある場合は、今からでも体力づくりに励むのをおすすめします。

臨機応変な対応ができる人

仕事では常に決められたスケジュールを守ることを意識しながら、配達をすることになります。

しかし、必ずしも時間通りに荷物を受け取ったり、配達したりできるわけではありません。

なぜなら、天候の状態や渋滞などによって、予定通りに動けなくなってしまうこともあるからです。

特にドライバーの場合は自ら荷物を届ける役割を担うことになるので、どんな状況になっても臨機応変に対応できるようになっておかないといけません。

例えば、他のドライバーとの連携はもちろんのこと、少しでも配達ルートに詳しくなっておかないと、いざという時になかなかうまくいかないでしょう。

だからこそ、トラブルが起きた際のことも踏まえた上で、適切な行動を考えられる人こそ向いている業界だといえます。

丁寧に作業ができる人

物流業界での仕事では、常に丁寧さも求められます。

荷物の紛失はもちろんのこと、商品や梱包されている箱にもキズや汚れ、破損がないように運ぶ必要があるため、決して雑に扱ってはいけません。

万が一お客様の荷物に何かあった際には、もちろんお詫びの連絡を入れる必要もありますし、場合によっては大きなクレームとなってしまい、金銭的なコストに加えて信頼を失うことにもつながるでしょう。

これはドライバー1人のことで済む話ではなく、会社としての信頼もなくなってしまうので、ほんのささいなことで経営が傾いてしまうことも珍しくありません。

そのため、どんな作業においても丁寧にこなせる人こそ、物流業界では求められている存在だといえます。

コツコツ努力できる人

物流業界では、毎日大量の荷物を正確に、そして安全に取り扱う必要があります。

商品のピッキングや検品、仕分け作業などは一見地味に見えるかもしれませんが、その一つひとつが物流の品質を支えており、顧客満足度にも直結します。

華やかさよりも、正確さと継続力が重視されるため、真面目にコツコツ努力できる人が評価されやすい業界です。

たとえ大きな成果がすぐに目に見えなくても、継続する力が信頼や成果につながる仕事です。

地道な努力を重ねることで、「物流を止めない」存在として現場からも顧客からも頼られるようになります。

テクノロジーに前向きな人

近年の物流業界では、DX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでおり、自動倉庫、ロボットによるピッキング、AIによる配送ルート最適化など、最先端の技術導入が進んでいます。

そのため、ITや新しいシステムに抵抗がなく、デジタル技術に対して前向きな姿勢を持つ人は、企業にとって非常に貴重な人材です。

特別な知識がなくても「興味を持ち、使ってみよう」という気持ちがあれば十分です。

現場とITをつなぐ存在として活躍できるチャンスが広がっており、これからの物流を変えていく力にもなります。

【物流業界の魅力】物流業界で役立つ資格5選

物流業界にこれから飛び込みたいと考えている人の中には、そもそもどうすれば入社しやすくなるのかわからない人もいるでしょう。

結論からいうと、前述した「体力」や「責任感」の有無をアピールできれば、それだけでも選考してもらえる可能性は高まります。

とはいえ、自分が志望するところによっては、それだけじゃアピールとして足りないこともあるかもしれません。

そんな時に役立つのが、資格になります。

ここでは、物流業界で特に役立つことになる資格の種類を、5つ紹介しましょう。

物流業界で役立つ資格5選
  • 運行管理者
  • 通関士
  • 危険物取扱者
  • 倉庫管理主任者
  • フォークリフト運転技能者

運行管理者

まず国家資格の1つとして、運行管理者の資格があります。

運行管理者資格とは、簡単にいうと自動車運送業者の安全を守るために存在するものです。

この資格を得ることによって運行管理者資格者証が交付されるため、これから物流業界で運送に携わりたい人にとっては、間違いなく大きな武器になるでしょう。

なお、運行管理者資格には「貨物」と「旅客」の2種類がありますが、物流業においては貨物の資格を取ることが大切です。

また、運行管理者資格は、一般的に一夜漬けで勉強をしても、なかなか合格には至りません。

そのため、過去問の傾向をしっかり押さえるようにし、もっとも重要なところを重点的に日々勉強するようにしましょう。

通関士

物流業界では、企業によって海外との取引をすることも珍しくありません。

その際には、あらかじめ税関に申告をして許可を得る必要が出てきます。

しかしながら、税関に関する手続きをするためには、専門知識が必要になってくるため、どの企業も専門家に依頼することになるのです。

その専門家が、通関士になります。

通関士の資格を持っていることによって、あらゆる企業の通関実務を担うことができるようになるので、その需要は今後も非常に高くなるとみて良いでしょう。

ただし、合格難易度は比較的高い傾向があるため、本気で資格を取得することを考えている人は、今からでもきちんと勉強しておかなければいけません。

ちなみに、通関士は貿易や英語に関する知識があると、さらに有利に就活ができるようになります。

危険物取扱者

危険物取扱者とは、簡単にいうと身に危険が及ぶようなものを取り扱う人のことを指します。

例えば、ガソリンや化学薬品のようなものは、危険物取扱者の資格を持っていなければ、自身で取り扱うことができません。

そのため、この辺りの商品を取り扱うことの多い企業を志望する場合は、必須になる資格だといえるでしょう。

また危険物の取り扱いは、特に人間だからこそできるものです。

近年ではAIがますます進化を遂げていますが、どれだけ進化しても細かい管理をしたり、指示をしたりするのは、まさに人間じゃなければ務まりません。

だからこそ、今後も危険物取扱者の資格は常に高い需要を維持し続けるでしょう。

倉庫管理主任者

倉庫管理主任者は、倉庫をきちんと管理する上で重要な知識を持っている人のことをいいます。

ここまで紹介した資格とは異なり、必要な講習を受けるだけで取得できるようになっているため、いわゆる試験は存在しません。

ちなみに、あらかじめ実務経験によって要件を満たしている場合は、講習を受講しなくても大丈夫です。

例えば、倉庫管理に関する業務が3年以上あったり、指導役として2年以上の経験がある人は、倉庫管理主任者に選定されるための条件を満たすことになります。

いずれか1つだけでも良いので、覚えておくと良いでしょう。

詳しくは国土交通省が出している、倉庫管理主任者マニュアルに詳細が載せられているので、興味のある人はチェックしてみてください。

フォークリフト運転技能者

フォークリフト運転技能者の資格は、文字通りフォークリフトを運転する上で必要になる国家資格です。

物流業界かつ倉庫での作業がメインになると、必然的にフォークリフトで作業をすることにもなりますので、事前に持っておいて損はありません。

また、同じフォークリフトの資格でも、大きく分けて2種類あります。

1つは最大積載荷重量が1トン未満の場合に必要な運転特別教育修了証、もう1つが1トン以上の場合に必要な運転技能講習修了証です。

一見すると名前が似ているため、これからフォークリフトの資格を検討している人は、自分に必要なものを取得できるようにしてください。

なお、万が一資格がない状態でフォークリフトを操作すると、労働安全衛生法による罰則の対象になるため注意しましょう。

【物流業界の魅力】内定を得るためのポイント3つ

初めての就活となると、まだ内定をもらうイメージが沸きにくいかもしれません。

そんな人のために、ここで内定を得るための重要なポイントを3つ紹介します。

実はこの内容を押さえておくだけでも、内定をもらえる確率は一気になかくなるでしょう。

とてもシンプルなことばかりですが、非常に大事な要素になりますので、就活初心者の人は常に忘れないようにしておいてください。

そうすれば、どんな人でも好きな企業で内定を得やすくなるはずです。

ポイント3つ
  • なぜ物流業界が良いのかを明確にする
  • 自己分析をする
  • 企業研究を行う

なぜ物流業界が良いのかを明確にする

まず大事になってくるのが、根本的になぜ物流業界を目指しているのかをはっきりさせることです。

他の業界にもいえることですが、なぜその業界に入りたいのかを伝えられないままだと、どんな企業も就活生に対して適当な印象を抱いてしまいます。

つまり、それだけで不採用になってしまうおそれが出てくるでしょう。

だからこそ、今のうちに自分がなぜ物流業界に飛び込みたいのかを、人に説明できるように考えておかなければいけません。

誰もが納得できるような志望動機を伝えることができれば、きっと内定をもらえる可能性は高くなります。

ちなみに志望動機の作り方は、自分がその業界に興味を持った裏付けとなるエピソードを1つ考えることです。

具体性のあるエピソードであれば、どんな採用担当者も疑問を持つことなく理解してくれるでしょう。

自己分析をする

内定を得るために大事なことは、あらかじめ自己分析を徹底的にしておくことです。

なお自己分析とは、文字通り自分のことを分析して理解を深めることをいいます。

自分のことは自分が一番わかっているつもりでも、意外と気づけていないことはたくさんあったりするので、必ずやっておいた方が良いでしょう。

実際に自己分析をすることによって確固たる軸を持つことができるため、どんな質問をされてもスムーズに答えやすくなります。

面接では自分が想定していないようなことを聞かれることも珍しくありませんので、曖昧な答え方をしないためにも必ず準備しておきましょう。

そうすれば、手応えのある就活を実現しやすくなるはずです。

企業研究を行う

自分が志望する企業が定まってきた時に、必ず忘れないでほしいのが企業分析です。

つまり、入ろうと考えている企業が具体的にどんな場所なのかを、できる限り知るようにしましょう。

例えば、会社のホームページをしっかり見ることはもちろん、会社が運営しているSNSやECサイトなども、細かくチェックしてください。

同じ事業をしている企業でも、それぞれ異なる特徴がありますので、どのような個性があるのかを事前に理解しておくことが大切です。

これによって、志望動機を作る際にも深みのある内容を実現できます。

特徴をきちんと理解してくれているだけで好印象を持つ採用担当者も少なくありませんので、時間の許す限り企業研究はやっておいた方が良いでしょう。

【物流業界の魅力】就活エージェントに相談する

人生で初めて就活をする人は、これからどのように準備していくべきなのかわからないと悩んでいるかもしれません。

また、いざエントリーシートを書き終えたとしても、本当にその内容で内定を勝ち取ることができるのかどうか不安になってしまう人もいるでしょう。

そんな時は、自分だけで頭を抱えるのではなく、第三者にも就活に協力してもらうのがおすすめです。

そこで活用してみてほしいのが、就活エージェントと呼ばれるサービスになります。

就活エージェントとは、就活を成功させたい人がさまざまなサポートを受けられるサービスです。

就活のプロと直接相談することができますし、模擬面接の相手をしてくれたり、エントリーシートの添削までおこなってくれます。

しかも無料で利用できるようになっているので、就活を成功させたい人にとってはうってつけのサービスだといえるでしょう。

まとめ

今回は物流業界に関する基本的なことやその魅力、そして求められるスキルなどを詳しく紹介しました。

物流業界はこの先永久的になくならないといっても過言ではない業界ですので、将来に不安を抱くことなく活躍できる業界だといえます。

だからこそ、どんな人にとっても物流業界は目指す価値があるでしょう。

とはいえ、どんな物事にも向き不向きがありますので、自分でもやっていけそうなのかどうかをしっかり判断した上で、決断してみてください。

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