IT業界の面接はどのようなものか
T業界の面接において、どのような内容が質問されるのか気になる就活生は多いです。
この業界全体としてどのような特徴があるのか、また、どんな質問が飛んでくるのかを知っておくことで、事前に対策が立てやすくなり、面接官とのコミュニケーションもスムーズになります。
好印象を与え、面接選考を通過するためにも、IT業界の面接はどのようなものであるのかしっかりと確認しましょう。
IT業界の面接の特徴
IT業界の面接の特徴として、「なぜこの業界を選んだのか」「IT業界の中でもなぜうちを選んだのか」という質問が多くされる傾向にあります。
業界に対してどのような魅力を感じているのか、また業界の事業や社風のどこに引かれたのかについて具体的に答えられるようにしておくことが重要であると言えます。
IT業界の面接で意識するべきこと
IT業界の面接において意識するべきことについても覚えておきましょう。
大きく分けて3つのポイントがあるため、それぞれ詳しく紹介します。
結論ファーストで論理的に答える
これはIT業界に限ったことではありませんが、面接においては必ず結論ファーストで話すようにしましょう。
相手に伝わりやすい回答をする上で意識するべきことの1つです。
特にIT業界ではコミュニケーション能力や論理性を求める企業が多いため、話し方や伝え方から論理性をアピールすることが重要です。
聞かれたことに対して、まず答えを先に述べ、その後に詳しい説明をする、結論ファーストは最も相手に伝えたいことを伝えやすくする情報も共に共有できる、優れた文章構成です。
なぜIT業界なのかを明確にしておく
先ほども触れた部分ではありますが、IT業界における面接の特徴として、なぜ「IT業界を選んだのか」という質問が多くされる傾向があります。
業界を選んだ理由は様々な角度から述べられます。
例えば、自分が持つ将来のビジョンへの関連性について述べても良いですし、業界に感じた魅力について説明しても良いです。
いずれにおいても、自分がなぜその業界に進もうと思ったのかについて、今一度考え直してみることが大切です。
身だしなみを整える
基本的すぎるため、ついつい忘れがちな対策ではありますが、身だしなみは必ず整えてから面接に臨むようにしましょう。
髪の色やスーツの状態などについて再確認するだけでなく、産毛やヒゲが伸びていないか、靴が汚れていないかなどについても気を配る必要があります。
身だしなみは案外、自分では気がつかない部分であるため、友人や知り合いに問題がないか確認してもらうのも選択肢の1つです。
IT業界の面接でよくある質問
続いて、IT業界の面接においてよく聞かれる質問を5つ紹介します。
いずれも多くの企業において聞かれる可能性が高い質問であるため、しっかりと答えられるように対策をしておきましょう。
なぜこの業界を選んでいるの?/なぜうちに入社したいの?
なぜこの業界を選んだのか、またはなぜ弊社を選んだのかという質問は多くの面接においてなされるものです。
前者の質問の意図としては、業界をどれだけ深く理解できているのかを知るためはもちろん、価値観や意欲などについても確認しようとされている場合が多いです。
また「なぜ弊社を選んだのか」という質問も続けてされることが多く、同業種の他の会社との差別化が大切です。
志望する企業にしかない魅力を見つけ、語れるようにしっかりと企業研究を行っておきましょう。
自己PR
もはや、これは100%聞かれると思っておいた方が良い質問です。
自己PRはほとんどの企業において求められるものであるため、しっかり対策しましょう。
自分の強みを説明し、それをアピールする自己PRですが、どのような点を伝えるかがIT業界においては特に重要です。
IT業界においては情報収集力や好奇心、コミュニケーション能力などが求められているため、それらを考慮した上で自己PRを作成することをおすすめします。
ガクチカ
IT業界においてはガクチカ、つまり学生時代に力を入れたことについて面接で聞かれることも非常に多いです。
特にIT業界においては、インターンシップなどで実務経験を積んでいる就活生を優先して採用する経験があるため、そのような経験をしている方は積極的にアピールしたいところです。
インターンシップ経験がない場合でも、自分が目指している企業において活用できそうな能力を身につけた経験について詳しく話しましょう。
自分の強みと弱みはそれぞれ何?
自分の強みと弱みについても聞いてくるIT企業は多いため、しっかりと対策をしておく必要があります。
強みと弱みについて聞くことで、どのような人柄かを見ているだけでなく、自分自身への理解度を判断している場合も多いです。
自分はどのようなことが得意で、どのようなことが苦手としているのかを明確に把握するには、自分自身を客観的に評価することも求められます。
どうしても自分の強みや弱みがわからない場合は、家族や友人などにも聞いてみましょう。
将来のビジョンは何か
IT業界の中でも、特にベンチャー企業の面接においては将来のビジョンについて聞かれることも多いです。
なぜならば、ベンチャー企業においては未経験で入社し、成長した後に独立や転職などをしてしまう就活生が多いからです。
長く働く意欲のある人材を採用しようと企業は思っているため、入社をゴールとせず、どのように成長していきたいのか、どのようにその企業で成長していこうと思っているのかについて話すことが重要です。
もし、転職などを視野に入れていたとしても、この場合は「御社で長く働くつもりである」という趣旨の話をしましょう。
IT業界の面接で逆質問はどうする?
IT業界の面接において、しっかりと対策しておきたいことの1つに逆質問が挙げられます。
この部分にいかに力を入れられるかであなたの最後の印象が大きく変わる可能性があるため、しっかりと対策をしておきましょう。
調べてわかることは聞かないようにする
公式サイトや説明会で公開されている情報を調べればわかるような質問をしてしまうと、マイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
調べればわかることを質問されて良い思いをしないのは、友人同士でも、面接官と就活生の関係においても同じです。
全く企業について調べていない、モチベーションが低い人材であるとみなされてしまう可能性が高いため、調べてもわかるようなことは絶対に聞かないようにしましょう。
ポジティブな内容を聞く
ネガティブなことについて聞いてしまうと、マイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
特に、福利厚生や離職率などについては多くの人が知りたい情報ではありますが、どうしてもそのようなことを聞くとマイナスな印象を与える可能性は高いと言わざるを得ません。
よって、できるだけ聞かないように、どうしても聞きたい場合は、就職説明会に参加して聞くことをおすすめします。
逆質問の例
逆質問の例には様々なものがありますが、以下のようなものがおすすめです。
・入社後に活躍している社員はどのような特徴がありますか?
・入社後にどのようなキャリアを歩むことができますか?
・入社するにあたって、どのようなスキルを身に着けておくべきですか?
・他社にはない、御社にしかない魅力はどんなことですか?
このような、入社意欲の高さをアピールできる内容を逆質問に盛り込むことが理想的です。
逆質問をした際には、可能であればメモを取るなどして、提供された情報を逃さないようにしましょう。
また、質問内容をメモすることで、入社へのモチベーションが高い人物であるという印象も与えられます。
面接前にやるべきこと
では、面接前にやるべきことにはどのようなものがあるのかについても確認しましょう。
以下の2つの対策はしっかりと行い、面接までに自信を持って取り組めるようにしておいてください。
面接練習を重ねる
就活生はエントリーシートの作成や自己分析など、様々なことを行わなければならないので、忙しいですが、面接練習は絶対にしておきましょう。
「自分は話が得意だから」「コミュ力があるから」という理由で面接練習を怠る人もいますが、いざあまり練習をせずに本番に臨むと、緊張してしまい、何も話せなくなることがほとんどです。
よって、就活に取り組んでいる友人や就活エージェントなどと一緒に、何度も面接練習を行い、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
深掘り質問への回答を考えておく
就活においては、深掘り質問をされることが非常に多いです。
あなたが志望動機や自己PR、ガクチカなどについて話した際にはそれについての詳しい質問をさらにされる可能性が非常に高いと思っておいた方が良いです。
ある程度どのような質問がされそうかについては予想できるため、その質問への回答をあらかじめある程度用意しておき、聞かれた際もスムーズに答えられるようにしておきましょう。
面接に自信が持てないときは?
今回はIT業界の面接対策について対策方法などを紹介してきましたが、やはり面接が不安だと思う人は多いはずです。
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まとめ
今回はIT業界における面接の対策方法や注意すべきポイント、逆質問の例などについて紹介しました。
IT業界においてはモチベーションの高さや今持っているスキルをうまくアピールできるかを確認されている場合が多いです。
ぜひ、本記事の内容を参考に面接練習をしっかりと行い、落ち着いて本番に臨めるように対策しましょう。