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・業界の選び方
・どの業界に向いているか
・選ぶ時のポイント
・どの業界にしようか迷っている人
・それぞれの業界の向いている人を知りたい人
・自分自身の業界選びに役立てたい人
業界診断ツールを用いる

この記事では業界の選び方について詳しく紹介しますが、先にツールを使って自分に向いている業界を明確にしてしまえば、記事を読む必要すらないかもしれません。
弊社が提供している業界診断ツールならば、20個の質問に答えるだけで、あなたの特性や向いてる業界、強みがすぐに分かります。
就活のプロが監修しているツールであるため非常に信頼性が高いですし、時間がない方はこちらでサクッと診断を済ませてしまうのも良いでしょう。
はじめに
就活を進めるにあたって業界の絞り込みがなかなかできないという人も多いでしょう。
そこで今回は、8大業界の特徴について徹底的に紹介した後に業界の選び方などについても紹介します。
業界をしっかりと絞り込むことで就活がよりスムーズに進むため、ぜひ参考にしてみてください。
業界を選べない原因
続いて、なぜ就活生の方の中には業界を選ぶのに迷ってしまう方がいるのでしょうか。
その大まかな原因は以下の3つであるため、自分に当てはまっているものがないか確認し、もし当てはまっていれば、それを改善しながら業界選びを進めてください。
・業界や企業のことを知らない
・自己分析が不十分
・就活の軸が決まっていない
業界や企業のことを知らない
業界を選べない大きな原因の1つとして、世の中にどのような業界や企業があるのか把握できていないことが挙げられます。
学生生活では身近な企業や有名企業の名前を知っていても、それがどの業界に属し、どの役割を担っているのか詳しく学ぶ機会が限られているからです。
したがって、自分に合う業界を探そうとしても選択肢そのものが視野に入っておらず、検討の出発点に立てないまま迷い続けてしまう人も少なくありません。
そこで、まだ知識が浅いと思う方は、まずは業界地図や業界研究の本を活用したり、経済ニュースを読んだりし、幅広い情報に触れてみてください。
自己分析が不十分
業界についてはある程度勉強していたとしても、自分のことを理解できていないと向いている業界をなかなか見つけられません。
自分はどのような価値観を持っているか、どのような時にやりがいを感じるのか、何を大切にしているのかといった自分の内面への理解が業界選びの判断軸になります。
しかし、自己分析ができていないと、何を基準に選べば良いのか全く分からず、周囲の意見に流されてしまいがちです。
また、自分の強みや弱みに気づかないまま志望動機や自己PRを考えても説得力に欠けてしまい、いずれにせよ内定はもらえないでしょう。
これまでの自分の人生を振り返って、どのような出来事で達成感を感じたのか、何が得意で、何が苦手かなどについてぜひ整理してみてください。
就活の軸が決まっていない
業界を選べない背景には、就活の軸が定まっていないことも大きく関係しています。
就活の軸とは「自分が仕事を選ぶ上で何を重視するか」という判断基準のことであり、「社会に与える影響」「環境」「働き方」「専門性の深さ」「福利厚生」などが挙げられます。
この軸が全く決まっていないと、どの業界にもなんとなく興味はあるけれど決め手がなく、迷い続けてしまうでしょう。
明確な基準がないために企業を比較しても優劣がつけられず、志望理由も曖昧になりがちです。
一方、自分の軸がはっきりしていると、業界の特徴や仕事内容と照らし合わせながら、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。
自分に合った業界の見つけ方
では、具体的に自分に合った業界を見つけるためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか。
ツールを使うのも良いですが、以下の方法を丁寧に行えば自分に合った業界は自ずと見えてくるはずです。
時間に余裕がある方は1つずつ、あまり余裕がない方は取り組みやすいものから始めてみてください。
・扱う商材で選ぶ
・顧客で選ぶ
・業界の将来性で選ぶ
・福利厚生で選ぶ
扱う商材で選ぶ
業界を選ぶ際に、自分が関わりたいと感じる商材に注目することは非常に有効な方法です。
業界や企業によって扱う商材は大きく異なり、形のある製品、つまり「有形商材」を扱う業界もあれば、目に見えないサービス、すなわち「無形商材」を提供する業界もあります。
自動車や食品、家電などの製品を通じて顧客に価値を届けたいと考える人には有形商材が合っていますし、コンサルやITサービスなど、形のない価値を提供することに魅力を感じる人には無形商材の業界が向いていることでしょう。
商材の性質によって営業スタイルやマーケティングの手法、製品開発にかかるプロセスも大きく異なるため、自分の関心や働き方のイメージに合うかを見極めることが大切です。
顧客で選ぶ
業界選びを進める上で、その業界が主にどのような顧客を対象としているのかを知ることも非常に重要です。
顧客には大きく分けて、一般消費者を対象としたBtoCと、企業を相手にするBtoBがあります。
それぞれのビジネスモデルによって営業スタイルやコミュニケーションの頻度、仕事の進め方などが大きく異なります。
BtoCでは感性に訴える力や変化への敏感さが大切ですが、BtoBでは論理的な提案力や信頼関係の構築が重視されます。
取引の単価や交渉の規模も違うため、自分に合っているのはどちらか、総合的に見極めましょう。
業界の将来性で選ぶ
業界の将来性を考慮することは安定したキャリアを築く上でも欠かせない視点です。
テクノロジーの進化や社会情勢の変化によって、業界の勢いは常に移り変わっています。
AIやDXの普及によって急成長している業界がある一方で、少子高齢化や需要の低下により縮小が懸念される分野もあります。
業界の成長性や将来的な需要の有無は自分の成長機会やキャリアの選択肢にも大きく影響するため、長期的な視点で丁寧に検討することが大切です。
経済ニュースや業界レポートなどを活用し、今後の市場動向や企業の投資傾向などをチェックしておくと、業界の安定性や将来性についての判断材料にもなります。
自分のキャリアをどのように築きたいかを考え、将来性のある業界を見極める力を養いましょう。
福利厚生で選ぶ
働く上での安心感や生活の充実度を重視する場合は、福利厚生の充実度や働き方に注目することも企業選びの大切なポイントです。
業界によっては長時間労働が常態化していたり、土日出勤・夜勤が当たり前になってしまっていたりすることもあります。
一方で、フレックスタイム制やテレワーク制度、育休・介護休暇制度などが整っている業界や企業もあり、ライフスタイルに合わせた働き方ができる環境も増えています。
特に将来は家族との時間やプライベートを大切にしたいと考えている場合は、制度があるかどうかだけでなく、それらの制度が実際に活用されているかも確認することが大切です。
業界研究の際に平均的な労働時間や休暇の取得率などを調べてみましょう。
自分がどのような働き方を望んでいるかを明確にし、それに見合った環境を選ぶことが、ストレスフリーな社会人生活にとって大切です。
自分に合った業界の選び方6選
自分に合った業界を選ぶにあたって以下の方法を活用すれば、スムーズかつ最適な業界を選べるでしょう。
以下の対策はすべて、業界選びだけでなく企業研究やES・面接の回答のクオリティを高めるためにも役立ちます。
「就活に使える対策」であることは間違いないため、ぜひ取り組んでみてください。
・自己分析をする
・他己分析をする
・業界研究をする
・説明会・セミナーに参加する
・本・ニュースを活用する
・インターンシップに参加する
自己分析をする
自分に合った業界を見つける第一歩として、自己分析は欠かせません。
自己分析を行うことで自分の価値観や大切にしている働き方、得意なこと、興味関心のある分野、そして苦手なことを明確にできます。
自分がどのような環境ならやる気を発揮できるのか、どのような時に充実感を感じるのかといった点を整理しておくと、自分に合う業界の特徴が少しずつ分かってくるはずです。
また、過去の経験を振り返りながら、自分が力を発揮できた場面や、反対に苦手意識を持った状況を整理することも有効です。
自分の価値観や性格と業界の働き方が合っていないと、入社後にミスマッチを感じやすくなるため、業界選びにおいては「自分を知ること」が出発点となります。
他己分析をする
自己分析だけでは理解できない自分の強みや特徴をより深く理解する手段として「他己分析」も非常におすすめです。
他己分析とは友人や家族、先輩など第三者に自分の印象や長所を聞くことを通して、自分では気づけない一面を把握する対策です。
せっかくのあなたの素晴らしい魅力も、あなたにとっては当たり前すぎて自覚できないことも多く、他人の視点を通じてはじめて「これは自分の強みだったのか」と気づくことがあります。
「自分の良いところって何?」「自分の就活でアピールできそうな強みって何がある?」など、積極的に聞いてみましょう。
業界研究をする
業界を選ぶ際には各業界の構造や特徴を正しく理解することも不可欠です。
業界研究を行うことで、その業界がどのようなビジネスモデルで成り立っているのか、収益の仕組みや働いている人の特徴、年収の目安や将来の展望など、全体像を把握できます。
表面的なイメージや知名度だけで業界を選んでしまうと入社後にギャップを感じやすいですが、業界研究を丁寧に行えば、自分に最適な適した業界を見極めやすくなります。
また、同じ業界内でも企業ごとに役割やポジションが異なるため、業界研究を通じてその違いに気づけることもメリットです。
企業研究や志望動機の作成にもつながり、選考においても説得力のある話ができるようになるでしょう。
説明会・セミナーに参加する
業界や企業についての理解を深めるために、説明会やセミナーに積極的に参加するのもおすすめです。
参加企業が自社の業務内容や業界内での立ち位置、今後の展望などを分かりやすく説明してくれるため、短時間で効率的に情報を得られます。
加えて、現場で働く社員から話を聞ける機会も多く、インターネットやパンフレットでは得られない具体的な情報に触れられることも魅力です。
業界や企業がどのような価値観で事業を進めているのかを知ることで、自分との相性も判断できるでしょう。
本・ニュースを活用する
業界について理解を深めるためには書籍やニュースといった情報源を活用することも大切です。
書店には業界研究に特化した書籍も数多く並んでおり、それぞれの業界が抱える課題や成長領域、主要企業の動向などを体系的に学べます。
また、現代はビジネスの流行の移り変わりが非常に早いため、最新ニュースを毎日チェックすることも欠かせません。
新聞の経済面やビジネス系のニュースアプリを通じて注目されている業界やトレンドを把握しておけば、志望業界の現状や将来性を冷静に見極められます。
こうした情報収集は業界選びの判断材料になるだけでなく、知識が深いことで面接やESでの発言に説得力を持たせることにもつながるため、身につけたい習慣です。
インターンシップに参加する
インターンに参加することは自分に合った業界を見極めるための対策として非常に有効です。
実際に企業で働くことでその業界特有の価値観や職場の空気感、求められるスピード感などを体感できます。
ただ仕事内容を見るだけでなく、社員同士のコミュニケーションの様子や意思決定の進め方、上下関係の距離感など、説明会などでは見えにくい部分にも触れられるため、自分が心地よく働ける環境かどうかを立体的に捉えられます。
また、業務を実際に経験する中で、自分が何にやりがいを感じるか、どのような仕事にやりがいを感じられないかが明確になり、志望業界の絞り込みや志望理由の言語化にもつながるでしょう。
【業界の選び方】8大業界とは
では、8大業界にはどのようなものがあるのかについて紹介します。
それぞれの特徴を踏まえた上で就活を進めていきましょう。
・メーカー・製造
・商社
・小売
・金融
・広告・マスコミ
・IT
・サービス
・官公庁・公社・団体
メーカー・製造
メーカー製造業界は、主に製品の設計、製造、品質管理、出荷といった一連のプロセスを通じて、消費者のニーズに応える、ものづくりを行う業界です。
この業界では消費者が求める高品質な商品を提供することが求められます。
まず製品開発の段階では消費者のニーズや市場のトレンドを把握し、それに基づいた製品の設計や施策が行われます。
その後、研究開発部門、製造、品質管理、製品の出荷と物流管理などを通じて最終的に消費者のもとに製品が届くのです。
このようにメーカーや製造業界は、製品の開発から製造、品質管理、出荷までの全てのプロセスを一貫して行うことで消費者のニーズに答え、社会に貢献しています。
- トヨタ自動車
- ソニーグループ
- 日立製作所
- 三菱重工業
- キーエンス
商社
商社は多様なビジネス活動を通じて経済のグローバル化に貢献する重要な役割を担っており、トレーディングと事業投資の2つをメインとした事業を行っています。
トレーディングは商社の基本的な活動の1つであり、供給者と受容者を結びつける仲介役を果たします。
国内外の企業や市場から商品を調達し、それを必要とする企業や市場に販売するのが仕事です。
事業投資は多角的な経営に参画することで企業に投資を行います。
自社の資本やネットワークを活用して様々な分野の企業に対して資金を提供し、経営に参加します。
投資先企業の成長を支援し、新しい事業機会を創出することを目的としているのです。
- 三菱商事
- 三井物産
- 住友商事
- 伊藤忠商事
- 丸紅
小売
小売業界は消費者に商品やサービスを直接提供することで日常生活を支える重要な役割を担っています。
商品の仕入れ、在庫管理、販売、顧客対応、店舗運営などを行うのが仕事です。
いずれにおいても、小売業界は消費者との直接的な関わりを通じて日々のやりがいを感じられる仕事であるといえます。
顧客満足を追求し、効率的な店舗運営を行うことで消費者にとって魅力的な買い物の体験を提供することが小売業の使命です。
本社勤務などになると顧客と関わることは少なくなりますが、多くの職種において顧客と関わる機会が多いのが魅力の1つといえます。
- イオン
- セブン&アイ・ホールディングス
- ファーストリテイリング
- 三越伊勢丹ホールディングス
- ニトリホールディングス
金融
金融業界は経済活動の中心となる重要な役割を果たしており、主に銀行、証券、保険の3つの業種に分けられます。
銀行は個人や企業から預金を集め、その資金を原資として融資を行うことが主な業務です。
証券会社は株式や債券などの金融商品の売買を仲介する業務を行います。
保険会社は顧客から保険料を集め、その資金を運用して利益を上げることも主な業務の1つです。
いずれにおいても資金の流れを円滑にし、経済全体の発展を支えています。
金融業界は経済活動の基盤を支える重要なインフラであり、企業や個人の経済活動をサポートする役割を担っているのです。
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 三井住友フィナンシャル・グループ
- みずほフィナンシャル・グループ
- 野村ホールディングス
- 日本生命保険
広告・マスコミ
広告・マスコミ業界は様々なメディアを通じて商品やサービスの紹介、情報の発信を行う重要な役割を担っています。
広告企画制作、メディアプランニング、広報活動、マーケティングリサーチなどが仕事の代表例です。
広告企画制作は企業の製品やサービスを効果的に消費者に届けるためのクリエイティブな業務です。
メディアプランニングは広告の効果を最大化するために最適なメディアを選定し、広告を配信する計画を立てます。
広報活動は企業や団体のブランドイメージを向上させるためにプレスリリースの作成や記者会見の企画・運営などを行います。
マーケティングリサーチは広告・マスコミ業界における戦略立案の基盤となる業務で、市場調査や消費者アンケートを実施し、消費者のニーズや市場のトレンドを把握するのです。
これらの業務を通じて企業や製品の認知度の向上やブランド価値の向上、売上増加などに貢献しています。
- 電通グループ
- 博報堂DYホールディングス
- ADKホールディングス
- 講談社
- KADOKAWA
IT
IT業界はITを活用した多様なサービスの展開を行っています。
ソフトウェアではソフトウェア開発会社がオペレーティングシステムやモバイルアプリなどを開発しています。
ハードウェア企業はコンピューターやサーバー、ストレージデバイスなどの設計・製造を行います。
情報処理サービスはデータの収集や処理・分析を行い、消費者のニーズなどを導き出すことが業務です。
インターネット・ウェブサービスではオンラインプラットフォームやeコマース、SNS、検索エンジンなどを提供し、通信インフラ企業はインターネットで電話サービスなどのネットワークを提供しています。
これらの分野を通じてIT業界は日常生活やビジネスに不可欠な技術とサービスを提供し、社会の安定に大きく貢献しています。
- 富士通
- NTTデータグループ
- 日本電気(NEC)
- 野村総合研究所
- ソフトバンク
サービス
サービス業界は幅広い範囲の業務を通じて人々に利便性や情報を提供する役割を担っています。
直接的な顧客対応、例えばレストラン、ホテル、カスタマーサポートセンターなどで直接対話しサービスを提供することはもちろん、後方支援業務と呼ばれる業務もサービス業の重要な一環です。
顧客と直接関わることは少ないものの、サービスの質を高めるために必要な業務で、事務スタッフやバックオフィスの従業員は顧客情報の管理、予約システムの運営などを行います。
また、情報を提供するサービスも重要な役割を果たしており、旅行代理店やコンシェルジュサービスでは、顧客に対しての旅行プランの提案や観光地の情報提供も行います。
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 日本航空(JAL)
- ANAホールディングス(ANA)
- 日本通運
官公庁・公社・団体
官公庁、公社、団体はいずれも公共の利益や社会全体の福祉を追求するために設立された組織であり、多岐にわたる業務を行います。
官公庁は国や地方自治体の行政機関であり、主に公務員が勤務しています。
官公庁の主な業務は法律や条例の執行、公共サービスの提供、行政手続きの管理や国防や治安、公共インフラの整備などです。
公社は公共の利益を追求するために設立された企業であり、営利目的ではなく、社会のニーズに応えることを目的としています。
都市交通を運営する交通公社や水道や電力の供給を行う公共事業公社などがあります。
団体はNPOやNGOなど、企業利益を第一の目的としない組織です。
社会問題の解決や地域社会の発展、人権の保護や環境保護など多様な目的のために活動しています。
【業界の選び方】業界を選ぶメリット
本記事の主題は業界の選び方ですが、まずなぜ業界を選んだ方が良いのかについても理解しておく必要があります。
業界を選ぶことで発生するメリットは大きく分けて2つあるため、それぞれ一緒に確認しましょう。
・企業選びがしやすくなる
・就職活動の効率性が上がる
企業選びがしやすくなる
業界を選んだ方が良い理由の1つとして、企業選びがしやすくなることが挙げられます。
特定の業界に絞り込むことでその業界のトレンドや競合状況、主要企業の特徴などを深く理解することが可能になります。
例えばIT業界を志望する場合、最新の技術トレンドや主要な企業ごとの強みや弱みを詳しく分析できます。
このように業界全体の理解を深めることで、どの企業が自分のキャリア目標や価値観に合っているかを見極めやすくなるのです。
また、業界特有のスキルや知識を学ぶことができ、それが自己PRや面接での説得力を高める要素ともなります。
業界を選ぶことで自分にとって最適な企業を見つけやすくなり、ミスマッチを減らすことも可能です。
就職活動の効率が上がる
企業選びがしやすくなるというポイントに非常に似ていますが、就職活動の効率が上がるのも大きなメリットの1つです。
特定の業界に絞ることで志望企業を段階的に絞り込むことができ、効率的に就職活動が可能となります。
例えばIT業界を選んだ場合、まずは主要企業や中堅企業のリストを作成し、それらの企業の詳細な情報を収集・分析します。
この段階で自分のスキルやキャリアプランに合致する企業をピックアップしやすくなるのです。
また、業界特有の採用プロセスや面接での質問傾向、求められるスキルなどを把握しやすくなるため、準備がスムーズに進められます。
【業界の選び方】業界を選ぶ時のポイント
最後に、業界を選ぶ時に念頭に置いておきたいポイントを3つ紹介します。
ここまで紹介した内容を踏まえた上で対策を行い、さらにこの業界を選ぶ時のポイントを覚えておけば、あなたにぴったりの業界を絞り込めるはずです。
・自分の興味がある業界を選ぶ
・自分の強みが生かせる業界を選ぶ
・将来性のある業界を選ぶ
自分の興味関心がある業界を選ぶ
業界を選ぶ時は自分の興味関心があるものを選びましょう。
仕事に対するモチベーションや、やりがいを感じやすくなるからです。
例えばテクノロジーやガジェットに興味がある人はIT業界での仕事に強い興味を持つはずです。
興味関心があることで仕事に対する情熱が生まれ、日々の業務において積極的に取り組む姿勢をキープできます。
例えば興味がある分野に関する知識を積極的に学び続けることができるため、自然と専門性が高まり、戦力として活躍できる人材に成長できるでしょう。
仕事に対する情熱が続くことは素晴らしいキャリアを歩むために重要なポイントなのです。
自分の強みが活かせる業界を選ぶ
自分の強みが活かせる業界を選ぶことも就職活動において重要なポイントです。
自分の得意な分野やスキルを活かせる業界で働くことで即戦力として貢献でき、職場での評価も高まります。
例えば分析力や論理的思考力が強みであると考えている人は金融業界やコンサルティング業界でその能力を活用できるはずです。
一方、クリエイティブな発想やデザイン能力が高い人は広告業界やデザイン業界でその能力を発揮できます。
自分の強みを活かせる業界で働くことは仕事に対する自信を深め、成果を出しやすくするため、自己成長とキャリアアップに直結します。
また自分の強みを活かすことで業務の効率が上がり、ストレスの少ない職場環境を築くこともできます。
将来性がある業界を選ぶ
将来性がある業界を選ぶことも非常に重要なポイントです。
いくらあなたが興味がある業界だったとしても、数十年後に潰れているような業界である場合、新たなキャリアが定年までに大きな転機を迎えなければならないこともあります。
例えば現在急速に成長しているIT業界は今後も技術革新が期待されるため、将来性が高いとされています。
一方経済や社会の変化により衰退が見込まれる業界に入ってしまうと、キャリアの途中で転職を余儀なくされるリスクもあります。
業界の将来性を見極めるためには、市場動向や業界の成長予測、主要企業の動向などを調査することが重要です。
将来性のある業界で働くことで安定した収入とキャリアの発展が期待でき、自分の将来像を実現するための基盤を築くことも可能です。
業界を選ぶ際の注意点
続いて、業界を選ぶ際に気をつけていただきたいポイントを3つ紹介します。
以下のポイントを全く意識せずに業界を選んでしまうと、あなたに合っていない企業に応募してしまう可能性があります。
数ある業界の中であなたに最適なものを見つけるために、以下の注意点も意識しておいてください。
・幅広く業界を見る
・多種多様な情報を活用する
・無理に業界を決めない
幅広く業界を見る
業界選びを行う際には初めから候補を限定せず、視野を広く持って複数の業界を見ておくことが大切です。
最初から「この業界以外は興味がない」と極端に絞ってしまうと、まだ知らない可能性に気づけぬまま、自分に合わない業界を選んでしまう可能性が高いです。
就活の初期の段階では業界についての知識があまりないことも多く、自分の興味や適性と合致する分野に気づいていないこともあります。
業界研究を進める中で、最初は関心がなかった業界にも強く惹かれることも多いため、思い込みにとらわれず、広く情報を収集することが大切です。
様々な業界を見ておくことで、それぞれの違いや共通点が浮き彫りになり、最適な業界選択ができるようになるでしょう。
多種多様な情報を活用する
幅広い情報を活用することは業界選びの精度を高めるうえで欠かせません。
インターネットや書籍、説明会といった基本的な情報源に加え、実際にその業界で働く人の声に触れることが重要です。
OB・OG訪問やインターンシップなどの機会を通じて現場の温度感を知ることで、表向きの印象だけではつかめない、仕事の本質や業界特有の風土に触れられます。
特に、企業が発信するネット上の情報は広報が意図的に構成している場合も多く、その内容だけで業界全体を判断してしまうと、実態とのギャップを見落とすおそれがあります。
また、業界によってはメディア露出が少なく、表に出る情報が限定的なこともあるため、1つの媒体に頼らず多角的な視点で情報を集める姿勢が重要です。
偏りなく情報を得ることが、納得のいく業界選択へとつながっていきます。
無理に業界を決めない
業界選びにおいては無理に早い段階で業界を1つに絞ってしまう必要はありません。
就活を進めるうちに興味や関心が変わることはよくあることであり、その柔軟さがあることで、むしろ良い結果につながることもあります。
重要なのは「どの業界に入るか」よりも「自分がどのような職種に就き、どのように働きたいか」という視点です。
業界の枠に縛られてしまうと選択肢を狭める原因になりかねません。
業界に固執しすぎず、職種や仕事内容、働く環境や価値観といった視点からも検討するようにしましょう。
【業界の選び方】業界が本当に決まらないときは
今回は業界の選び方について8大業界について紹介しつつ徹底的に詳しく紹介したため、多くの人が業界を定められたことでしょう。
しかし、中にはなかなか自分がどの業界に入りたいのか明確にできない人もいるかもしれません。
そんな人は、ぜひ就活エージェントであるジョブコミットを利用してみてください。
志望動機、自己PRなどES作成はもちろんのこと、自己分析や業界の紹介など就活の基礎的な段階のサポートも行ってくれるため、非常に信頼性が高いです。
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まとめ
今回は8大業界について紹介し、主な業務内容や代表的な企業、向いている人について紹介した後に業界を選ぶ重要性について紹介しました。
業界を絞り込むことで就活をさらにスムーズに進められ、あなたに適している企業を見つけられる可能性が高まります。
ぜひ本記事の内容を踏まえた上で業界を絞り込み、あなたに合っている企業を見つけてください。





