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・第一志望と答えないといけない?
・第一志望と答えるときの注意点
・第一志望と答えるときのポイント
・第一志望じゃない企業の面接を受ける人
・第一志望か聞かれて困った人
目次[目次を全て表示する]
【「第一志望ですか?」と聞かれたら?】第一志望と答えなくてもいい?
結論として、第一志望でなかったとしても、面接で「第一志望ですか?」と聞かれた場合は「御社が第一志望です」と答えるしかありません。
その理由やポイントについて、以下の3点に焦点を当てて解説しますので、参考にしてください。
面接官は他に受けている企業があることを理解している
面接官は、就職活動において複数の企業を受けるのが一般的であることを理解しています。
つまり、彼らは応募者が他の企業にも応募している可能性を十分に承知しています。
したがって、その企業だけを受けているわけではないことは、相手も理解しているのです。
よって、他の企業も受けていることを隠す必要はなく、正直に他の企業も受けていることを聞かれた際にも回答しても問題はないでしょう。
就活中に志望度は変化する可能性がある
就職活動中、志望度は状況によって変化します。
最初はA会社を最も志望していても、B社の説明会に参加したり、面接を通じて新たな発見をしたりすることで、志望順位が変わることは少なくありません。
このような変化はよくあることであり、むしろ就活を進める中で自分に合った企業を見つけ出すプロセスの一部と捉えるべきです。
したがって、面接で「第一志望ですか?」と聞かれた場合に「第一志望です」と答え、後に別の企業に入社することになったとしても問題はないのです。
内定後に変わってもいい
選考過程で「第一志望」と答えていても、内定後に気持ちが変わることは少なくありません。
内定を辞退すること自体も問題ありません。
就活はあくまで「自分に最適な企業を見つけるためのプロセス」であり、最終的にどの企業を選ぶかは応募者自身の自由です。
ただし、内定を辞退する際には丁寧な対応を心がけることが重要です。
理由を伝え、選考と採用をしてくれたことへの感謝の気持ちを表せば、失礼には当たりません。
【「第一志望ですか?」と聞かれたら?】面接官が「第一志望ですか?」と聞く理由
企業の採用担当者が面接でなぜ「第一志望ですか?」と聞いてくるのでしょうか?
大きく分けて以下の2つの理由が考えられます。
入社する意思があるかを確かめるため
面接官が「第一志望ですか?」と質問する理由の1つは、応募者が自社に対してどれだけ強い入社意欲を持っているかを確認するためです。
企業は自社に対する志望度が高い応募者を採用したいと考える傾向があります。
入社後の定着率がモチベーションの高さに直結するからです。
特に、同じようなスキルセットを持つ候補者が複数いる場合、企業はより強い入社意欲を示している応募者を選ぼうとします。
面接官はこの質問を通じて、応募者が他社との比較の中でどのように自社を位置づけているのか、どれだけ真剣に自社で働きたいと考えているのかを判断しようとしています。
また、入社意欲が高い応募者は選考過程においても熱意を持って取り組むことが多く、企業にとっても信頼できる存在として映ることが多いです。
このように、面接官は応募者の志望度を確認することで、自社にフィットする人材を見極め、選考を進めていくのです。
企業選びの軸を知るため
企業選びの軸を知るためという意図もこの質問には存在します。
この質問に対する回答から、応募者がどのような基準で企業を選んでいるのか、またその基準が自社にどれだけ合致しているのかを見極めようとしているのです。
企業が求めている人物像に近い企業選びの軸を述べてくる就活生は、しっかりと企業研究を行っており、モチベーションも高いと判断できます。
一方で、あまり自社に合致していない企業選びの軸を述べてくる就活生は、自社に合っておらず、採用しても長く活躍できないと判断されます。
面接官は応募者の考え方や価値観を知ることで、企業文化や業務内容との相性を判断し、長期的に活躍できる人材かどうかを見極めようとしているのです。
【「第一志望ですか?」と聞かれたら?】回答の仕方
「第一志望ですか?」と面接で聞かれた際に、どのように回答すれば良いのでしょうか。
以下の構成に沿って回答することで良い印象を与えることができるため、参考にしてください。
この構成に沿って回答すれば、よほど悪い印象を与えることはないでしょう。
①「はい、第一志望です」と強く言い切る
面接官に「弊社が第一志望ですか?」と問われた際には、まずは自信を持って「はい、第一志望です」と言い切ることが重要です。
回答に迷いやためらいがあると、面接官に不信感を抱かれます。
強い意志を持って言い切ることで、面接に対する強い入社意欲を示すことができ、好印象を与えられるでしょう。
ここでしっかりと自信を持って答えることで、次に続く説明や理由がより説得力を持ち、面接官に与える印象を強めることができます。
「第一志望です」と明確に言い切り、自分の意志と企業への関心をはっきり示して、他の候補者との差別化を図りましょう。
②理由をエピソードを交え簡潔に述べる
「第一志望です」と言い切った後、その理由をエピソードを交えて簡潔に説明することが重要です。
エピソードは、自分だけの体験や学びを通じて、なぜその企業を第一志望として選んだのかを具体的に説明するにあたって有用です。
例えば「同業他社のインターンシップを経験し、その際に学んだことがその企業の理念や事業内容と一致していると感じた」などとエピソードを交えることで、面接官に強い印象を与えることが可能です。
具体的な経験に基づいた説明は説得力があり、他の候補者との差別化にもつながります。
ただし、相手は初対面の面接官であり、あなたに関する事前知識が無いため、客観的に説明し、情景が浮かぶように心がけましょう。
③第一志望であることを再度主張する
面接の回答を締めくくる際にも、再度「御社が第一志望です」と最後に強調することで、企業への強い熱意をアピールすることが重要です。
同じ言葉を繰り返すのも1つの方法ですが、他の言い回しを工夫して用いることで、より印象深い表現ができます。
例えば、「御社でしか成し遂げられない挑戦があると確信しています」「御社でこそ、自分の力を最大限に発揮できると信じています」といった形で、第一志望であることを強調するのも良いでしょう。
このように締めくくることで、面接官に対して自分の意志が揺るがないものであることを再度印象付けることが可能です。
【「第一志望ですか?」と聞かれたら?】回答の際の注意点
また、「弊社が第一志望ですか?」と聞かれた際には、回答の際に注意すべき点も存在します。
以下の2点を踏まえた上で、マイナスな印象を与えないように心がけましょう。
迷いや躊躇を絶対に見せない
面接で「第一志望ですか?」と問われた際には、迷いや躊躇を絶対に見せないことが極めて重要です。
一瞬でも迷ったり、言葉に詰まったりすると、「この人はうちを本気で目指していないのではないか」と疑われてしまいます。
面接官はこの質問を通じて、あなたが本当にその企業を第一志望としているのか、あるいは単にリップサービスで言っているだけかを見極めようとしています。
そのため、質問に対してはきはきと元気良く答え、面接官に自分の意志の強さとモチベーションの高さを伝えることが重要です。
他に受けている企業にも一貫性を持たせる
他に受けている企業にも一貫性を持たせることが重要です。
もし他にどの企業を受けているか聞かれた場合は、自分の就活の軸と各企業の特徴や、自分の志望動機が一致していることを示し、「第一志望である」という主張に説得力を持たせるようにしましょう。
例えば、あなたが目指している企業がIT系であるにも関わらず、他に受けている企業が接客業やフィットネス業界である場合、一貫性がない人物であるとみなされてしまいます。
もし、何らかの理由で、一見あまり関連性がないと思われる業界を同時に受けている場合でも、他の企業との関連性をうまく説明できない場合は、その企業を受けていることは伝えない方が良いです。
【「第一志望ですか?」と聞かれたら?】差をつける回答のポイント
「弊社が第一志望ですか?」と聞かれた際、以下のポイントを意識して回答することで、他の就活生に差をつける印象の良い回答ができます。
ぜひ、以下の3点を踏まえた上で印象の良い回答ができるように心がけましょう。
志望動機につなげる
「第一志望です」と答えた後、そのまま志望動機につなげるとより良いです。
志望動機を含めることで、あなたの本気度を強調できるからです。
まず、企業に興味を持ったきっかけを明確にすることが重要です。
例えば、企業の製品やサービス、文化に触れた経験を具体的に語り、その魅力にどのように惹かれたのかを説明します。
次に、その企業でなければならない理由を示すことで、他の企業ではなく、その企業だからこそ、魅力を感じていることを伝えましょう。
これにより、あなたの志望動機に説得力が生まれます。
最後に、入社後の意気込みを伝えることで、具体的な目標や計画を示し、自分がどのように企業に貢献できるかを伝えると良いでしょう。
入社後にどう活躍するか言及する
入社後にどのように活躍するのかについても触れることをおすすめします。
入社後の具体的な目標やビジョンを示すことで、あなたが長期的に企業に貢献する意欲を持っていることをアピールできるからです。
例えば、自分がどの部署でどのような役割を果たしたいのか、どのようなプロジェクトに携わりたいのかを具体的に述べます。
また、企業のビジョンや戦略に対して、自分のスキルや知識をどのように活かし、成長に寄与するつもりなのかを説明すると良いでしょう。
これにより、「第一志望」という言葉が単なる口先だけでなく、実際の企業での活躍を見据えた意思であることを示せます。
深掘りされる質問を想定しておく
深掘り質問にも迅速に対応できるように準備しておくことが重要です。
面接官は深掘り質問を行うことで、あなたの業界や企業に対する理解度を確認しようとします。
例えば、「同じ業界の他社との違いは何ですか?」「就活の軸は何ですか?」などといった質問をされることが考えられます。
これらの質問に対し、事前に回答を用意しておくことで、志望度の高さをアピールできます。
競合他社との比較や業界内でのその企業の位置付けを理解し、自分の価値観やキャリアプランと結びつけて説明できるようにしておくと良いでしょう。
また、定番の深掘り質問への回答を用意しておけば、メンタル的にも余裕を持って面接に臨めます。
【「第一志望ですか?」と聞かれたら?】面接対策に困ったら就活エージェントを使おう
ここまで面接において「御社が第一志望ですか?」と聞かれた際の対応方法について詳しく紹介しましたが、この質問だけでなく、面接対策全般に困っている方も多いでしょう。
そこでおすすめなのは就活エージェントを利用することです。
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まとめ
今回は就活において、面接で「弊社が第一志望ですか?」と聞かれた際の回答のポイントや注意点について詳しく紹介しました。
多くの企業が「弊社が第一志望ですか?」と聞いてくるため、ぜひ本記事を参考にして、良い印象を与える回答を用意し、本番に臨むようにしましょう。