・対面面接とオンライン面接の違い
・インターンの面接で聞かれること
・オンライン面接の事前準備
・インターンの面接を控えている人
・オンライン面接が初めての人
・面接で失敗したくない人
はじめに
近年は、オンラインで面接が実施されることも珍しくなくなりました。
インターンの面接も、オンラインで実施されることはよくあります。
対面面接もオンライン面接も、面接に通過するためのコツはある程度同じです。
しかし、より合格率を上げたいなら、対面面接との違いや、オンライン面接ならではの事前準備について知っておきましょう。
今回は、オンラインで実施されるインターンの面接対策について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
【インターンのオンライン面接の対策】対面面接との違い
まずは、対面面接とオンライン面接の違いについて、確認しておきます。
対面面接を何度か経験している方でも、オンライン面接は勝手がわからず、緊張してしまうかもしれません。
しかし、対面面接と共通する部分は多いので、対面面接を過去に通過した経験があるなら、自信を持ちましょう。
対面面接で合格できるなら、オンライン面接でもミスしなければ、合格できる可能性が高いです。
以下の見出しで、対面面接とオンライン面接で異なる部分について解説します。
内容は対面と変わらない
質問される内容は、対面面接でもオンライン面接でも違いはありません。
オンライン面接でも、志望動機・長所・自己PRなど一般的な内容が聞かれるでしょう。
面接がオンラインで実施される理由は、さまざまです。
遠方の学生にも広く応募してもらえるようオンラインにしている企業もあれば、企業側のコスト削減・労力や時間の節約を目的に、オンライン面接に切り替えた企業もあります。
オンラインであることに、なにか特別な意味が存在するわけではありません。
逆に、選考過程の途中でオンライン面接から対面面接に切り替えられる場合、その企業が応募者と実際に会ったときの印象を大切にしている可能性などが考えられます。
オンラインではなかなか見えない、面接外の立ち居振る舞いやビジネスマナーもチェックしたいのかもしれません。
機材を使用する
対面面接とオンライン面接の一番の違いは、機材を使用することでしょう。
基本的に、面接に用いる機材を準備したり、面接に適した環境を確保したりするのは、自己責任になります。
対面では企業が面接会場を用意しますが、オンラインだと自分がそのような点にまで気を配らなければいけなくなるため、オンライン面接のほうが大変と感じる方もいるでしょう。
機材の準備や面接環境の整備は、面接日直前にまとめてやらないことが大切です。
前日・当日になって困らないよう、就職活動が本格化する前に準備を済ませてください。
特に、一人暮らしではなく家族と同居している方の場合、家で面接を受けるなら、家族に面接のスケジュールなどを伝える必要があります。
面接中はできるだけ大きな声で話さないよう、あらかじめお願いしておきましょう。
画面越しのコミュニケーションになる
対面面接とオンライン面接の大きな違いは、画面越しのコミュニケーションになることによって生じます。
画面越しのコミュニケーションになることによって、音声や映像にタイムラグが生じることは珍しくありません。
タイムラグがなかなか解消されない場合、タイムラグがあることを前提に、受け答えのタイミングをずらす必要があります。
それ以外のことが原因で、画面越しのコミュニケーションになるオンライン面接は、会話しにくいと感じる方も多いです。
代表的な悩みとして、視線をどこに置けば良いかわからない・相手の声のトーンや空気感がわからないといったことが挙げられます。
身振り手振りが対面面接より伝えにくくなる点も、オンライン面接ならではの難しさでしょう。
【インターンのオンライン面接の対策】インターンの面接で聞かれること
対面面接とほぼ共通していますが、インターンのオンライン面接で聞かれる質問内容を確認しておきましょう。
インターンでも本採用でも、就職活動の採用面接で聞かれる質問は、ある程度決まっています。
誰が聞かれても答えに詰まる可能性がある質問を予想して対策するより、どの企業でも聞かれる質問に準備しておくほうがおすすめです。
志望動機などの基本的な質問への受け答えを終えた時点で、面接の合否はある程度決まってしまうこともあります。
自己紹介
対面面接でもオンライン面接でも、最初に自己紹介をしてもらうよう促されるのが一般的です。
特にオンライン面接の場合、当日の受付手続きがないため、企業は面接の時間や順番が間違っていないかしっかり確認しなければいけません。
また、オンライン面接では、自己紹介が音声や通信環境に問題がないかチェックするための時間にもなっています。
自己紹介は、アピールの時間ではありません。
アピールしようと意気込み、自己紹介でも一言余計に付け足してしまう方がいます。
しかし、自己紹介は名前や学校名などの確認が目的なので、基本情報を簡潔に伝えるだけにとどめましょう。
面接における自己紹介の方法については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひお読みください。
志望動機
自己紹介の次に聞かれる質問は、多くの企業で志望動機になるでしょう。
面接で一番重要な質問でもあり、志望動機が企業の理想とする答えとずれていると、それだけで不合格が決まってしまうことも少なくありません。
インターンの面接は本採用と違い、その企業でどのように働きたいか・どのような仕事をしたいかまで答えなくても大丈夫です。
しかし、インターンに参加したいと思った動機については、追加の質問が飛んでくる可能性もあります。
志望動機についてしっかり考えを整理しておけば、追加で質問されても、自分の考えを自分の言葉で述べやすくなるでしょう。
面接で志望動機を聞かれた際の答え方をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみることをおすすめします。
業界に興味を持った理由
志望動機で伝えるべき内容の1つは、業界や企業に興味を持った理由です。
「インターンシップのプログラムが魅力的だったから」だけでは、熱意が伝わりません。
企業に熱意をアピールするには、インターンの募集以外も調べて、業界研究していることを伝えるのがおすすめです。
特にインターンの面接では、まだ多くの学生がどの業界に応募しようか迷っています。
そのため、まだその業界・企業で働くと決めていなくても構いません。
しかし、興味を持つに至るまで、どれだけいろいろな企業を見てきたか・その業界を調べてきたかはチェックされます。
インターン前の段階でもしっかり準備していることが伝われば、熱意が高く、インターンにも前向きに取り組める学生だと思ってもらえるでしょう。
インターンに参加したいと思ったきっかけ
業界や企業に興味を持ったきっかけの次に話すべき内容は、なぜインターンシップに参加しようと決めたかです。
インターンシップは、就職にあたって必ず通らなければいけない道ではありません。
学業や部活に力を入れている方の場合、そちらを優先するほうが、後々の就職活動で良いアピールになることも考えられます。
それでも時間を割いてインターンシップに参加しようと思うからには、それだけの理由を述べなければいけません。
少なくとも、その企業でどのようなプログラムが実施されるか・自分にとってどのような学びを得られそうか説明できないと、採用してもらえる可能性は低いでしょう。
インターンシップに参加したほうが有利になりそうだから・なんとなく経験を積んでおきたかったから応募したと思われないよう、伝え方を工夫する必要があります。
インターンを通して成長したいことや目標
志望動機の最後では、インターンを通して成長したいことや、目標についても答えることが大切です。
これは本採用の面接でも同様で、入社後の意気込みを志望動機に絡めて伝えなければいけません。
インターンの面接を本採用の面接のリハーサルと考え、そこまで話せるようにしておくと良いでしょう。
具体的に話せる内容の候補としては、自分が成長させたいスキル・達成目標などが考えられます。
応募したインターンシップのプログラムと関連づけ、自分が数あるインターンシップの中でなぜその企業に応募したのか、説明できるようにしてください。
「やりがいがありそうだから」「指導体制がしっかりしていそうだから」など、どの企業でも通用しそうな理由では、採用してもらえない可能性が高いです。
自己PR
自己紹介や志望動機についての質問が終わった後も、まだどの企業でも聞かれそうな頻出質問がいくつかあります。
特に自己PRは、どの企業でも聞かれる可能性が高いでしょう。
面接の最後に「自由にアピールしてください」といった形で、自己PRを促されることもよくあります。
就職活動の自己PRは、自分の長所を答えるための質問ではありません。
自分の経験やスキルに関するエピソードを述べ、入社後どのように貢献できそうかをイメージしてもらうことが目的の質問です。
インターン面接の場合でも、その学生がどれだけ熱心にプログラムに参加してくれるか、イメージしてもらう必要があります。
より詳しく自己PRの答え方について調べたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
長所・短所
インターン面接で、長所・短所について質問されることもよくあります。
長所・短所の質問に答える際のポイントは、「自分でこう思う」という主観的な考えだけであるとみなされないようにすることです。
自己分析をしっかりしており、客観的な目線で、自分の強みや弱みを理解していると評価してもらえることを目指しましょう。
長所・短所を客観的に伝えるための方法の1つは、ほかの人の意見も取り入れてみることです。
家族や友人に直接自分の長所・短所はなんだと思うか聞いたり、ほかの人と一緒に利用できるツールを使って自己分析を進めたりする手もあります。
面接で長所・短所を聞かれた際の答え方は、こちらの記事でさらに詳しく解説しているので、興味を持った方はぜひお読みください。
ガクチカ
インターン面接でも本採用面接でも、ガクチカを聞く企業は多いです。
ガクチカとは、学生時代に頑張ってきたことを指します。
インターンに参加する段階だと、まだ大学生活を通して一番頑張ってきたことがなにか、固まっていない可能性もあるでしょう。
ガクチカでなにを選ぶか迷った際は、インターンシップの志望動機とリンクさせられることを選ぶのがおすすめです。
部活やアルバイトの経験は、比較的志望動機や仕事といった話に結び付けやすい傾向にあります。
もちろん、本採用面接では、ガクチカでインターンの経験を話しても構いません。
ガクチカの質問に対する答え方やポイントは、こちらの記事でさらに解説しています。
なにをガクチカにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【インターンのオンライン面接の対策】オンライン面接の事前準備
続いて、オンライン面接を受ける前の事前準備について解説します。
質問の受け答えに対してしっかり準備をしていても、面接の準備がおろそかで思わぬマイナス評価を受けてしまうのは、非常にもったいないことです。
事前準備にそれほど多くの時間や費用はかからないので、早めに準備しておくようにしましょう。
環境によっては自分だけでなく、家族やルームメイトなどにも事情を話し、協力してもらう必要が生じます。
また、PCの操作に慣れていない方は、操作関連でミスをしないよう、段取りをチェックしておくことも大切です。
使用ツールの確認
オンライン面接で用いられるツールは、1つだけではありません。
使用するツールによって接続の手順が違う場合があるので、注意が必要です。
また、登録が必要なアプリの場合、事前にアカウントを作っておかなければなりません。
面接の直前になってから慌てないよう、前もって確認しておきましょう。
また、使用したことがあるツールで面接が行われる場合も、いくつか確認すべきポイントがあります。
特に重要なのは、プロフィールや写真が就活用のものになっているかです。
趣味のアカウント名や画像をそのまま使っている場合、ビジネスシーンであるという意識ができていないとみなされるおそれがあります。
ニックネームではなく、本名がわかる就活用の別アカウントを作っておきましょう。
機材の準備
PC・スマートフォン・タブレット端末などの機器、ネット接続環境の準備も必須です。
特にスマートフォンやタブレットは、四六時中電源をオンにしていることが多いため、バッテリー切れなどの理由で、接続できなくなることがないように注意しましょう。
PCとスマートフォンの両方を使える方の場合、どちらの機器でも面接を受けられるよう、準備しておくのが望ましいといえます。
会話中に画面がフリーズするなど、思わぬトラブルが起きるリスクがあるためです。
PCやスマートフォンの音声設定・画面設定も確認しておきましょう。
特にPCの場合、普段は事務作業を中心に使っていて、あまり音声・映像機能を使っていない方もいるのではないでしょうか。
自分の音声が相手に伝わる状態になっているか、事前にテストしてください。
ネット環境の準備
ネットの接続状況も、事前に確認しておく必要があります。
人によって、家庭でのネット環境は違うでしょう。
有線接続・Wi-Fi・テザリングなど、さまざまな方法が考えられます。
ただし、就職活動やインターンの面接は、その後の人生をも左右しかねない非常に大事なイベントです。
とにかく、通信が安定していることを重視しましょう。
使用を避けたほうが良いのは、回線切れのトラブルが起きるリスクが高い、スマートフォンのテザリングです。
普段テザリングでネットに接続している方は、別の方法・環境で面接を受けられるようにしておくことをおすすめします。
最も通信が安定しやすいのは有線接続ですが、有線でも回線切れのリスクがないわけではありません。
回線が切れた際の復旧法も、事前に調べておきましょう。
場所選び
就職活動やインターンの面接では、雑音がない静かな場所を選ぶことも重要です。
静かであるうえに、ネット環境が安定している場所となれば、多くの方は自宅の個室を選ぶのではないでしょうか。
ただし、ルームシェアをしている方・たまたま近所で工事が行われている方などは、自室が静かな環境にならないこともあるでしょう。
自分の部屋で面接を受けるのが難しい場合、お金はかかりますが、静かな環境の部屋を借りるのがおすすめです。
レンタルオフィスなど、有料の個室や会議室を使用する方法が考えられます。
都心部であれば、用途・目的に合わせて、さまざまなレンタルスペースを見つけられるでしょう。
短時間でリーズナブルに借りられるところもあるので、自室が面接に向かないなら、良いレンタルスペースを検索してみてください。
背景選び
どこで面接を受ける場合でも注意したいのは、背景の色や模様です。
インターンの面接はビジネスシーンであるため、プライベート色が強い背景が映ってしまうのは、好ましくありません。
自室にポスターなどが飾ってある場合や、趣味でインテリアや壁紙がポップなものになっている場合は、工夫しましょう。
ポスターをはがしたり、簡単に張り替えられる白の壁紙を用意したりして、一時的に面接用の背景を作れます。
レンタルスペースを借りる場合でも、事前にその部屋の壁紙が面接の背景としてふさわしいか、確認することが大切です。
ただし、シンプルな背景でも、コンクリートの打ちっぱなしなど、殺風景なものはおすすめできません。
スーツ姿と合わせても違和感がない、明るめの壁色の場所を選びましょう。
ヘッドセットの準備
ヘッドセットを持っていない方は、就職活動に向いたものを購入しておくことをおすすめします。
おすすめなのは、マイク付きのイヤホン・ヘッドセットです。
PCやスマートフォン内蔵のマイクより、マイク付きのヘッドセットで話すほうが、自分の声をクリアに伝えやすくなります。
ただし、音質が良いものであっても、ゲームをしたり音楽を聴いたりする目的で作られている奇抜なデザインのものは、おすすめできません。
ビジネスシーンにそぐわないとみなされるおそれがあり、面接担当者の目がそのヘッドホンに向いてしまい、会話に集中してもらえない可能性があります。
目立たないデザイン・大きさで、ビジネスの会議で使われていても違和感がないものを選びましょう。
照明の準備
第一印象が面接の合否に影響を与える可能性は、十分に考えられます。
全員が同じ場所で面接を受ける対面面接では、自分の身だしなみに注意していれば、第一印象でマイナス評価を受けることはないでしょう。
しかし、オンライン面接の場合、面接を受ける場所の壁色・照明などによって、一人ひとりの顔色・表情の印象が変わってしまいます。
部屋が暗いと、表情が暗く映ってしまうかもしれません。
表情の変化を伝えやすくするためにも、少し明るめになるよう照明を準備しておきましょう。
部屋の電灯だけで明るさが不十分と感じるなら、間接照明を準備するのも手です。
ただし、部屋が明るすぎると、逆光でかえって自分の顔が相手に見えなくなってしまうことも考えられます。
事前に映像テストもしておき、自分の表情がくっきり映っているか確かめましょう。
緊急連絡先の確認
最後に、当日の緊急連絡先を確認しておくことも大切です。
当日になって、なんらかのトラブルが発生することは十分に考えられます。
自分に責任がないトラブルであれば、きちんと連絡することによって、もう一度チャンスをもらえるかもしれません。
面接の案内を受け取った際は、人事担当部門や人事担当者の連絡先も記されているはずです。
なにかあった際は、すぐ電話できるようにしておきましょう。
もちろん、逆に相手に通信トラブルなどがあり、面接延期などの連絡を受けることも考えられます。
企業からかかってくる電話は、番号が連絡先として書かれている番号と異なっているかもしれません。
面接前後の時間は電話に出られるようにしておき、知らない番号でも企業からの連絡の可能性があるなら、応答するようにしてください。
【インターンのオンライン面接の対策】当日気をつけた方がいいこと
次に、面接当日に注意すべきポイントを5点ご紹介します。
オンライン面接は対面面接と異なり、比較的スケジュールに関するトラブルが起きにくいのがメリットです。
交通の遅れ・道に迷ってしまうといったトラブルの心配は、あまりありません。
しかし、当日は時間に余裕を持って行動することが大切です。
面接前に、学業やアルバイトなどの予定を入れる場合も、時間ギリギリにならないようにしましょう。
遅刻は面接において、致命的なマイナス評価になってしまう可能性が高いです。
余裕を持って機材のセッティングをする
面接当日は、余裕を持って機材のセッティングをするようにしてください。
少なくとも、面接開始の10〜15分前までに、機器のセッティング・接続準備などは済ませておく必要があります。
また、5分前には面接で使用するツールに接続し、待機室の指示があればそこで案内されるのを待ちましょう。
このように、機材のセッティングを前もって済ませておくと、面接直前に気持ちをリラックスさせる時間を作ることにも役立ちます。
オンライン面接では、面接開始ギリギリの時間までメモや書類を見られるため、企業の情報や想定質問に対する答えなどを読んでおくのも良いでしょう。
もし開始予定時刻から5分経っても相手が入室しない場合、緊急連絡先に電話して状況を確認してください。
身だしなみを整える
対面面接と同様に、しっかり身だしなみを整えることは基本中の基本です。
ところが、自宅でオンライン面接を受ける場合、プライベートとの切り替えがしっかりできない方もいらっしゃいます。
髪型やメイクを整えるだけでなく、全身しっかりスーツを着ることも大切です。
下半身を普段着や部屋着のままにして、オンライン面接を受けないようにしましょう。
オンライン面接の場合、通常は下半身が映ることはありませんが、映像トラブルなどの対応で、席を立たなければいけないことも考えられます。
また、対面面接と同様に身だしなみを整えておくことは、気持ちを引き締めるうえでも非常に効果的です。
外見も気持ちもビジネスモードに切り替え、インターン面接に臨めるようにしておきましょう。
ハキハキとしたあいさつで音声の接続状況を確認する
オンライン面接では、最初の一声(あいさつ)をハキハキとしゃべることが大切です。
接続した瞬間から、相手に声が聞こえています。
第一印象を良くするためには、最初に相手に聞かせる声が暗く、聞き取りにくいものであってはいけません。
自己紹介と話すことが重なりますが「はじめまして。◯◯大学のXXです。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつして、音声状況をチェックしましょう。
もちろん接続した瞬間から、こちらの表情も相手に見えています。
あいさつの段階から相手と会っているものと考え、相手に好印象を与えられる表情・姿勢を心がけましょう。
特に注意したいのは、普段座り慣れている椅子で、姿勢がだらけてしまうことです。
ビジネス用の、自然に良い姿勢が作りやすい椅子に座るのがおすすめです。
カメラに視線を置く
オンライン面接でよくあるミスは、話す際に相手の顔(が映る画面)に視線を向けてしまうことです。
相手の顔が映る画面は、通常カメラより下に位置しています。
そのため、そこに視線を合わせてしまうと、相手から見た自分の顔は下向きに見えてしまうので、注意が必要です。
オンライン面接ではカメラを見るようにして、相手が話すときは、画面で相手の反応や身振り・表情などを見逃さないようにしましょう。
カメラを見る意識を強めるためには、画面をカメラの真下に配置しておくのがおすすめです。
見る画面を全画面にするのではなく、相手の表情が確認できる程度の大きさまで、縮小しておくのも良いでしょう。
カメラの真下に小さい画面があると、常にカメラが視線に入りやすくなり、視線を大きく動かさなくても、コミュニケーションが取りやすくなります。
相手の反応を確認する
オンライン面接は、目の前に相手がいないため、対話している実感を得にくい特徴があります。
そのため、自分一人でスピーチをしているような感覚に陥ってしまい、相手の反応を伺わず、マイペースで話し続けてしまうミスに注意しなければいけません。
対面面接のとき以上に相手の話をしっかり聞き、その質問に対して答えを返す意識を忘れないようにしましょう。
また、通信のタイムラグがある可能性も考慮し、自分が話す前にやや間を置くことを意識することも重要です。
オンライン面接では、質問から回答までに少し間があっても、反応が遅い・面接に集中できていないとみなされる心配があまりありません。
答える前に一呼吸置いて気持ちを整えられるため、難しい質問でも落ち着いて答えるように心がけましょう。
【インターンのオンライン面接の対策】就活エージェントを利用しよう
インターンのオンライン面接を受ける前に対策をしておきたいなら、就活エージェントを利用するのがおすすめです。
就活エージェントの利用は、オンラインで面接対策をお願いできます。
本番のオンライン面接に近い環境で模擬面接を受けられるのが、就活エージェントを利用するメリットです。
もちろんインターン終了後も、本採用で良い内定を得るためのサポートをお願いできます。
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まとめ
インターンの面接が対面ではなく、オンラインで実施されることは珍しくありません。
聞かれる内容は対面面接と変わりませんが、オンライン面接では、就活生側が面接の環境や機器を準備する必要があります。
事前準備が悪いと、面接以外の部分でマイナス評価をつけられてしまうおそれがあるので、早めに準備しておきましょう。
通信環境がしっかりしているか不安な方・オンライン面接の独特な雰囲気を知っておきたい方は、就活エージェントに依頼して、模擬面接を実施してもらうのがおすすめです。