【業界研究】インターネット業界とは?サービスや職種、向いている人なども解説!

【業界研究】インターネット業界とは?サービスや職種、向いている人なども解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・インターネット業界について
・インターネット業界が扱うサービス
・インターネット業界の職種
・インターネット業界に向いている人

この記事をおすすめしたい人

・業界研究中の就活生
・インターネット業界に興味がある人
・インターネット業界について知りたい人
・インターネット業界に向いているか知りたい人

はじめに

さまざまな業界について情報を集める中で、インターネット業界に興味を持った就活生の方もいらっしゃるでしょう。

今やインターネットと言えば、多くの方にとって身近な存在ですが、インターネット業界では具体的にどのような業務を行っているのでしょうか。

この記事では、インターネット業界について研究を行う意味や、業界の概要、職種や向いている人の特徴についてご紹介しています

これから業界研究を行う、インターネット業界についてもっと知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

【インターネット業界とは?】業界研究の目的

インターネット業界について知る前に、まずどうして業界研究が必要なのかについて見ていきましょう。

業界研究の目的は、ひとつの業界に関する知識を得ること、そしてその業界との相性をチェックして志望業界を絞っていくことです。

その業界に進むのか、それとも別の業界を選ぶのかは、業界に関する詳しい情報がなければ判断できません。

そのため、就職活動では業界について詳しく知るための業界研究が必須なのです。

それぞれの目的について、詳しく見ていきましょう。

業界研究のやり方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

業界の知識を得る

業界研究とは、読んで字のごとく世に存在する業界について詳しく研究することであり、業界に関する知識を得ることを目的としています

業界で取り扱っている商材、ビジネス形態、将来性や課題など、さまざまな情報を色々な媒体から得る活動です。

業界研究を行えば、その業界では現在どのようなものが流行しているのか、どのような企業がトップとして業界を牽引しているのかなどについて理解できます。

また、現状の業務や将来的な課題の解決のために求められている能力や、どのような人が向いているのかについても理解できるでしょう。

これまでの業界全体の業績から、将来どのように変化していくかまで情報を集められれば、その業界に行くことが自分の将来や人生にどのような影響を与えるかまで予想できます。

志望業界を絞る

就職活動では、業界研究を通して志望する業界を絞ることも非常に重要です。

手当たり次第に、さまざまな業界に応募を繰り返しても、1社1社に対する精度が低くなるばかりで内定にはつながりません。

業界を絞り、さらに企業を絞って詳細な情報を集め、アピールの精度を高める方が内定を獲得しやすくなります。

そのためには、それぞれの業界の長所や短所を含め、さまざまな情報が必要です。

業界研究は数多くある業界の中でも、どの業界なら長く働きたいと思えるのか、自分に適性があるのかについて考える機会になるのです。

したがって、業界研究は就職活動の中の基礎の基礎、他のフェーズの前提になるような存在と言えます。

インターネット業界と他の業界を比較し、どちらがより自分にふさわしい業界なのかをチェックしましょう。

【インターネット業界とは?】インターネット業界とは

ここからは、インターネット業界がどのようなところなのかについて見ていきましょう。

インターネット業界とは、インターネット上で利用できる便利なサービスを提供している業界です。

サービスの利用料を直接請求する場合や、サービス自体は無料で利用できるものの、掲載されている広告などから報酬を得る形でビジネスを行っています。

個人であれ企業であれ、現代に生きている人々のほとんどが利用しているサービスです。

インターネット上で提供されているWebサービスのほとんどがインターネット業界に属しており、さまざまな職種を抱えています。

IT業界との違い

インターネット業界に似ているように見える業界として、「IT業界」を思い浮かべる方もいるでしょう。

どちらもコンピュータに関連する業界として扱われることもありますが、どのような点が異なるのでしょうか。

インターネット業界は、インターネットという枠組みの中で利用できるサービスを提供しています。

対してIT業界は、コンピュータ上で利用できるシステムそのものを提供しており、必ずしもインターネットを必要とはしません。

業界としてはIT業界の方がより大きな枠組みとなっており、その中に内包される形でインターネット業界があります。

近年では、システム制作をメインで行っている企業がWebサービスの提供を始めるといったように、WebとIT両方の要素を持つ企業も増えているのが特徴です。

IT業界については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

【インターネット業界とは?】インターネット業界が扱うwebサービス

ここからは、実際にインターネット業界から提供されているWebサービスについてご紹介します。

一口にインターネット業界と言っても、インターネット上で利用できるサービスのほとんどを網羅しているため、その商材は多岐にわたるのが特徴です。

どのようなサービスなのかによって、ターゲットとなる層や想定されるビジネススタイルは異なります。

自分が、どのような形でインターネットユーザーの生活利便性の向上に寄与したいのか、サービスの内容から考えてみるのもおすすめです。

ポータル

インターネット業界の代表的な事業として挙げられるのが、ポータルサイトの運営です。

個人がインターネットを利用するための入り口となるWebサービス全般を、ポータルと呼称します。

世界規模で使用されているGoogleや、国内で根強く使用されているYahoo!のような検索エンジンが代表的なサービスです。

多くのWebサイトは、こうした検索エンジンによって検索結果に表示されることで、初めてユーザーからアクセスされます。

そのため、Webサイトを提供している側にとっても閲覧している側にとっても、ポータルは非常に重要な存在です。

ポータルごとにさまざまなサービスが付随しており、Googleのようにクラウド上のさまざまな機能を提供している場合や、ニュースなどの提供を行っている企業もあります。

SNS

近年多くの方が利用しているWebサービスのひとつに、SNSがあります。

SNSとは、「Social Network Service」の略称であり、インターネット上のプラットフォームを通して人と人との交流を促進するWebサービスです。

代表的なサービスは、X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなどになります。

それぞれのSNSによってどのような形で何を投稿するのか、どのように他の人と交流するのかは異なりますが、自分の投稿を開示する範囲を決めることができ、ユーザー同士がお互いをフォローという形でリストに入れることで、常に投稿をチェックできるようになるサービスが多いです。

個人だけでなく、店舗や企業がアカウントを解説している場合もあり、交流や情報発信に役立てられています。

Web広告

インターネット業界では、Web広告によって報酬を得ている企業も多いです。

Web広告は、ブログやSNSといったインターネット上の媒体に掲載される広告サービスを指します。

検索エンジンに連動して表示されるリスティング広告や、成果報酬型のアフィリエイト広告などが有名です。

企業からの依頼を受け、ただ広告を表示するだけでなく、その広告を何人がクリックしたか、どのような属性の人が見たのかなどの情報を収集して分析するサービスを提供している場合もあります。

また、無差別に広告を表示している場合もあれば、ユーザーが過去に閲覧したWebサイトや検索したワードに合わせて表示する広告を変化させている場合もあり、より広告情報を必要としているユーザーに適切なアプローチができるよう工夫が続けられているのが特徴です。

ソーシャルゲーム

ユーザーにインターネットを利用した娯楽を提供するサービスとして、ソーシャルゲームを提供している企業もあります。

ソーシャルゲームとは、SNSをプラットフォームとするゲームのことです。

ゲームをプレイするためにはSNSアカウントが必要であり、専用のアプリケーションやWebブラウザなどで利用できます。

ユーザー同士で交流できるものや協力プレイ、または対戦ができるものなども多く、スマートフォンなどの端末があればどこでもできる娯楽として人気です。

ゲームそのもののプレイにお金がかかる場合、ゲーム内アイテムに課金してもらう形で報酬を得る場合、ゲーム内に表示する広告で報酬を得る場合などがあります。

カジュアルなものからディープな題材を扱うものまで、ゲームのジャンルはさまざまです。

キュレーション

多くのユーザーがインターネット上で調べ物をする際に利用するのが、キュレーションサイトと呼ばれるサービスです。

キュレーションは、インターネット上の情報を収集し、ライターや編集者が情報を選別・編集して、記事やコラムといった形で提供するWebサービスを指します。

ひとつの情報だけを掲載するのではなく、それに付随して同時に知りたい情報を得るために、関連する情報を集めてひとつの記事に編集するのがキュレーションサービスの特徴です。

そのジャンルに精通する専門家が監修していたり、詳細に詳しい企業が運営していたりする専門的なサービスのほか、さまざまなジャンルの情報を取り扱う総合的なキュレーションサイトを運営している企業もあります。

eコマース

近年では、実際に店舗に出かけて買い物をするだけでなく、インターネット上で遠隔で買い物を行う方も増えています。

このようなサービスをeコマースと呼び、インターネットを通して売買や契約を行う取引形態のことです。

いわゆるネット通販のことであり、ECサイトとも呼ばれます。

Amazonや楽天市場のように、ジャンルを問わずにさまざまな製品を取り扱う巨大なプラットフォームもあれば、家電だけ、ファッションだけ、化粧品だけ、スポーツ用品だけ、といったようにジャンルを限定しているサイトも多いです。

さらに、複数の企業が出店しているサイトもあれば、ひとつの企業が自社の製品を販売するためだけに運営しているECサイトもあります。

eラーニング

インターネット業界でシェアを伸ばしつつあるジャンルのひとつが、eラーニングと呼ばれるものです。

これは、さまざまな学びを電子化したサービスで、パソコンやスマートフォンを利用して学ぶ学習形態を指します。

語学やプログラミングなど実用的なものから資格、趣味に関するものまでさまざまな教材を取り扱っており、塾や習い事のように利用にお金がかかるものや、一定の期間までは無料で利用できるものなど、さまざまな形態があるのが特徴です。

近年では、教育の新しい形として一般にも注目を集めています。

とくに、スキマ時間を活用して勉強ができるタイムパフォーマンスの良さと、家にいながら学習ができることから、新型コロナウイルス感染症の流行による巣ごもり需要などに合わせてシェアを伸ばした側面もあります。

電子書籍

紙の本に代わってシェアを伸ばしつつある電子書籍も、インターネット業界で取り扱われるWebサービスのひとつです。

電子書籍とは、電子データ化された書籍のことを指します。

インターネット上のプラットフォームを用いて、タブレットやスマートフォンで書籍を購読できるWebサービスです。

基本的な内容は紙の書籍と変わりませんが、画面上で拡大したり、見開きページが見やすかったりなどの長所を持っています。

また、電子書籍でしか発売されていない本などもあり、プラットフォームごとに読める本やジャンルが限定されている場合も多いです。

ただし、プラットフォームのサービスが終了すると購入した書籍ごと読めなくなる場合があるため、注意が必要なサービスでもあります。

【インターネット業界とは?】インターネット業界の職種

続いて、インターネット業界で働く人の職種について見ていきましょう。

どのようなWebサービスに携わっているかによって、さまざまな職種が存在します。

また、同じWebサービスに携わる場合でも、職種によってどのように関わるかといった立ち位置が変化するため、注意が必要です。

場合によっては、他の職種を経験した上で、深い知識を得ている必要がある職種もあります。

必ずしもプログラミングなどに関する知識が必要なわけではないものの、そういった知識を求められる職種もあるでしょう。

Webプランナー

Web制作の現場において、クライアントとなる顧客と直接やり取りした上で計画を立てるのがWebプランナーです。

Webサイトや広告などを作成する際、クライアントから要望を聞き取ってWeb的戦略を立てる職種になります。

ECサイト、キュレーションサイトなど、制作するWebサイトへの深い理解が必要な仕事です。

そのため、Webディレクターが兼任するケースも多々あります。

クライアントの要望を実現するためにはどのような設計のWebサイトやサービスが必要なのか、クライアントの課題解決のためにできるサポートは何かについてヒアリングの結果から導き出すため、要望を聞き取る力や課題解決能力、論理的思考能力などが求められる職種です。

Webマーケター

Webサイトや広告などを制作する際は、Webマーケターの存在が求められる場合が多いです。

Webマーケターは、Web上でビジネス戦略を行う場合に欠かせないプロモーションを行う職種になります。

Web業界の深い知識と、必要な情報を選び取るセンスや現在のトレンドなどに対するアンテナが求められる仕事です。

既存のサービスにはどのようなものがあるのか、その内市場での需要が高まっているのはどのようなサービスか、需要はありそうなもののまだ具現化していない新たなサービスはあるかなど、業界全体を見渡して分析を行う必要があります。

そのため、トレンドに敏感で知識欲がある人、分析力がある人、発想の転換ができる人などに向いている職種です。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザインを担当する職種です。

見やすい色味や文字、画像の配置など、ある程度センスが必要な専門職になります。

その一方で、デザインに必要な基本的な作業を把握し、業務の中で知識を身につけていくことができるため、未経験者でも始めやすい仕事のひとつです。

Webデザインのトレンドは日々変わり続けるため、最新のデザインに関する知識やスキルが求められます。

企業に属して仕事をする人や、ある程度ノウハウが溜まったら独立してフリーの人材になる人もおり、比較的自由な働き方ができる職種です。

流行のデザインを学び続ける姿勢や、Webサイトを見る人の立場に立ってデザインを作成する能力が求められます。

Web系エンジニア

インターネット業界では、エンジニアの一種であるWeb系エンジニアも働いています

Web系エンジニアは、Webコンテンツ全般のシステム開発・保守を担う職種です。

プログラミングなどを行う仕事であり、Webサービス開発用の言語をクライアントの要望に合わせて使いこなす必要があります。

サービスの根幹を握る存在であるため、Webシステム構築のためには欠かせない需要が高い職種です。

Webデザイナーと同じく、スキルを身につけてからフリーランスに転向する人も少なくありません。

プログラミング言語に関する知識だけでなく、プログラムを組み立てるための思考力、問題が発生した時に解決できるまで粘り強く取り組む忍耐力などが求められます。

Webオペレーター

Webサイトを作成し、継続的に運用していくためには、Webオペレーターも欠かせません。

Webオペレーターとは、Webサイトの運用・管理を主に担う職種です。

Webサイトは制作して公開して終わりではなく、市場の動向や企業の動きに合わせて、適宜更新していく必要があります。

また、サイトを見た顧客から問い合わせや注文、契約の申し込みなどが発生する場合もあるでしょう。

Webオペレーターの仕事は、そのようなWebサイトの情報更新や顧客とのやり取りがメインです。

加えて、Webサイト上で文字化けやリンク切れなどの問題が発生した場合の改善を担うのもWebオペレーターになります。

そのため、Webサイトを制作するための基本的な知識などが求められる仕事です。

Webライター

キュレーションサイトなどの場合は、文章を書く専門の職種がついている場合が多いです。

そのような職種をWebライターと呼び、Webサイト上に掲載される文章やキャッチコピー、ネーミングなどの制作を手掛ける職種になります。

キュレーションサイト以外にも、企業の公式ホームページやさまざまなWebサイト上の文章を担当している場合が多いです。

Webライターの仕事は、読みやすい文章や心に残るキャッチコピーの制作など、コンテンツの魅力を大きく左右し、サービス全体の成否に直結します。

そのため、Webコンテンツの制作工程において欠かせない存在です。

WebデザイナーやWeb系エンジニア同様、スキルを身につけて独立する場合があります。

Webコーダー

文章や画像などのコンテンツを、しっかりサービス上に落とし込むためには、Webコーダーも欠かせません。

Webコーダーは、Webライターが作成したテキストやWebデザイナーの制作した画像やデザインなどを、Web上で閲覧できるように実際に記述、すなわちコーディングする職種です。

作成されたデザインを正確に表現する技術力と、精密なコーディングの知識が欠かせません。

コーディングに用いる言語は案件ごとに異なるため、さまざまな言語の習得が求められます。

また、一度コーディングしたWebサイトをチェックし、動作不良があった場合はデバッグも行う必要があるため、根気強さや粘り強さなども求められる職種です。

似ている仕事にWebプログラマーがいますが、プログラマーはシステム面の開発が主であり、ユーザーが触れる部分にはあまり関与しません。

Webプロデューサー

Webプロデューサーは、ほかの仕事におけるプロデューサー同様、プロジェクト全体の責任者という立場です。

そのため、全体の進捗管理や工程ごとの確認など、クライアントとのやり取りも増えます。

案件を成功させるために、多角的な視点でWebプロジェクトを進める必要がある職種です。

したがって、未経験からいきなりWebプロデューサーになるのではなく、ほかの職種を経験してある程度知識やノウハウなどが蓄積してから就くことが多いでしょう。

クライアントの要望に合わせて納期やコストを調整し、プロジェクトのメンバーを選定して進捗管理を行います。

スケジュール管理能力やコミュニケーション能力など、Web制作には直接関わらないものの、重要なスキルが求められる場合が多いです。

Webディレクター

Webプランナーとの兼任が多いWebディレクターは、複数人のWeb制作に関連する職種からなるプロジェクトメンバーをまとめ、現場の指揮を執る役割です。

監督や現場責任者として、現場で働く作業員側とクライアント側の双方の落としどころを探して調整し、Web制作全体をひとつの目的に向かって進めることが主な仕事になります。

そのため、Web制作に関する知識はもちろん、チーム全体へのマネジメント能力やコミュニケーション能力なども求められる職種です。

ひとつのプロジェクトを総括するため、やりがいが大きく人材としての需要も高い傾向にあります。

ただし、さまざまなジャンルや職種の知識が総合的に必要なほか、適性に大きく左右されるため簡単な仕事ではありません。

【インターネット業界とは?】インターネット業界に向いている人

ここからは、Web制作をはじめとするインターネット業界での仕事に向いている人の特徴についてご紹介します。

インターネット業界では、専門的な知識や技術だけではなく、仕事に対する前向きな姿勢や意欲が必要になる場合が多いです。

知識や技術、スキルは後からでも身につきますが、それ以外の意欲などは本人の資質によるところが大きいと考えられます。

具体的にどのような資質が求められているかを知ることは、選考書類や面接でのアピールを考えるのにも役立つため、しっかり情報を集めましょう。

IT業界に興味・関心がある人

インターネット業界に向いているのは、IT業界や技術面に興味・関心を持っている人です。

ITやインターネットに関する技術は日々進歩しており、次々に新しいシステムやサービスが生み出されています。

その中で人材として生き残るには、インターネット業界全体のトレンドや市場の動向に興味を持って、積極的に追い続けなければなりません。

業界や技術に興味を持つことは基礎的な資質ではありますが、その業界の中で成功するには重要な要素と言えるでしょう。

ITやインターネット関連の技術に興味がなく、一度覚えたことだけで細々と仕事を続けていきたい、新しいことの習得に力や時間を割きたくないと考えている人は、インターネット業界に向きません。

自主的に行動できる人

インターネット業界で必要なのは、本人の自主性や積極性です。

知識の習得や仕事の獲得に向け、自主的に行動できる人は、インターネット業界の中で長く働き続けられる傾向があります。

そもそも業界を問わず、業務内でわからないことがあれば、上司などにすぐ聞くなどしてリサーチしたり、現状不足しているスキルを自主的に学習したりなど、問題の原因について自力で考え、解決に向けて行動できる人はどの職業でも活躍できる可能性が高いです。

その上で、インターネット業界は情報のアップデートが頻繁に発生し、システムエラーなどのトラブルに直面する場面も多いため、自主的な問題解決の姿勢が重要な資質と言えます。

先輩職員に積極的に相談する、自力で解決策を探るなど、誰かの助けを座して待つのではなく、自分から求めに行く必要があるのです。

知識欲・学習意欲が高い人

インターネット業界に進むのであれば、高い知識欲や学習意欲があることが望ましいです。

IT業界やインターネット業界では日々新しい技術が開発されスタンダードが更新されています。

そのため、少し前まで主流だったツールがいつの間にかほとんど使われていないといった現象がよく起こるのです。

学習を怠っているといつまでも古いタイプのツールしか使えず、トレンドや時流に乗り遅れてしまいます。

業界内で活躍し続けるためには、常に新しい技術や業界のトレンドを積極的に学習し続ける姿勢が必要です。

かつて作成したシステムやサービスを長く使い続ける顧客もいるため、古い知識がまったく役に立たないわけではないものの、新規の顧客を獲得し続けるためにはやはり学習による研鑽が求められるでしょう。

論理的に考えをまとめられる人

インターネット業界では、論理的に考えをまとめられる人材が求められています。

システム設計書の作成、プログラミング、Webデザインなど、Web制作において論理的思考力が求められる業務は多いです。

Webデザインと聞くと、感覚やセンスだけでデザインを決めるのではないか、と思う人も少なくありませんが、実際は「どのようなレイアウトが見やすいか」「どんな人でも見やすい色の組み合わせはどのようなものか」といった理論に基づいたデザインが求められます。

そのため、感覚で物事を判断するのではなく、根拠をもとにロジカルな思考で業務を進められる人であれば活躍しやすいです。

こうした思考能力は訓練によって身につけられるため、普段から道筋を立てて物事を考える癖をつけておくと良いでしょう。

柔軟な考え方ができる人

インターネット業界には、柔軟な考え方ができる人が向いています。

「今までこのやり方でずっとやってきたのに」というように従来のやり方などに固執せず、「次からはこういうやり方も取り入れてみよう」など柔軟な対応ができる人は、インターネット業界への適性があると言えるでしょう。

インターネット業界は、非常に変化が多い業界のひとつです。

そのため、短期間で業務内容が変更されるケースもあり、場合によってはプロジェクトの進行中に大きな変更があることも少なくありません。

したがって、その都度状況に適した柔軟な対応が求められます。

今の状況からの変化を恐れず、新しい技術やスキルを積極的に吸収し活用していく姿勢を持つ人は、活躍できる人材です

コミュニケーション能力が高い人

ほかの業界と同様、コミュニケーション能力が高い人は、インターネット業界でも重宝されます。

インターネット業界をはじめIT系の職種に対して、個人で黙々と作業しており、コミュニケーションを取らないイメージを持っている人は多いでしょう。

しかし、実際はひとつのプロジェクトを複数人のチームで進めていくのが一般的であり、協調性が重要です。

プロジェクトごとに変更されるチームメンバーと、その都度足並みをそろえてスムーズに業務を進めるため、どのような人とでも一定のコミュニケーションを取れる能力が求められます。

WebプランナーやWebプロデューサーなど、制作上の上流工程に携わる職種ほどクライアントと直接関わる業務も増えるため、より丁寧なコミュニケーションが必要です。

集中力が高い人

集中力が高い人は、インターネット業界をはじめとするIT業界での業務に向いています。

インターネット業界では、机やパソコンに向かって行うような集中力を求められる作業が数多く存在しており、長時間座りっぱなしになることも多いです。

とくに、システム開発の実務的な作業を担当する場合、長時間コードを書き続けるための集中力が必要になります。

WebデザイナーやWebライターなども、長時間座って画像や文章を作成する業務が多いです。

学習などで集中力に自信がある人は、WebプログラマーやWebデザイナーといった実務的な作業に携わる職種への適性が高いでしょう。

逆に少し机に向かっているだけでそわそわしてしまい、長い間座り続けられない人は、インターネット業界の職種にはあまり向きません。

まとめ

インターネット業界は、Web上で利用できるさまざまなサービスを作成して提供しているIT業界の一角です。

Webサイトひとつ取ってもWebプランナーやWebデザイナー、Webライター、Webコーダー、Webオペレーターなどさまざまな職種の人が携わっており、チーム単位の連携やコミュニケーションが求められます。

変化が激しい業界でもあるため、学び続ける向上心や積極性も重要です。

自分がインターネット業界に向いているか考えながら、進むべき業界を選定してみましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます