はじめに
バドミントン経験を自己PRでアピールしたいと思っているものの「どのようにアピールすれば良いのか」「まず、自己PRの題材にして良いのか」などと悩んでいる方は少なくないでしょう。
そこで今回は、自己PRの概要について説明しつつ、バドミントン経験をアピールする際にはどのような点を心がければ良いのかについて紹介します。
バドミントン経験は自己PRとして使える?
まず、バドミントン経験は自己PRとして十分に活用できます。
バドミントンは基本的に個人競技ですが、ダブルスではチームワークも求められるため、多様なスキルをアピールすることが可能です。
まず、バドミントンでは瞬時の判断力や集中力が重要です。
相手の動きを読み取り、戦略を立てながら試合を進める力はビジネスシーンでも重要なスキルと言えます。
また、勝敗に向けてコツコツと練習を積み重ねる「継続力」や、試合中にミスをしても立ち直る「精神力」を通じて、困難な状況でも諦めずに取り組む姿勢を強調することもできます。
そもそも自己PRが聞かれる理由
自己PRを作成する前に、なぜ企業が自己PRを聞いてくるのかについても理解を深めておきましょう。
企業側の意図を理解しておけば、どのような自己PRを作成すれば良いのかのヒントにもなります。
相手が求めている回答を提供し、良い印象を与えましょう。
人柄を知るため
自己PRは応募者の人間性や価値観を理解するために採用担当者が重要視する質問です。
応募者がどれだけ優れたスキルを持っていたとしても、チームに溶け込み、職場で円滑にコミュニケーションを取れなければ意味がないからです。
企業は自己PRを通じてあなたがどのような性格であり、周囲との関係をどのように築くかを判断しようとしています。
例えば、自己PRで協調性や積極的な姿勢、リーダーシップをアピールすれば、あなたが職場でどのような役割を果たせるのかがイメージしてもらいやすくなります。
また、あなたがどのように困難な状況を乗り越えたかや、周囲に対してどのようにサポートを提供してきたかを具体的に説明することで、あなたが信頼できる人物であるかどうかを見極めることもできるでしょう。
企業は技術や経験だけでなく「チームで働けるか」を重視しているため、人柄を伝えることが非常に重要です。
ポテンシャルを知るため
自己PRはあなたが持っている「ポテンシャル」を評価するためにも問われます。
面接や書類選考では、応募者が今持っているスキルや経験だけでなく、将来的にどれだけ成長できる可能性があるかを確認されているのです。
自己PRを通して、自分の成長過程や学んだこと、今後どのように成長していくかのビジョンを示すことで、企業はあなたのポテンシャルを判断しやすくなります。
例えば、バドミントンで新しいスキルをどのように習得した結果、どのように試合で役立ったのかなどを具体的に説明すると、将来性をイメージさせることができます。
ここでは「企業側が求める人材像」に合致する成長意欲や、柔軟に学び続ける姿勢をアピールしましょう。
特にベンチャー企業は将来性や伸びしろを大切にしているため、成長の余地がある人物であることを強調することを推奨します。
入社意欲を知るため
企業は応募者が自社に対してどれだけの熱意を持ち、どのように貢献できるかを知るために自己PRを聞きます。
自己PRの内容には応募者の価値観や目標が反映されているため、企業側はその内容から自社との相性や、どのように会社に貢献しようとしているのかを確認しているのです。
自己PRでは、自分のスキルや強みをいかに活かせるかを、企業のニーズに合わせながら具体的に説明することが求められます。
例えば、将来的には管理職として働ける人物を求めている企業を受けると仮定します。
このような場合は「私はリーダーシップを発揮してプロジェクトを成功させた経験があります。
その経験を活かし、貴社のプロジェクトマネジメントにおいてもチームをまとめ、効率的な進行を支えることができると考えています」といった具合に、過去の経験を基に、企業への貢献意欲を明確に伝えることが重要です。
また、企業のビジョンや文化に共感し、自分の強みがその環境でどのように活かされるかを具体的に説明することで、入社後の活躍を想像してもらうこともできます。
自分が「なんとなく受けている人」ではなく「企業研究を入念に行い、強い入社意欲を持っている人」であることを強調しましょう。
バドミントン経験で培われる強み
続いて、バドミントン経験を通じて培われる強みについても紹介します。
以下の4つの能力は、バドミントンを経験した人ならば自信があるのではないでしょうか。
いずれも就活においてアピールしやすい能力であるため、確認してみてください。
集中力
バドミントンでは試合中に相手の動きやシャトルの速度・方向を瞬時に見極め、適切な判断を下す必要があります。
よって、高い集中力が不可欠です。
一瞬でも気を緩めると相手に得点を許してしまうため、特に試合の終盤や接戦では集中力の持続が勝敗を分けます。
この集中力はビジネスの場面でも大いに役立つものです。
例えば、仕事の締め切り前や重要なプレゼンテーションの準備中に細部まで気を配りながら全力で取り組む姿勢をアピールできます。
また、一つひとつのタスクを集中して短時間でこなせることをアピールするのも良いです。
このように、バドミントンで培った集中力はビジネスにおけるタスク処理や効率向上においても強みとなるでしょう。
継続力
バドミントンは一朝一夕には技術を習得できない競技であり、日々の地道な練習が求められます。
試合で勝つためには練習を重ね、反復して技術を磨き続ける継続力が欠かせません。
ビジネスの世界でもこの継続力は重要なスキルです。
例えば、目標達成に向けて長期的に取り組むプロジェクトでは、集中的な努力だけではなく、継続して努力を重ねることが求められます。
困難に直面しても諦めずに進み続けるために、バドミントンで培った継続力が活用できるでしょう。
また、自己成長やキャリアアップを目指す過程でもこの継続力は大いに役立ちます。
精神力
シングルスでは試合中に孤独な戦いが続くものです。
自分1人で試合を展開し、勝利に向けて集中を維持し続けるためには、強い精神力が欠かせません。
対戦相手にリードを許した時や体力的に限界が来た時でも、諦めずに粘り強く戦い続ける精神力がバドミントンを通じて培われた人もおおいはずです。
この精神力はビジネスの世界でも大いに役立ちます。
仕事ではプレッシャーやストレスに直面することが毎日のようにありますが、そのような状況下でも冷静さを保ち、適切な判断を下し続ける力がある人物は重宝されます。
バドミントンで培った精神的な強さは、困難な状況でも耐え抜く力として自己PRに活用できるものなのです。
チームワーク
バドミントンではシングルスだけでなくダブルスや団体戦もあり、チームワークが必須です。
ダブルスでパートナーとの連携を取り、息の合ったプレーをするためにはお互いの動きや考えを把握し、タイミングを合わせることが必要です。
また、団体戦でも個々の勝利がチーム全体の勝敗に繋がるため、チームメンバーの士気を高め、鼓舞し、サポートし合うことが求められます。
このような経験を通じて培ったチームワーク力はビジネスの現場でも非常に役立ちます。
特にベンチャー企業ではチームや部門で協力し合い、プロジェクトを成功させるために他のメンバーと円滑に連携することが求められます。
バドミントンでの経験をもとに、協力して成果を出すことの大切さや、相手の立場を尊重しながらチーム全体の成果を優先する姿勢をアピールしましょう。
バドミントン経験を用いた自己PRの構成
続いて、バドミントン経験を用いた自己PRの構成についても紹介します。
以下の構成で作成すれば、分かりやすく、企業の採用担当者もスラスラ読める自己PRが出来上がることでしょう。
また、この構成はどのような経験をアピールする際にも活用できるものであるため、別の話をする際にもぜひ活用してみてください。
結論
まず冒頭で、バドミントンを通じて培った強みを簡潔にまとめることで、採用担当者に強い印象を与えることが重要です。
主題となる強みを端的に示し、その強みがバドミントン経験を通じてどのように形成されたかを簡潔に説明しましょう。
例えば「私の強みはバドミントンを通じて身につけた集中力と継続力です。」など、具体的な強みをまず最初に述べることで、採用担当者にあなたが何をアピールしようとしているのかが伝わりやすくなります。
企業の採用担当者は多忙であるため、まず結論から話されていない文章は読み飛ばされてしまうこともあります。
「この人は〇〇力を強調したいのだな」と納得してもらえるような書き方を心がけましょう。
強みを活かした経験
次に、バドミントンを通じて得た具体的な強みをどのように活かしてきたかを詳しく説明します。
強みを裏付ける具体的なエピソードを交え、採用担当者に説得力を持たせることが重要です。
例えば、試合中に集中力を発揮した話や、練習を重ねることで得た継続力をどのように活用したかを説明します。
「試合で相手の癖に気づき、どちらに打ってくるかを予測することで体力のハンデを克服し、県大会で3位に進出しました」など、具体的な経験を示すことで、あなたの強みが実際にどのような形で発揮されたかを明確に伝えられます。
実際の経験を交えて強みをアピールして、より現実味のある自己PRを作成し、説得力を持たせましょう。
結果・学び
エピソードの中でどのような結果や学びがあったかをわかりやすく説明することも重要です。
バドミントン経験を通じて自身がどのように成長したか、また、どのようなスキルを身につけたかを論理的に説明しましょう。
例えば「試合や練習を通じて、失敗を恐れず挑戦することの大切さを学びました。
また、粘り強く努力を続けることで、困難を乗り越える力が身についたとも感じています」など、結果だけでなく、その過程で「何を学んだのか」を述べることを推奨します。
そして、学びの部分ではバドミントンの経験があなたの成長にどう寄与したかを具体的に説明し、最後の「入社後の貢献」にうまく繋げられると、理想的です。
入社後の貢献
最後にバドミントンで培ったスキルや経験をどのようにして入社後に会社に貢献できるかを具体的に述べましょう。
企業は活躍してくれる人材を採用するために求人を行っているので、活躍するイメージを持ってくれなければ、採用してもらえません。
例えば「バドミントンで培った集中力と継続力を活かし、貴社のプロジェクトにおいても、一つひとつのタスクに集中して取り組み、確実に成果を出す所存です。」など、バドミントンの経験を具体的な業務に結びつけて説明すると良いです。
また、この「入社後の貢献」は企業研究の情報をもとに作成しましょう。
企業が積極的に様々な事業に乗り出しているならば積極的な姿勢を、まず確実に自分のタスクをこなせるようになることを求めているならば、堅実な性格をアピールすることが大切です。
せっかくの自己PRでも、企業が求めている人物像とずれてしまっては意味がありません。
バドミントン経験を用いた自己PRを作成する際のポイント
続いて、バドミントン経験を用いた自己PRを作成する際のポイントについても紹介します。
以下のポイントを踏まえた上で自己PRを作成すれば、より企業の採用担当者の目に留まりやすい、質の高い自己PRが出来上がることでしょう。
目標は定量的にする
これはバドミントン経験だけでなく、何を題材にする場合においても言えることですが、目標や結果を定量的に示すことが非常に重要です。
具体的な数字やデータを提示することで、採用担当者はあなたの取り組みの成果をより明確に把握でき、説得力が増します。
例えば「県大会でベスト8に進出するために、週5回、毎回30分、自主練習に取り組みました」や「毎日、就寝前に自分の試合映像を分析し続けました」など、取り組んだプロセスや成果を数値で表現すれば、努力の規模や効果が伝わりやすいでしょう。
また、数値を示すことで、あなたの目標達成に向けた姿勢や計画性も同時に強調でき、実行力や責任感をアピールすることにも繋がります。
実績よりも過程を重視する
自己PRでは実績や結果だけをアピールするのではなく、その成果に至る過程を強調することが重要です。
優勝などの成功体験はもちろん大切ですが、それ以上に企業が評価するのはその結果を得るためにどのようなプロセスを経たかです。
例えば、毎日の練習を欠かさずに取り組んだ姿勢を話したり、試合に向けてどのように戦略を立て、練習を工夫したかを詳細に伝えたりすることで、あなたの継続力や問題解決能力を強くアピールできます。
過程に焦点を当てることで、どのように努力できるか、困難に直面した際にどのようにして乗り越えたかを伝えることもできます。
自分が努力ができる、過程を大切にする人物であるとアピールできれば、採用担当者は「一つひとつ、丁寧に仕事をこなしながら成長してくれそうだ」と感じることでしょう。
エピソードは1つに絞る
自己PRを作成する際に、複数のエピソードを取り入れようとすると、内容が散漫になり、結局何を言いたいのかわからなくなってしまいます。
エピソードは1つに絞り、それを具体的かつ詳細に描写しましょう。
最も印象に残っている、または企業ウケが良さそうなエピソードを選び、その中でどのように努力し、結果を得たのかを丁寧に説明することを推奨します。
例えば「大会に向けた準備として、メンタル面での強化にも取り組みました。
特に準決勝では大量リードを許しましたが、落ち着いて取り組むことで逆転できました」など具体的なエピソードを1つに絞って話すことで、強みや個性が際立ちます。
よほど文字数の指定が多い、または面接で与えられた時間が長い場合を除いて、エピソードは1つに絞る方が良いです。
他に話したいことがあるかもしれませんが、面接ではほとんど100%、自己PRを深掘りされるので、その際に話しましょう。
バドミントン経験を用いた自己PRの例文
続いて、バドミントン経験を用いた自己PRの例文を紹介します。
以下の4つの例文はそれぞれ、先ほど紹介した「バドミントン経験で培われる強み」を主題としています。
どの能力をアピールするか考えながら確認してみてください。
①集中力
バドミントンは相手の動きやシャトルの軌道に細心の注意を払い、瞬時に反応することが求められますが、私は試合終盤のプレッシャーがかかる場面でも集中を切らすことなく、相手の攻撃パターンを観察し、次の一手を予測して動くことができました。
このおかげで何度も逆転勝利を収め、集中力をさらに強化することができました。
貴社に入社した際にも、複雑な課題や多忙なスケジュールの中でも正確な成果を出し続けるために、この集中力を発揮して高いパフォーマンスを維持し、貢献したいと考えています。
②継続力
私はバドミントンに12年取り組んできましたが、日々の地道な練習を重ね、自分のスキルを徐々に向上させ、レベルの高い大会にも出場できるようになりました。
例えば、私はバックハンドショットが苦手でしたが、チーム練習の後に1時間、個人練習を3ヶ月間続けた結果、試合でもうまく活用できるようになりました。
このような経験から、日々の積み重ねが成果に繋がることを実感しました。
この継続力を活かして、貴社においても長期的なプロジェクトや新しいスキルの習得に粘り強く取り組み、成果を上げ続けることで貢献する所存です。
③精神力
私は大学からバドミントンを始めましたが、試合の中では常に冷静さを持ち、焦らずに最善のプレーを選択することが勝利の鍵であると痛感しました。
大学3年の全国大会の際は、相手に大きくリードを許してしまうこともありましたが、自分のペースを乱さずに集中して取り組むことで粘り強くビハインドを跳ね返し、劇的な逆転勝利を収めることができました。
この経験を通じて身につけた精神力を仕事でも発揮し、納期が厳しい案件やプレッシャーのかかる状況においても冷静に判断し、適切な行動を取ることで貴社に貢献する所存です。
④チームワーク
バドミントンのダブルスではパートナーとコミュニケーションを取りながらお互いの強みを活かし、戦術を練り上げて試合に臨むことを大切にしていました。
パートナーがミスをした時も相手を励まし、自分が率先して反応することで、パートナーが落ち着く時間を作り、連携を取り戻すことができました。
このような経験から身につけたチームワークの能力を、貴社のプロジェクトやチーム活動にも活かし、協力し合いながら組織全体の成果を高め、貢献する所存です。
バドミントン経験を用いた自己PRを作成する際の注意点
続いて、バドミントン経験を用いた自己PRを作成する際に気をつけなければならないポイントについても紹介します。
バドミントン経験をアピールする際、自慢になりすぎることが多いですし、企業が求めていない強みをアピールしてしまうことがあります。
また、専門用語を使いすぎると、相手に理解してもらえないこともあるため、注意しましょう。
自慢になってはいけない
自分の成果や実績を強調しすぎると、自己PRがただの自慢話のように受け取られる可能性があります。
あくまでも、謙虚さを持って話すことが重要です。
例えば「県大会で優勝しました」などの実績をアピールする際は、その結果に至るまでの努力や周囲のサポートについて言及し、あくまでも結果ではなく過程や学びに焦点を当てるべきです。
ひたすら結果を誇示するのではなく、その成果を通じて自分がどのように成長したか、どのように他者と協力して目標に向かって取り組んだかをアピールすることで、採用担当者により好感を持たれる自己PRとなります。
ただ「県大会で優勝しました。
参加者は100人以上であり、非常に誇らしい気分でした」と話すだけでは好感を持たれません。
「参加者が多い大会でしたが、戦術を分析し、補食やストレッチでリカバリーすることで心身ともにリラックスして取り組めました」など、過程や工夫を述べることを推奨します。
企業が求める強みを用いる
自己PRでは自分の強みが応募先の企業が求める人物像やスキルと合致しているかどうかを確認することを推奨します。
あなたがバドミントンを通じて培った集中力や継続力が企業にとって価値のあるものでなければ、自己PRの意味があまりありません。
事前に企業が求めるスキルや人物像をリサーチして、応募する企業が重視している要素に合った強みをアピールするようにしましょう。
例えば、チームワークや協調性が求められる場合はバドミントンのダブルスでの経験や団体戦でサポートしたことについて述べると良いです。
一方、個人のパフォーマンスや結果が重視される業界ならば、シングルスの試合での集中力や自己管理能力を強調することを推奨します。
専門用語を用いない
バドミントンに関する専門用語やスポーツ特有の技術的な話をしすぎることも避けましょう。
採用担当者は全員がバドミントンの専門知識を持っているわけではありません。
例えば、スマッシュやドライブなどの専門的な技術用語を多用しすぎると、何が言いたいのか伝わらないだけでなく、あなたが客観的な説明がうまくできない人物であると思われてしまう可能性もあります。
例えば「普段から瞬発力の強化に取り組んでいた結果、俊敏な相手にも動揺せずに対応できました」などのように、誰にでも理解できる表現を心がけると良いです。
バドミントンの専門用語を知っていることは何のアピールにもならないだけでなく、むしろ「説明が下手である」と思われてしまう可能性が高いため、分かりやすく、伝わりやすい書き方を心がけましょう。
極論「中学1年生が読んでも理解できるような内容」に仕上げる方が「専門用語だらけの文章」を提出するよりもよほど良い印象を与えられます。
バドミントン用語言い換え一覧
- アンダーハンドストローク→自分の腰から下のシャトルを取る打ち方
- インターバル→ゲーム間の休憩時間
- オーバーネット→ラケットや体がネットを超えること
- カット→鋭角に切るように打つ打ち方
- ガット→ラケットに張る網状の糸のこと
- クリア→相手コートのバックライン際に高く飛ばす打ち方
- テイクバック→打つ前にラケットを後方に引いて待つ状態
- ドライブ→弾道が床と平行に飛ぶような打ち方。
- ドロップ→シャトルが相手のネット付近に落下するような打ち方
- ハイバック→対戦相手に対して背を向けた打ち方
- バックハンド→ラケットを持っていない側のこと
- フォアハンド→ラケットを持つ手の側のこと
- プッシュ→コートに鋭く押し込む打ち方
- ヘアピン→ネット前から白帯ギリギリを狙って落とす打ち方
- ロブ→ネット付近に落とされるショットを、アンダーハンドストロークで相手コート深くにまで打ち返す打ち方
バドミントン経験を用いた自己PRのNG例文
続いて、バドミントン経験を用いた自己PRのNG例文を紹介します。
以下の2つの例文はいずれもバドミントン経験をアピールする方が犯してしまいがちなミスが含まれています。
それぞれのアドバイザーコメントも参考にして、自分は同じミスをしないようにしましょう。
①協調性に欠けている
私の強みは非常に強い向上心です。
大学時代にバドミントン部に所属していた際には、常に自分のスキル向上を第一に考え、個人戦で好成績を収めることができました。
自分の努力だけで技術を磨き上げ、周りを気にせず成長できたことは大きな自信となっています。
また、ダブルスの際も味方に頼りすぎることなく、全てのショットを自分で跳ね返すことで格上に勝利することができたこともあります。
貴社においてもこの向上心を活かして、大きく成長し、貢献する所存です。
向上心が非常に強いのは悪いことではありませんが、仲間を大切にしないどころか、全く協調性がなく、無下にしているところが非常にマイナスな印象を与えてしまいます。
特にベンチャー企業は皆で協力して1つの方向に向かい、目的を達成することを大切にしているため、このような独りよがりな人物であることを示唆するような自己PRを提出してしまうと、志望動機やガクチカがどれほど良くても落とされてしまうでしょう。
②部としてのアピールになっている
私の強みは目標を達成する完遂力です。
大学時代にはバドミントン部で大学全国大会ベスト4を目指して練習に励んできました。
練習は非常に厳しく、参加することが憂鬱になることも少なくありませんでしたが、仲間と協力し乗り越えた結果、無事に目標を達成することができました。
このような経験から、目標を達成する能力を身につけたため、貴社においても存分に発揮し、貢献する所存です。
特に私は営業職を目指しているため、常に数字を追いかけ続け達成することで、新規顧客を増やし、貢献できればと考えています。
ものすごく悪い例文というわけではないのですが、ただ「チームが素晴らしい成績を収めた」というだけで、本人がどのように貢献したのかがいまいち伝わりません。
もしかしたらレギュラーとして貢献したのかもしれませんが、書かれていないため、採用担当者が評価しづらくなってしまっています。
自分の成果だけを強調するのは良くありませんが、自分の成果を全く書かないと、あなたが組織でどのように貢献できるか伝わりにくいため、注意しましょう。
バドミントン経験を用いた自己PRに関する質問
バドミントン経験を用いた自己PRを作成するにあたって、多くの方からいただく質問に回答します。
これらの質問は、就活エージェントを運営する中で多くの就活生の方からいただくものです。
この記事を読んでいるあなたも気になっているポイントでしょうから、ぜひ参考にしてみてください。
優れた成績を残していなくても問題ない?
結論として、必ずしも優れた成績を残している必要はありません。
多くの就活生は結果にだけフォーカスしてしまいがちですが、企業が重要視するのは結果に至るまでの過程や、その過程で学んだこと、そして成長です。
例えば、大会で優勝できなかったとしても、その過程でどのように課題に向き合い、解決策を見つけ、結果に向けて努力を続けたのかを具体的に説明すれば、十分に評価されます。
また、試合の中で経験した難しい場面や、それをどのように乗り越えたのかを強調することができれば、粘り強さや精神力をアピールすることも可能です。
結果にこだわらず、プロセスで培ったスキルや姿勢をしっかりと伝え、どのように貢献できるかを話せれば、十分に良い印象を与えられます。
高校時代のバドミントン経験を用いても良い?
自己PRにおいては、できるだけ大学時代の経験を使うことが望ましいと言えるでしょう。
企業は入社後の活躍を見越して採用を行うため、直近の経験の方が再現性が高いと判断されるからです。
しかし、どうしても高校時代のバドミントン経験を話したいという場合は、無理に大学の話をする必要はありません。
経験自体がたとえ中学や高校の古いものであったとしても、現在のあなたにどのように影響を与え続けているかや、そのスキルが今の自分にどのように活かされているかをしっかり説明できれば問題ありません。
例えば、高校時代にバドミントン部で身につけた継続力や集中力を、大学生活やアルバイトに活用しているなどと話すことができれば、十分に質の高い自己PRになります。
他の設問でもバドミントン経験を用いて良い?
結論として、他の設問でもバドミントン経験について話すことは問題ありません。
しかし、しっかりと差別化しましょう。
そして「全ての設問にバドミントン経験を用いる」のは避けた方が良いです。
「この人はバドミントンの話しかしないけれど、それ以外の経験はないのか?」「そんなにバドミントンが好きならば、バドミントンを仕事にすれば良かったのではないか?」と思われてしまうこともあります。
確かに、大学生活のほとんどをバドミントンに捧げてきた人は、その経験を通じて様々な能力を身につけていることでしょう。
しかし、あまりにもバリエーションが少ないと、引き出しの少ない人物であると思われてしまいます。
したがって、自己PRとガクチカなど2つ程度ならばバドミントン経験を主題としても良いですが、それに加えて志望動機や強み、弱みなどについてもバドミントンの話をしてしまうと、悪い印象を与えかねません。
自己PRの悩みはジョブコミットに相談しよう
ここまで、自己PRにおいてバドミントン経験をアピールする際のポイントや注意点、おすすめの例文、NG例文などについて紹介しました。
しかし、この記事を熟読しただけで完璧な自己PRが出来上がるわけではありません。
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まとめ
今回は、自己PRにおいてバドミントン経験をアピールしたいと思っている方向けに、様々なポイントを紹介しました。
バドミントンは野球やサッカーと比べるとメジャーではないため、他の就活生とアピールポイントが被る可能性は低いですが、その経験をどのように企業に還元するかについては明確に説明しなければなりません。
ぜひ本記事で紹介した内容を踏まえた上で、質の高い自己PRを作成し、第一志望への内定を目指してください。