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・企業がガクチカを通して知りたいこと
・水球はガクチカとして使えるか
・水球経験者におすすめのアピールポイント
・ガクチカ作成のコツ
・水球経験のある就活生
・これからガクチカを作る予定の人
・ガクチカを初めて作る人
・例文を見て作成時に参考にしたい人
はじめに
就職活動を控えた就活生のなかには、水球の経験がある人もいるでしょう。
水球は野球やサッカーのようなスポーツの一種ですが、水球をガクチカとして用いることはできるのでしょうか。
この記事では、水球の経験はガクチカに使えるか、水球の経験でアピールできる内容やアピールの方法、例文についてご紹介します。
文章の構成や注意点も解説しているため、水球の経験をガクチカにするためのポイントを把握できるでしょう。
水球の経験をガクチカに使えないか悩んでいる就活生は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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【ガクチカで水球経験をアピール】水球経験はガクチカに使える?
結論からいえば、水球の経験をガクチカとして使うことは可能です。
作成する前にガクチカの要点や伝えるための構成をきちんと理解すれば、効果的なアピールができるようになります。
ガクチカは学生時代に力を入れた経験なので、大学のサークルや部活動、あるいは地域のチームなどで水球に打ち込んだ経験があれば、それをガクチカとしてアピールできるでしょう。
水球の経験からアピールできるポイントを把握した上で、ガクチカの文章を作成してください。
水球をやっていたこと自体はアピールポイントにはならないため注意
水球の経験をガクチカとして用いる上で気をつけたいのは、水球という競技をやっていたこと自体がアピールになるわけではない点です。
野球やサッカーほどメジャーではないものの、水球はあくまでもスポーツの一種であり、それ自体が特別な体験ではありません。
そのため、水球をやっていたこと自体をメインにアピールされても、企業側にとってはとくに採用の判断に影響を与えるようなことではないのです。
あくまでも水球を通して身についた強みが、ガクチカのアピールポイントであることを忘れないようにしましょう。
水球をやっていてどのような経験をしたのか、それによって何を学んだのかなど、エピソードの過程に焦点を当てて構成を練っていく必要があります。
【ガクチカで水球経験をアピール】水球経験でアピールできる強みの例
続いて、水球の経験からアピールできる強みの例について見ていきましょう。
ガクチカに水球の経験を用いる場合、いざというときの状況判断力やチームワーク、臨機応変さ、継続力などをアピールできます。
どのようなスポーツでも、一定の活躍をするためには長い練習が必要です。
また、水球のようにチームで対戦するスポーツならではのアピールポイントもあるでしょう。
それぞれどのようなことがアピールできるのか、詳しく見ていきましょう。
状況判断力
水球の経験をガクチカに用いると、咄嗟の状況判断力をアピールできます。
チーム同士で対戦する試合では一人一人がどう動くかについて、咄嗟の判断が求められることも多いでしょう。
水球の試合では自分の判断により良い結果が出せた経験があるならば、ガクチカとして使えます。
ビジネスにおいても、限られた時間で最適な判断を下せる力が求められる場面は多いです。
ゆっくり長考して結論を出すことも大切ですが、必ずしも十分な時間が確保できるとは限りません。
そのような状況で少ない条件からでも適切な判断ができることをアピールできれば、企業側から良い評価が得られる可能性が高いです。
イレギュラーが少なくそういった咄嗟の判断が求められることがあまりない職場の場合は、効果が薄い可能性もあります。
チームワーク
水球の経験をガクチカに用いると、どのような相手ともチームワークを発揮できることをアピールできます。
これは水球に限らずチームで挑むスポーツに広くいえることです。
メンバーと協力して難局を乗り切った経験があれば、それをガクチカのエピソードとして用いることができます。
基本的に、企業への入社後もチームで仕事をする機会はたくさんあるため、多くの人と連携して業務をこなしていく必要があるでしょう。
そのため学生時代に発揮したチームワークも、選考における大きなアピールポイントとなります。
逆に、ほとんど個人で仕事を進め、あまりチームで仕事に取り組まないタイプの企業や職種の場合は響かない場合もあるでしょう。
チームワークに関するガクチカについては、こちらの記事も参考にしてください。
臨機応変さ
水球の経験をガクチカに用いると、臨機応変さのアピールにもつながります。
基本的に水球は、対戦相手やチームメイトなど自分以外の相手が複数いるスポーツです。
そのためプール内にいる相手の動きによって、自分がどう動くかも変わってきます。
フィールド内の条件をもとに臨機応変に対応し、試合への勝利など良い影響をもたらせたのであれば、それをガクチカのエピソードとして利用できるでしょう。
いついかなる状況下でも臨機応変に対応できる力は、対人の機会の多いビジネスでも当然活かすことができます。
営業職や顧客に対応する窓口など、自分の裁量である程度判断する必要が多い職種であればなおのこと大きな効果があるでしょう。
対人の仕事だけでなく、状況が変化しやすい職場でも臨機応変さが求められます。
継続力
水球の経験をガクチカに用いると、継続力をアピールできる可能性があります。
スポーツを続けるためには、基礎的な練習やスキルアップのためのトレーニングが欠かせません。
その一方で、どれだけ練習を重ねたとしても誰しもが思うようにスキルアップできるわけではないでしょう。
ときには思うように努力が実らない状況に陥っても、上達のために練習を続けた経験があればそれをガクチカとして活用できます。
継続力は、社会人として仕事を続ける上でも重要な能力です。
入社しても仕事を続けられずに辞めてしまっては意味がないため、企業は諦めずに物事を続けられる人材を求めます。
そのため、継続力のアピールはとくに毎日コツコツ努力を積み重ねる必要がある仕事において効果的です。
【ガクチカで水球経験をアピール】企業がガクチカで見ているポイント
水球の経験をガクチカに用いたときに、企業が見ているポイントについてご紹介します。
企業は就活生のガクチカから、人柄や自社とのマッチ度、モチベーションの源泉や問題解決能力、結論や根拠などの情報を分かりやすく伝える力などを見ている場合が多いです。
これらのポイントから総合的にその就活生がどのような人物なのか、採用して一緒に働きたいのかなどを判断します。
そのため、ガクチカの文章で相手からどのように見られているかを意識しながら文章を組み立てると良いでしょう。
応募者の人柄
企業は水球の経験が書かれたガクチカから、就活生の人柄を見ています。
自社の雰囲気と合いそうか、どのような価値観を持っているかなど、大まかな人物像を掴もうとしているのです。
企業も人の集まりであるため、組織内での人間関係は労働環境としても重要な条件となります。
そのため、現場にいる社員と人として合わない人材を採用するのは、避ける傾向にあるのです。
また、社員との相性に関わらず他人とトラブルを起こしやすいタイプは、なるべく採用したくないというのが多くの企業の方針になります。
自己主張してぶつかり合うことを是としている企業もありますが、組織内の調和を重視する日本国内の企業ではあまり多くない点に注意が必要でしょう。
企業とのマッチ度
企業では、ガクチカから就活生の人柄が自社とマッチしそうかどうかも見ています。
仮にその就活生を採用したとして、実際に入社した後に上手くやっていけそうか、持っている強みが活かせそうかなどです。
企業とのマッチ度が低く馴染めないと、働くのが楽しくなくなり早期退職につながってしまいます。
採用した人材が早々に退職してしまうと、採用にかかったコストや教育にかけた費用が無駄になってしまうため企業としては歓迎できません。
また、就活生側も無駄な時間を過ごすことになってしまい、新しい就職先を探す手間と時間が増えます。
そのため、入社したからにはなるべく長く働き続けるのが望ましく、企業側もなるべく自社とマッチしており退職する可能性が低い人材を求めているのです。
モチベーションの源泉
企業は水球の経験が書かれたガクチカから、就活生のモチベーションの源泉についても知ろうとしています。
ガクチカでは、自分から能動的に行動したエピソードを用いるのが基本です。
自分で力を入れることを決め、長い期間自分から取り組んだことをガクチカとして使用するため、その内容には就活生のモチベーションの源泉が顕著に現れます。
どうしてその経験に力を入れようと思ったのか、どういった形で続けたのか、などから応募者の価値観などを知ることができるのです。
モチベーションの源泉は社会に出てからの仕事へのやる気にも関係するため、どのようなポイントでやる気が生まれるのか、継続して取り組もうと思えるのかを伝えておくことは大切になります。
問題解決能力
ガクチカから企業は、就活生が持っている問題解決能力についても知ろうとしています。
水球に積極的に取り組むなかで直面した課題に、どのように考えてどう対応したのかを伝えることが大切です。
そういったエピソードから、就活生の物事の受け止め方や分析力などをひっくるめて判断しています。
実際に課題にどう立ち向かったのか、解決はできたのかなどの結果から、その就活生の問題を解決する能力の高さが見られているのです。
企業での業務では、基本的に日々生まれる課題をどのように解決して業績を伸ばしていくかが焦点となっています。
したがって、自力で課題を解決する能力がまったくないような人材を採用する意味はあまりないのです。
分かりやすく伝える力
企業はガクチカから、就活生の分かりやすく伝える力の有無も見ています。
ガクチカをはじめ、選考における受け答えはいわば自分という商品を企業に売り込む場です。
そのため、ガクチカのなかで自分の魅力が十分に伝わる構成、内容、伝え方を選択できているかを見られています。
つまり、企業相手に情報を分かりやすく伝える力があるかどうかが見られているのです。
就職すると、日常的に同僚や上司とのあいだで情報を伝達する必要があります。
これが上手くいかないと、業務全体に支障が出る可能性もあるため伝える能力は重要です。
しっかり情報を分かりやすく伝えられる就活生から、優先的に採用されていく可能性が高いため意識して作成しましょう。
【ガクチカで水球経験をアピール】ガクチカ作成のコツ
続いて、水球の経験を用いたガクチカ作成のコツについてご紹介します。
ガクチカを作成する際は、過程を重視する、自己分析を入念に行う、企業が求める人物像を把握する、就活サイトや先輩のガクチカを見本にする、構成をしっかり理解するの5つのコツがあるのです。
これらのコツを押さえておかないと、ガクチカの効果を十全に発揮できません。
とくに、ガクチカを作成するための情報収集が重要です。
それぞれのコツがどういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
過程を重視する
ガクチカを作成する際は、水球に打ち込み課題に取り組む過程を重視して文章を作成しましょう。
企業がガクチカに求めているのは、作文のようなただ単に頑張ったエピソードでもなければ、単なる自慢になりかねない輝かしい成績についてでもありません。
自ら能動的に取り組んだ経験のなかで具体的な課題を発見し、それを解決するために何を考え、何を実行したのかに関する過程を求めています。
したがって、ガクチカでは納めた結果をメインにアピールするのではなく、問題解決のために努力した「過程」をアピールすることが大切です。
とくに、アピールできるような成績がないからと嘘の経験をガクチカに使うのはやめましょう。
相手は毎年たくさんの就活生を相手にしているため、嘘はすぐにバレてしまいます。
自己分析を入念に行う
水球の経験を用いてガクチカを作成する際は、まず自己分析を入念に行いましょう。
強いガクチカを作成するためには、入念な自己分析が不可欠です。
自分が何に、どうして打ち込んだのかを文章にするためには、自分自身のことについてしっかり理解しておかなければなりません。
自己分析を行えば、これまでの過去の経験を深く振り返り、水球に打ち込んだエピソードを掘り返すことができます。
いくつかエピソードを挙げ、そのなかから自分の強みや学び、成長した点が明確になっているものを選ぶとガクチカの文章を書きやすいでしょう。
エピソードについて書く際は、なるべく内容を具体的に描写して誰にでも分かりやすくイメージしやすい内容にすることが大切です。
自己分析については、こちらの記事でも詳しく説明しています。
企業が求める人物像を把握する
ガクチカを作成する際は、志望先の企業が求める人物像をしっかり把握しておきましょう。
業界が同じだったとしても、それぞれの企業によって新入社員に求める人物像は異なります。
時代の流れに合わせて流行を取り入れる企業もあれば、昔から変わらない伝統を重視する企業もあるでしょう。
チームワークで業務に立ち向かう企業もあれば、個人プレーを主とする企業も少なくありません。
そのため、ガクチカを作成する場合は自分が志望する企業の雰囲気と求める人物像を確認し、それに合ったアピールポイントを選択することが重要です。
企業が求める人物像とアピール内容がかけ離れていると、企業研究が足りていないとみなされ志望度が低いと判断される可能性があります。
就活サイトや先輩のガクチカを見本にして作成する
ガクチカを作成する際は、すでに存在している文章を見本にすると良いでしょう。
整合性の取れた強いガクチカを作成するためには、自分一人の力で文章を組み立てるのではなく、就活サイトに掲載されている例文や先輩のガクチカを参考にするのがおすすめです。
すべてをゼロから考えると、どこの部分をどうまとめたら良いかが分からず内容が伝わりにくくなる可能性があります。
適切な形で文章を組み立てられないと、効果的なガクチカを作るのは難しいです。
すでに作成されている分かりやすいガクチカを見本にすれば、効果的な構成や表現のヒントを得られます。
その結果、自分のガクチカの違和感がある部分などを改善してブラッシュアップすることができるのです。
構成をしっかりと理解する
ガクチカを作成する際は、適切な構成についてしっかり理解しておくことが大切です。
ガクチカに限らず、選考のための受け答えを考える際は結論からはじめて理由を述べるという方法を用いることにより、内容を理論的かつ分かりやすく伝えることができます。
単純明確なポイントを結論として最初に提示し、その後その理由や根拠を説明して具体例を挙げ、最後に再度ポイントを確認するというPREP法がおすすめです。
PREP法を使えば、水球の経験での学びや成長を論理的に展開し、企業にとって理解しやすい形でアピールすることができるでしょう。
構成をバラバラにしてしまうと、どの部分で何を伝えようとしているのか理解するのに時間がかかってしまうためおすすめできません。
ガクチカの構成については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【ガクチカで水球経験をアピール】ガクチカの構成
水球の経験を用いてガクチカを書くための、具体的な構成について見ていきましょう。
ガクチカでは、全体の概要、動機、ぶつかった課題、行動、結果、学び、今後の貢献の順番で文章を組み立てていきます。
これらの構成は、どこの部分に何の情報が書かれているかを分かりやすくし、スムーズに情報を伝達するのに役立ちます。
構成を無理に入れ替えて文章を組み立てると、何がどこに書かれているかを把握するのに時間がかかってしまうため注意しましょう。
概要
まず、ガクチカの結論として全体の概要を持ってきましょう。
「学生時代に力を入れた活動は水球である」ということを、文章の冒頭で端的に述べます。
具体的な活動内容を、一文で簡潔に説明することが大切です。
ここの部分で長々と説明をはじめてしまうと、結論がぼやけてしまい、かえって分かりにくくなってしまいます。
最初に結論を述べることで、読み手に全体のイメージを伝えやすくするのです。
具体的な説明についてはこの後の項目で行うため、最初の概要についてはほとんど装飾は必要ありません。
あれこれと書きすぎて情報を把握しにくい状態にすると、場合によっては最初の時点で読むのをやめられてしまう可能性もあるため注意しましょう。
動機
次に、その活動に取り組むことにした動機について説明しましょう。
なぜその活動に取り組んだのか、背景や理由を説明します。
ガクチカは就活生が「学生時代に力を入れたこと」であり、学生自身が能動的に取り組んだことです。
そのため、自分の考え方や積極性についてアピールすることになります。
何を目指してその活動に取り組んだのか、動機を明確にすると読み手に対する説得力が増すのです。
しっかり動機を説明できないと、本当にその活動に自分の意思で取り組んだのか、きちんと体験したのかを疑われる可能性があります。
水球をはじめようと思ったきっかけや力を入れようと思った理由について、具体的な内容を記載しましょう。
ただし、細かく描写しすぎると煩雑になるため注意が必要です。
課題
続いて、水球に力を入れるなかで困難に直面した課題について書きましょう。
水球をはじめて力を入れることを決めたときに立てた目標を達成する過程で、どのような困難にあたったのかを記載します。
課題について具体的に述べることで、問題を解決するためにまずしっかり分析するための能力や、思考力があることを示せるでしょう。
この課題以降のパートについては、文字数が許す限り詳細な描写を心がけるのがおすすめです。
これらはエピソードの部分ですので、曖昧な描写になるほど説得力が下がり事実なのかを疑われてしまいます。
水球をプレーしたことがなくても大変な課題だったことが分かるように、誰でも理解できるような描写で課題について書いてください。
行動
水球に力を入れていくなかでの課題について述べたら、それに対する自分の行動を書きましょう。
これは、ぶつかった課題を解決するために自分が実際に行った具体的なアクションの部分です。
課題について分析した結果、どのような工夫や行動を取ったのかを具体的に述べることにより、主体性やリーダーシップ、加えて問題解決能力をアピールすることができます。
課題にぶつかったもののとくに何も行動を起こした描写がないと、解決すべき課題をそのまま放置する行動力のない人物と判断される可能性があるため注意が必要です。
企業としては、発生した課題に主体的に取り組んでくれない人材は採用する旨みがありません。
自分の有用性をアピールするためにも、自分が取った行動についてしっかり描写しましょう。
結果
次に、課題に対して取った行動の結果を記載します。
課題に対する取り組みの結果と、そこから得た教訓などを記載するようにしましょう。
注意したいのは、この部分が単なる感想にならないようにすることです。
企業は、ガクチカにおいて就活生による小学生レベルの感想を聞きたいわけではありません。
社会に出てからも役に立つ強みがあるか、それを証明するような結果が出ているか、学んだことを業務に活かせそうかを知りたいと考えています。
そのため、結果についてはなるべく具体的に、かつ数字などを用いて分かりやすく表記するのがおすすめです。
「大会で○位をとれた」「○個のチームに勝利できた」など、取り組みの結果を定量的に記載しておきましょう。
学び
続いて、一連の流れを通して得た学びについて記載しましょう。
水球に取り組む上でぶつかった課題とそれに対する行動、結果とそれらの経験から何を得たのかについて記載することで、その経験が社会に出てからも役に立つことを示します。
得られた学びが今後の成長にどうつながるのかを明確に示すことで、企業が求める成長意欲や適応力をアピールできるのです。
何も得られた学びがないエピソードは単なる思い出話になってしまうため、就活の回答としてはふさわしくありません。
企業は就活生がどのように自社に影響を与えてくれるかを知りたがっているため、水球の経験から学んだこと、それをどう社会に活かすかなどについてしっかり説明するようにしましょう。
貢献
最後に、志望先の企業に入社してからどのように貢献するつもりなのかを記載しましょう。
水球の経験を通して得られた学びや強みを、入社後の業務にどう活かすのかを具体的に書く必要があります。
とくに、その志望する企業でできる業務や将来のキャリアプランなどに絡めて可能なことを書かなければなりません。
その企業ではできないことを書いてしまうと、企業研究が甘いと判断されてしまいます。
企業でできることを把握するためには企業研究が必要であり、企業研究が熱心に行われているということは一般的に企業に関心があり入社への熱意が高いということが伝えられるのです。
十分な企業研究が行われていないと、そこまで自社に関心がないと思われる可能性があります。
【ガクチカで水球経験をアピール】ガクチカ作成時に気をつけたいポイント
ここでは、水球の経験を用いてガクチカを作成する際の注意点を見ていきましょう。
ガクチカを作成するときは、専門用語を使わないように気をつける必要があります。
加えて、エピソードのなかに嘘や誇張が入らないように注意しなければなりません。
選考における回答は、分かりやすく正直な内容であることが大切です。
専門的な知識がないと伝わりにくい内容や、実際の経験にそぐわない内容にならないようチェックしながら文章を考えてください。
専門用語は避ける
水球の経験についてガクチカを書く際は、専門用語の使用を避けるようにしましょう。
専門用語は、相手がその分野に詳しくなかったり意味を知らなかったりする場合ニュアンスや言いたいことが十分に伝わりません。
場合によってはその1語が分からないことによって、その後の話の流れが理解できなくなったり、誤解を与えたりする可能性があります。
ほかの言葉に言い換えるなど、専門性の高い文章にするよりも相手に伝わるかどうかを重要視するようにしましょう。
スポーツのルールであればほかのメジャーな競技で例えるなど、普遍的に分かりやすい表現で言い換えることが大切です。
ただし、言い換えや説明によって文字数がオーバーしてしまわないように気をつけましょう。
嘘や誇張は避ける
水球の経験だけではなく、ガクチカを作成するときに絶対にやってはならないのは、嘘や誇張を書くことです。
企業の採用担当者は、毎年多くの就活生を相手にしています。
そのため、ある程度就活生が嘘をついているのか、それとも本当のことを言っているのかは話を聞けば判断できてしまうのです。
ガクチカでついた嘘はもちろん、事実を盛った誇張であっても深掘りされる可能性があります。
掘り下げのための質問をされても答えられない場合、嘘や誇張だとバレてしまい信用がなくなる可能性が高いです。
信頼できない人を社員として雇う会社はほとんどないため、嘘や誇張は避けるべきでしょう。
輝かしい成績を持っているから採用されやすいわけではないため、正直に自分が経験してきたエピソードを伝えることが大切です。
【ガクチカで水球経験をアピール】水球経験を使ったガクチカの例文
水球の経験を用いたガクチカの例文を4つご紹介します。
例文を読んでおけば、実際にどのような形で文章を組み立てておけば良いのかをイメージしやすいでしょう。
ただし、あくまでも例文は参考程度に留め、実際の文章は自分の言葉で書く必要があります。
なお、口語では企業のことを「御社」と呼ぶべきですが、文章に書く際は「貴社」と表現するよう気をつけましょう。
文章で貴社と書いた後に面接でも貴社と言ってしまわないように注意してください。
例文1: 状況判断力
水球はプールのなかで泳ぎながら行うスポーツだからこそ、咄嗟の判断力を養えると考えて大学1年生から3年生までの3年間を費やしました。体の自由が簡単には利かない環境で行うため、全身の動きを制限され相当なエネルギーを消費します。消耗が激しいなかでも周りを見て適切な判断が必要なため、私はまず基本のフォーメーションをもとにいくつかの作戦を考え、チームメンバーと共有してどう咄嗟に繰り出せるかを判断するための訓練を行いました。その結果、スムーズな作戦の切り替えができるようになり、自分のチームの勝率が向上しました。
この経験から、私は咄嗟の判断を行うためには普段の訓練やイメージトレーニングが大切だと学んだのです。貴社への入社後も、普段からイレギュラーな場面でどのような対策が取れそうかイメージしておき、適切な判断ができるよう備えたいです。
例文2: チームワーク
水球はチームで行う競技だからこそ、コミュニケーションを取る訓練になると考えたためです。大学に入学したばかりの頃、私は集団生活が苦手でコミュニケーションも得意ではありませんでした。そのような自分を変えたいと考え、もともと水泳を習っていたので、得意なことを活かしながらコミュニケーションの訓練をするために水球サークルに入りました。仲間とプール内での動きについて話し合ったり、日常生活でも円滑なコミュニケーションを心がけて仲を深めていくことで、集団生活を克服していったのです。その結果、チームワークを発揮できるようになり、練習試合でも得点を取れるようになりました。
この経験から、私はチームワークのためには普段からのコミュニケーションが大切だと学びました。貴社への入社後も、社員の方とコミュニケーションを取りながら業務に当たりたいと考えております。
例文3: 臨機応変さ
はじめたきっかけは実家の近所に住んでいたおじさんに誘われたことですが、スポーツをする上で臨機応変に対応する力を身につけたいと思い参加しました。初心者だったこともあり、まずは経験者の方の動きを目で追ってしっかり状況を見ることに努めました。そうしていると、段々敵チームの隙や味方チームのなかでも自分が入れそうなところが分かってきます。そこで、その都度状況に応じて臨機応変に動くことを心がけ、結果的にほかの町のチームとの試合でも勝てるようになりました。
この経験から、私はどのような状況でもまず落ち着いて状態を把握し、何が足りていないかを考えれば臨機応変な対応ができるようになることを知りました。貴社への入社後も、周りの様子をよく見て臨機応変な対応を心がけたいと考えております。
例文4: 継続力
大学に入るまであまり運動をしてこなかったので、少しでも体を動かす機会を作りたいと思いはじめました。最初のうちは運動そのものの初心者だったこともあり、満足に動くこともできませんでした。そこで、水球をやらない日でもプールのあるジムに通って水中での動きを練習し、毎日少しでも動けるようにトレーニングを続けました。その結果、2年生の半ば頃には試合にも出られるようになり、3年生では自力で得点を決めて試合に勝ったこともあります。
この経験から、私は少しずつ努力を継続することの大切さを学びました。貴社への入社後も、はじめて触れることにも継続的に取り組んで身につけていきたいと考えております。
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まとめ
水球に打ち込んだ経験は、就活でのガクチカに用いることが可能です。
ただし、まずは企業がガクチカで就活生の何を見ようとしているのか、文章の内容でどのように判断されるのかを把握しておく必要があります。
とくに、採用担当者に伝わりやすいような構成を心がけ、伝わりにくい専門用語などを使用しないよう気をつける必要があるでしょう。
また、単なる思い出話や自慢話にならないように、学んだことも盛り込むことが大切です。
水球に力を入れた経験を利用して、効果的なガクチカを作成しましょう。