【例文30選】インターンシップの志望動機を400字で書く方法について詳しく解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること
  • 400字の志望動機の構成例
  • 志望動機を書く際のポイント
  • 企業が求める人物像に合致した志望動機の作成方法
  • 志望動機完成後に行うべきチェック方法
この記事をおすすめしたい人
  • インターンシップの志望動機作成に悩んでいる人
  • 限られた字数で効果的なアピールをしたい就活生
  • 志望企業への適合性を効果的にアピールしたい人
  • 自己分析や企業研究を志望動機に活用したいと考える人

目次目次を全て表示する

はじめに

この記事では、400文字の制限があるインターンシップ志望動機の作成方法について、就活生向けにわかりやすく解説します。

志望動機は選考で重要な要素であり、企業が求める人物像や価値観と自分を結びつける機会です。

400文字という制限は比較的一般的な文字数なので、まずはこの文字数に慣れておくことが非常に重要です。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】企業が聞く理由

インターンシップの選考において、志望動機の内容は応募者の意欲や企業との相性を判断する基準となります。

ここでは、企業が志望動機を求める理由を具体的に解説します。

それを知ることで、ただ書くだけではない、説得力のある志望動機を作るためのヒントが得られるはずです。

企業がインターンの面接で志望動機を聞く理由
  • 参加する理由を知りたい
  • 熱意を確認したい
  • 企業理解をはかりたい
  • 適性を判断したい

参加する理由を知りたい

まず企業は、学生がなぜ数ある企業の中から自社のインターンシップを選んだのか、その具体的な理由を知りたいと考えています。

インターンシップを通じて何を学び、どのような経験を得たいのかという目的意識を確認することで、学生とプログラム内容との間にミスマッチがないかを見ています。

例えば、「成長したい」という漠然とした理由だけでは、企業側もどのような機会を提供すれば学生の満足につながるのか分かりません。

具体的な目的が明確な学生は、インターンシップ期間中の吸収率も高い傾向にあるため、企業はその目的意識を重視します。

熱意を確認したい

企業が志望動機を問うのは、応募者が本気でその企業に関心を持っているかを確認するためです。

単なるスキルや経験のアピールではなく、企業に対する情熱や価値観の共有が志望動機の中で伝わるかが重要です。

例えば、「この業界で働きたい」という曖昧な表現ではなく、「この企業の○○事業に感銘を受け、自分の○○の経験を活かして貢献したい」という具体的な内容が説得力を増します。

熱意を明確に示すことは、企業に「この人と働きたい」と思わせるための第一歩です。

企業理解を測りたい

志望動機を通じて、企業は応募者がどの程度その会社を理解しているかを見ています。

企業の事業内容、理念、強みを踏まえ、それらが自分の目標やスキルにどう結びつくのかを具体的に説明することが必要です。

例えば、「事業拡大に伴い挑戦を重ねる姿勢に共感し、自分も成長を遂げたい」というような内容を盛り込むと、企業に対する深い理解を伝えることができます。

表面的な情報ではなく、自分なりの視点で掘り下げた理解が評価されるポイントです。

適性を判断したい

企業は志望動機を通じて、応募者の適性を判断しています。

そのインターンの業務に必要なスキルや性格、価値観が、応募者の特性と合致しているかを見極めるのです。

たとえば、「データ分析の経験がある応募者が、IT企業の分析業務インターンを志望する」というケースでは、具体的な経験や成功例を挙げると適性が伝わりやすくなります。

こうした要素を志望動機に反映することで、企業に対して自分の適性をしっかりアピールできます。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】企業が文字数を指定する理由

企業が文字数を指定する理由
  • 応募者の論理性や文章力を見極めるため
  • 内容の深掘りを促すため
  • 効率的な選考のため

企業が志望動機の文字数を指定するのには、明確な意図があります。

それを理解することで、単に文字数に収めるだけでなく、内容を充実させる方法が見えてきます。

ここでは、文字数制限に込められた目的を詳しく説明します。

応募者の論理性や文章力を見極めるため

文字数制限は、応募者の論理性や文章力を評価するための一つの手段です。

限られた文字数の中で、自分の考えを分かりやすくまとめる能力は、社会人として不可欠なスキルです。

たとえば、余計な修飾語を省きながらも、自分の強みや企業への熱意を具体的に伝える力が求められます。

この能力は、メールや報告書といったビジネス文書作成でも活かされるため、企業は志望動機を通じてこれを見極めます。

文章構成や言葉選びに注意しながら、伝えたい内容を整理して記載することが大切です。

内容の深掘りを促すため

文字数制限は、応募者に内容を深掘りさせるための工夫でもあります。

制限があることで、応募者は本当に伝えたいことを選び抜き、それを具体的に表現する力が試されます。

例を出すと、「学生時代の経験を活かしたい」という漠然とした表現ではなく、「○○のプロジェクトで得たリーダーシップスキルを活かし、貴社の○○に貢献したい」といった詳細な内容が、より効果的です。

このように、制限を意識することで内容が洗練され、企業に響く志望動機が完成します。

効率的な選考のため

企業が文字数を指定するもう一つの大きな理由は、選考プロセスの効率化です。

インターンシップには多くの学生が応募するため、採用担当者は膨大な数の志望動機を読み込む必要があります。

文字数が指定されていないと、個々の応募書類の長さがまちまちになり、選考に多大な時間と労力がかかってしまいます。

一定の文字数に統一することで、採用担当者は短時間で内容の要点を把握でき、比較検討が容易になります。

これにより、選考のスピードと公平性が保たれるだけでなく、採用担当者の負担も軽減されます。

文字数制限は、企業と応募者双方にとって、スムーズな選考を実現するための実用的な手段なのです。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】志望動機を作成する際のポイント

志望動機を効果的に伝えるためには、ただ思いついたことを書くだけでは不十分です。

企業に響く内容にするには、企業研究や自己分析をしっかり行い、それを志望動機に落とし込む必要があります。

ここでは、志望動機作成の際に押さえておきたいポイントを具体的に解説します。

志望動機を作成する際のポイント
  • 企業研究を深める
  • 自己分析を活用する
  • 簡潔で明確な表現を心がける

企業研究を深める

企業研究は志望動機の基礎となります。

その企業の事業内容や理念を理解することで、自分との接点を見つけ、説得力のある志望動機を作成することができます。

企業の公式サイトだけでなく、ニュース記事や業界動向を調べることで、より広い視点から企業を捉えることができます。

また、競合他社との違いや、業界全体の中でその企業が果たす役割を知ることで、志望理由が一層明確になります。

事業内容や理念を調べる

企業研究の第一歩は、事業内容や理念の理解です。

公式サイトや企業の発表資料をもとに、その企業が目指す方向性や事業の特色を把握しましょう。

たとえば、「環境問題への取り組み」を掲げている企業であれば、自分が過去に取り組んだエコ活動や、学業で学んだ知識を関連づけてアピールすると効果的です。

企業の強みと自分のスキルや経験を結びつけることで、企業との親和性を高めることができます。

社員インタビューや口コミを確認

公式情報だけでなく、社員のインタビュー記事や口コミも参考にしましょう。

実際の働く環境や企業文化を知ることで、志望動機にリアルな視点を加えられます。

「社員間のコミュニケーションを大切にしている」という口コミを見た場合、過去のチーム活動の経験を志望動機に盛り込むことで、企業が求める人物像に近づけることが可能です。現場の声を志望動機に反映することで、深みのある内容に仕上がります。

業界全体の理解を深める

志望企業だけでなく、業界全体の理解を深めることも重要です。

業界動向や競合他社の情報を把握することで、その企業を選んだ理由がより説得力を持つようになります。

たとえば、「業界全体がデジタル化に注力している中で、貴社は特に顧客体験の向上に力を入れている」といった比較的な視点を加えることで、企業への関心の深さを伝えることができます。

自己分析を活用する

自己分析は、志望動機に自分らしさを反映させるための重要なステップです。

自分の価値観やスキル、過去の経験を振り返り、それを企業の求める人物像やインターン内容に結びつける方法を考えましょう。

自己分析が不足していると、志望動機が抽象的になり、説得力が欠けてしまいます。

具体的なエピソードや成果をもとに、自分の強みをアピールすることが大切です。

自分の価値観やスキルを明確にする

過去の学業やアルバイト、部活動などを振り返り、自分の価値観やスキルを明確にしましょう。

たとえば、チームでの課題解決経験があれば、「チームプレイを重視する企業」との親和性を強調することができます。

また、自分が特に得意とするスキルや、これまでに達成した成果を具体的に記載することで、採用担当者に強い印象を与えることができます。

企業が求める人物像と照らし合わせる

企業が求めるスキルや人物像を理解し、それに自分の経験や特徴を結びつけることが大切です。

たとえば、リーダーシップを求める企業には、「学生時代にプロジェクトリーダーを務めた経験」を具体的に説明すると効果的です。

企業の期待に応える形で志望動機を構築することで、説得力が増します。

将来の目標を考える

自分のキャリア目標とインターンの内容を関連づけることで、志望動機に一貫性を持たせることができます。

たとえば、「将来はマーケティング分野で活躍したい」と考えている場合、「インターンを通じて顧客分析スキルを磨きたい」といった具体的な目標を述べると説得力が高まります。企業が提供する機会を、自分の成長とどのように結びつけるかを明確にすることが重要です。

簡潔で明確な表現を心がける

採用担当者は多数の志望動機を読むため、簡潔で明確な表現が重要です。

要点をわかりやすく伝えることを意識し、余計な装飾や曖昧な表現を避けましょう。

また、結論を先に述べ、具体的なエピソードや理由を後から説明する構成が効果的です。

文字数制限を守る

文字数制限は、企業が応募者の論理的思考力と要点を的確に伝える能力を評価するためのものです。

指定された文字数内に収めるためには、冗長な表現や曖昧なフレーズを避け、必要な情報を簡潔かつ効果的に伝えることが求められます。

文字数を守ることで、採用担当者がスムーズに読み取りやすい内容になり、評価が上がる可能性があります。

事前に伝えたい内容を整理し、優先順位をつけてから文章を作成するのがおすすめです。

結論を先に述べる

結論を先に述べることで、採用担当者が志望理由をすぐに理解でき、次の内容を期待しながら読み進めることができます。

「貴社の○○に魅力を感じ、インターンを希望します」といった簡潔な結論を最初に述べ、その後に具体的なエピソードや根拠を続けることで、説得力を高められます。

また、結論を明確に述べることで、自分の考えを論理的に整理できている印象を与えられるため、企業側に好感を持たれる可能性が高まります。

専門用語や曖昧な表現を避ける

志望動機では、具体性と分かりやすさを重視することが重要です。

専門用語や業界特有の表現を多用すると、採用担当者が正確に理解できない可能性があるため避けるべきです。

たとえば、「貢献したい」「役に立ちたい」といった抽象的な表現を用いるのではなく、「大学時代に○○で培った△△スキルを活かし、貴社の□□に取り組みたい」と具体的な経験や成果を示すことで説得力を高めることができます。

また、曖昧な言葉を使わず、誰にでもイメージしやすいエピソードを盛り込むことで、志望動機に実感が伴い、印象に残りやすくなります。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】インターンシップ志望動機の基本構成

インターンシップ志望動機の基本構成
  • 結論(80-90字)
  • 背景(100-120字)
  • 目的(100-130字)
  • まとめ(50-60字)

インターンシップの志望動機は、限られた文字数の中で、自分の強みや意欲を簡潔かつ明確に伝えることが求められます。

そのためには、効果的な構成を意識することが大切です。

ここでは、志望動機を400字に収めるための基本構成を解説しますので、参考にしてみてください。

結論(80-90字)

結論部分では、志望理由を簡潔に述べることが重要です。

この段階で、「なぜこの企業のインターンを希望するのか」を明確に伝えます。

このアプローチにより、採用担当者は志望理由を一目で把握でき、続きを読み進める動機付けとなります。

基本的に結論を簡潔かつ端的に述べることが求められますが、応募者の個性が感じられるような表現を心がけるとさらに効果的です。

背景(100-120字)

背景部分では、志望理由を支える具体的なエピソードや経験を述べます。

たとえば、「学生時代に○○プロジェクトに参加し、△△に取り組んだ経験から、貴社の□□の活動に共感しました」というように、自分の経験と志望する企業とのつながりを具体的に示します。

ここでは、過去の活動や挑戦を通じて得たスキルや価値観を強調し、それが企業の理念や事業内容にどう結びつくのかを説明することで、志望動機に説得力を持たせます。

また、経験を簡潔にまとめつつも具体性を失わないよう注意しましょう。

目的(100-130字)

目的部分では、そのインターンを通じて何を学び、どのように成長したいのかを具体的に記載します。

たとえば、「インターンでは、貴社の□□事業に携わる中で、△△スキルをさらに向上させ、将来的には○○分野で活躍できる人材を目指します」といった形で、自分の目標を明確に伝えます。

ここでは、企業が提供するインターンの内容と自分の成長目標をリンクさせ、一貫性を持たせることが重要です。

目的を具体的に述べることで、インターンを通じて得たい成果が伝わり、志望動機の内容に深みが加わります。

まとめ(50-60字)

まとめ部分では、志望動機全体を簡潔に要約し、意欲を再度強調します。

「インターンを通じて貴社の□□に貢献し、自分の△△スキルをさらに磨きたいと考えています」といったように、志望理由と目標を簡潔に再確認する内容が効果的です。

この締めくくりは、採用担当者に最後の印象を与える部分であるため、意欲が伝わる力強い表現を心がけましょう。

短い文章ながらも、全体の構成を締める重要な役割を果たすポイントになります。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】具体的な例文と解説

ここでは、異なる業界のインターンシップを想定した志望動機の例文と、それぞれの解説をご紹介します。

例文は、就活生が抱える多様なバックグラウンドや志望理由を反映し、同じ業界でも表現やアピールポイントが異なる内容となっています。

これを参考に、クオリティの高い志望動機作成に役立ててください。

IT業界

例文

貴社が最先端のデジタル技術で社会課題を解決する取り組みに感銘を受け、インターンに応募しました。

大学では、IoTを活用したプロジェクトに参加し、センサーデータを用いた効率的なシステム設計を行いました。

その中で、課題を構造的に捉え、チームで創造的に解決策を模索するスキルを磨きました。貴社のプロジェクトに参加することで、最新技術の実務活用を学び、さらなるスキル向上を目指したいと考えています。

また、インターンで得た経験を活かし、将来的にはITを通じて新たな価値を生み出し、社会全体に貢献できる人材を目指します。

木下恵利

まず、結論としてデジタル技術を活用した課題解決への関心を示し、貴社の取り組みをインターン応募の主な理由として簡潔に説明しています。さらに、 IoTをテーマにした大学での具体的なプロジェクト経験を挙げ、自身の技術的スキルと問題解決力をアピールしています。目的についても、最新技術を学びつつ、スキルを向上させること、そして将来的なキャリア目標として社会貢献を示しています。最後に、貴社のプロジェクト内容と自分の技術的関心を関連付け、志望動機に具体性と説得力を持たせています。また、短期的な目標(スキル向上)と長期的なキャリアビジョンを明確にし、意欲を強調しています。

食品業界

例文

人々の生活に安心と健康を提供する貴社の取り組みに感銘を受け、インターンに応募しました。

大学では、食品化学を専攻し、特定成分の身体への影響を分析する研究に取り組みました。この研究では、消費者ニーズを踏まえた試作品の開発を行い、科学的知見を商品に反映させる重要性を学びました。

貴社の幅広い商品開発に携わる中で、実践的なスキルを磨きたいと考えています。

さらに、貴社のインターン経験を通じて、研究成果を社会に広く役立てるための知識と技術を深め、未来の健康的な食生活に貢献できる人材を目指します。

木下恵利

食品業界での社会貢献を志望理由として明示し、貴社の理念に共感していることを表現しています。さらに、大学での食品化学に関する具体的な研究内容を示し、その経験が企業の事業内容と直結することを述べています。また、インターンを通じて商品開発に必要な実践的スキルを磨き、長期的には社会に貢献したいという目標を明確にしています。企業との接点:についても、自身の研究内容と貴社の事業領域が強く結び付いている点をアピールしています。具体的な研究活動を通じて、企業との相性が良いことを示し、志望動機に具体性を持たせている点もポイントです。

建築業界

例文

貴社のインターンを志望する理由は、建築設計を実務レベルで学び、実際のプロジェクトに応用できる人材へと成長することを目指しているからです。

ゼミでは都市の再開発プロジェクトに関する研究を行い、歴史的景観を残しながら新しい機能を持つ建物を設計する方法について深く学びました。

また、地域住民の意見を取り入れつつ、安全性やコストのバランスを考慮する難しさにも直面しました。

貴社のインターンを通じて、設計のプロセスだけでなく、実務における課題解決の方法や、建築が社会とどのように関わるのかについて肌で感じたいと考えています。

インターンでは大学で培った建築設計の知識と、研究を進める中で身につけた柔軟な発想力を活かし、貴社の円滑なプロジェクト進行に貢献する所存です。

木下恵利

こちらも結論ファーストで、インターンに応募した理由を分かりやすく説明できている点が良いです。また、大学で何を学び、その結果自分に何が足りず、インターンで何を学びたいのかについての流れも非常に分かりやすく説明できています。インターンにおいて、ただ学ぶだけでなく、自分がどのように貢献できるのかについて説明できている点も非常に良いです。ただ「お客さん」として勉強しに行くわけではないことをアピールできています。

小売業界

例文

貴社のインターンを志望する理由は現場での接客や販売を通じて消費者のニーズを深く理解し、商品企画に活かす視点を学びたいと考えているからです。

私はアパレルショップでアルバイトをしており、売り場づくりや商品配置の改善を得意としています。

ディスプレイを担当した商品の売上が向上し、自分の提案が売上に影響を与えることの喜びを実感し、消費者の思考を読み取り、商品戦略に反映させることの重要性も学びました。

貴社のような日本の小売業界を代表する企業のインターンを通じて、小売業の現場での顧客対応や商品展開の考え方を学びたいと考えています。

インターンではアルバイトで培った顧客対応の経験と、大学で学んだマーケティングの知識を活かし、貴社の売り場づくりにも積極的に提案を行い、販売促進に貢献するとともに、魅力的な店舗運営とは何かを肌で感じ、成長する所存です。

木下恵利

結論ファーストで述べている点は高評価ですし、なぜインターンに参加したいのかの理由が非常に分かりやすく説明できています。アパレルショップのアルバイトでどのような取り組みをし、どのような結果を得たのか、そして現状自分に何が足りていないのかについて把握できている点も評価されやすいでしょう。小売業のアルバイトをしている方が小売業のインターンを受ける時は「そのままアルバイト先で頑張れば良いのでは?」と突っ込まれてしまうかもしれませんが、この例文のように「日本の小売業界を代表する企業のインターンで、顧客対応や商品展開の考え方を学ぶ必要がある」と説明すると、一気に説得力が増します。

公務員

例文

貴庁のインターンを志望する理由は、行政の現場で政策の企画や運営方法を学び、市民に寄り添った施策のあり方とは何かをより深く学ぶためです。

私は大学のゼミで地域創生に関する研究を行い、特産品のブランド化や観光資源の活用による地域活性化の施策について調査しました。

その際、行政だけでなく、地域住民や企業との連携が非常に重要であることを学び、施策を実行する上での課題の多さを認識しました。

インターンで行政の現場での具体的な施策の立案や運営に携わる経験を積み、実践的な視点を学びたいと考えています。

また、大学で培った政策分析の知識と、ゼミで身につけたリサーチ力を活かし、地域活性化に関するプロジェクトで的確な提案をし、貢献する所存です。

木下恵利

現状、自分に何が足りていないのかをよく分析できている、非常に良い例文です。大学のゼミでどのような取り組みをし、何を学ぶ必要があると感じたのか、一度読んだだけで理解できる内容になっています。自分に何が足りないのか、それを埋めるためには何をすれば良いかを良く理解しており、インターンでどのような取り組みをして、何を学ぼうと考えているのかについても、非常に論理的に組み立てられた文章です。最後も「学んで終わり」ではなく、どのように貢献するかについて話しているため、期待してもらえることでしょう。

サービス業界

例文

貴社のインターンを志望する理由は福祉の現場で実践的な経験を積み、利用者の方々が安心して暮らせる環境づくりを学ぶためです。

先日、老人ホームでレクリエーション活動のボランティアを行いましたが、職員の方が一人ひとりの好みや生活習慣を理解し、個別に丁寧に対応している姿を見て、利用者ごとにきめ細やかなサポートが求められると痛感しました。

そこで、貴社のインターンを通じて、介護の現場で求められる具体的なスキルや、高齢者の方々が安心して過ごせる環境の構築には何が必要かを深く学びたいと考えています。

また、ただ学ぶだけでなく、大学で学んだ福祉の知識とボランティア活動で培ったコミュニケーション能力を活かし、利用者の方々に寄り添った対応を行い、業務をこなしながら様々な様子を体感したいと考えています。

木下恵利

インターンに参加する目的は人それぞれでしょうし、早期選考に案内してほしい人や、まずは経験を積みたいと思っている人など、様々です。今回の場合は「学ぶこと」を目的としていますが、そのような場合の注意点として「ただ学んで、終わり」という「お客さん」のような視点は持たないことが挙げられます。こちらの例文では「ただ学ぶだけでなく、インターン中どのように働き、企業に対して価値を提供していくのか」について分かりやすく説明できています。特に、老人ホームを代表とした介護業界は人手不足なため「ただ勉強しに来た」というスタンスよりも「積極的に業務に取り組み、貢献する」というスタンスであることを強調できると、インターン選考に通過できる可能性が高まることでしょう。

総合商社

例文

貴社の幅広い事業展開を通じて、社会や世界に価値を提供する仕組みを学びたく、インターンに応募しました。

大学では、国際貿易における経済政策の影響を分析する研究に携わり、多様な視点から市場動向を予測するスキルを身につけました。

この経験を通じて、グローバルビジネスにおける調整力や柔軟性の重要性を学びました。

貴社のインターンでは、多岐にわたる事業活動を経験し、異文化間でのビジネスコミュニケーションを深め、将来的には新興市場を開拓するプロジェクトに貢献したいと考えています。

木下恵利

結論として、 貴社の幅広い事業活動を通じた学びを志望理由として示し、明確な目標を述べています。それの裏付けとしても、大学での国際貿易をテーマにした研究を通じて得たスキルや知見を具体的に挙げています。さらにインターンを通じてビジネススキルを磨き、将来的にグローバル市場で活躍するというキャリア目標を提示しています。そして、自身の研究内容と貴社の事業内容を関連付けることで、具体性と説得力のある志望動機を作成しています。また、異文化間のコミュニケーション力を貴社での実務に活かすという視点を強調し、企業のニーズに応える姿勢を示してるのも良いです。

金融業界

例文

地域経済の発展に深く寄与する貴社の取り組みに共感し、ぜひインターンシップに参加したいと考えております。

私は大学で経済学を専攻し、特に地域金融の役割について研究してきました。

その中で、中小企業への資金供給が地域の活性化に直結することを学びました。

ゼミ活動では、地元の企業へのヒアリング調査を行い、資金調達の課題やニーズを把握する経験を積みました。

この経験から、金融サービスを通じて地域社会に貢献することの意義を強く感じました。

貴社のインターンを通じて、実際の金融業務に触れ、地域経済の発展に寄与するための知識とスキルを深めたいと考えております。

将来的には、金融の力で地域の未来を支える存在になりたいと考えております。

木下恵利

この志望動機では、地域金融の役割に関する大学での研究と、貴社の事業への共感が明確に述べられています。特に、地元企業へのヒアリング調査を通じて、地域経済の課題を直接理解した経験が、貴社の取り組みとの関連性を強調しています。また、金融業界が地域社会に果たす影響の大きさに触れ、志望動機に深みを持たせている点が評価できます。インターンを通じて金融業務の実践的なスキルを学びたいという意欲が伝わる一方で、最終的に地域経済の発展に寄与する存在になりたいという長期的なビジョンも明確に描かれています。このように、応募者の経験と目標が貴社の活動と自然に結びついており、熱意と適性が感じられる内容になっています。

コンサルティング業界

例文

企業の課題解決を通じて社会に新たな価値を創造する貴社の取り組みに魅力を感じ、インターンシップへの参加を希望いたします。

大学では経営学を専攻し、特にビジネス戦略の立案と組織改革に関する研究を行いました。ゼミ活動では、中小企業の経営課題を分析し、改善策を提案するプロジェクトに取り組みました。

その際、データ分析や論理的思考力を鍛え、チームメンバーとの協働を通じて多角的な視点を養いました。

貴社のインターンを通じて、実際のコンサルティング業務に触れ、より高度な課題解決力と提案力を身につけたいと考えております。

将来的には、多様な業界の企業を支援し、社会全体の発展に貢献するコンサルタントを目指しております。

木下恵利

この志望動機では、貴社の課題解決に取り組む姿勢に対する応募者の強い共感が伝わります。大学でのゼミ活動で、中小企業の経営課題を分析し、具体的な改善策を提案するプロジェクトを経験したことが、コンサルティング業界に適性があることを示しています。特に、データ分析や論理的思考を活用した問題解決能力と、チームで協力して多角的な視点を生み出す力が詳細に述べられています。さらに、貴社のインターンを通じて、より高度な課題解決力を身につけたいという目標が明確で、応募者の成長意欲が感じられる内容です。最終的には、多様な業界の課題に取り組むことで社会全体の発展に貢献したいというビジョンが示されており、一貫性のある志望動機に仕上がっています。

広告業界

例文

消費者との深いつながりを生み出し、ブランド価値を最大化する貴社のクリエイティブな広告戦略に強く惹かれ、インターンシップに応募いたしました。

大学ではマーケティングを専攻し、消費者心理や市場分析について深く学んできました。

ゼミ活動では、地域商品のプロモーション企画を手がけ、チームリーダーとして市場調査から広告プランの立案、効果測定まで一貫して担当しました。

その経験を通じて、戦略的思考力とクリエイティブな発想の重要性を実感しました。

貴社のインターンを通じて、実際の広告制作現場でのノウハウを学び、自身のスキルをさらに磨きたいと考えております。

将来的には、新たな価値を創造する広告キャンペーンを企画し、社会にポジティブな影響を与えるプロフェッショナルを目指しております。

木下恵利

この志望動機では、貴社の広告戦略に対する強い関心とインターンシップ参加の動機を明確に述べています。大学での専攻内容であるマーケティングと、ゼミ活動での具体的なプロジェクト経験を詳しく記載しています。特に、プロモーション企画のリーダーとしての役割や、具体的な業務内容を挙げることで、自身の実践力とスキルをアピールしています。また、インターンで学びたいことと将来的な目標を明確に示すことで、志望動機に一貫性と説得力を持たせています。貴社の事業内容と自身の経験・目標を関連付け、熱意を伝える内容となっています。

医療業界

例文

応募者の医療業界に対する深い共感と、貴社の患者中心の理念への支持が、志望動機を通じて強く伝わります。

大学での医療経営学の専攻内容と、地域医療施設での課題改善プロジェクトの経験が具体的に述べられ、それが貴社の業務にどのように貢献できるのかが明確に示されています。

また、患者視点でのサービス提供の重要性に触れることで、志望理由に説得力を加えています。

インターンを通じて実務経験を積むことで医療サービスの質を向上させたいという目標が明確であり、応募者の意欲が強く感じられる内容です。

さらに、将来的に医療分野でどのように活躍したいのかというビジョンも具体的で、全体的に完成度の高い志望動機となっています。

木下恵利

この志望動機では、貴社の患者中心の医療サービス提供に対する共感と、インターンシップ参加の理由を明確に述べています。大学での専攻である医療経営学と、具体的なプロジェクト経験を通じて得た知識やスキルを詳しく記載しています。特に、現場の課題分析や改善策の提案といった実践的な経験を挙げることで、自身の能力と医療業界への適性をアピールしています。最後に、インターンで学びたいことと将来的な目標を明確に示すことで、志望動機に一貫性と具体性を持たせています。貴社の事業内容と自身の経験・目標を関連付け、熱意と適性を伝える内容となっています。

教育業界

例文

未来を担う子どもたちの可能性を広げる教育活動を展開する貴社の理念に強く共感し、インターンシップへの参加を希望いたします。

大学では教育学を専攻し、教育格差の是正と多様な学習機会の提供について研究してきました。

また、地域の子どもたちを対象とした学習支援ボランティア活動に参加し、実際の教育現場での課題を肌で感じました。

その経験から、教育が個人の成長と社会の発展に与える影響の大きさを実感し、教育の質を向上させる取り組みに携わりたいと考えるようになりました。

貴社のインターンを通じて、効果的な教材開発や教育プログラムの運営方法を学び、将来的には教育を通じて社会に貢献する人材を目指しております。

木下恵利

教育業界に対する応募者の熱意が、分かりやすく、志望動機全体を通じて強く感じられます。教育学を専攻し、教育格差の是正や多様な学習機会の提供をテーマに研究してきたことが述べられており、学問的な背景が志望理由を補強しています。さらに、学習支援ボランティア活動を通じて現場での課題を直に感じた経験が記されており、応募者の行動力と問題意識の高さが伝わります。貴社のインターンを通じて、具体的な教育プログラムや教材開発のノウハウを学びたいという意欲が明確で、それが将来のキャリア目標と一致しています。貴社の理念と自身の経験や目標も自然に結びついており、説得力のある志望動機となっています。

エネルギー業界

例文

持続可能なエネルギーの開発を通じて地球環境の保全に貢献する貴社の取り組みに深く感銘を受け、インターンシップへの参加を希望いたします。

大学では環境工学を専攻し、再生可能エネルギーの効率化に関する研究を行ってきました。特に、太陽光発電の効率向上を目的とした新素材の開発プロジェクトに参加し、研究成果を学会で発表する機会も得ました。

この経験を通じて、技術開発が環境問題の解決に直結することを実感しました。

貴社のインターンを通じて、最先端のエネルギー技術とその実用化プロセスを学び、自身の知識と技術を実務で活かしたいと考えております。

将来的には、環境と調和したエネルギー社会の実現に貢献できるエンジニアを目指しております。

木下恵利

応募者の持続可能なエネルギーへの関心が、大学での研究内容や実績を通じて明確に伝わる志望動機です。再生可能エネルギーの効率化をテーマにした研究で得た専門知識や学会発表という成果が具体的に述べられており、その経験が貴社の事業内容とどのように関連するのかが丁寧に説明されています。さらに、インターンを通じて最先端技術に触れたいという意欲と、それを環境に配慮したエネルギー社会の実現にどう活かしたいのかという目標が一貫しています。貴社の事業理念と応募者のキャリアビジョンが密接に結びついており、熱意と適性を強く感じさせる内容です。

不動産業界

例文

人々の暮らしを豊かにする街づくりに取り組む貴社の姿勢に強く惹かれ、インターンシップへの参加を希望いたします。

大学では都市計画を専攻し、持続可能なコミュニティの形成について研究してきました。

特に、地域住民と協力して空き家問題の解決策を模索するプロジェクトに参加し、実際にリノベーションを提案するなどの実践的な活動を行いました。

この経験を通じて、住環境が人々の生活に与える影響の大きさを実感しました。

貴社のインターンを通じて、街づくりの現場での課題解決やプロジェクトマネジメントを学び、将来的には社会に新たな価値を提供する街づくりに携わりたいと考えております。

木下恵利

志望動機全体を通じて、応募者が地域社会の発展と住環境の改善に深い関心を抱いていることが伝わります。大学での都市計画の専攻内容や、空き家問題への取り組みを通じた具体的な活動が記されており、その経験が貴社の街づくりプロジェクトとどう結びつくのかが詳細に説明されています。また、地域住民との協力を通じて得た学びやコミュニケーションスキルが、自身の適性を裏付けています。そして、インターンを通じて現場での課題解決スキルやプロジェクトマネジメントを学びたいという意欲が、貴社の業務内容と調和しており、長期的なキャリア目標も具体的に述べられています。

食品メーカー

例文

消費者の食卓に笑顔を届ける貴社の「おいしさへのこだわり」と「安全・安心への徹底した取り組み」に深く共感し、インターンシップへの参加を志望いたします。

大学では栄養学を専攻し、食品が人々の健康と生活に与える影響について多角的に学んできました。特に、食品の加工技術や品質管理に関するゼミ活動では、理論だけでなく実践的な知識を習得する重要性を強く感じました。

貴社のインターンシップでは、商品の企画開発から製造、品質管理に至るまでの一連のプロセスを肌で感じ、食の安全を守る現場の厳しさややりがいを直接学びたいと考えております。

将来は、人々の健康と豊かな食生活に貢献できる食品開発に携わることを目指しており、貴社で得られる経験は私のキャリア形成において貴重な一歩となると確信しております。

木下恵利

この志望動機では、応募者が食品メーカーの「おいしさ」と「安全・安心」へのこだわりに共感している点を明確に示しています。大学での栄養学専攻や食品加工・品質管理に関するゼミ活動といった具体的な学びと経験を挙げ、それが貴社の事業内容とどのように関連するのかを説明しています。インターンシップを通じて商品の企画開発から品質管理までの一連のプロセスを学びたいという具体的な意欲を示し、将来的に食品開発に携わりたいという明確なキャリアビジョンへと繋げています。貴社の理念と応募者の学び、そして将来の目標が一貫しており、熱意と適性が伝わる内容です。

インフラ業界

例文

社会の基盤を支えるインフラ業界の重要性を強く認識しており、特に持続可能でレジリエントな社会づくりに貢献する貴社の事業内容に深く魅力を感じ、インターンシップへの参加を希望いたします。

大学では土木工学を専攻し、構造物の設計や災害に強いまちづくりについて研究してきました。特に、〇〇(具体的なプロジェクト名や研究テーマ)に関するグループワークでは、チームで協力しながら複雑な課題を解決していくことの難しさと達成感を経験しました。

貴社のインターンシップでは、実際のインフラプロジェクトがどのように計画され、実行されているのかを学び、専門知識がどのように社会貢献に繋がっているのかを肌で感じたいと考えております。

将来は、安心安全な社会基盤の構築に貢献できる技術者となることを目指しており、貴社での実務経験は私の成長に不可欠だと確信しております。

木下恵利

この志望動機では、応募者がインフラ業界の社会貢献性に魅力を感じ、特に貴社の持続可能でレジリエントな社会づくりへの取り組みに共感している点を強調しています。大学での土木工学専攻や具体的な研究プロジェクトの経験を挙げ、専門知識と実務への関心を結びつけています。インターンシップを通じて実際のインフラプロジェクトの計画・実行プロセスを学びたいという具体的な目標を示し、将来的に安心安全な社会基盤の構築に貢献する技術者を目指すという明確なキャリアビジョンを提示しています。応募者の専門性と将来の目標が貴社の事業と合致しており、高い学習意欲と適性がうかがえる内容です。

自動車業界

例文

CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)と呼ばれる百年に一度の大変革期にある自動車業界に、大きな可能性を感じています。

私は大学で情報工学を専攻しており、特にAIによる画像認識技術に関心があります。

貴社が推進する自動運転技術は、事故のない安全なモビリティ社会を実現する上で不可欠なものだと考えております。

本インターンシップでは、最先端の技術開発の現場を肌で感じ、エンジニアの方々がどのような視点で課題解決に取り組んでいるのかを学びたいです。

そして、自身のプログラミングスキルが実際の開発現場でどの程度通用するのかを試し、今後の学習の糧にしたいと考えています。

木下恵利

この例文では、「CASE」という専門用語を用いることで、業界への深い理解を示しています。さらに、ご自身の専攻である情報工学と、企業の事業である自動運転技術を結びつけることで、単なる憧れではない、具体的な根拠に基づいた志望動機に仕上げています。インターンシップで「何を学びたいか」「何を試したいか」が明確に述べられており、参加への高い意欲が伝わります。

運輸・物流業界

例文

人々の生活と経済活動に不可欠な「物流」という社会インフラを支える仕事に魅力を感じています。

特に近年、EC市場の拡大に伴い物流の重要性が増す一方で、「2024年問題」などの社会課題にも直面している点に関心を持ちました。

貴社が業界に先駆けて取り組んでいるDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進や、最新テクノロジーを駆使した倉庫業務の効率化に大変興味があります。

インターンシップでは、物流の最前線を体験し、社会を支える仕事のダイナミズムと責任の大きさを学びたいです。

そして、課題解決のためにどのような視点が必要とされるのかを吸収したいと考えています。

木下恵利

「2024年問題」や「DX」といった時事的なキーワードを盛り込むことで、業界が直面する課題を理解し、高い問題意識を持っていることをアピールできています。社会インフラを支えたいという貢献意欲と、課題解決の手法を吸収したいという学習意欲の両方をバランス良く伝えることができており、企業の具体的な取り組みに触れることで、企業研究の深さも示せています。

メディア・エンターテインメント業界

例文

人々の心を動かし、時には社会に新たな価値観を提示するコンテンツの力に大きな魅力を感じています。

私は大学でWebメディアを運営するサークルに所属し、企画から取材、記事作成までを担当してきました。

その中で、読者の反応を分析し、より多くの人に情報を届けることの難しさと面白さを実感しました。

貴社は、テレビという媒体の強みを活かしつつ、デジタル領域でも革新的なコンテンツを次々と生み出しており、その挑戦する姿勢に惹かれています。

インターンシップでは、番組制作の企画段階に携わり、プロの現場の熱量や思考プロセスを学びたいです。

サークル活動で培った企画力を活かし、チームの一員として貢献したいです。

木下恵利

サークルでのWebメディア運営という具体的な経験を軸にすることで、志望動機に説得力を持たせています。企業の強みであるテレビとデジタルの融合について言及しており、企業研究をしっかり行っていることが伝わります。最後に、活動で培った企画力をインターンシップでどう活かしたいかを明確に述べることで、具体的な貢献イメージを採用担当者に提示できています。

人材業界

例文

「人の成長」と「企業の発展」という二つの側面から社会に貢献できる人材業界に興味を持っています。

大学のキャリアセンターで、職員の方が親身に学生の相談に乗っている姿を見て、人のキャリアの岐路に立ち会い、その可能性を広げる仕事に魅力を感じました。

数ある企業の中でも、個人の価値観に寄り添ったマッチングを重視し、入社後の定着・活躍まで支援する貴社の理念に深く共感しています。

本インターンシップでは、クライアントである企業が抱える課題や、求職者一人ひとりの想いを、営業の最前線でどのように繋いでいくのかを学びたいです。

傾聴力という自身の強みを活かし、当事者意識を持って課題に取り組みたいです。

木下恵利

キャリアセンターでの体験という身近なエピソードをきっかけにすることで、志望動機にリアリティと深みを与えています。数ある企業の中からなぜその企業なのか、という問いに対して、理念への共感を具体的に示すことで明確に答えています。ご自身の強みである「傾聴力」を、人材業界の仕事内容と自然に結びつけてアピールできている点も効果的です。

観光業界

例文

旅行を通じて得られる「非日常の感動体験」を創出する仕事に憧れがあり、観光業界を志望しています。

私は長期休暇の度に国内外を旅行し、その土地の文化や人々との交流から多くのことを学んできました。

特に、貴社が企画する「体験型ツーリズム」は、単なる観光に留まらず、地域の活性化にも貢献しており、その事業の社会性に強く惹かれています。

インターンシップでは、お客様のニーズを捉え、それを魅力的な旅行プランへと昇華させる企画のプロセスを間近で学びたいです。

また、自身の留学経験で培った語学力を活かし、インバウンド顧客向けの業務にも積極的に挑戦したいと考えています。

木下恵利

ご自身の旅行経験を基に語ることで、仕事への純粋な熱意や憧れが伝わってきます。企業の「体験型ツーリズム」という具体的な事業に触れることで、企業への深い関心と、そこで働きたいという強い意志を示しています。「語学力」という具体的なスキルを提示し、インバウンド業務に挑戦したいと述べることで、インターンシップでの活躍イメージを具体的に伝えています。

化学メーカー

例文

私たちの生活を根底から支え、あらゆる産業の発展に貢献している素材の力に大きな可能性を感じ、化学業界を志望しています。

大学で有機化学を専攻する中で、一つの新素材が環境問題やエネルギー問題といった地球規模の課題を解決しうることを学び、大変興味を持ちました。

貴社は、世界トップクラスの技術力を持ちながら、サステナビリティを経営の中核に据え、環境負荷の低い製品開発を積極的に進めている点に強く惹かれています。

インターンシップでは、研究開発部門において、一つの製品が世に出るまでのプロセスや、社会のニーズをどのように技術シーズに結びつけているのかを学びたいです。

木下恵利

BtoB企業ならではの、社会を根底から支えるという仕事の意義を理解していることを示すことで、広い視野を持っていることをアピールしています。大学での専攻と企業の事業内容を結びつけ、専門知識への高い関心を示せている点も強みです。さらに、「サステナビリティ」という現代的な経営テーマに触れることで、企業の社会貢献性にも着目していることを伝え、多角的な視点を持っていることを示唆しています。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】動機別例文

インターンシップは、あなたの将来を左右する貴重な経験です。

だからこそ、採用担当者の心に響く志望動機で、あなたの熱意とポテンシャルを最大限にアピールしたいですよね。

ここでは、「なぜその企業でインターンシップをしたいのか」というあなたの想いを、400字で効果的に伝えるための例文を、動機別にわかりやすくご紹介します。

企業理念・事業内容への共感

貴社の「○○(企業理念や事業内容のキーワード)」という理念に深く共感し、貴社のインターンシップを志望いたしました。特に、貴社が手がける〇〇事業は、社会課題の解決に貢献しており、私の「〇〇を通じて社会に貢献したい」という思いと合致します。このインターンシップでは、貴社の事業がどのように社会に影響を与えているのか、また、その中で社員の方々がどのような価値観を持って働いているのかを肌で感じたいと考えております。自身の〇〇(大学での専攻や経験)で培った〇〇の知識を活かし、貴社の〇〇に貢献できることを楽しみにしております。

特定の業務内容・職種への興味

私は将来、〇〇(職種名)として〇〇(具体的な業務内容)に携わりたいと考えており、貴社の〇〇部門でのインターンシップを志望いたしました。貴社は〇〇(業界での実績や強み)で業界をリードされており、その最前線で〇〇(具体的な業務)を経験できることに強く魅力を感じています。このインターンシップを通じて、〇〇(職種名)の具体的な仕事内容や、求められるスキルを深く理解し、自身のキャリアプランをより明確にしたいです。積極的に業務に取り組み、社員の方々から多くのことを学びたいと考えております。

業界研究・企業理解を深めたい

〇〇業界への就職を考えており、貴社のインターンシップを通じて業界の理解を深めたいと思い志望いたしました。特に貴社は、〇〇(貴社の特徴や強み)という点で業界内で独自のポジションを確立されており、そのビジネスモデルや企業文化に強く興味を持っています。このインターンシップでは、貴社の事業展開や市場での立ち位置、そして実際に働く社員の方々の視点から、業界のリアルな現状や課題を学びたいと考えております。積極的に質問し、社員の方々との交流を通じて、自身の視野を広げたいです。

自身の強み・専門性を活かしたい

大学のゼミで学んだマーケティングの知識を実践の場で試し、貴社に貢献したいと考え、本インターンシップを志望します。私は消費者行動論のゼミに所属し、特にSNSの口コミが購買意欲に与える影響について分析・研究してきました。貴社の商品「〇〇」は、巧みなSNS戦略で若者の心を掴み、大ヒット商品となった点で、かねてより私の研究対象でした。インターンシップでは、ゼミで培ったデータ分析力と企画力を活かし、貴社のマーケティング部門の一員として、実際のプロモーション企画に携わりたいです。現場の社員の方々からフィードバックをいただきながら、学生ならではの視点で新たなアイデアを提案することで、少しでも貢献できればと考えております。

自己成長・スキルアップをしたい

実践的な開発経験を通じて、エンジニアとして本質的な成長を遂げたいという想いから、貴社のインターンシップを志望いたします。独学でプログラミングを学び、個人でWebアプリケーションを開発してきましたが、チームでの開発経験や、ユーザーからのフィードバックを反映させるプロセスを経験したいと強く感じています。貴社の「ユーザーファースト」という開発思想に深く共感しており、優秀なエンジニアの方々に囲まれた環境で、現場で求められる技術力や開発手法を学びたいです。私の強みである粘り強さを活かし、たとえ未経験の技術や困難な課題であっても、積極的に挑戦し、最後までやり遂げる覚悟です。この経験を通して、技術的な成長はもちろん、ビジネス視点を持ったエンジニアを目指したいです。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】NG志望動機の例と改善策

インターンシップの志望動機は、あなたの熱意と適性をアピールする大切な機会です。

しかし、中には採用担当者に響かない、あるいはマイナスな印象を与えてしまうNGな書き方もあります。

ここでは、よくあるNG例とその改善策を具体的に解説します。

汎用的な内容

貴社に興味があり、業界について深く学びたいと思いインターンシップを志望しました。これまでの学生生活で培ったコミュニケーション能力を活かし、チームの一員として貢献したいと考えております。この経験を通して、将来のキャリアについて考えるきっかけにしたいです。積極的に取り組むことで、多くのことを吸収し、自身の成長に繋げたいと思っております。貴社で働く方々と交流し、企業の雰囲気を感じたいです。

木下恵利

このNG例は、どの企業にも当てはまるような抽象的で具体性に欠ける内容が問題です。
「貴社に興味がある」という漠然とした表現ではなく、なぜ「貴社」なのかを明確にする必要があります。
例えば、貴社の特定の事業、製品、企業理念、働き方、社会貢献活動など、具体的な要素に触れ、なぜそれに惹かれたのかを自分の経験や学びと結びつけて述べましょう。

受動的な姿勢

貴社のインターンシップに参加することで、業界の知識を深めたいです。社員の方々から多くのことを教えていただき、自分のスキルアップに繋げたいと考えております。与えられた業務には真摯に取り組み、迷惑をかけないよう努力いたします。インターンを通じて、将来の方向性を見つけたいと思っておりますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

木下恵利

このNG例は、「教えてもらう」という受動的な姿勢が強く感じられます。
インターンシップは学びの場であると同時に、あなた自身が企業に対して何かしらの価値を提供しようとする能動的な姿勢を示すことが重要です。
単に「教えてほしい」と述べるのではなく、これまでの学びや経験をどのように活かして貢献したいかを具体的に伝えましょう。

企業のネガティブな側面に触れる

貴社は〇〇業界で競争が激しいと聞いております。厳しい環境の中でどのように成果を出しているのかを知りたく、インターンシップを志望しました。また、残業が多いと伺っておりますが、社員の方々がどのようにワークライフバランスを保っているのかも興味があります。貴社の課題解決に貢献できることを期待しております。

木下恵利

このNG例は、企業のネガティブな側面や憶測に言及しており、採用担当者に不快感を与える可能性があります。
志望動機は、企業へのポジティブな関心と貢献意欲を伝える場です。
企業が抱えるであろう課題に言及するとしても、それはあくまでポジティブな視点から「貢献したい」という意欲に繋がるべきです。
例えば、「貴社が直面している〇〇という課題に対し、自身の〇〇という強みを活かして貢献したい」というように、課題を解決しようとする前向きな姿勢を示すことが重要です。

【インターンシップの志望動機を400字で作成】注意ポイント

志望動機を書き終えた後、そのまま提出するのは危険です。文章内容や構成に満足しても、誤字脱字や論理の流れが不適切な場合、採用担当者に悪い印象を与えかねません。

そこで、志望動機をより効果的なものにするために、完成後のチェック方法を押さえておきましょう。

誤字脱字の確認

志望動機に誤字脱字があると、文章の内容がどれだけ良くても、採用担当者からの印象を大きく損なう可能性があります。

誤字脱字は一目で目につき、注意力や真剣さを疑われる原因になり得ます。

提出前にしっかりと確認を行い、完璧な状態で提出しましょう。

変換ミスや文法ミスを探す

書いた文章全体を丁寧に読み直し、小さなタイポや文法ミスを見逃さないようにすることが大切です。

特に固有名詞や企業名には細心の注意を払いましょう。

たとえば、「株式会社」を「株式會社」と記載したり、「〇〇株式会社」を「〇〇(株)」と略してしまうと、正式名称を誤解されるリスクがあります。

また、一度読み返すだけでは気づきにくいので、声に出して確認することも効果的です。

ツールを活用する

タイポや文法ミスを発見するために、ツールを活用するのも効果的です。

Microsoft WordやGoogle Docsの文法チェック機能、またはGrammarlyや日本語向けの文賢などのオンライン校正ツールを利用してみましょう。

これらのツールは、手作業では気づきにくいミスを自動的に検出してくれるため、効率的かつ正確に修正箇所を見つけられます。

ツールを使うことで、プロフェッショナルな仕上がりに近づけることができます。

読み手目線での推敲

採用担当者が志望動機を読む時間は限られているので、読み手の視点を意識して推敲することが重要です。

以下であげるポイントを確認し、構成や表現を見直しましょう。

論理の流れ

志望動機が「結論→根拠→目的」の順で書かれているかを確認します。

採用担当者は、文章の論理的な流れを重視するため、結論が後回しになったり、論拠が曖昧だとマイナス評価につながる可能性があります。

特に「なぜその企業を選んだのか」や「インターンで何を学びたいのか」が明確に繋がっているかを確認することで、説得力のある文章になります。

不要な表現を削除

冗長な表現や重複している内容を削除し、簡潔で読みやすい文章に整えます。

「とても」「非常に」などの曖昧な強調表現や、同じ言葉を繰り返すことで文章が冗長になることを避けましょう。

また、抽象的な表現を具体的なエピソードに置き換えることで、読み手に伝わりやすい内容に仕上げることができます。

第三者によるフィードバックを受ける

自分では気づかない問題点を見つけるために、他者からの意見を取り入れることが有効です。

他者の視点を取り入れることで、文章のクオリティを大幅に向上させることができます。

友人や家族に読んでもらう

学生や社会人経験がある人に志望動機を読んでもらい、感想や改善点をもらいましょう。

読み手が初めて目を通した際の印象や、内容が適切に伝わっているかを確認することが大切です。

また、友人や家族のフィードバックを受けることで、自分では見逃していた誤字脱字や冗長な部分を発見できます。

就活エージェントを利用しよう

自分で書くことが難しい場合や、志望動機に行き詰まった場合は、就活エージェントに相談してみましょう。

就活エージェントは、志望動機作成だけでなく、自己分析や面接対策など総合的なサポートを提供してくれるため、効率的に準備を進めることができます。

また、プロの視点からアドバイスを受けることで、志望動機の完成度をさらに高めることが可能です。

まとめ

書いた志望動機をそのまま提出するのではなく、しっかりとチェックと推敲を行うことが、選考での成功のカギとなります。

本記事で紹介した「誤字脱字の確認」「読み手目線での推敲」「第三者からのフィードバックを受ける」などのポイントを実践し、完成度の高い志望動機を作成してください。

これらを意識することで、採用担当者に良い印象を与える文章に仕上げることができるはずです。

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