【例文5選】就活でIT業界の最新ニュース聞かれたら?おすすめのニュースと注意点を解説!

【例文5選】就活でIT業界の最新ニュース聞かれたら?おすすめのニュースと注意点を解説!

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この記事を読んでわかること
  • 気になるニュースについて聞かれた際の答え方
  • 企業が気になるニュースを聞いてくる理由
  • IT業界の最近のニュースと回答の例文
この記事をおすすめしたい人
  • 気になるニュースについて上手く答えられない人
  • ニュースをチェックする習慣が無い人
  • IT業界のニュースを調べるツールを知りたい人

目次目次を全て表示する

はじめに

就活においては「最近のニュースで気になったものは何か」と聞かれることがあります。

この質問には様々な意図が存在しますが、自己PRや志望動機について聞かれている時と同様、アピールチャンスであることは間違いありません。

そこで、今回はIT業界に焦点を当てて、最近のニュースについて聞かれた際の回答のポイントや、情報を集める際のコツなどについて詳しく紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

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【IT業界の最近のニュース】就活で最近気になるニュースはよく聞かれるの?

結論として、就活において、最近気になるニュースについてはよく聞かれることが多いです。

もちろん、100%聞かれるというわけではなく、志望動機や自己PRよりは優先順位は低いです。

とはいえ、しっかりと対策しておかないと、何も思い浮かばずに関係のないニュースについて答えてしまったり「特にありません」と最悪の回答をしてしまったりすることがあります。

そこで、入念な対策をする必要があると言えます。

【IT業界の最近のニュース】就活で最近のニュースが聞かれる理由

続いて、就活で最近のニュースについて質問される理由についても確認しておきましょう。

企業がどのような意図を持って、あなたに最近のニュースについて聞いてくるのかを理解しておけば、相手の意図に沿った回答を提供できるようになります。

相手が望んでいる回答を提供できれば、印象が良くなる可能性が高いため、ぜひ以下の3つは覚えておいてください。

情報感度の高さを知るため

まず1つ目の理由として、情報感度の高さを知りたいと考えていることが挙げられます。

IT業界では新技術の登場や市場の変化が非常に早く、最新のトレンドをキャッチし続けることが必要です。

AIの進化、クラウド技術の発展、サイバーセキュリティの課題など、業界の変化に敏感であることは入社後の成長にも直結します。

この質問にしっかりと答えられる就活生は日頃から業界の動向をチェックし、必要な情報をキャッチアップできる人材であると評価される可能性が高いでしょう。

一方、ニュースを全く把握していない場合、情報収集の意識が低いとみなされ、マイナスの印象を与えてしまう可能性が高いです。

学生の価値観や考え方を知るため

面接官が最近のニュースについて質問するもう1つの理由として、あなたの価値観や考え方を知ろうとしていることが挙げられます。

ニュースに対する意見や考え方を聞いて、その人がどのような視点を持ち、どのように物事を考えているのかを把握しようとしているのです。

「技術の発展についてどう思いますか」という質問に対して、技術革新のメリットに注目するのか、それとも倫理的な課題に焦点を当てるのかによって、候補者の視点や関心の方向性が分かります。

また、面接官はただニュースの内容を知っているかどうかだけでなく、それに対してどのように考え、自分の意見を論理的に主張できるかどうかも見極めています。

イレギュラーな質問への対応力を知るため

最近のニュースについての質問は面接の流れの中で突然投げかけられることが多いですし、毎回聞かれるものでもありません。

つまり、イレギュラーな質問に対応できるかどうかを確認されている場合も多いです。

志望動機や自己PRは100%聞かれるので入念に対策できますが、予想外の質問が来た時に冷静に対応できるかどうかも重要な評価ポイントになります。

特にIT業界では予測不能な状況に対応する力が求められるため、柔軟性をチェックする材料にもなると考えている面接官が多いです。

「最近IT業界のニュースで気になったものは?」と聞かれた際に全く答えられないと、準備不足や対応力の低さが露呈してしまいます。

落ち着いて自分の知識の中から適切なニュースを選び、簡潔に説明することを心がけましょう。

【IT業界の最近のニュース】就活で聞かれる最近のニュースの選び方

続いて、面接で最近のニュースについて聞かれた時のために、何を題材とするか選び方を紹介します。

日頃から情報感度の高い方ならばスムーズに答えられるかもしれませんが、普段はあまりニュースを見ないという方はぜひ以下の3つの選び方を覚えておいてください。

①信頼できる情報源を利用する

まずは信頼できる情報源を利用することが最もおすすめの対策です。

以下の6つの情報源はいずれも信頼性が高く、自信を持って答えても問題ないものばかりです。

信頼性の低い情報源を活用してしまうと、情報の真偽を見分けられない人、取捨選択ができない人だと思われてしまう可能性があります。

以下の6つの中から好みのものを選んで、情報源として活用すると良いでしょう。

新聞

新聞は詳細で信頼性の高い情報源であり、IT業界の最新ニュースを把握するのにもおすすめです。

特に日本経済新聞はIT業界の動向やテクノロジー関連のニュースが充実しており、就活の準備に役立つ情報が満載です。

業界全体のトレンドを網羅的に知ることができるほか、特集記事や専門家の分析を通じてニュースの背景や影響についても深く理解できます。

面接で最近のニュースについて聞かれた際に「日経新聞で◯◯のニュースを読みました」と伝えれば、日頃から経済や業界の情報をチェックしている人だという印象を与えられるでしょう。

テレビ

テレビのニュース番組も、視覚的な情報が豊富で、最近のIT業界の動向を分かりやすく把握するのにおすすめです。

特にNHKのニュースは経済やテクノロジー分野の話題を客観的に伝えてくれるため、信頼性が高い情報源として活用できます。

テレビの強みは映像や図解を用いて情報が整理されているため、文字だけでは理解しづらいニュースでも直感的に理解しやすい点です。

新しいAI技術の発展、半導体市場の動向など、専門的なトピックも映像を通じてならばイメージしやすくなるはずです。

ラジオ

ラジオも信頼できるニュースの情報源であり、移動中や作業中でも手軽に最新の情報を得ることができるため、おすすめです。

特にNHKのラジオニュースは経済やテクノロジー分野の話題を網羅的に取り上げており、IT業界のニュースもチェックしやすいです。

ラジオのメリットは目を使わずに情報をインプットでき、通学時間や運動中など、本を広げたりスマホを開いたりできない時でも、隙間時間を活用できることです。

また、最近ではスマートフォンで簡単にラジオニュースを聞くことができるアプリも多いため、最新のIT情報を手軽にチェックできます。

書籍

書籍はニュースや業界の動向をより深く理解するための情報源としておすすめです。

新聞やテレビでは日々のニュースを短時間で把握できますが、書籍を読めば、そのニュースの背景や関連する技術について深く学べます。

GAFAやDXに関する書籍を読めば、IT業界の潮流をつかむことができ、面接でも深みのある回答ができるようになるでしょう。

書籍を選ぶ際には、可能な限り最近発売されたものを選ぶことを推奨します。

IT業界の変化は早いため、古い書籍では現在の状況を把握できないこともあるからです。

また、技術者やビジネス書の中には初心者向けに分かりやすく解説されているものもあるので、自分の興味や理解度に沿って書籍を選ぶと良いでしょう。

Webサイト

ニュース系のWebサイトはリアルタイムで最新の情報を得ることができるため、IT業界の動向を知るのにおすすめです。

特にITメディアやTechCrunch Japan、CNET Japanなどの専門メディアは最新の技術や企業の動向を詳しく報じているため、就活生にとって有益な情報源となります。

Webサイトは無料で閲覧できる記事が多く、気軽に最新ニュースをチェックできるのが強みです。

また、ニュースの速報性が高く、新しい技術や市場の変化を素早くキャッチすることも可能です。

ただし、Webサイトの情報は膨大で、全てのニュースを把握することは難しいため、自分が関心のある分野や志望企業に関連するニュースを重点的にチェックすることを推奨します。

ニュースアプリ

ニュースアプリはスマートフォンで手軽に最新のニュースをチェックできる非常に便利なツールです。

SmartNewsやNewsPicksなどのアプリはIT業界に関する記事も多く取り上げているため、おすすめできます。

ニュースアプリの利点は自分の関心のあるカテゴリを設定すれば、関連するニュースを自動的にピックアップしてくれることです。

IT業界に関するニュースを重点的にチェックしたいならば、テクノロジーやビジネスのカテゴリをフォローしておけば、効率的に情報を得られます。

また、NewsPicksは専門家や経営者のコメントがついていることも多く、ニュースを読むだけでなく、多角的な視点からの意見を学ぶことができるため、自分の意見を述べる練習にもなるでしょう。

②1年以内のニュースに絞る

基本的に、ニュースを選ぶ際は1年以内のものにすることを推奨します。

古いニュースを話題にすると、情報収集の意識が低いと思われる可能性があり、良い印象を与えられません。

特にIT業界のように変化のスピードが早く、新しい技術やサービスが次々に登場する業界の場合、過去の出来事ではなく、最新のトレンドに対する理解が必須です。

③自分が感じたことを加える

ただニュースについて説明して終わりでは、面接官がすでに知っていることを述べるだけになり、あまり意味がありません。

「◯◯というニュースが最近ありましたが、自分はこう思いました」といったように、自分の意見を考えることが重要です。

面接官はあなたの情報収集能力だけでなく、そこから何を考え、どのような価値観を持っているのかを確認したいと思っています。

【IT業界の最近のニュース】最新のニュースを聞かれた時の答え方

続いて、最新のニュースについて聞かれた時の答え方について紹介します。

以下の3つのポイントを押さえた上で回答をすることを心掛ければ、あなたの魅力がより伝わりやすくなるはずです。

ぜひ参考にしてみてください。

ニュースの概要を伝える

最近のニュースについて聞かれた際にはまずそのニュースの概要をわかりやすく伝えることが重要です。

面接官がニュースを知らない可能性もあるため、専門用語を多用せず、簡潔に説明することを心がけてください。

「最近、〇〇企業が生成AIを活用した新しいサービスを発表しました」などと伝えてください。

その後に「このサービスにはどのような特徴があるのか」などについて説明するという流れです。

また、数字などを加えることで説得力が増します。

「2023年に発表された」「処理速度が30%向上した」などと説明すれば、客観的な情報が含まれます。

要点を整理し、だらだらと説明しないように注意しながら、的確かつ簡潔にニュースの内容を伝えることを意識してください。

興味を抱いた理由を伝える

あなたがなぜそのニュースについて興味を抱いたのかについて、理由を述べることも大切です。

なぜそのニュースに興味を持っているのかについて伝えなければなりません。

「私は大学でデータサイエンスを学んでいるので、AI技術の進化に興味がある」などと述べることを推奨します。

また「この技術が今後のIT業界全体にどのような影響を与えるのかを考えると、非常に興味深いと感じました」といった形で、ニュースの社会的な影響について言及するのもおすすめです。

いずれにせよ、あなたがなぜそのニュースについて興味を抱いたのかについて、一言でわかりやすく伝えることを心がけてください。

自分の考え・意見を伝える

最後に、そのニュースに対して自分の考えや意見を付け加えることを心がけてください。

ただニュースの内容を説明するだけでなく「そのニュースをどう受け止めたのか」「自分はどう考えるか」などについて述べましょう。

「この技術の進歩は非常に革新的ですが、個人情報の取り扱いやセキュリティの面で課題があると感じました」などと述べると、ニュースのポジティブな側面だけでなく、課題やリスクについても考えていることを示せます。

また「〇〇の分野に活用できるのではないかと考えました」と言って、具体的なアイデアを述べることも選択肢の1つです。

ただニュースを知っているかどうかを示すのではなく、それについてどのように考え、自分の意見をしっかりと持っているかを意識して話す必要があります。

【IT業界の最近のニュース】IT業界の最近のニュースの例

続いて、IT業界の最近のニュースの例について紹介します。

以下のニュースは最新のものであるため、面接で聞かれた場合の題材として選んでも良いですし「このようなタイプのニュースを選ぶと良い」という参考にする程度でも構いません。

また、答え方の例文も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

トヨタ 実験都市を公開

私が最近気になっているニュースはトヨタ自動車が静岡県裾野市に建設中の実験都市「ウーブン・シティ」を報道陣に公開したことです。この都市では自動運転技術やロボット技術の実証実験が行われ、トヨタの関係者やその家族が生活しながら新しい技術の開発・検証を進める仕組みになっているとのことです。将来的には約2000人が暮らせる規模を目指しているとのことで、次世代の都市モデルとして注目を集めています。私はテクノロジーの進化には慎重な検証と社会との調和が重要だと考えています。新技術が普及することで生活の利便性が向上する一方で、プライバシーの問題や技術の暴走といったリスクも伴います。そのため、技術を開発するだけでなく、倫理的な観点からの議論やルール作りも同時に進めることが求められると感じました。

KDDI、自然言語によるネットワーク要求の機器設定変換技術を実証

最近、私が気になっているニュースはKDDIとKDDI総合研究所がAIを活用してネットワーク管理を自動化する技術を実証したというものです。この技術は運用担当者がAIと自然言語で対話することで、ネットワークの構築や管理を自動化するものです。従来、人の手で行っていたネットワーク設定をAIが理解し、適切な設定に変換することで、作業負担の軽減やヒューマンエラーの削減が期待されています。私はこのニュースを受けて、AIの進化によって専門知識がなくても高度なネットワーク管理が可能になる点に興味を抱きました。これまではネットワークの管理には高度な専門知識が求められ、運用担当者のスキルに依存していましたが、AIが自然言語でやり取りしながら適切な設定を行うことで経験の浅い人でも扱えるようになり、人材不足の課題解決にもつながると考えられます。

HPE、PCサーバー新モデル「ProLiantGen12」を発表

最近、私が気になっているニュースは米ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)がPCサーバーの新モデル「HPE ProLiant Compute Gen12」を発表したという話題です。この新モデルは前世代のGen10と比較して消費電力あたりの性能が最大41%向上し、年間最大65%の電力削減が可能とされています。また、冷却効率を高めるために直接液冷(DLC)オプションが導入され、より高性能かつ省エネルギーな運用が可能になりました。さらに、新たに搭載されたシステム監視用チップ「iLO7」はセキュリティ機能の強化や障害予測の精度向上に貢献し、企業のITインフラ管理を効率化する技術として注目されています。今後、このようなエネルギー効率の高いサーバー技術が他のメーカーにも広がるのか、また、クラウドサービスやエッジコンピューティングの分野でどのように活用されるのか、引き続き注目していこうと思います。

NTTデータ先端技術、生成AIシステムのセキュリティ診断を提供

最近、私が気になっているのはNTTデータ先端技術が生成AI(LLM)を利用するアプリケーション向けにセキュリティ診断サービスを開始したというニュースです。このサービスは「OWASP Top 10 for LLM Applications 2025」に基づき、生成AIシステムのセキュリティリスクを診断するもので、自動診断ツールと手動診断を組み合わせて脆弱性を検出する仕組みとなっています。WebアプリケーションやREST APIを対象に、疑似攻撃やヒアリングを通じて診断を行い、企業が適切なセキュリティ対策を講じるためのサポートを提供するとのことです。AIを活用したサービスは業務の効率化や新しい価値の創出につながる一方で、不正アクセスや情報漏洩といったリスクも伴うため、今後、どのようにセキュリティ対策が発展していくのか、引き続き注目していきたいと思います。

川崎市、市民の環境行動によるCO₂削減量を可視化する実証実験

最近は富士通、ANA X、東芝データ、川崎市が連携し、市民の環境行動によるCO2削減量を可視化する実証実験を開始したというニュースが気になっています。環境省のデータベースを活用し、市民の移動や購買行動などをもとにCO2削減量を算出し、スマートフォンアプリを通じて可視化する仕組みが導入されています。参加者は東芝データの「スマートレシート」などを利用することで、自身の環境配慮行動の影響を具体的な数値で確認できるようになるとのことです。このニュースを受けて、脱炭素社会の実現に向けて個人レベルでの行動変容が重要だと感じました。また、この取り組みが普及すればより多くの人が環境に配慮した行動を継続しやすくなり、地域全体でのCO2排出削減につながる可能性があると期待しています。

【IT業界の最近のニュース】IT業界の現状

続いて、IT業界の現状について紹介します。

IT業界の現状について考えるにあたって、以下の3つのトピックは外せないものです。

知っているものもあるかもしれませんが、再度理解を深めるためにも、ぜひ熟読してみてください。

AI(人工知能)と機械学習の急速な普及

近年、AIと機械学習の進化が急速に進んでおり、特に生成AIの発展は大きな注目を集めています。

ChatGPTをはじめとする大規模言語モデルは自然言語処理の分野で革新的な成果を上げており、テキスト生成や要約、翻訳、プログラミングの自動化など、様々な用途で活用されています。

また、画像生成AIの進化も著しく、デザインや広告コンテンツ制作の分野に大きな変革をもたらしていることも見逃せません。

企業の業務効率化にもAIが導入されており、顧客対応のチャットボットやデータ診断の支援など、多くの分野で活用されています。

人材不足とスキルギャップ

IT業界は人材不足とスキルギャップに直面しています。

慢性的な人手不足が深刻化しており、特にAI、クラウド、サイバーセキュリティ、データサイエンスのスキルを持つ人材の需要は高まり続けています。

企業のDXが進む中で、最新の技術を使えるエンジニアやデータアナリストの確保が急務となっているのです。

しかし、IT人材の供給が追いついておらず、スキルギャップを埋めるために研修制度の充実やリスキリング、つまり新たなスキルの習得の支援を強化している企業も多くあります。

また、政府や教育機関はプログラミング教育の強化やリカレント教育の推進を行い、IT人材の育成に力を入れはじめています。

テクノロジーの社会的責任と倫理問題

AIやデジタル技術の普及が進む一方で、テクノロジーの社会的責任や倫理問題も重要な課題として浮上しています。

特に、AIの判断の透明性や公平性に関する懸念が強まり、バイアスのないアルゴリズム設計が重要視されています。

例えば、AIが採用やローン審査の判断を行う場合、無意識の偏見が組み込まれてしまうと、不当な差別につながる可能性があります。

また、個人情報の取り扱いやデータプライバシーの問題も、テクノロジー業界における注目の的です。

企業が顧客のデータをどのように管理し、どこまで活用できるのかについて、各国で規制の強化が進められています。

【IT業界の最近のニュース】就活生が知っておくべきIT業界の職種

続いて、就活生の方に知っておいていただきたいIT業界の職種について紹介します。

すでに自分が目指す職種が明確になっている方は「読まなくても良い」と思うかもしれませんが、いずれも将来的に関わることになる可能性が高い職種です。

相手がどのような業務を行っているのかを理解しておけば、より尊重し合いながらお互いの役割を全うできるようになります。

ぜひ、自分が目指す職種以外も、ざっくりとでも良いので、確認しておいてください。

ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアはプログラミング言語を利用してアプリケーションやシステムの開発を行う職種です。

主な業務はソフトウェアの設計・開発・テスト・保守であり、開発するシステムの種類によって求められるスキルは異なります。

Webアプリケーションを開発する場合はJavaScriptなどの言語を使用し、クラウド技術を組み合わせてシステムを構築し、組み込みシステムの開発ではC++やRustなどの低レベル言語が使われることが多く、ハードウェアと連携したプログラムを書く能力が求められます。

近年ではDevOpsの考え方が浸透し、開発と運用を一体化させた継続的な改善が求められることも多いです。

データサイエンティスト

データサイエンティストは膨大なデータを分析し、企業の意思決定を支援する役割を担う職種です。

特に最近はAIやビッグデータの活用が進んでいるため、データを活用したビジネス戦略が求められており、多くの企業がデータサイエンティストを必要としています。

PythonやRといったプログラミング言語を使ってデータを処理し、機械学習の手法を用いてパターンを見つけ出すことが仕事です。

また、統計学や確率論の知識も必要であり、データの傾向を正しく解釈し、ビジネスに役立つ見解、つまりインサイトを導き出すことも重要な仕事の1つと言えます。

特に金融業界やEコマース業界ではデータを活用した予測モデルの構築が重要視されており、売上の予測や顧客行動の分析など、多様な分野で活躍の機会があります。

システムエンジニア

システムエンジニアは企業の業務システムの設計、構築、運用を行う職種です。

システムの仕様を決定し、実際の開発や導入を進めるのが主な仕事です。

SEの仕事はただプログラミングをするのではなく、要件定義や設計といった上流工程から関与することが多く、クライアントとの打ち合わせやプロジェクト管理のスキルも求められます。

システム開発では複数のエンジニアやプログラマーと連携しながらプロジェクトを進めるため、チームワークやコミュニケーション能力が重要です。

また、近年ではクラウド技術の普及により、AWSやAzureなどのクラウドプラットフォームを活用したシステム設計が増えており、新しい技術に対応できる柔軟性も必要です。

AIエンジニア

AIエンジニアは人工知能を活用したシステムの開発や運用を担当する職種です。

機械学習やディープラーニングの技術を用いて、画像認識や自然言語処理、レコメンドエンジンなどのシステムを構築するのが仕事です。

近年は生成AIの進化が著しく、ChatGPTをはじめとする大規模言語モデルの活用が急速に進んでおり、多くの企業がAIエンジニアを必要としています。

AIエンジニアにはPythonやRといった機械学習のフレームワークを扱うスキルが求められるほか、データの前処理やモデルのチューニングといった実力も必要です。

また、AIの倫理的な側面や公平性の確保といった問題に対応するため、AIの社会的影響についての理解も求められる職種です。

ITコンサルタント

ITコンサルタントはクライアント企業の課題を解決するためにITを活用した戦略立案や業務改善を支援する職種です。

業務プロセスの最適化、新しいシステムの導入、デジタル化の推進など、企業のIT戦略全般に携わる仕事と言えます。

プログラミングのスキルも大切ですが、クライアントのビジネスを深く理解し、適切なITソリューションを提案する能力がより重要です。

したがって、論理的思考力やプレゼンテーション能力、プロジェクトマネジメントのスキルが重要視されます。

近年ではDXの推進が各企業で進められているため、ITコンサルタントの需要は高まりつつあり、今後もさらに増えていくことでしょう。

ビジネスアナリスト

ビジネスアナリストは企業の業務プロセスを分析し、ITシステムを活用した改善策を提案する職種です。

ITコンサルタントと混同されがちですが、より具体的な要件定義やシステムの導入支援に携わることが多いのが特徴です。

企業の業務課題を整理し、最適なITソリューションを選定することが求められるため、ビジネスとITの両方に精通している必要があります。

また、ECサイトの最適化プロジェクトを例に挙げると、顧客データを分析し、購買率を向上させるシステムの導入を提案することなどが求められます。

【IT業界の最近のニュース】ニュースを伝える時に気を付けるべき注意点

続いて、最近のニュースについて聞かれた際に気をつけておかなければならないポイントについて紹介します。

以下の2点を踏まえずに回答してしまうと、あなたの伝えたいことが伝わらないだけでなく、マイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

ぜひ、以下の2点は覚えておいてください。

相手にも理解できるように説明する

ニュースの内容を説明する際には専門用語や難解な言葉を多用せず、相手が理解しやすいように伝えることが大切です。

IT業界のニュースは技術的な話題が多いため、面接官が専門的な知識を持っていない場合に備えて、誰でも理解できるように回答するようにしましょう。

面接官の中には技術者としての経験がある人も多いため、必ずしも噛み砕いて説明しなければならないわけではありません。

そこで、相手の反応を見ながら説明することを心がけましょう。

自分に知識があることを誇示するために話すのではなく、相手が理解できるように説明することを意識することが大切です。

断片的な情報だけで語らない

断片的な情報しか知らないのであれば、そのニュースについて答えるべきではありません。

例えば「最近〇〇という企業がAIを活用した新しいサービスを発表しました」と述べるだけでは「そのニュースのどこが重要なのですか?」と言われてしまいます。

したがって、自分が「1から10まで」説明できるニュースについて話すことを心がけましょう。

また、ニュースの真偽が不確かな話題を不用意に持ち出すのも避けた方が良いです。

インターネット上には正確性が不明な情報も多く、十分に裏取りをされないまま発表されるものも多いからです。

SNSや個人ブログなどの情報は一次情報ではないため、信頼できるニュースサイトや公式発表を確認し、正確な情報をもとに話を組み立てることを心がけてください。

【IT業界の最近のニュース】IT業界の最近のニュースを見つけるのにおすすめのサイトとアプリ

続いて、IT業界の最新のニュースを見つけるにあたっておすすめのサイトとアプリを紹介します。

以下の3つはいずれも非常に信頼性が高く、また分かりやすくまとめられているため、短時間でニュースについて把握できるのが魅力です。

この質問に対応できるようになるためだけでなく、業界理解を深めるためにも役立てられる情報が満載であるため、ぜひ活用してみてください。

NewsPicks

NewsPicksは経済、テクノロジー、ビジネスに関する最新ニュースを提供してくれるニュースサイト兼アプリで、特にIT業界の動向を追うのにおすすめです。

ニュース記事に対して経営者や専門家、投資家などのコメントがつくことが多く、ニュースの背景や影響について多角的な視点から学ぶことができます。

AIの進化、メタバースの最新動向などについて業界の専門家が解説を加えるため、ただニュースを要約しているだけでなく、より深い理解を得ることが可能です。

基本的な記事は無料で閲覧できますが、有料会員になるとさらに専門性の高い分析記事や独自のインタビュー記事を読むことも可能です。

日経ビジネスオンライン

日経ビジネスオンラインは経済や企業戦略、社会情勢に関する専門的な記事が掲載されているのが特徴です。

IT業界のニュースに対してはテクノロジーの最新動向や企業のデジタル戦略に関する記事が豊富で、業界の変化を正確に把握できます。

日経ビジネスオンラインの特徴は、記事の多くが専門家の分析を交えた内容になっているため、ニュースの概要を知れるだけでなく、業界の今後の課題について深い考察を得ることができる点です。

無料記事もありますが、多くの記事は有料会員向けのコンテンツであるため、本格的に情報収集したい場合は、就活の間だけでも購読を検討することを推奨します。

SmartNews

SmartNewsは国内外の主要メディアから厳選されたニュースを配信するニュースアプリで、IT業界の最新ニュースを手軽にチェックするのにおすすめです。

3000以上の提供メディアと連携しており、IT業界の専門メディアの記事も配信されているため、最新の技術トレンドや業界動向をすぐに確認できます。

また、ユーザーの関心に応じてニュースをパーソナライズしてくれる点が魅力で、IT関連のニュースを優先的に表示するよう設定すれば、スムーズに情報収集が可能です。

移動中や授業と授業の間の時間など、少しの隙間時間にも手軽に最新ニュースをチェックできます。

【IT業界の最近のニュース】最新ニュースの回答に行き詰まったらどうする?

最新のニュースについて聞かれた際に、回答が思い浮かばない場合は就活のプロに相談してみるのも選択肢の1つです。

弊社が提供している「ジョブコミット」では一般的なESの添削や面接の基本的な受け答えの練習だけでなく、こうしたイレギュラーな質問への答え方についてもお伝えできます。

何度でも面接練習に付き合いますし、その他Webテストの対策方法の紹介や、業界研究・企業研究がスムーズに進むツールの配布も行っています。

最新のニュースの回答に行き詰まっている方はもちろん、ESがなかなか作れない方や、面接が苦手な方にとっても有益なサービスなので、気になる方は登録してみてください。

もちろん、完全に無料で利用できます。

まとめ

今回はIT業界を目指している方が面接でニュースについて聞かれた際の回答のポイントや、ニュースの選び方、IT業界について知っておきたい最新のトレンドなどについて紹介しました。

IT業界は人手不足が続いていますが、優秀な人が応募する傾向にあり、倍率が高い企業も少なくないため、こうしたイレギュラーな質問にもしっかりと答えられるようになっておく必要があります。

ぜひこの記事を参考に、ニュースについて聞かれた際もスムーズに答えられるようになり、少しでも良い印象を与えて、内定を掴み取ってください。

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