明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・志望動機の答え方の基本
・志望動機について聞かれた際に言ってはいけないこと
・業界別志望動機の例文
・志望動機を今から考える人
・ESや面接で失敗したくない人
・例文を参考にして志望動機を考えたい人
はじめに
就活においてはNGワードというものが存在しますが、知らなければつい言ってしまうようなものも少なくありません。
そこで今回は志望理由について聞かれた際のNGワードとなぜNGなのかについて紹介します。
ぜひ参考にしてください。
志望動機が難しいと感じる人はAI志望動機作成ツールがおすすめ
志望動機を1から作り上げるのは、なかなか難しいですよね。
そこでおすすめするのが、ベンチャー就活ナビのAI志望動機作成ツールです。
質問に答えていくだけで、簡単に志望動機の文章を作成することができます。
少しでも楽に志望動機を作成したいという方は、こちらのボタンから利用してみてください。
企業はなぜ志望動機を聞く?
まず、企業がなぜ志望動機を聞くのかについて紹介します。
企業側の意図を理解しておけば、それに応えられる質の高いものを作成できるようになります。
相手のニーズを満たせば自ずと評価も高まるため、ぜひ確認してみてください。
学生の本気度を見極めるため
志望動機を聞く第一の理由として、学生の本気度を見極めることが挙げられます。
採用担当者は入社意欲が低い人材を採用して、内定後に他の企業に流れてしまったり、早期離職してしまったりすることを懸念しています。
そこで志望動機を通じてなぜその企業を選んだのか、どれほど本気で入社を目指しているのかを確認しようとしているのです。
具体的な経験や企業研究を踏まえた発言がないと「本当に入社したいのか」と疑われることが多いです。
志望動機が曖昧で、どの企業でも通用するような内容では他の応募者と差別化できません。
したがって、本気で働きたいと考えていることを力強くアピールすることを心がけましょう。
会社との相性を見るため
企業が志望動機を聞く理由には学生と会社の相性を確認したいという意図も含まれています。
企業にはそれぞれ異なる企業文化や価値観、働き方が存在するため、その雰囲気に合わない人材を採用してしまうと、早期退職のリスクが高まってしまうのです。
したがって、企業側は自社の価値観や業務に対して、学生がどれほど適応できそうかを見極めたいと考えています。
志望動機を通じて、学生が自社についてどれだけ理解しているか、働く上で重視しているポイントが自社と一致しているかを確認しています。
「チームで協力しながら目標を達成する働き方に魅力を感じた」というように、企業の特徴と自分の価値観が一致していることを示すと、相性の良さが伝わるでしょう。
入社後の姿をイメージするため
企業が志望動機を聞く目的の1つには入社後の活躍をイメージするためという理由もあります。
採用担当者は応募者がどのように成長し、どのように貢献してくれるのかを具体的に想像したいと考えています。
したがって、志望動機の中で自分が入社後にどのように活躍できるのかを具体的に示すことが大切です。
入社後の姿が描けない場合「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念されがちです。
「現場で経験を積み、将来的にはリーダーシップを発揮したい」といったビジョンを明確に示すことで、企業側も「成長しながら活躍してくれそうだ」とポジティブに受け取ってくれます。
【26卒限定】AI志望動機作成ツール

志望動機が上手くまとまらない・・・

各企業の志望動機を作成するのに時間がかかってしまう
ESや面接で必ず聞かれる志望動機。文字数が足りなかったり、上手くまとまらないなど志望動機の悩みは尽きないでしょう。
そこで今回「AI志望動機作成ツール」をご用意しました。
質問に回答するだけであなたの強みや経験を活かした志望動機を作成することができます。
無料ですぐに使用可能なため、ぜひあなたもベンチャー就活ナビのAI志望動機作成ツールを活用して選考通過率をUPさせちゃいましょう!
志望動機のNGワード
続いて、代表的な志望動機におけるNGワードについて紹介します。
以下の6つのワードが含まれていると、あなたの印象が大きく下がる可能性があります。
なぜNGなのかについても理由を踏まえて紹介するため、ぜひ参考にしてください。
知名度に惹かれた
最も代表的なNGワードは「知名度に惹かれた」です。
確かに知名度が高い企業には多くの学生が魅力を感じやすいものです。
しかし、その理由だけではこだわりや熱意が伝わりません。
「ただネームバリューだけで選んでいるのでは」と思われてしまいます。
企業のブランド力だけを理由に挙げるのではなく、その企業ならではの魅力を具体的に述べましょう。
「貴社の〇〇プロジェクトが地域活性化に貢献している点に感銘を受け、自分もその一員として貢献したいと考えました」といった具合に、具体的な事業内容や社会貢献に触れることで、知名度だけでなく企業の理念に共感していることを示せます。
人や社会の役に立ちたい
「人や社会の役に立ちたい」という志望動機も一見良さそうに見えますが、これだけでは不十分です。
どの企業も何かしらの形で社会に貢献しているため、具体性に欠け「どの企業でも同じ志望動機ではないか」と思われがちです。
また「人の役に立ちたい」と言うだけではその企業でなければならない理由が薄すぎて、志望度が低いと判断されてしまいます。
この表現を避けるためには具体的な事業を挙げて、どのように人や社会に貢献したいのかを述べることがポイントです。
「貴社が取り組む〇〇プロジェクトで地域の課題解決に直接携わりたいと考えました」とすることで、企業の取り組みと自身の思いを結びつけられ、説得力が増すでしょう。
志望理由が自分の利点ばかり
志望動機の中で、自分の利点ばかりを強調するのは避けるべきです。
「自分の成長が期待できるから」「スキルアップできるから」と述べると、企業側に「この人は自己中心的ではないか」「企業に価値を提供する気がないのでは」と思われてしまいます。
企業が知りたいのは学生が自分のスキルをどのように活かして貢献してくれるかです。
「これまで培ったリーダーシップを活かし、貴社のプロジェクトチームを成功に導きたい」と述べることで、自分の強みを活かした貢献意欲をアピールできます。
給与や福利厚生ばかり意識している
「給与が良いから」「福利厚生が充実しているから」といった志望動機も、当然ながらNGです。
もちろん、待遇は働く上で重要なポイントですが、それだけを強調すると「仕事にあまり関心がないのでは」と思われてしまいます。
また、他の企業でより良い待遇が提示された場合にも辞退される可能性が高く、採用リスクが大きいと判断されがちです。
志望動機では給与や福利厚生を理由に挙げるのではなく、その企業で働く意義ややりがいにフォーカスしましょう。
「〇〇の分野で実績があり、専門性を高められる環境に魅力を感じたため」といった形で、仕事内容やキャリア形成の観点を述べると、採用担当者にポジティブな印象を与えられます。
自分を過大評価している
「自分の経験で貴社の課題を解決します」といった上から目線の表現も避けるべきです。
自己評価が高すぎると「謙虚さが足りない」「現場を舐めているのではないか」といった印象を与え、採用担当者からの評価が下がることがあります。
特に入社前の学生が「課題を解決できる」と断言するのは現場の厳しさを知らないと受け取られる可能性が高いです。
あくまで「自分が学んできたことを活かし、貢献するために努力する」といった姿勢を示すと良いでしょう。
「これまでの経験をもとに、チームに貢献できる力を磨いていきたい」といった表現であれば、向上心と謙虚さが感じられます。
「ファンだから」「好きだから」
「商品が好きだから」「貴社のブランドが好きだから」といった志望動機も避けるべきです。
企業が求めるのは「憧れ」だけではなく、ビジネスとしてどう貢献できるかという点です。
「ファンだから」と言うと、消費者としての視点しか持っていないという印象を与え、いつまでたっても企業に貢献できる人物に成長しないと判断されてしまいます。
確かに、志望動機で「好きな商品やサービスをきっかけに、そのブランドに興味を持った」と述べることは大切です。
しかし「その商品を通じて、より多くの人に価値を届けたいと考えている」といったように、仕事としての意識を持っていることを示すことが重要です。
ただ「貴社の服が好きだから」「貴社の食品が美味しいから」といった理由ではさすがに説得力がありません。
避けるべきNGワードと言いかえ
以下の3つのNGワードは「絶対に書いてはいけない」というものではありませんが、できれば避けた方が良いものです。
どのように言い換えれば良い印象を与えられるのかについても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
成長したい、学びたい
「成長したい」「学びたい」という表現は避けるべきです。
成長意欲そのものは評価されるポイントですが、企業側が求めているのは「自社にどのように貢献できるか」という視点です。
「成長したい」という表現だけでは学生気分が抜けていないとみなされ、自己中心的だと受け取られてしまいます。
企業は利益を追求するために人材を採用するため、成長だけを強調すると「入社後に本当に働く意欲があるのか」「貢献する意欲があるのか」と思われがちです。
そこで、成長の先に「どのように企業へ貢献するか」を具体的に示すことが大切です。
「貴社のプロジェクトを通して技術力を高め、そのスキルを活かして業務改善に貢献する所存です」といった形で、自分の成長が企業利益にどうつながるかを示しましょう。
企業理念に共感した
「企業理念に共感した」という表現も、ありきたりな志望動機の代表格であるため、注意が必要です。
理念に共感すること自体は悪くありませんが、具体性がないと「誰にでも言えること」とみなされ、説得力が弱まってしまいます。
特に大手企業や人気の企業では同じようなフレーズが多くの就活生から寄せられるため、無個性な印象を与えがちです。
企業理念に触れる際には「具体的にどの部分に共感したのか」「その理念をどう自分が実践したいのか」を詳しく説明すると良いでしょう。
「企業に共感する」だけでなく「自分の経験と結びつけて具体化する」ことがポイントです。
将来独立したい
「将来独立したい」という志望動機も、注意が必要です。
企業は新入社員に「成長して戦力として長く働いてほしい」と期待しているため「独立したい」と言われると「すぐ辞めてしまうのでは?」と思われてしまいます。
特に大手企業や歴史のある企業、伝統を大切にする企業では「独立したい」と言った時点で不採用になる可能性が高いです。
ただし、ベンチャー企業や起業家精神を尊重する会社では評価される場合もあります。
したがって、企業文化に合わせて言葉選びを慎重に行うことが大切です。
通りやすい志望理由の構成
続いて、内定を獲得できる可能性の高い志望動機の構成について紹介します。
以下の3つの構成で作成すれば、質の高いものが出来上がるだけでなく、テンプレートとして使えるため、作成スピードも上がります。
クオリティはもちろん大切ですが、就活はスピーディーに様々な対策をこなす必要があるため、ぜひこの記事で構成を頭の中に叩き込んでください。
結論
まず初めに、なぜその企業に入社したいのかを結論として述べることが大切です。
初めに結論を示すことで、採用担当者に話の全体像が伝わりやすくなり、スムーズに内容を理解してもらえます。
就活生の中には先に理由やエピソードを述べてから結論を持ってくるケースもありますが、これでは話が分かりづらいです。
結論を冒頭に置くことで、面接官は「この学生が何を伝えたいのか」を最初から把握でき、志望動機全体の印象が良くなります。
「貴社を志望する理由は〇〇です」と述べて、その後に具体的な理由を補うようにしましょう。
経験
結論の次に大切なのが「経験」です。
企業が志望理由を聞く背景には、その考えに至ったきっかけや根拠を知りたいという意図があります。
ただ漠然と「貴社の理念に共感しました」などと言うだけでは説得力に欠けるため、自分がその理念に共感するに至った経験を具体的に示すことで、志望動機に深みが生まれます。
また、経験を交えることで他の就活生と差別化が図れ、自分ならではのアピールが可能になるでしょう。
「ただ人の役に立ちたい」「頑張りたい」だけでなく「どのような経験からそう思ったのか」を伝えることで、面接官に「この人は本当に考えた上で応募している」と思ってもらえます。
入社してからの展望
志望動機を締めくくる際は「入社後にどのように貢献できるか」をしっかりと述べることが大切です。
企業が志望動機を聞く理由は入社意欲を確認するだけでなく、入社後どのように貢献できるかを見極めたいという意図があるからです。
当然ながら企業は「活躍できる人材」を採用したいと考えているため、自分がその企業で「どのように成長し、どう貢献していきたいか」を明確に伝えましょう。
また、企業が求める人物像や業務内容を理解し、自分のスキルや経験をどう活かせるのかを考えてみると良いです。
これにより「しっかりと調べている=入社意欲が高い人物」と判断してもらえるでしょう。
業界別志望動機例文
続いて、ここまで紹介した内容を踏まえた上で作成した業界別の志望動機の例文を紹介します。
本記事で紹介した構成やポイントを踏まえているため、おさらいとしても参考になるはずです。
ぜひ、あなたが目指している業界以外の志望動機例文も熟読してみてください。
食品業界
貴社は品質管理を徹底しており、信頼性の高い製品を提供しているため、私もその一員として食品の価値を届ける仕事に携わりたいと考えました。学生時代、地元の特産品を活かした商品開発プロジェクトに参加し、地元の野菜を使った学校給食を企画しました。試行錯誤を重ねて商品化した結果、地域の人々から「美味しい」「また買いたい」といった声をいただき、食べ物が人々に喜びや安心感を与える力を強く実感しました。
入社後は品質管理や商品開発の知識を深め、消費者が安心して選べる商品を届けることで貢献したいと考えています。
メーカー業界
貴社の長年にわたり高品質な製品を世に送り出し、社会から信頼を得ている点に共感し、自分の技術力を磨きながら貢献したいと考えました。大学のゼミでは製品の耐久性を高めるための素材分析プロジェクトに参加し、試行錯誤を繰り返しながら最適な素材を見つけ出しました。その結果、チームで開発した製品が企業のテスト基準をクリアし、自動化に貢献できたことが大きな自信となりました。
入社後は製造現場で培った知識を活かし、さらに技術を磨きながらより信頼性の高い製品を製造し、貴社のさらなる業績向上に貢献したいと考えています。
マスコミ業界
貴社は独自の視点から多角的に情報を発信しており、その編集方針に共感しています。大学ではジャーナリズム研究を専攻し、取材活動を通じて情報発信について学びました。特に、地域の課題を取り上げた記事が地元で反響を呼び「地域の問題を知れて良かった」との声をいただいたことが印象に残っています。この経験から、社会課題に対して発信力を持ち、問題解決の一助となる仕事を目指すようになりました。
入社後は現場での取材力や文章力を磨き、多角的な視点を持ち、事実を正確に伝える姿勢を大切にしながら、多くの人々に有益な情報を届ける所存です。
アパレル業界
特に、貴社はトレンドを押さえつつ、個性を尊重したデザインが多く、自分の価値観と完全に合致しています。大学時代にはファッションイベントを企画し、参加者から「自分らしさを表現できた」と喜ばれた経験が印象に残っています。その際、ファッションが人々に自信を与え、前向きにさせる力を持っていることを実感しました。
入社後はファッションの力で人々の生活をより豊かにするため、顧客ニーズを的確に捉え、トレンドを反映したアイテム提案を行い、貴社のさらなる業績向上に貢献する所存です。
広告業界
貴社は独創的なプロモーションを数多く手がけており、その挑戦的な姿勢に共感しました。大学で広告研究サークルに所属し、地域イベントのPRポスターを作成した経験があります。ニーズを分析しながら広告を作成した結果、イベント来場者数が125%増加し、地域企画が成功しました。この経験から、広告の力で人を動かす楽しさを実感しました。
入社後はクリエイティブな発想を大切にしつつ、マーケティング知識を活かし、より質の高い広告提案を行い、多くのクライアントの業績向上に貢献できればと考えています。
完成度を上げよう
ここまで志望動機のNGワードやおすすめの構成、参考にしていただきたい例文などを紹介しましたが、完成した後、そのまま提出するだけではなかなか内定は得られません。
完成後にしっかりと確認してブラッシュアップすることで、より良いものが提出できるため、ぜひ以下の2つの対策に取り組んでみてください。
他の人に読んでもらおう
志望動機の完成度を上げるために、必ず他の人に読んでもらいましょう。
自分だけで作成すると主観的になりがちで、内容が偏ってしまったり、誤字に気づかなかったりします。
特に文章の流れや説得力の有無は自分での判断が難しいため、第三者の視点からフィードバックをもらうことをおすすめします。
客観的な意見をもらうことで、自分の気付けなかった改善点が明確になり、志望動機の完成度を格段に高められます。
他の人に読んでもらう際は就活の経験がある先輩や社会人として働いている家族・友人にお願いできると理想的です。
就活エージェントに相談しよう
就活エージェントは利用に抵抗を持つ方も多いですが、やはり「プロが無料で添削してくれる」という大きすぎるメリットがあるため、活用しない手はないでしょう。
弊社が提供している「ジョブコミット」というサービスではESの添削はもちろん、面接の練習も何度でもお付き合いしますし、おすすめ企業や非公開求人の紹介、業界研究や企業研究ノートのテンプレートの配布なども行っています。
経験豊富なアドバイザーがあなたの就活を徹底的にサポートすることをお約束するため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。
おわりに
今回は志望動機に含めてはならないNGワードとその理由について紹介しつつ、おすすめの志望動機の構成、業界別志望動機例文などを紹介しました。
就活において「良い印象を与えること」に注力しすぎて、マイナスな印象を避けることを意識できていない人も多いです。
ぜひ本記事を参考に、NGワードを志望動機に含めないよう工夫しながら、志望動機を作成してみてください。